(54)【考案の名称】数珠

(51)【国際特許分類】

A44C 23/00 ロザリオ

(73)【実用新案権者】株式会社一杢

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、数珠、特に使用時の優雅さや美しさを表現するための対策や、縁起物としての価値が高まる対策の講じられた数珠に関する。

【従来の技術】

【0002】
法具(仏具)の1つとして知られている数珠は「珠数」又は「念珠」とも呼ばれていて、多くの珠に紐(糸)を通して数珠輪が形成され、その数珠輪の多くの珠群の中の基となる珠、すなわち親珠から引き出された紐に記子珠(ぼさ)を通している。また、記子珠に通した紐に房を具備させたものもある。そして、葬式や法事、墓参りなどの仏事に際して、一般的には、片手又は両手の指を数珠輪に通し、その数珠輪を人差し指と親指との間に挟んで合掌する、といった使い方が行われている。
【0003】
このような数珠の一般的な形状や構成は先行例により周知である(たとえば、特許文献1参照)。そして、特許文献1には、数珠が普段用や儀式用に使い分けられることや、数珠の房をカラフルにして装飾性を付与すること、などについての記述があるほか、1つの数珠輪に対して色などの異なる複数の房を付け替えられるようにすることについての記述もある。
【0004】

【効果】

【0009】
以上のように、本考案に係る数珠によれば、数珠輪の親珠を通して引き出された紐に形成された結び目が叶結びになっていることにより、その結び目が数珠全体の見栄えを高めることに役立ち、使用者の合掌姿の優雅さや美しさをさりげなく自然に醸し出すようになる。しかも、それだけにとどまらず、結び目としての叶結びによって、縁起ものとしての数珠の価値が高まるようになる。さらに、紐に組紐を採用したり、紐の端部に房を連結したりすることによって、全体として装飾性のきわめて高い数珠を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の実施形態に係る数珠を一部省略して示した正面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1の数珠を一部省略して示した背面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。

【0011】
図1は本考案の実施形態に係る数珠を一部省略して示した正面図、図2は図1の要部の拡大図、図3は図1の数珠を一部省略して示した背面図、図4は図3の要部の拡大図である。
【0012】
図1及び図3において、数珠輪1は、所要数ずつの親珠、主珠、二天珠などの珠2の貫通穴に糸束を挿通させて輪にすることによって形成されている。また、親珠3から組紐でなるそれ自体が装飾性を有する紐4が引き出されていて、その紐4を記子珠5に通している。そして、記子珠5から引き出された紐4の端部に房6が設けられている。図例では、房6が2つ設けられているけれども、房6は1つであってもよく、また、房6の形状は図例に限定されない。さらに、房6を省略することも可能である。
【0013】
図1及び図3のように、親珠3や記子珠5から引き出されている紐4の中間部に結び目7が形成されていて、その結び目7が親珠3と房6との間に位置している。
【0014】
結び目7には「叶結び」が採用されている。この「叶結び」は、正面(表)側からは図1又は図2のように十字形に見え、背面(裏)側からは図3又は図4のように井桁形に見えるという特徴を有していて、その結び目自体が優雅で伝統的な装飾性を発揮することで知られている。特に、この実施形態のように、結び目7としての叶結びを形成する紐に組紐が採用されていると、組紐自体に備わっている雅びな装飾性などが、結び目7としての叶結びに備わっている優雅さや美しさと融合し、数珠全体の装飾性がきわめて顕著に発揮されるようになる。さらに、結び目7としての叶結びが、その称呼から「願いが叶う」結び目、というような語呂を生じるために縁起のよい結び目として認知されていることから、その結び目7としての叶結びが、縁起ものとしての数珠の価値を高めることにも役立っている。したがって、この実施形態によると、数珠全体の見た目の装飾性や縁起物とのしての数珠の価値が顕著に高まるだけでなく、使用者の合掌姿の優雅さや美しさがさりげなく自然に醸し出されるようになる。
【0015】
上記実施形態においては、数珠の通常の使用形態で使用する数珠、即ち、仏事に際して使用者が両手を合わせて合掌して使用する数珠について説明しているが、この数珠の径を小さく縮径して手首に装着できるようにした数珠ブレスレット(腕珠)として使用できるように構成したものであってもよく、その作用効果は同等である。
なお、本考案の数珠を数珠ブレスレット(腕珠)として構成するに際しては、数珠輪1に使用する紐4は、手首に装着し易いようにゴム紐を使用することが望ましい。
【0016】
1 数珠輪
3 親珠
4 紐
6 房
7 結び目

(57)【要約】

【課題】使用者の合掌姿の優雅さや美しさが自然に醸し出されて見栄えがよくなり、しかも、縁起物としての特徴的な形態が付与される数珠を提供する。【解決手段】数珠輪1の親珠3から引き出した紐4に結び目7を形成し、その結び目7に正面からは十字形に見え、背面からは井桁形に見える叶結びを採用する。紐4に組紐を用いる。紐4の端部に房6を連結し、結び目7を親珠3と房6との間に位置させてもよい。


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