(54)【考案の名称】下着

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、下着に関する。

【従来の技術】

【0002】
老化や疾病などによって排尿機能のための筋肉の力が衰えると、球部尿道の尿の送り出しやミルクバックが機能しにくくなる結果、排尿終了時に球部尿道に尿が停滞するようになる。そして、排尿終了時に球部尿道に溜まっている尿は、本人の歩行や姿勢の変化その他の原因により、本人の意に反して排尿後に外尿道口から尿漏れし、下着やズボンなどを汚すこと(以下、尿汚れと称する)がある。
【0003】
このような尿汚れ対策が施された下着として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
【0004】
特許文献1において提案されている下着は、腰締めバンドを有する男性用パンツの前布部分の内側に、上部ゴムバンドと下部ゴムバンドとを有する当て布を取り付け、この当て布に陰のうを安定した状態で納め、上下部のゴムバンドの弾性によって常に釣り合った状態に保って、陰のうがその周辺の皮膚へ直接触れないようにしたものである。このような下着は、着用時に前記当て布に陰のうを納めると、陰のうとともに陰茎も上向き状態に持ち上げられる。この結果、前述の尿漏れや尿汚れを防止することができる。
【0005】

【効果】

【0010】
本発明によれば、尿汚れを確実に防止するとともに、通常の排尿操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】(A)及び(B)は、装着状態の下着の概要を示す正面図である。
【図2】(A)は、下着の概要を示す正面図である。 (B)は、下着の前面部分を形成する第1〜3シートの概要を示す正面図である。

【0012】
以下、添付図面を参照して、本考案の実施の形態を説明する。
【0013】
図1に示すように、下着2は、股支持部10と、スリット20Sが形成された開口部20とを備える。股支持部10は、装着状態にて股部分M(図1(B)参照)を支持するものであり、下着2のうち前面側の中央部分に位置する。開口部20は、下着2の前面側において、股支持部10の左右方向の両側近傍に位置する。スリット20Sは、装着状態のまま、股部分M(図1(B)参照)を露出するためのもの、または、装着状態のまま、被装着部位及び外部の連通空間を形成するためのものである。被装着部位としては、(例えば、図1(B)に示す、そけい部Bなどがある。
【0014】
このような下着2は、複数のシートをつなぎ合わせることによって形成される。図2(A)に示すように、下着2の前面側は、第1〜第3シート31〜33によって形成される。
【0015】
図2(B)に示すように、第1シート31は、左右方向の中央部分に位置し、股支持部10(図1(A)参照)を形成する股支持部用形成部31Cと、装着者からみて右側の端部(以下、右端部と称する)31Rと、装着者からみて左側の端部(以下、左端部と称する)31Lと、を備える。また、股支持部用形成部31Cは、自身の下方部分で、股部分Mを支持する。
【0016】
第2シート32は、装着者からみて右側の部分(以下、第2右部分と称する)32Rと、装着者からみて左側の部分(以下、第2左部分と称する)32Lと、を備える。また、第3シート33は、装着者からみて右側の部分(以下、第3右部分と称する)33Rと、装着者からみて左側の部分(以下、第3左部分と称する)33Lと、を備える。
【0017】
図2(B)に示すように、第2左部分32Lは右端部31Rと重なるように配される。互いに重なった第2左部分32Lと右端部31Rによって、重なり部30Wが形成される(図2(A)参照)。同様にして、図2(B)に示すように、第3右部分33Rは左端部31Lと重なるように配される。互いに重なった第3右部分33Rと左端部31Lとによって、重なり部30Wが形成される(図2(A)参照)。
【0018】
上下方向において、重なり部30Wを形成する各シート31〜33の上端部と下端部には、重なる2つのシート同士が縫い付けられる縫い付けエリア30WAが形成され、中央部には、重なる2つのシート同士が互いに縫い付けられない非縫い付けエリア30WBが形成される。この非縫い付けエリア30WBにより、スリット20S(図2(A)参照)が形成される。このようにして形成されたスリット20Sは、上下方向に延びる。なお、スリット20Sは、斜め方向に延びてもよい。
【0019】
ここで、第2左部分32Lは、右端部31Rの内面側に、そして、第3右部分33Rは、左端部31Lの内面側に、それぞれ位置することが好ましい。これにより、スリット20Sは、装着状態において、体の中心から外側に向かって開口する。なお、第2左部分32Lは、右端部31Rの外面側に位置していてもよい。また、第3右部分33Rは、左端部31Lの外面側に位置していてもよい。
【0020】
さらに、股支持部用形成部31Cの内面側には、吸液性を有する吸液シート40が設けられる。吸液シート40は、装着状態において、陰茎など直接接触することが好ましい。
【0021】
第1〜第3シート31〜33としては、例えば、布地や不織布などを用いることができ、中でも、通気性を有するものが好ましい。
【0022】
また、吸液シート40の形成材料としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム等といった吸水性高分子がある。なお、吸収の対象となる液体が水以外である場合には、当該液体を吸収可能な吸液シートを用いればよい。
【0023】
次に、下着2の使用方法について説明する。
【0024】
図1に示すようにして、下着2を装着した状態では、股支持部10が股部分Mを支持する。さらに、股支持部10を形成する股支持部用形成部31Cには、吸液性を有する吸液シート40が設けられるため、尿漏れが発生した場合であっても、吸液シート40が漏れ出した尿を吸収する。この結果、尿汚れを確実に抑えることができる。また、通常の排尿時には、股支持部10の近傍に設けられたスリット20S(図1(B)参照)から、陰茎を外部へ露出することができるため、排尿準備をスムーズに行うことができる。さらに、スリット20Sは、股支持部10の左右方向の両側に位置するため、装着者の利き腕によらずに、スムーズな排尿操作を実現できる。
【0025】
ところで、尿道結石の術後、しばらくの間、尿漏れが起こってしまう。この場合には、吸液シート40を備えた下着2を用いることにより、尿汚れを確実に防止することができる。さらに、術後、下着2を装着した状態のまま、そけい部B等に点滴用の針を刺す場合があるが、吸液シート40を備えた下着2を用いることにより、そけい部Bへ針を刺す操作を容易に行うことができる。なお、尿漏れの心配がない場合には、前述の吸液シート40は省略してもよい。
【0026】
上記の下着は、男性用としてはもちろんのこと、女性用としても利用可能である。また、上記の下着は、ブリーフ、トランクスといった類に限られず、タイツ(下半身型や全身型)などでもよい。
上記の下着においては、スリット20Sを設けたが、本考案はこれに限られない。すなわち、本考案の下着において、スリット20Sに代えて、孔を設けてもよい。
【0027】
尚、本考案は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
2 下着
10 股支持部
20 開口部
20S スリット
30W 重なり部
31 第1シート
31C 股支持部用形成部
31L 左端部
31R 右端部
32 第2シート
32L 第2左部分
32R 第2右部分
33 第3シート
33L 第3左部分
33R 第3右部分
40 吸液シート

(57)【要約】

【課題】尿汚れを確実に防止するとともに、通常の排尿操作を容易に行うことのできる下着を提供する。【解決手段】下着2は、前面側の中央部分に位置し、装着状態にて股部分を支持する股支持部10と、股支持部10の左右方向の両側に位置する開口部20と、を備える。開口部20にはスリット20Sが設けられる。スリット20Sは、装着状態のまま股部分Mを露出するための、または、装着状態のまま被装着部位及び外部の連通空間を形成するためのものである。


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