(54)【考案の名称】介護システム、及び、おむつ

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、介護用システムに関し、特に、意思伝達できない被介護者にも適用可能な介護システムに関する。

【従来の技術】

【0002】
被介護者の多くは、用便の際に介護者の手を借りる必要があるが、発声等により意思伝達できない被介護者も存在する。これに対し、特許文献1には、自立できない人がベッドの中に入ったままの状態で用便ができる介護用ベッドが開示されている。
【0003】

【効果】

【0011】
本考案に係る介護システムでは、被介護者が用便を行った場合、おむつが外側に拡張し、おむつの拡張部分が、敷布団の貫通穴に嵌って、当該拡張部分の先端が重量センサ上に達する。これにより、重量センサは所定以上の重さの物体が載置されたことを検知して、報知装置がその旨を報知する。よって、被介護者が意思伝達能力を失っている場合であっても、介護者は被介護者が用便を行ったことを知ることができる。また、人体を洗浄するための回転ブラシや昇降装置等の複雑な機構を必要としない。よって、簡単な構成で、意思伝達できない被介護者にも適用可能な介護システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の介護システムを説明するための分解斜視図。
【図2】本考案の介護システムを説明するための斜視図。
【図3】本考案の介護システムを説明するための斜視図。
【図4】本考案のおむつの側視図。
【図5】本考案のおむつの展開図。

【0013】
本考案の一実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る介護システム1を説明するための分解斜視図である。図2および図3は、介護システム1を説明するための斜視図である。介護システム1は、敷布団2と、重量センサ3と、報知用ランプ4(報知装置)と、マット5と、ベッド6と、持ち上げ用パイプ7(持ち上げ手段)とを備えている。
【0015】
敷布団2には、被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴2aが形成されている。貫通穴2aの大きさは、被介護者の排泄物が通過できる程度であればよい。
【0016】
重量センサ3は、敷布団2の下の貫通穴2aに対応する位置に設けられる。重量センサ3は、報知用ランプ4に接続されており、重量センサ3に所定以上の重さの物体が載置された場合、報知用ランプ4が点灯する。
【0017】
マット5は、敷布団2および重量センサ3の下に設けられている。マット5には、重量センサ3に対応する位置に窪み5aが形成されている。
【0018】
ベッド6には、敷布団2、重量センサ3およびマット5が設置される。
【0019】
持ち上げ用パイプ7は、例えばステンレス製のパイプで構成される。図2に示すように、持ち上げ用パイプ7を被介護者の腰の真上付近に設置した後、被介護者の太もも付近を持ち上げ用パイプ7に留め具等で固定する。さらに、図3に示すように、持ち上げ用パイプ7の上から掛布団8を被せる。
【0020】
図4は、被介護者に装着するおむつ9の側視図である。図4(a)は、通常の状態を示している。本考案のおむつ9は、被介護者の排便部位に対応する部分が外側に拡張可能な構造を有しており、図4(b)は、外側に拡張した状態を示している。被介護者が用便を行った場合、図4(b)のように、被介護者の排便部位に対応する部分が外側に拡張する。9aは、拡張部分を示している。
【0021】
図5は、おむつ9を展開した状態を示している。同図に示すように、おむつ9の被介護者の排便部位に対応する位置には、折り畳み構造9bが形成されている。折り畳み構造9bは、紙風船のように生地が折り重なった構造であり、外側に拡張可能となっている。
【0022】
被介護者が用便を行った場合、折り畳み構造9bが排泄物によって外側に押し出されて拡張部分9aが形成される。この拡張部分9aが、敷布団2の貫通穴2aに嵌って、拡張部分9aの先端が重量センサ3上に達する。これにより、重量センサ3は所定以上の重さの物体が載置されたことを検知して、報知用ランプ4が点灯する。よって、被介護者が意思伝達能力を失っている場合であっても、介護者は被介護者が用便を行ったことを知ることができる。
【0023】
さらにこのとき、介護者は持ち上げ用パイプ7を上方に持ち上げることにより、掛布団8、被介護者の太ももおよび腰を持ち上げることができる。よって、介護者は、おむつ9の交換を容易に行うことができる。また、介護システム1は、人体を洗浄するための回転ブラシや昇降装置等の複雑な機構は必要としない。よって、簡単な構成で、意思伝達できない被介護者にも適用可能である。
【0024】
本実施形態はあくまで本考案を例示するものであって、本考案はこれに限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。たとえば、報知用ランプ4の代わりに、ブザー等を使用してもよい。
【0025】
1 介護システム
2 敷布団
2a 貫通穴
3 重量センサ
4 報知用ランプ(報知装置)
5 マット
5a 窪み
6 ベッド
7 持ち上げ用パイプ(持ち上げ手段)
8 敷布団
9 おむつ
9a 拡張部分
9b 折り畳み構造

(57)【要約】

【課題】簡単な構成で、意思伝達できない被介護者にも適用可能な介護システムを提供する。【解決手段】介護システム1は、被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴2aが形成された敷布団2と、敷布団2の下の貫通穴2aに対応する位置に設けられ、所定の重さ以上の物体が載置されたか否かを検知する重量センサ3と、重量センサ3に上記所定の重さ以上の物体が載置された場合、その旨を報知する報知用ランプ4と、を備える。


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