(54)【考案の名称】光沢を有する金箔または銀箔

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は金箔又は銀箔に関し、より詳しくはゼラチンの表面に金又は銀をコーティングした光沢を有する金箔又は銀箔に関する。

【従来の技術】

【0002】
本考案の光沢を有する金箔等に関連した先行技術として、布地、および前記布地の少なくとも表面の一部に形成された金属または金属酸化物からなる薄膜層を含む、織物。(特許文献1)がある。
【0003】

【効果】

【0009】
本考案の光沢を有する金箔等では、薄い板状又はフィルム状のセラチン層1をベースとして使用しているため、ゼラチンは食品であるためゼラチン層1は食するに適切な素材であり、金箔や銀箔も食しても人間の体に対して毒性を有することなく食することが可能であるので、本考案の光沢を有する金箔等は食品として利用できるといった効果を有するのである。
【0010】
又、本考案の光沢を有する金箔等では、薄い板状又はフィルム状のゼラチン層1の表面は非常に平滑であるため、ゼラチン層1の一面に金又は銀の薄膜層2をコーティングすれば薄膜層2は非常に平滑となり、平面的に均一な厚みで光沢を有する金箔や銀箔を得ることができるといった効果を有するのである。
【0011】
さらに本考案の光沢を有する金箔等では、ベースが薄い板状又はフィルム状のゼラチン層1であるため、いろいろな形状に裁断しても裁断部に見苦しいけば立ち等が発生せず、きれいに裁断ができるといった効果を有するのである。
【0012】
さらに本考案の光沢を有する金箔等では、ベースが薄い板状又はフィルム状のゼラチン層1であり、ゼラチン層1の一面に金又は銀の薄膜層2をコーティングすればゼラチン層1の一面側は光沢のある金色又は銀色を有するが、板状又はフィルム状のゼラチン層1は透明であるので、ゼラチン層1のもう片面側から観察しても金色又は銀色の美しい色が観察できるので、ゼラチン層(1)の両面より美しい金色や銀色といった色合いを観察できるといった効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】:光沢を有する金箔等の説明用斜視図
【図2】:真空蒸着装置の説明図

【0014】
以下、本考案の光沢を有する金箔等について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は本考案の光沢を有する金箔等の説明用斜視図であり、図2は真空蒸着装置の説明図である。
【0016】
図1で示すように本考案の光沢を有する金箔等は、薄い板状又はフィルム状の乾燥した概ね透明のゼラチン層1の一面に、金又は銀の薄膜層2をコーティングすることにより得ることができる。
【0017】
ゼラチンとは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加えて抽出したもので、タンパク質を主成分としており、主に食品や医薬品などに使われており、精製度の低いものを膠(にかわ)と称して日本画の画材および工芸品などの接着剤として利用されている。
【0018】
さらに薄い板状又はフィルム状のゼラチン層1は柔軟性に富み、切断等の加工性は良好である。
【0019】
さらに薄い板状又はフィルム状のゼラチン層1は透明で平滑性が良好であるため、ゼラチン層1の一面に金や銀の薄膜層2を形成すれば、非常に平滑性が良好で光沢のある金や銀の薄膜層2が得られると共に、ゼラチン層1のもう片面側から観察しても金色又は銀色の美しい色が観察できるので、ゼラチン層1の両面より美しい色合いを観察できるのである。
【0020】
さらにゼラチン層1は水溶性であるので、金又は銀の薄膜層2をコーティングした金箔や銀箔を水で濡らせばゼラチン層1が接着剤として作用するので、いろいろな固形食品の上に金箔や銀箔を貼ることが可能であり、金箔や銀箔は人体に悪影響を及ぼすことがないばかりか、銀箔は抗菌性を有するので体内において良い影響を及ぼすことも期待できるのである。
【0021】
さらに接着剤として作用するゼラチン層1を利用して金箔や銀箔を和紙による面や木彫りの人形といった工芸品にも貼り付けることができ、良好な加工性を有するので自由な形状の金箔や銀箔による美しい工芸品等を提供できるといった効果も有するのである。
【0022】
図2で示すように、金又は銀の薄膜層2は真空蒸着の手法によりコーティングすることが可能であり、その方法を説明する。
【0023】
図2は抵抗加熱式による真空蒸着装置であり、その構造は、真空容器5内の下部に原料を加熱するヒーターを兼ねたタングステン製等のボート6が固定され、真空容器5内の上部には金や銀の薄膜層2が蒸着される試料7としての板状又はフィルム状のゼラチン層1による資料7が固定されている。
【0024】
この抵抗加熱式による真空蒸着装置で金や銀の金属薄膜層2を形成するには、所定の割合に計量された薄膜層用の金や銀の金属8を真空容器5内のヒーターを兼ねたボート6に収め、真空容器5内を所定の真空度となるようポンプ9にて排気した後、ボート6に所定の電流を流してヒーターを兼ねたボート6の温度を徐々に上げれば、金や銀の金属8の融点温度以上に達した時点で金属は溶解して気化し、試料7の内側に付着して蒸着されるのである。
【0025】
蒸着作業が終了したら真空容器5内に空気を導入し、真空容器5内から金や銀の金属薄膜層2が形成された資料7を取り出すことにより、光沢を有する金箔や銀箔を得ることができるのである。
【0026】
1:ゼラチン層
2:薄膜層
5:真空容器
6:ボート
7:試料
8:金属
9:ポンプ

(57)【要約】

【課題】けば立ちのないきれいな裁断ができ、食品にも使用できる光沢のある金箔又は銀箔を提供する。【解決手段】薄い板状又はフィルム状の乾燥した透明で平滑なゼラチン層1の一面に、金又は銀の薄膜層2を真空蒸着の手法によりコーティングする。食品として利用できると共に、工芸品や織物等、幅広く応用が可能である。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):