(54)【考案の名称】空気枕

(51)【国際特許分類】

A47G 9/10 ・枕[7]

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、軽量で嵩張らず、使用が簡単な空気枕に関する。
【0002】
従来、電車、バス、飛行機等での長時間の移動の際には、座席でより快適な休息や睡眠を取るために、頭や首に当てて使用する空気枕が使用されてきた(特許文献1)。
また、内袋と取り外し可能なカバーとからなる空気枕は、前記内袋を空気口から膨張させた後にカバー内へ入れることで、より肌触りが良くなり、汚れた時の洗濯や取り換えも楽であった。さらに、このような空気枕は収納性、携帯性には優れている(特許文献2)。
【0003】
しかしながら、従来の空気枕は、使用時に空気注入口から内部に空気を吹き込んで膨らませる必要があった。通常の場合、使用者は直接空気注入口に口をつけて空気を吹き込んで膨らませているが、老人や子供、女性には負担であり、時間もかかって面倒であった。また、使用後に収納するために空気を抜く場合も、小さな空気注入口からの排気であるため、時間がかかるという問題もあった。
【0004】

【効果】

【0008】
本考案の空気枕によれば、袋体内に空気を取り込み、ついで開口部を閉じて袋体内に空気を密閉した後、前記袋体をカバー袋に収納できる内容積まで圧縮してカバー袋内に収納するので、従来のように空気を吹きこんで膨らませる手間がいらず、従って空気注入口に口をつけて空気を吹き込む必要がなく、短時間で簡単に膨らませることができ、しかも空気抜きも簡単に行うことができるという効果がある。したがって、旅行中の車内や機内でも、簡単かつ迅速に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本考案に係る空気枕の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】空気枕の袋体の平面図である。
【図3】(a)は空気枕のカバー袋の平面図であり、(b)は(a)のカバー袋の止着部材を開口した状態を示す平面図である。
【図4】(a)〜(f)は、空気枕の袋体をカバー袋へ収納方法を示す断面図である。
【図5】空気枕の使用状態を示す斜視図である。
【図6】(a)は、本考案に係る空気枕の他の実施形態を示す斜視図であり、(b)は前記カバー袋に前記袋体を収納した状態を示す斜視図である。

【0010】
以下、本考案の空気枕の一実施形態を図1〜5を参照して説明する。
【0011】
本実施形態の空気枕3は、図1に示すように、一辺に空気を取り込むための開口部11とこの開口部11を開閉部材13により閉じて袋体内に空気を密閉する密閉部材12(チャック)とを有する袋体1と、前記袋体1を収納口21より収納して止着する止着部材22を有するカバー袋2とからなる。
【0012】
<袋体>
図2に示すように、袋体1は、一辺の全長にわたって空気を取り込むための開口部11を有している。袋体1の材質として、特に限定されないが、軽量で嵩張らない点から、ポリ塩化ビニル、ポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等のガス非透過性の可撓性プラスチックフィルム又はシートがあげられる
【0013】
前記密閉部材12は、通常チャックと称されるものであり、開口部11から袋体内の空気を流出させない気密性を有している。この密封部材12の開閉は、開閉部材13(スライダー)を密封部材12に沿って走行させることにより行うことができる。
なお、開閉部材13は、必ずしも必要ではなく、密閉部材12を手動で開閉することもできる。
【0014】
図2に示すように、袋体1は、内部が連通した袋体前部14と袋体後部15とを含む。袋体前部14はカバー袋2と略同じ形状を有しており、カバー袋2内に収納される(図1参照)。袋体後部15は、袋体1より外方に延びる筒形で構成する。
【0015】
袋体1は、カバー袋2よりもこの袋体後部15部分だけ大きく形成されている。本考案の空気枕3は、袋体1の内容積がカバー袋2よりも大きいことで、開口部11から取り込んだ袋体1内の空気を圧縮させて空気枕3を作ることができる。この袋体後部15の面積の大きさはカバー袋2よりも大きいならば特に限定されないが、カバー袋2の面積の1.5〜2.0倍の大きさであるのが好ましい。
【0016】
袋体1内に取り込んだ空気を密閉部材12で密閉し、袋体後部15を折り畳む、あるいは巻き締めするなどして圧縮して、取り込んだ空気で袋体前部14を膨らませる。袋体後部15は袋体前部14から後端(開口部)に向かって径が細くなる筒形形状である。これにより折り畳み等が容易になり、またカバー袋2の収納口21の収納が容易になる。
【0017】
<カバー袋>
図3(a)および(b)に示すように、カバー袋2は、前記袋体1を収納するための収納口21を有し、この収納口21には開閉用の止着部材22(ファスナー)が設けられる。止着部材22には、開閉する開閉部材23(スライダー)を備える。
【0018】
図3(a)に示すように、カバー袋2は、略コ字形または略U字形な形に形成されており、凹部24を使用者の首に装着して使用する。
【0019】
図3(b)に示すように、前記カバー袋の収納口21は、空気を取り込み膨張させた袋体1を収納するためのものであり、止着部材22と開閉部材23によって開閉される。
【0020】
カバー袋2の材質は、特に限定されないが、ポリエステル、ナイロン、綿、およびそれらの2種以上の混合素材等の織布や不織布のような軽量で使用者にとって感触の良い材質であるのが好ましい。
【0021】
<空気枕の使用方法>
本考案の空気枕3の使用方法を図4(a)〜(f)を用いて説明する。
まず、図4(a)に示すように袋体1の袋体前部14を、カバー袋2の収納口21からカバー袋2内へ挿入し、図4(b)に示すように、袋体1の袋体後部15の開口部11から空気を入れる。
空気を入れるには、例えば袋体1の開口部11を大きく開いた状態で、手でパタパタと開閉させたり、あるいは軽く袋体1内に息を吹き込んだりすればよい。
【0022】
ある程度の空気が袋体1内に入った状態で、すばやく前記袋体1の開口部11を密閉部材12で密閉する(図4(c))。これによって、袋体1内に空気が封入された状態となる。
なお、予め袋体1に空気を封入した後に、袋体1をカバー袋2内へ挿入してもよい。
【0023】
空気が封入された前記袋体1を、図4(d)に示すように、袋体後部15を袋体前部14へ向かって巻きつけていくと、袋体後部15内の空気が圧縮されて袋体前部14内へ移動する。
【0024】
図4(e)に示すように、袋体1をカバー袋2内に収納できる内容積まで圧縮した後、袋体1全体をカバー袋2の収納口21からカバー袋2内へ押しこむ。この時、ロール部18は使用者が手で巻きつけた状態で保持している。
【0025】
最後に、袋体2の止着部材22にて収納口21を閉じると、ロール部18がロールした形状のまま固定され、空気枕3が使用できる状態となる。使用時には、図5に示すように、使用者の首に装着して使用することができる。この時、前記袋体2は、使用者の首に対して、後頭部支持部31とこの後頭部支持部31の両端からそれぞれ枕使用者の首の両側部に延びる首側部支持部32とを備えた略U字形で構成されたものとなる。
【0026】
以上のように、本考案の空気枕3は、従来のように使用者が口で空気注入口から空気を吹き込む必要がなく、短時間で簡単に膨らませることができる。また、空気枕3を畳む場合、図4(a)から(f)に示した使用手順を逆に行えばよい。すなわち、カバー袋2内に収納されていた袋体1を取り出してロール部18を元に戻し、前記袋体1の密閉部材12を開けて開口部13から空気を逃した後、前記袋体1を小さく折り畳む。また、カバー袋2も同様に小さく折り畳めばよい。なお、折り畳んだ後の袋体1をカバー袋2に収納して、よりコンパクトにまとめることも可能である。
【0027】
図6(a)は、本考案の空気枕の他の実施形態である空気枕4を示している。この空気枕4は、略矩形の形状である袋体41とカバー袋42から構成されるものである。
【0028】
この空気枕4は、上記した空気枕3と同様に、袋体41の開口部43より空気を取り込んで密閉部材44により密閉した前記袋体41全体を、収納口45からカバー袋42へ収納して、図6(b)に示すように、カバー袋の止着部材46にて止着すればよい。
このような空気枕4は通常の枕と同様に、就寝時、使用者が首や頭部に当てて使用することができる。また、腰等に当てて使用することもできる。
【0029】
1、41 袋体
2、42 カバー袋
3、4 空気枕
11、43 開口部
12、44密閉部材
13、23 開閉部材
14 袋体前部
15 袋体後部
18 ロール部
21、45 収納口
22、46 止着部材
24 凹部
31 後頭部支持部
32 首側部支持部
100 使用者

(57)【要約】

【課題】 空気注入口に口をつけて空気を吹き込む必要がなく、短時間で簡単に膨らませることができ、しかも空気抜きも簡単に行うことができる空気枕を提供することである。【解決手段】 空気を取り込むための開口部11を有しこの開口部11を閉じて袋内に空気を密閉する密閉部材12を設けた袋体1と、この袋体1を収納するための収納口21を有するカバー袋2とを備え、袋体1はカバー袋2より大きい内容積を有し、袋体1の開口部から袋体1内に空気を取り込み密閉部材12で袋体内を密閉した状態で、カバー袋2内に収納できる内容積まで圧縮してカバー袋2内に収納する。


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