(54)【考案の名称】水耕栽培装置

(73)【実用新案権者】有限会社ベスコン

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、液肥を循環させながら、野菜や果菜類などを栽培する水耕栽培装置に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、水槽から水を汲み上げ、育成パイプから流し、水を循環させながら、育成ポット内の固定材に種及び苗を挟み固定し、流水式の水耕栽培ができる流水式水耕栽培機が知られている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、三角形状の取付台の周囲に階段状に育成パイプを設け、該育成パイプの上部に吸水口、下部に排水口を設け、かつ前記育成パイプに常に水に浸かるように水高安定弁をパイプ内部に設け、前記育成パイプに整列状態に複数個の育成ポット差込口を設け、さらに前記取付台の下部に水槽を設け、該水槽に給水管を設け、前記育成パイプに前記給水管を取り付けて水耕栽培ができるようにした流水式水耕栽培機である。
【0003】
しかし、この流水式水耕栽培機は、育成パイプの内部に常に水に浸かるように水高安定弁を設けたものであるが、その製造が困難であり、しかも循環流水の障害となるような構造であった。
そのため、構造が簡単であり、かつ循環流水の障害とならない構造の水位調節装置が望まれていた。
【0004】

【効果】

【0007】
本考案の水耕栽培装置は、正面視三角形状の取付台の周囲に階段状に水平又は下流側にやや傾斜した栽培パイプを複数個設け、該栽培パイプの最上部の栽培パイプに給水管、最下部の栽培パイプに排水管を接続し、かつ液肥が循環するように上流側の栽培パイプと下流側の栽培パイプをそれぞれ連結パイプで接続する水耕栽培装置において、前記栽培パイプの両端に蓋本体の中央部分に開口首を設けた水位調節キャップを接続するものであるため、構造が簡単であり、かつ液肥の循環流水の障害とならず、液肥の水位調節を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の水耕栽培装置の平面図である。
【図2】本考案の水耕栽培装置の側面図である。
【図3】本考案の水耕栽培装置の水位調節キャップの一部拡大側面である。
【図4】本考案の水耕栽培装置の水位調節キャップの(a)首開口を中央部に設けた正面図、(b)首開口を偏心させた正面図である。

【0009】
本考案の水耕栽培装置の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の正面図に示すように、本考案の水耕栽培装置は、正面視三角形状の取付台1の周囲に階段状に水平又は下流側にやや傾斜した栽培パイプ2を複数個設け、該栽培パイプ2の最上部の栽培パイプ2に給水管3、最下部の栽培パイプ2に排水管4を接続し、かつ液肥が循環するように上流側の栽培パイプ2と下流側の栽培パイプ2をそれぞれ連結パイプ5で接続する。
【0010】
図2の側面図に示すように、前記栽培パイプ2は、塩ビ等の合成樹脂製パイプから成り、円周面上部に等間隔に野菜などの苗を保持した栽培筒を支持する栽培孔を多数個穿孔する。前記連結パイプ5も塩ビ等の合成樹脂製パイプから成る。
前記最上部の栽培パイプ2の上流側端部には水位調節キャップ6を介して給水管3を接続し、かつ下流側端部にも水位調節キャップ6を介して連結パイプ5を接続する。次段以下の栽培パイプ2にも同様にして、上流側には水位調節キャップ6を介して連結パイプ5を接続し、かつ下流側にも水位調節キャップ6を介して連結パイプ5を接続する。そして、前記最下部の栽培パイプ2の上流側には水位調節キャップ6を介して連結パイプ5を接続し、かつ下流側に水位調節キャップ6を介して排水管4を接続する。
このようにして、前記給水管3から供給された液肥が前記栽培パイプ2を蛇行状に順次循環して前記排水管4から排水される。なお、前記給水管3及び前記排水管4は液肥調整設備に接続され、液肥が循環利用されるようになっている。
【0011】
図3の拡大断面図に示すように、前記水位調節キャップ6は、塩ビ等の合成樹脂製蓋から成り、前記栽培パイプ2の両端に嵌合される。前記水位調節キャップ6の蓋本体7の中央部分に開口首8を設け、該開口首8に前記接続管9、前記エルボ管10及び前記連結パイプ5が嵌合するようになっている。
水位を調節する蓋本体7の開口首8を中央部に設けたことにより、注水時はA位置まで水位が上がり、注水停止時にはB位置まで水位が下がり、B位置で最低水位が保たれ、A〜B間の根毛が空気に触れ、酸素Oが毛根部より吸収される。
【0012】
図4の正面図に示すように、(a)中央部に首開口8を設けたものに対し、(b)首開口を偏心させたものは、前記水位調節キャップ6の蓋本体7の取付位置を変化させることにより、A〜B間の水位を変更することができる。
このように、本考案の水耕栽培装置は、水位調節キャップ6を設けたことにより、構造が簡単であり、かつ液肥の循環流水の障害とならず、液肥の水位調節を簡単に行うことができる。
【0013】
1 取付台
2 栽培パイプ
3 給水管
4 排水管
5 連結パイプ
6 水位調節キャップ
7 蓋本体
8 開口首
9 接続管
10 エルボ管

(57)【要約】

【課題】構造が簡単であり、かつ循環流水の障害とならない構造の水位調節装置を設けた水耕栽培装置を提供する。【解決手段】水耕栽培装置は、正面視三角形状の取付台の周囲に階段状に水平又は下流側にやや傾斜した栽培パイプを複数個設け、栽培パイプの最上部の栽培パイプに給水管、最下部の栽培パイプに排水管を接続し、かつ液肥が循環するように上流側の栽培パイプと下流側の栽培パイプをそれぞれ連結パイプで接続する水耕栽培装置において、栽培パイプの両端に蓋本体7の中央部分に開口首8を設けた水位調節キャップ6を接続するものである。これにより、構造が簡単であり、かつ液肥の循環流水の障害とならず、液肥の水位調節を簡単に行うことができる。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):