(54)【考案の名称】年齢の識別認識システム

(73)【実用新案権者】有限会社ノア

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は年齢の識別認識システムに関し、特に購入に年齢制限のあるタバコやアルコール飲料、成人雑誌、DVD等の自動販売機や年齢に制限がある施設への入場扉等を顧客の年齢が適応しているか否かを判定し、自動的に制御して作動させるための年齢の識別認識システムに関する。

【従来の技術】

【0002】
上記した年齢を確認して自動販売機を作動させるシステムとして、近時ではタスポ(商標名、社団法人日本たばこ協会、以下、専用カードと称する)を採用したタバコの自動販売システムが知られている。このシステムは必要な貨幣を投入後、欲する銘柄のタバコボタンを押した後に、専用カードを認識部にタッチさせることで装置が動作してタバコが放出される。そして、この専用カードは貸与が禁止された個人限定のものとなっている。
【0003】
現在は、この専用カードの使用のほかにも、運転免許証を読み取り口に挿入し、年齢を読み取らせた上で上記のようにタバコの購入が出来るシステムも実施されている。
【0004】
ここで、前記した専用カードを入手するために、格別の手続が必要となって繁雑であり、年齢をクリアしている喫煙者でも所得していないケースも多い。また、運転免許証の場合は所有していないことも多く、自動販売機を利用できず、対面販売による購入しか方法がなくなってしまう。
【0005】
このような現状にあっては、全国に多数存在している自動販売機の有効利用が阻害され、活性化する必要性があり、対面販売のみでは時間帯によっては購入が不可能となってしまう不便性もある。
【0006】

【効果】

【0014】
本考案に係る年齢の識別認識システムは上記のように構成されている。そのため、精度良く正確な年齢判定が行え、商品の購入や入場扉の開放を、年齢条件をクリアした者のみが得られることを可能とし、係る自動販売機等が有効に活性して利用されるほか、利用者にとっても非常に便利なシステムとなる。加えて、二次元コードに不具合があって読み取れなかったり、旧式のカードでこの二次元コードが存在しない場合でもテンキー、例えばPINパッドを備え、そこからPINコードを入力することで二次元コードからPINコードを読み出す場合と同等の作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】年齢識別部のブロック図である。
【図2】本考案に係るシステムの作動手順を示すフローチャート図である。

【0016】
図面として示し、実施例で説明したように構成したことで実現した。
【0017】
次に、本考案の好ましい実施の一例をタバコの自動販売機に搭載した場合を例として図面を参照して説明する。図1は年齢識別部のブロック図、図2は同じく本考案に係るシステムの作動手順を示すフローチャート図である。
【0018】
年齢識別部はカードをローディングし、排出する機構のものとされ、ここで使用されるカードは、PINコードが書き込まれた二次元コードとRFID部を併用した住民基本台帳カード(以下、住基カードという)及び、運転免許証その他第三のカードが想定される。また、ここで、住基カードに設けられる二次元コードは、縦横の寸法を9mm±2mmの正方形以内とし、該カードのコーナーからその記載エリアが約3mm±1mm離してあることとし、装置の読み取りセンサーと対応させる。RFID部には既存のデータのほかに、独立して端部に生年月日情報が付加され、本考案では既存データは一切使用することなく、この新規な独立した生年月日情報のみを使用する。
【0019】
年齢識別部は図1に示すように前記したローディング機構によって引き込まれた運転免許証や住基カード等のカード読み取り装置5を有している。このカード読み取り装置5はCPU部6を有し、このCPU部6にカード搬送部7、光学センサー部8、表示部9、そして二次元コードを読み取るイメージセンサー部10、内部に含まれる電子情報を読み取るRFID部11、そしてブザー12が接続された構成となっており、さらに、PINパッド(本人を確認するための暗唱番号、即ちPINコードを打ち込む小型のキーボード)13と接続可能な構造となっている。
【0020】
かかる構成とした年齢の識別認識システムによる年齢の識別認識の手順を図2に基いて説明すると、自動販売機等で商品を購入するに先立って、年齢識別部へ使用する例えば住基カードを挿入すると、まずこれがRFIDカードか否かのチェックがレスポンス判定でなされる。ここでRFIDカードでないと判定されると運転免許証か否かのチェックがなされ、運転免許証ならば、それに対した処理がなされる。
【0021】
RFIDカードの場合、住基カードか否かのチェックをATQB(Answer ToreQuest of TypeB)で行なう。否の場合にはその他のカードか否かのチェックがなされる。次いでPINコードを入力するか否かが選択される。住基カードであって格別にPINコードを入力しない場合、まず、所定の位置にある二次元コードを読み取り、ここにPINコードがあるか否かのチェックがなされる。ない場合はPINパッドがあるかないか判定し、なければNGとなり、あればPINコードを入力する。ここで、PINコードがトリガーとなってRFID内に独立して記録されている生年月日情報を読み出す。この生年月日情報がない場合NGとなる。RFID内の生年月日データが読み出されれば、カレンダー機能へ移り、年齢がクリアしているか否かがチェックされる。住基カードが0歳時から本人に対し発行されるため、20歳以上と予め確認して発行される専用カードと異なり、かかる処理が必要となる。
【0022】
次いで、図1として示すブロックでの住基カードの読み取り処理を図2によって説明する。まず、住基カードか運転免許証あるいは第三のカードを年齢識別部の挿入口へ挿入すると、光学センサー部8、イメージセンサー10によって挿入されたカードからデータが取り込まれる。取り込まれた二次元コードのデータをデコードして、トリガー信号を出す。次いで、RFIDを読み込み、生年月日データとカレンダー機能で年齢を計算する。前記したRFIDからの読み込みがNGとなると運転免許証の真偽判定を行う。
【0023】
PINコードが認識されると住基カードのRFIDから、前記したように独立した位置に記録された生年月日情報(既設データは使用せずに)を読み出す。即ち、前記した二次元コードによる読み取りがPINコードの取得となり、処理のトリガーとなる。前記生年月日情報と、カレンダー機能によって年齢を計算し、年齢がクリアされているか否かを判定し、クリアしていればOK判定となる。クリアされていないとNG判定となる。
【0024】
ここで、住基カードでPINコードを入力するとした場合や前記した二次元コードからの読み取りが良好になされない場合、具体的にはその二次元コードが損傷したり、汚れていたり、もしくは旧タイプの住基カードで二次元コードが存在しない場合等には、表示部9における表示や音声信号等の手段により、PINパッド13によるPINコードの入力を促すこととなり、ここでPINパッド13によってPINコードが入力されると、この情報の入力は二次元コードからの情報読み取りと同様の処理のトリガーとなってRFIDから独立して記録された生年月日情報を読み出す。
【0025】
また、前記した運転免許証の判定処理において真贋の判定をしてOKとなると生年月日を認識して前記カレンダー機能による計算へと移行する。
【0026】
ここで、生年月日認識、これは住基カードの場合も含め、否とされると、年齢がクリアしているか否かの判定の前段階でNG判定とされる。
【0027】
また、前記した読み取り装置5にあっては、住基カードあるいは運転免許証以外の第三のカードも使用可能とする。使用される第三のカードはRFID方式のものとして少なくとも年齢情報を書き込んだ二次元コードを併用するものとなり、運転免許証、住基カード、鉄道交通カード、銀行カード等を共通して使用できる。主として波長帯域のバンド幅以内で受発信かつ電力発生できるタイプとする。この場合であっても二次元コードが不具合の場合は、PINパッド13が使用されることとなる。
【0028】
この第三のカードは書き換えを可能とするタイプと、書き換え不能のリードオンリータイプの二種類を用意する。このうち、書き換え可能タイプとしたカードは、例えばスキーリフト券のように期間変更、延長、短縮、ホテルや旅館等の宿泊施設との提携処理、会計処理やクリアリング処理等を幅広く出来るものとする。一方、書き換えを不能としたリードオンリータイプのカードは入場、退出券等のような限定処理のものとする。
【0029】
この第三のカードに対応する読み取り装置5は、前記した対応可能バンド域内にあって広範囲に動作するカードリーダー/ライターを用いる。このカードリーダー/ライターは運転免許証、住基カード、そして第三のカードに対応して処理可能となる。
【0030】
この第三のカードが挿入された場合、第一に処理を行なうことが可能か否かのチェック判定がなされる。ここで、処理不可能、判定自体が不可能となるとNGとなりカードは排出される。処理可能と判定された場合には、各々のカードに対応した処理が進行していく。
【0031】
このカードは各種のコード、数値文字情報、図形情報等を保有し、カードの種類に応じて物理的に予め定められた所定の位置から情報を取り出すことが可能としてある。運転免許証として検出された場合、所定の位置に記載された目視可能な年齢情報を導き出すことが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本考案に係る年齢の識別認識システムは上記のように構成されている。実施例ではタバコの自動販売機を対象としているが、これにこだわらず、他の年齢規制のある商品の自動販売機にも応用でき、公営ギャンブルの投票券の自動販売機での規制や年齢制限のある施設への入場規制等に幅広く応用実施することが出来る。
【0033】
5 カード読み取り装置
6 CPU部
7 カード搬送部
8 光学センサー部
9 表示部
10 イメージセンサー部
11 RFID読み取り部
12 ブザー
13 PINパッド

(57)【要約】

【課題】商品の購入や施設の入場等に際して、年齢確認を要する場合、入手手続きが繁雑な専用カードや運転免許証を必要としない年齢の識別認識システムを提供する。【解決手段】PINコードを書き込んだ二次元コードを併用したRFID方式のカードと、年齢識別部と、を備え、年齢識別部はカード読み取り装置5を有する。年齢識別部は、まずカードの二次元コードに書き込まれたPINコードを読み取り、これをトリガーとして該カードのRFIDに独立して記録されている生年月日情報を読み取り、該生年月日情報に基づき年齢を識別する。


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