(54)【考案の名称】引出内着脱可能な複数の収納箱を持つ収納家具

(51)【国際特許分類】

A47B 88/20 ・区画部を有する引出し

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、整理箪笥あるいは収納キャビネットなどのように、物品収納用の置き換え可能の引出しを備えた収納家具で、パンツ、肌着、靴下、ハンカチ、タオル等(以下衣類)を先に入れたものから順に取り出していくようにした収納ボックスで、衣類の使用頻度を均等化するための収納ボックスを置き換えることができる収納家具に関する。

【従来の技術】

【0002】
整理箪笥などの収納家具については、従来より、様々なデザインやサイズのものが開発されているが、一般的な整理箪笥としては、この整理箪笥は、出し入れ自在な複数段の引出しを備え、それぞれの中に物品を収納することができる。
【0003】
このような整理箪笥の使い方については特に制約はないが、下方に位置する引出しは比較的大きな物品あるいは重い物品などの収納用として使用され、上方に位置する引出しは比較的軽い物品の収納用として使用されることが多い。
【0004】
また、箪笥の最上部分に横方向に並列して配置されている小幅の引出しは、毎日のように出し入れすることの多い、靴下やハンカチなどの日常用品、あるいは装身具などの小物類を収納するために使用されることが多い。このように、従来の箪笥は、収納する物品の大きさや重さ、あるいは種類などに応じて、これらの引出しが使い分けられている。
【0005】
現在、タンスや収納ボックスに入れられた衣類は片方からのみの出し入れのため必ずしも先に入れたものから順に取り出して使われているとは限らない。先に補充した衣類と後から補充した衣類が混在してしまいがちである。
【0006】
この改善策として、両方向から引き出し可能な引出の中にL字もしくは逆T字の仕切りをセットし、衣類を取り出すスペースと衣類の補充スペースを区分することで先入先出しを簡単にする。
【0007】
一般家庭の押入或はクロ−ゼットの床面は、ベニヤ板やフロ−リング材等を用いて張り付けられている。また、棚板も木材や鋼材が用いられており、これらの上面に収納品を載置している。また、タンスには複数個の引き出しが取り外し自在に収納されている。
【0008】
床面を基準として衣類ハンガー吊りバーを奥行方向に配置することにより、物品収納部の出し入れの操作面を前面側に配置することでき、これを和箪笥同様の収納部として利用できる。衣類ハンガー吊りバーに掛けられた衣類は、通常、奥行方向に前後に移動できるので、ハンガーに掛けられた衣類を出し入れすることは容易である。また、物品収納部の上面が棚になり、その側壁がハンガーバー側の空間区分け壁として利用できることから全体としてコンパクトで収納効率のよい衣類収納庫が提案されている(特許文献1参照)。
【0009】
また複数段の引出しを備えた収納家具において、家具本体の複数段の引出し収容部のいずれかに、引出し収容部を複数の区画に仕切る仕切り部材を着脱自在に設けた収納家具が提案されている(特許文献2参照)。
【0010】
収納家具において、引出しと近接する天板側に上下又は左右に可動する吸引片を取付け、該吸引片の動きを紐等の手段で他の引出しの仕切板部に設けた係止片を連動させ、該吸引片や係止片が引出しの凹部に係合するように構成した磁石構造ロック機構である。吸引片は操作磁石によって上下される方法が提案されている(特許文献3参照)。
【0011】
引出し等の可動体をベースに対して、引き込む操作及び引き出す操作の両方向のスライド操作を補助することができるようにしたものも提案されている(特許文献4参照)。
また引出しの両面に取手をつけその中に中仕切りを置いて、仮に衣類の取り出し専用スペースと補充専用スペースを設定して、取り出し専用スペースの衣類が無くなったら引出を全部抜き出し、180度回転させて置き換えて差し込み、これを繰り返せば使用頻度が均一になる収納ボックスが提案されている(特許文献5参照)。
【0012】
上記のように、箪笥などでの衣類の区別など工夫がなされており、とくに箪笥の引出に仕切りして衣類などの区分をしており、また引出の開閉を容易にするスライドレールを用いるものも存在するが、しかし引出の箱自体を交換できるようになっているものは存在していない。
【0013】

【効果】

【0026】
本考案の引出内着脱可能な複数の収納箱を持つ収納家具により、以下の効果を奏することができる。とくに収納箱内の位置移動が簡単に行うことができて、また収納家具全体の移動がスムーズにできるようになった。
【0027】
(1)複数段の引出しを備えた収納家具において、家具本体の複数段の引出し収容部のいずれかに、引出し収容部を複数の区画に仕切る仕切り部材を着脱自在に設けることにより、複数段の引出し収容部のいずれかを選択して仕切り部材を装着すれば、複数の区画に仕切られる引出し収容部の位置を変えることが可能となるため、使用者の要望などに応じて、引出しの配置状態を変更することができるようになる。
【0028】
(2)仕切り部材を引出し収容部に交換、置き換えなどの着脱可能に固定するための係止手段を設けることにより、使用中に離脱しないように、仕切り箱体を引出し収容部に確実に固定することが可能となるとともに、仕切り部材の着脱性も向上する。またスライドレール機構によって簡単に引き出すことができる。
【0029】
(3)木製箱体に、一部が外部に開口した中空部を設けることにより、目立たない位置にある仕切り箱体の中空部を利用して物品を収納することが可能となるため、秘匿すべき物品を収納する場合などの利便性が向上する。収納した物品の離脱を防止することが可能となるため、箱体を引き出し部の家具本体に着脱する場合、あるいは家具本体から箱体を移動する場合などにおける、収納中の物品の脱落や紛失を防止することができる。
【0030】
床板と収納板の間に隙間を保つことができるので、通風が良くなり湿気やかびから収納物を保護することができる。居室部へ完全に引き出されるから、奥側又は他の物品に下積みされた物品を出し入れするのが容易である。奥側又は他の物品に下積みされた物品や、棚に載置した物品を出し入れする場合でも、無理な姿勢又は不安定な姿勢で作業することがないので、転倒、落下、或は身体部位の打撲等の危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】引出内着脱可能な3段の引出しを持つ箪笥の斜視図
【図2】引出内着脱可能な1個の収納箱体を持つ収納容器状態の斜視図
【図3】引出内着脱可能な2個の収納箱体を持つ収納容器状態の斜視図
【図4】サイドに2個のスライドレールを両側に平行に位置させ、該スライドレールの状態図
【図5】該スライドレールに、2個、4個の収納箱体を載せた状態図 A:2個の収納箱体 B:4個の収納箱体
【図6】引出内着脱可能な複数の収納箱を持つ箪笥の斜視図 A:広幅狭奥行き6段 B:狭幅狭奥行き6段 C:狭幅広奥行き9段

【0032】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は引出内着脱可能な複数の収納箱を持つ箪笥の斜視図、図2は引出内着脱可能な複数の収納箱体の斜視図、図3は引出し収容部の取り付け状態図、図4はサイドに2個のスライドレールを両側に平行に位置させ、該スライドレールに2個の収納箱体を載せた状態図、図5は該スライドレールに4個の収納箱体を載せた状態図である。
【0033】
3段の引出しを備えた収納家具において、1個の区画に仕切る箱体であって、前記各箱体を着脱自在にして嵌脱できる箱体を移行するスライドレール上に載置できるようにした引出内に一つの着脱可能な収納箱体を持つ収納家具である。
【0034】
前記着脱可能な箱体を収納している引出し収容部は、サイドに2個のスライドレールを両側に平行に位置させ、該スライドレールに内設した移動レールの上面に載置して、引出し収容部における取手付き前面板に前記レールの先端を取り付けて、スライドレールによって固定された。
【0035】
引出内複数の着脱可能な収納箱を持つ箪笥収納家具は、表面をタモ材であって、寸法として高さ900mm、横幅1200mm、奥行き450であり、前記着脱可能な箱体を収納している各引出し収容部の前面板に、金属製のスライドレールを取り付けており、前記のスライドレール上に1個の高さ200mm、横1100mm、幅420mmの木製の箱体を載置させた。
【0036】
季節ごとに衣服、肌着、靴下、ハンカチ、タオル等の衣類を収納して、前面に近季に着用している衣類を先入先出しできるようにした2個の箱を季節ごとに交換出来る収納ボックス形式の箱体になった。2本のスライドレールは、各引出し収容部との同位置の家具側板内面に、かつ水平に固定し、該スライドレールを内設したローラー付き移動レ−ルの先端部に係止溝を設置した収納ケースを取り付けた。
【0037】
箪笥の引出内の箱体を取り出すことができて、季節によって交換でき、また箪笥の移動において、すべての箱体を取り出して、軽量にして希望する場所に簡単に移転できた。
【0038】
図5Aに示すように3段の引出しを備えた収納家具において、前後2個の区画に仕切る箱体であって、前記各箱体を着脱自在にして嵌脱できる箱体を移行するスライドレール上に載置できるようにした引出内複数の着脱可能な収納箱体を持つ収納家具である。前記着脱可能な箱体を収納している引出し収容部は、サイドに2個のスライドレールを両側に平行に位置させ、該スライドレールに内設した移動レールの上面に載置して、引出し収容部における取手付き前面板に前記レールの先端を取り付けて、スライドレールによって固定された。
【0039】
引出内複数の着脱可能な収納箱を持つ箪笥収納家具は、表面をMDFエナメル塗装であって、寸法として高さ900mm、横幅800mm、奥行き900であり、前記着脱可能な箱体を収納している各引出し収容部の前面板に、金属製のスライドレールを取り付けており、前記のスライドレール上に2個の高さ200mm、横幅700mm、奥行き400mmの桐材の前後2個の箱体を載置させた。
【0040】
各木製箱体は、季節ごとに衣服、肌着、靴下、ハンカチ、タオル等の衣類を収納して、前面に近季に着用している衣類を先入先出しできるようにした2個の収納ボックス形式の箱体になった。2本のスライドレールは、各引出し収容部との同位置の家具側板内面に、かつ水平に固定し、該スライドレールを内設したローラー付き移動レ−ルの先端部に係止溝を設置した収納ケースを取り付けた。
【0041】
箪笥の引出内の箱体を取り出すことができて、季節によって交換でき、また箪笥の移動において、すべての箱体を取り出して、軽量にして希望する場所に簡単に移転できた。
【0042】
図5Bの3段の引出しを備えた収納家具において、4個の区画に仕切る箱体であって、前記各箱体を着脱自在にして嵌脱できる箱体を移行するスライドレール上に載置できるようにした引出内複数の着脱可能な収納箱体を持つ収納家具である。
前記着脱可能な箱体を収納している引出し収容部は、サイドに2個のスライドレールを両側に平行に位置させ、該スライドレールに内設した移動レールの上面に載置して、引出し収容部における取手付き前面板に前記レールの先端を取り付けて、スライドレールによって固定された。
【0043】
引出内複数の着脱可能な収納箱を持つ箪笥収納家具は、表面を木製であって、寸法として高さ900mm、横幅1200mm、奥行き900であり、前記着脱可能な箱体を収納している各引出し収容部の前面板に、金属製のスライドレールを取り付けており、前記のスライドレール上に2個の高さ200mm、横595mm、幅400mmのPP製の4個の箱体を載置させた。
【0044】
各木製箱体は、季節ごとに衣服、肌着、靴下、ハンカチ、タオル等の衣類を収納して、使用頻度に応じて前面に近季に着用している衣類を先入先出しできるようにした4個の収納ボックス形式の箱体になった。
2本のスライドレールは、各引出し収容部との同位置の家具側板内面に、かつ水平に固定し、該スライドレールを内設したローラー付き移動レ−ルの先端部に係止溝を設置した収納ケースを取り付けた。
【0045】
箪笥の引出内の箱体を取り出すことができて、季節によって交換でき、また箪笥の移動において、すべての箱体を取り出して、軽量にして希望する場所に簡単に移転できた。
【0046】
1.引出内着脱可能な収納箱体
2.スライドレール
3.天板
4.側板
5.前板
6.引出取手
7.横桟
8.縦桟
9.収納箱体取手

(57)【要約】

【課題】使用者の要望などに応じて引出しの配置を変更可能な引出内複数の着脱可能な収納箱体を持つ収納家具を提供する。【解決手段】複数段の引出しを備えた収納家具において、家具本体の複数段の引出し収容部が、1〜4個の区画に仕切る箱体であって、前記各箱体を移行するスライドレール2上に載置できるようにした着脱自在にして交換・置き換えできる箱体1になっていることを特徴とする。


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