(54)【考案の名称】頭部保護具

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、頭部保護具の中で高性能衝撃吸収材を内蔵したにニット製帽子に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
スノーボード、スキー等の運動時に使用される頭部保護具としては、帽子、ヘアバンド、ヘルメット等がある。
【0003】
しかしながら、帽子、ヘアバンドは手軽で頭部への圧迫感も少ないが、頭部への衝撃吸収性の観点からは頭部保護効果はほとんど望めない。一部に、特許文献1(特開2001−214320号公報)に記載されているようなスポンジやその類のものを内蔵した帽子や帽子の内側に被るインナーキャップと呼ばれるものも存在するが、製品数が少ないこともあり普及しているとは言い難い。また、ヘルメットは頭部保護効果は高いが、その組成物による硬度の高さから個人間の頭部形状の違いに適合していく柔軟性はほとんど期待できない。このため人によってはヘルメット内部形状が合わず頭部や耳部等に痛み、違和感を感じる。また、ヘルメットの重量、および外観によるデザイン性の問題も使用の障害となっている。これらの理由にもより、スノーボード、スキー実施者は大部分がニット製の帽子を被っている。
【0004】
スノーボード実施時においては、スノーボード特有の進行方向に対して体が正面を向かずほぼ真横を向いている運動体勢により後ろ向きに転倒することも多く、この場合衝撃に弱いとされている後頭部を打つ転倒となることが多い。これにより、強度の痛みを感じたり、重症の場合では脳震盪や脳障害を引き起こすこともある。これらは、特に技術的初心者におこる場合が多く、スノーボード普及の妨げの一因ともなっている。
【0005】

【効果】

【0008】
高性能衝撃吸収材を内蔵したニット製帽子は、従来のニット製帽子が有していなかった高度の衝撃吸収性、および頭部保護効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一般的なニット製帽子の外観図である。
【図2】本発明の実施形態にかかるニット製帽子の側面図である。
【図3】ニット帽子の内面に高性能衝撃吸収材を配置した場合の図2に示すニット製帽子のA−A断面図である。
【図4】ニット製帽子の本体構造を二重構造とし、二重構造の内部に高性能衝撃吸収材を配置した場合の図2に示すニット製帽子のA−A断面図である。

【0010】
ニット製帽子に高性能衝撃吸収材を内蔵することにより高い衝撃吸収性、および頭部保護効果を与える。
【0011】
高性能衝撃吸収材としては、アルファゲル(登録商標:株式会社タイカ)、NPゲル(登録商標:株式会社タイカ)、ソルボセイン(登録商標:三進興産株式会社)等が挙げられる。
【0012】
高性能衝撃吸収材の内蔵方法としては、図3、図4に示すような帽子内部へのシート状高性能衝撃吸収材の配置、または繊維状高性能衝撃吸収材の編み込みが挙げられる。
【0013】
内蔵する高性能衝撃吸収材は、帽子内部と同様の形状に一体成型されたものを配置してもよい。また、適当な大きさ・形状に裁断し帽子本体に設けた仕切り構造の内部に配置してもよい。
【0014】
内蔵する高性能衝撃吸収材の固定を行う場合は、接着後も柔軟性を有するタイプの接着剤や繊維による縫い付けを行う。
【0015】
内蔵する高性能衝撃吸収材は表面に粘着性を有する場合があり、これが過剰な摩擦の原因となり頭部皮膚、毛髪等人体に損傷を与える原因となり得る。これを防止するため衝撃吸収材の表面をより摩擦係数の低い素材で覆ったものを使用してもよい。
【0016】
シート状高性能衝撃吸収材を薄いシートからなる多層構造とし、シート間にポリテトラフルオロエチレンシート等の低摩擦材を配置してもよい。これにより雪面への頭部打撃時の頭部の雪面と水平方向の移動速度の減少を抑制し、結果として頭部の回転運動が抑制される。頭部の回転運動は慣性力により頭部内部に存在する脳との運動差を生じ、脳内血管の損傷の一因となる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本考案は、高い衝撃吸収性、および頭部保護効果を有するニット製帽子を提供を可能とする。
【0018】
1帽子本体
2高性能衝撃吸収材

(57)【要約】

【課題】スノーボード、スキー等の運動時、および通常時に装着に違和感がなく頭部を衝撃から保護する頭部保護具を提供する。【解決手段】高性能衝撃吸収材2をニット製帽子1に内蔵する。これにより頭部保護効果を与える。高性能衝撃吸収材は、シート状及び繊維状等外観やデザインに影響を与えない多種の形状で内蔵される。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):