(54)【考案の名称】簡易水素ガス発生装置

(73)【実用新案権者】株式会社パル・コーポレーション

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、抗酸化剤としての水素ガスを安全かつ簡便に発生させる装置に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
一般的に活性酸素種又はフリーラジカルと呼ばれる反応性分子の存在が、老化、がん、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、発作、ウイルス感染、肺の異常、腸の病気及び神経退行疾患を含む多くの人間の健康上の異常の原因の一つとなっており、老化と健康の悪化につながることが現在では広く認められている。これらの分子は、生理的な反応での通常の副産物であり、酸素の代謝、例えば、細胞呼吸、あるいは免疫系機能及び代謝に不可欠な非常に多くの酵素反応によって生産される。
【0003】
最も一般的な活性酸素種の中にはスーパーオキシドラジカル、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素、過酸化水素があげられ、広義の意味では、一酸化窒素、ペルオキシナイトライト、及びアルコキシルラジカルや脂質ペルオキシルラジカル等の脂質ラジカルが含まれる。スーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、一酸化窒素、脂質ペルオキシルラジカル、アルコキシルラジカルなどの脂質ラジカルなどはフリーラジカル分子種である。
【0004】
フリーラジカル分子は生命有機体に対して核酸、タンパク質、脂質などのすべての生物分子の構造的損傷の原因となる酸化毒性を持っている。この分子の損傷は酵素反応の異常、脂質膜の変性といった細胞の異常を誘起し、細胞を傷つける。このように、フリーラジカル分子は酸化力が強く、この酸化力による傷害は一般的に酸化ストレスと呼ばれている。このような酸化ストレスの蓄積により個体レベルでは神経学的障害、内分泌不安定、アレルギーの増加、血管内皮破壊等の原因となることがある。酸化ストレスは、細胞における過剰な活性酸素種又はフリーラジカルの持つ強力な酸化能によって引き起こされる。
【0005】
酸化ストレス等の有毒な影響から防護するには、抗酸化剤とよばれるものがある。生体内におけるフリーラジカル分子及びそれらと関連した副産物は、酸化防止剤によって中和され、害の少ない生産物に変換される場合がある。このような酸化防止剤は酵素、必須栄養素、非常に多くの内生物質又は食品化合物であることもある。従って、人間の生体内にはフリーラジカル分子に対するいくつかの天然の抑制物が保持されている。
【0006】
しかしながら、生体内にフリーラジカル抑制物があるにも関わらず、個体は現実には、フリーラジカルによって多くの障害を受けている。従って、フリーラジカル分子による酸化防止のための栄養的補充を含む作用が人において老化の進行を遅らせ、健康増進、疾病の予防に役立つことが明らかである。
【0007】
このようにフリーラジカル分子は酸化力が強く、生体に対して酸化ストレスを与えることが知られており、従来から酸化ストレスの防止にはポリフェノール類、ビタミン類などが有効であるとされている。しかし、ビタミンCは水溶性であり、ビタミンEは脂溶性であることから両者とも細胞の内部まで容易に到達することができない。従って、細胞の内外に広く浸透することができる抗酸化物質が求められているのが現状である。
【0008】
また、フリーラジカルは有害であるだけでなく、生体に必要不可欠な役割を果たしており、例えば、侵入した細胞の殺傷作用、免疫機能、癌に対する防御機能、血管の新生、神経伝達などがある。それらは、スーパーオキシド、過酸化水素、一酸化窒素によるものである。従って、ヒドロキシルラジカル、ベルオキシナイトライト、脂質ペルオキシルラジカルといった反応性が高く、細胞障害性の高いフリーラジカル種等のみを選択的に除去できる物質を見出すことができれば、酸化ストレスの防御に安全に用いることができる。
【0009】
上述のように、従来からフリーラジカルや活性酸素を消去するための薬剤として抗酸化ビタミンをはじめとする抗酸化物質が健康増進に利用されているが、これらの薬剤は必ずしも細胞の内部まで容易に到達することができるわけではない。また、還元性水を飲用する場合、その水は還元性が維持されたまま細胞の内外へ広く浸透できない恐れがあり、生体の構造と成分は複雑で、均一ではないので、容易にその作用効果を予測することはできない。
【0010】
この様な中、気体状態の水素分子が、細胞障害性の高い活性酸素種であるヒドロキシルラジカルを選択的に還元して細胞を有効に保護し、一方、生理学的に重要な役割をもつ他の活性酸素種とは反応しないことが明らかになった。
【0011】
そこで、水素ガスの発生装置が開発されている。水素ガスの発生方法としては、水を電気分解する方法、金属と酸を反応させる方法、水素化金属に水を反応させる方法、メチルアルコール又は天然ガスを水蒸気で改質する方法、水素吸蔵合金、活性炭、カーボンナノチューブ、リチウムー窒素系材料等の水素貯蔵材料から水素を放出させる方法等、各種の方法が知られている。しかしながら、これらの方法は、水素を発生させるために大量のエネルギーを必要とすることや、使用原料に対する水素発生量が少ないこと、大規模な設備を必要とすること等の欠点がある。また、金属とアルカリ水溶液との反応により水素ガスを発生させる水素ガス発生装置としては、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のものがある。
【0012】

【効果】

【0022】
請求項1、2、3及び7の各考案によれば、水素ガス発生組成物は、水と反応して水素ガスを発生する。そして、この水素ガスは水より比重が軽いため、水又は温水中を泡として上昇し、水面から空中へ放出される。従って、前記大容器をテーブル等の上に置き、使用者がその前で座っていると、大容器が使用者の顔の下に位置し、大容器の水面から放出される水素ガスを吸うことができる。
【0023】
また、請求項4、5、6及び7の各考案によれば、入浴中、浴槽の湯面から水素ガスが空中に放出され、当該浴槽のある浴室中に水素ガスが分散し、入浴者は自然と水素ガスを吸うこととなり、水素ガス浴が出来る。請求項1〜7のいずれの場合も、使用者は自然の呼吸において抗酸化剤である水素ガスを摂取することとなり、摂取しやすく、活性酸素種であるヒドロキシラジカルを還元して細胞を容易に保護することができる。
【0024】
また、この考案では、前記水素ガス発生組成物は、透水性の袋又は小容器に入れており、運搬や取り扱いが極めて容易かつ安全である。しかも、水素ガスの濃度や発生量も、これらの金属又は合金粉末やソーダ石灰粉末等の量を調整することにより、容易に調整できる。また、前記水素ガス発生組成物は水と接すると反応し、この反応により熱が生じる。しかし、これらの反応を水中又は温水中で行わせるため、これらを使用者が万一触っても、前記熱による火傷等の危険がほとんどない。また、前記反応を水中で行うため、水面で反応させるより、反応が激しくなく、長時間にわたって反応し、それだけ長く水素ガスが発生する。

(57)【要約】

【課題】持ち運びに便利で、極めて容易に水素ガスを発生させ、かつ当該水素ガスの発生量及び発生時間を調整でき、抗酸化剤としての水素ガスの吸引、水素ガス浴等を安全にかつ容易に実現できる簡易水素ガス発生装置を提供する。【解決手段】金属又は合金粉末にソーダ石灰粉末、酸化カルシウム粉末、水酸化カルシウム粉末の1つ又は複数を加えた水素ガス発生組成物を、透水性の袋に収納し、これを水中固定具3に入れ、この水中固定具3を容器4の底部に固定し、この容器4内に水を入れると、上記組成物と水との反応で水素ガスを前記水中に発生させる構成。


【パテントレビュー】

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