(54)【考案の名称】理美容用スチーマ

(73)【実用新案権者】株式会社大廣製作所

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本願考案は、理美容用スチーマの改良に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
理美容院での頭髪の処理において、頭髪に蒸気を当てて施術することが行われる。
例えば、頭髪へパーマ・染毛・トリートメント等の処理を行う場合において頭髪に薬剤を塗布し化学反応処理を行う際に、処理効果を高めるため、薬剤を塗布した頭髪をフードで覆った空間へ、蒸気供給装置即ち理美容用スチーマにより蒸気を送り込んで加温・加湿を行っている。
この理美容用スチーマとして、図3へ示すように、スチームにする水を収容する給水タンク1と、電熱器20の加熱にてスチームを発生させる圧力釜2と、圧力釜2の水が排出される排水タンク3とを備えるものが利用されている。圧力釜2は、給水管4を介して給水タンク1に接続され、ポンプ5にて給水タンク1からスチームにする水の供給を受ける。圧力釜2には、スチームノズル6が接続されており、施術者が被施術者の頭髪へ、圧力釜2が発生させたスチームを噴射することができる。排水タンク3は、電磁弁70を介して圧力釜2へ接続されており、電磁弁70を開くことにて、圧力釜2の水を排水タンク3へ排水することができる。この例では、給水管4の途中にイオン交換樹脂8が設けられている。従来上記電磁弁70として三方弁が用いられている。上記の給水管4は、上記ポンプ5を介して当該三方弁に接続されている。当該三方弁は、給水管4と共に圧力釜2と排水タンク3と接続されており、給水管4を圧力釜2へ連絡して上記の通り給水タンク1から圧力釜2へ水を送り、当該三方弁の作動によって、圧力釜2との連絡するタンクを排水タンク3へ切り替え圧力釜2の水を上記の通り排水タンク3に排水することができる。但し、当該三方弁は、給水管4を直接排水タンク3へ連絡するように切り替えることはできない。
上記の給水タンク1内において、給水管4への排水口に圧力釜2へ送る水を濾過用のフィルタ15aが設けられている。
同種の理美容用スチーマとして、特許文献1には、水浄化装置を備えたものが示されている。
【0003】

【効果】

【0006】
本願考案は、給水タンクと圧力釜とを接続する給水管とは別に、給水タンクと排水タンクとを接続する接続管を備え、当該接続管に設けられた開閉弁を開くことによって、圧力釜を経由させずに給水タンク内の水を直接排水タンクへ排水することができ、濾過部の清掃やフィルタの交換といったメンテナンスが従来よりも容易に行える。
特に、接続管の開閉弁を手動式とすることにより、電磁弁の開閉にて排水を御される圧力釜の状態と無関係に、上記メンテナンスを行うことができる。
また、上記構成の雌雄のカプラを用いることによって、複雑な濾過装置を採用することなく、濾過フィルタの取り外しが比較的簡単に行え、その清掃や交換をより一層容易なものとした。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本願考案の一実施の形態に係る理美容用スチーマの説明図。
【図2】(A)は図1の理美容用スチーマの雌雄のカプラを接続した状態を示す要部説明図、(B)は図1の理美容用スチーマの雌雄のカプラの接続及び雄ネジ部と雌ネジ部の螺合を解除した状態を示す要部説明図。
【図3】従来の理美容用スチーマの説明図。

【0008】
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
【0009】
(基本構成)
この理美容用スチーマは、パーマや染毛、頭髪のトリートメントといった、頭髪の処理等の理美容に用いるスチームを発生させるものであって、図1へ示すように、給水タンク1と、圧力釜2と、圧力釜2の加熱部である電熱器20と、排水部3と、給水管4と、ポンプ5と、スチームノズル6と、排水管7と、電磁弁70と、接続管9と、開閉弁90と、カプラ10と、濾過部15(図2)とを備える。
各構成について、以下詳述する。
【0010】
(給水タンク1)
給水タンク1は、スチームにする水を収容する。給水タンク1は、収容する水を導入する導入口を備える(図示しない)。この例では、給水タンク1の導入口は従来同様、純水または水道水をペットボトルなどの容器にて汲み入れることができるものを採用する。この他、給水タンク1は、水道の蛇口からホースにて直接水を導入することができるものとしてもよい。
【0011】
(圧力釜2)
圧力釜2は、給水タンク1から供給される水を収容し、その内部にてスチームを発生させる。発生させたスチームは、上記スチームノズル6から外部へ噴射することができる。
【0012】
(電熱器20)
電熱器20は、圧力釜2を加熱して圧力釜2内の水を上記スチームにする。この例では、電熱器20には、カートリッジヒーターを採用している。
【0013】
(排水部3)
排水部3に、圧力釜2の水が排出される。この例では、排水部3は、圧力釜2から排出された水を収容する排水タンクである。
【0014】
(給水管4)
給水管4は、給水タンク1と圧力釜2とを接続し、給水タンク1の水を上記の通り圧力釜2へ供給する通路を提供する。この例では、給水管4の基端は上記カプラ10を介して給水タンク1へ接続されており、給水管4の先端は上記電磁弁70を介して圧力釜2へ接続されている。
また、この例では、給水管4の途中には、周知のイオン交換樹脂8が介されている。スチームにする水についてイオンの調整が不要であれば、イオン交換樹脂8は設けずに実施してもよい。
給水管4には、フレキシブルなホースを採用するのが好ましい。
【0015】
(ポンプ5)
ポンプ5は、上記給水管4に設けられ、給水タンク1の水を圧力釜2側へ送る。
【0016】
(スチームノズル6)
スチームノズル6は、基端側が上記圧力釜2に接続され、先端側にスチームの噴射部60を備える柔軟なホースを備えたノズルである。スチームノズル6にはノズル開閉用電磁弁(図示しない。)が設けられている。スチームノズル6の操作にて、当該ノズル開閉用電磁弁を開き、噴射部60を被施術者の頭髪に向けて、圧力釜20にて発生したスチームを噴射することができる。スチームノズル6は、手持ちで噴射部60を被施術者へ向けるものの他、椅子などに固定されたものとしても実施できる。
【0017】
(排水管7)
排水管7は、上記圧力釜2と排水部3とを接続し、圧力釜2の水を排水部3へ排出する通路を提供する。この例では、排水管7は、上記電磁弁70を介して圧力釜2へ接続されている。
【0018】
(電磁弁70)
電磁弁70は、周知の三方弁である。電磁弁70は、制御部(図示しない。)の制御を受け、給水タンク1から圧力釜2へ水を供給する間、上記給水管4を開くと共に上記排水管7を閉ざす。電磁弁70は、圧力釜2の水を排水部3へ排水する間、上記給水管4を閉ざすと共に上記排水管7を開く。
圧力釜2には水位センサ(図示しない。)が設けられており、給水タンク1から供給された水が所定量に達すると、上記制御部の制御にて電磁弁70が作動し給水管4を閉ざす。スチームの使用後は、施術者の操作部(図示しない。)の操作にて電磁弁70に排水管7を開かせて圧力釜2の水を排水部3へ排水することができる。
また、電磁弁70として三方弁を採用するに代え、給水管4を開閉する弁と排水管7を開閉する弁を夫々別々の弁にて構成するものとし、各弁の開閉を制御部にて上記の通り連携するように制御するものとしても実施できる。
【0019】
(接続管9)
接続管9は、上記給水管4及び排水管7とは別に設けられ、給水タンク1と排水部3とを直接接続する。
【0020】
(開閉弁90)
開閉弁90は、上記接続管9に設けられて、上記接続管9を開閉する。開閉弁90は、手動で開閉することができる手動式の弁である。通常、開閉弁90は閉じられており、給水タンク1と排水部3とは遮断されている。施術者の手動操作により、上記電磁弁70の制御とは無関係に、任意に開閉弁90を開いて給水タンク1の水を排水部3へ排水することができる。
【0021】
(カプラ10)
カプラ10は、上記給水タンク1と上記給水管4とを着脱自在に接続する。図2へ示す通り、カプラ10は、雌カプラ12と、雌カプラ12へ着脱自在に接続される雄カプラ11の、雌雄のカプラ11,12にて構成される。雄カプラ11は周知のプラグであり、雌カプラ12は雄カプラ11が差し込まれる周知のソケットである。以下必要に応じて雄カプラ11をプラグ11と呼び、雌カプラ12をソケット12と呼ぶ。
プラグ11をソケット12へ差し込むことによって、接続がロックされ、プラグ11はソケット12から外れない。
この例では、プラグ11は給水タンク1へ取り付けられ、ソケット12は給水管4の基端に設けられている。
【0022】
プラグ11は、内部へ前後即ち図2(A)(B)に示す例では上下に貫通する貫通孔を通水孔11a(以下第1通水孔11a)として備える筒状体である。プラグ11の外周面には、受け部11bが設けられている。受け部11bは、筒状体であるプラグ11の軸方向の他の部位よりも凹む凹部である。受け部11bは、筒状体であるプラグ11の他の部位よりも外径が小さな小径部として形成することができる。
第1通水孔11a内には、プラグ11先端の第1通水孔11aの開口部を開閉する弁体11c(以下第1弁体11c)と、弾力性を有する弾性部材11d(以下第1弾性部材11d)とが収容されている。第1弾性部材11dは、第1弁体11cを、前記開口部を閉鎖する方向に付勢する。第1弾性部材11dには、バネを採用することができる。この例では、第1弾性部材11dは押しバネである。第1弾性部材11dの付勢を受け前記開口部を閉鎖状態にした第1弁体11cの先端側の一部は、プラグ11の前記開口部からプラグ11の外部へ突出する(図2(B))。
【0023】
図2(B)へ示す通り、この例では、給水タンク1は、プラグ11の被取付部として、プラグ11を取付ける雄ネジ部13を備える。雄ネジ部13は、内部へ前後即ち図2(A)(B)に示す例では上下に貫通する貫通孔を導水路13a(以下第1導水路13a)として備える筒状体である。雄ネジ部13は、外周面に雄ネジ13bが設けられている。雄ネジ部13の基端側が給水タンク1に設けられて第1導水路13aと給水タンク1とを連絡する。
プラグ11は、雄ネジ部13と別体に形成され、被取付部である雄ネジ部13にて給水タンク1に取り付けられる。
プラグ11について具体的に説明する。
【0024】
プラグ11の後端側には雌ネジ部14が延設されている。雌ネジ部14は、前後即ち図2(A)(B)へ示す例では上下に貫通する貫通孔を導水路14a(以下第2導水路14a)として備える筒状に延設された部分である。雌ネジ部14は、内周面に上記雄ネジ部13の雄ネジ13bと螺合することが可能な雌ネジ14bが設けられている。雄ネジ13bと雌ネジ14bの前記螺合時、第2導水路14aの基端側は、上記雄ネジ部13の収容部として、雄ネジ部13を収容する。
プラグ11内において、第2導水路14aは、上記第1通水孔11aに連絡する。このため上記雌ネジ14bと雄ネジ13bとの螺合により第2導水路14a内に収容された雄ネジ部13の上記第1導水路13aは、第2導水路14aの当該第1導水路13aよりも先端側の部位にて、プラグ11の上記第1通水孔11aに連絡する。
【0025】
雌ネジ部14の前記第2導水路14aは、雌ネジ部14の基部側の大径部と、雌ネジ部14の先端側の小径部とにて構成されており、当該小径部は、大径部より第2導水路14aの内径が小さい。前記大径部が雄ネジ部13を収容する上記収容部を備える。第2導水路14aは、前記大径部と小径部との境に、大径部と小径部の径差による段差部14dを有する。
雌ネジ部14の軸方向について前記大径部の長さは、雄ネジ部13の軸方向の長さよりも、若干長い。このため、前記雌ネジ14bと前記雄ネジ13bとを螺合とし雄ネジ部13を第2導水路14aの大径部へ収容した際、前記段差部14dと雄ネジ部14の先端との間に隙間が生じる。この隙間がフィルタ固定部14cを構成する。上記の通り雄ネジ部13へ雌ネジ部14を螺合することにより、濾過フィルタ15aを、雄ネジ部13の先端と上記段差部14dとの間に挟んだ状態にして保持することができる。
【0026】
ソケット12は内部に、挿入孔12eと、固定孔12hと、通水孔12a(以下第2通水孔12a)とを備える、筒状体である。
挿入孔12eは、ソケット12の先端側即ち図2へ示す例ではソケット12の上部側へ設けられた、プラグ11を差し込むことができる孔である。
固定孔12hは、ソケット12の後端側即ち図2へ示す例ではソケット12の下部側へ設けられた、給水管4を固定することができる孔である。
第2通水孔12aは、挿入孔12eと固定孔12hとを連絡する連絡孔である。
【0027】
挿入孔12eには、挿入孔12eの径内方向へ突出する部位を備えたロック部が設けられている。ロック部は、差し込まれたプラグ11の上記受け部11bに受容されて、プラグ11とソケット12の接続を上記の通りロックする。この例では、ロック部は、挿入孔12e内周面から筒状体であるソケット12の外周面へ通じる口と、当該口内に挿入されたボール12bと、ソケット12の外周面に装着されてソケット12の外周面から前記ボール12bが脱落しないようにボール12bを押さえる短筒12fと、短筒12fをソケット12の先端側から脱落しないようにソケット12の後方側へ付勢する弾性部材12g(以下第3弾性部材12g)とにて構成される。第3弾性部材12gには、バネを採用することができる。この例では、第3弾性部材12gは引きバネである。ボール12bの径は、上記口の内径よりも大きく、ソケット12の外側から上記口へ配置されたボール12bは、挿入孔12e内に突出するも上記口から挿入孔12e内に落ち込むことはない。当該ボール12bが短筒12fの内周面に押されて挿入孔11e内に差し込まれたプラグ11の前記受け部11bへ入り、プラグ11とソケット12の接続がロックされる。
上記短筒12fの上記ボール12bを押さえる部位を押え部として、短筒12fの当該押え部よりも後方に、当該押え部よりも内径が大きい逃がし部12iが設けられている。
プラグ11とソケット12の接続を解除する場合、第3弾性部材12gの付勢に抗して、短筒12fをソケット12の後端側へスライドさせることにより、ボール12bを逃がし部12iへ逃がし受け部11bからボール12bを後退させることができる(図示しない)。
【0028】
挿入孔12eの奥は、プラグ11の先端と対面する底を備える。当該底に上記第2通水孔12aと挿入孔12eとを連絡する連絡口が設けられている。即ち、上記第2通水孔12aの上記挿入孔12eとの連絡口は、挿入孔12eの内径よりも小さく、前記底の挿入孔12eを取り囲む部分が、上記の通りプラグ11の先端と対面する。
第2通水孔12a内には、当該連絡口を開閉する弁体12c(以下第2弁体12c)と、弾力性を有する弾性部材12d(以下第2弾性部材12d)とが収容されている。第2弾性部材12dは、第2弁体12cを、前記連絡口を閉鎖する方向に付勢する。第2弾性部材12dには、バネを採用することができる。この例では、第2弾性部材12dは押しバネである。第2弾性部材12dの付勢を受け前記連絡口を閉鎖状態にした第2弁体12bの先端側の一部は、前記連絡口から挿入孔11e内へ突出する(図2(B))。
【0029】
(濾過部15)
濾過部15は、この例では、前記フィルタ固定部14cと、濾過フィルタ15aとにて構成される。
濾過フィルタ15aは、給水タンク1中の水に混入した毛髪などのゴミを濾過する。濾過フィルタ15aは、上記雌ネジ部14を雄ネジ部13から外すことにより、フィルタ固定部14cから出し入れすることができる。
この例では、図2(B)へ示す通り、濾過フィルタ15aは、前記導水路13a内へ挿入される挿入部15bと、挿入部15bの径及び導水路13aの径より大きな外径を備えた鍔部15cとを備える。濾過フィルタ15aの挿入部15bを導水路13a内へ挿入し、鍔部15bをフィルタ固定部14cへ配置する即ち鍔部15bを前記雄ネジ部13の先端と前記段差部14dとの間に挟むことにより、濾過フィルタ15aをカプラ(ソケット11)へ取り付けることができる。
濾過フィルタ15aには、清掃により繰り返し使えるものを採用しても、使い捨てのものを採用しても、いずれでも実施可能である。
この他濾過部15において、濾過フィルタ15aはフィルタ固定部14cから取り外せないものとし、プラグ11とソケット12とを分離した際、雌ネジ部14から雄ネジ部13を外すことにより濾過フィルタ15aを露出させた状態にしてプラグ11へ固定したまま、清掃を行うものとしても実施できる。
【0030】
(運用時)
図2(A)へ示すように、この理美容用スチーマを使用する際、プラグ11をソケット12へ差し込んでロックし、プラグ11とソケット12とを接続状態としておく。
プラグ11とソケット12の接続状態において、第1弁体11cと第2弁体12cとは押し合い、第1弾性部材11dと第2弾性部材12dの付勢に抗して互いに後退し、夫々上記開口部と上記連絡口とを開放し、第1通水孔11aと第2通水孔子12aを連絡する。プラグ11とソケット12の当該接続状態において、施術者の前記操作部の操作により、スチームの使用準備を開始することができる。具体的には、当該準備開始の操作によって、制御部の指令により、電磁弁70は、給水管4を開き、ポンプ5が作動する。ポンプ5の作動によって、給水タンク1の水は、給水管4を通じて圧力釜2に送られる。電磁弁70は、圧力釜2への給水中、排水管7を閉ざしている。上記水位センサが圧力釜2内に所定量の水が溜まったことを検出すると、制御部は、ポンプ5を停止し電磁弁70にて給水管4を閉ざし、電熱器20に圧力釜2を加熱させる。このとき電磁弁70は排水管7を閉じたままとしている。圧力釜2には、圧力センサが備えられており、圧力センサが圧力釜2内にて使用するに適したスチームの発生の圧力に達したことを検出すると、上記操作部などに設けられたインジケータ(図示)にて施術者にその旨表示する。制御部は、電熱器20の稼働を制御して、上記圧力を維持する。
施術者は、上記インジケータの表示を受けて、スチームノズル6の操作にて被施術者の頭髪へスチームを噴射し頭髪の処理を行うことができる。
頭髪へのスチームの噴射が完了すると、施術者は上記操作部の操作により、電熱器20の稼働を停止させる。電熱器20の稼働停止後、施術者による操作部の操作又は制御部により自動的に電磁弁70が、排水管7を開き、圧力釜2内の水は排水管7を通じて排水部3へ排水される。
【0031】
(メンテナンス時)
濾過部15のメンテナンスを行うとき、接続管9の開閉弁90をメンテナンス作業者が手動で開いて、排水タンク1の水を接続管9を通じて直接排水部3へ排出し、給水タンク1を空にする。開閉弁90の手動操作により、上記制御部による電磁弁70の制御に拘わらず、即ち、圧力釜2の水の収容状態に拘わらず、給水タンク1の水を排水部3へ排水することができ、メンテナンスの必要に応じて直ちに給水タンク1を空にすることができる。
給水タンク1が空になると、上記短筒12fのスライドにより上記ロック部のロックを解除してプラグ11をソケット12から分離する。次いで雌ネジ部14を回して雄ネジ部13から雌ネジ部14を外して、濾過フィルタ15aをフィルタ固定部14cから取り出す。取り出した濾過フィルタ15aを、清掃し或いは新しいものと交換して、フィルタ固定部14cへ嵌め、雄ネジ部13の雄ネジ13bへ雌ネジ部14の雌ネジ14bを螺合し、雄ネジ部13を雌ネジ部14の収容部14a内に収容する。その後、プラグ11をソケット12へ再び接続する。
【0032】
(変更例)
カプラ10のプラグ11とソケット12即ち雌雄のカプラ11,12は、夫々弁体を備える両路開閉形のものを例示した。但し、濾過フィルタ15aのメンテナンスを行う際には、給水タンク1を空にするので、給水管4に取り付けられるカプラ(図2示す例ではソケット12)のみ弁体(第2弁体12c)を備えるものとし、給水タンク1側に設けられるカプラ(図2へ示す例ではプラグ11)は、弁体(第1弁体11c)を備えない片路開閉形のものとしてもよい。また、雌雄のカプラ11,12は、何れも弁体を備えない両路開放形のものとしてもよい。
図示した例では、雄ネジ部13が給水タンク1に設けられ、雌ネジ部14がプラグ11へ設けられるものとした。この他、雌ネジ部14が給水タンク1に設けられ、雄ネジ部13がプラグ11へ設けられるものとしても実施できる。
また、図1へ示すソケット12が給水タンク1へ設けられ、プラグ11が給水管4に着脱自在に取り付けられるものとしても実施できる。即ち、給水管4に上記図2の雄ネジ部が設けられ、上記の雌ネジ部を備えたプラグ11が着脱自在に給水管4へ取り付けられるものとしても実施でき、給水管4に上記の雌ネジ部が設けられ、上記の雄ネジ部を備えたプラグ11が着脱自在に給水管4へ取り付けられるものとしても実施できる。
更に、プラグ11が給水管4に設けられ、ソケット12が給水タンク1へ着脱自在に取り付けられるものとしても実施できる。即ち、給水タンク1に図1の上記雄ネジ部が設けられ、上記の雌ネジ部を備えたソケット12が着脱自在に給水タンク1へ取り付けられるものとしても実施でき、給水タンク1に上記の雌ネジ部が設けられ、上記の雄ネジ部を備えたソケット12が着脱自在に給水タンク1へ取り付けられるものとしても実施できる。
また更にプラグ11とソケット12の何れもが、図1へ示す雄ネジ部と雌ネジ部による螺合構造にて、給水タンク1と給水管4に対して着脱自在に取り付けられるものとしても実施できる。このように2つの螺合構造を設ける場合、螺合構造の双方が上記フィルタ固定部14cを備えるものとしてもよい。
【0033】
1 給水タンク
2 圧力釜
3 排水部
4 給水管
5 ポンプ
6 スチームノズル
7 排水管
8 イオン交換樹脂
9 接続管
11 雄カプラ(プラグ)
12 雌カプラ(ソケット)
15 濾過部
20 電熱器
70 電磁弁
91 開閉弁

(57)【要約】

【課題】給水タンクから圧力釜へ供給される水を濾すフィルタ部のメンテナンスが容易な理美容用スチーマを提供する。【解決手段】水を収容する給水タンク1と、給水管4を介し給水タンク1に接続されポンプにて給水タンク1から水が供給される圧力釜2と、圧力釜2内の水を加熱しスチームを発生させる電熱器20と、圧力釜2に接続されて圧力釜2の水が排水される排水部3とを備えた理美容用スチーマにおいて、給水管4は、水を濾過する濾過部10を備え、給水管4とは別に、圧力釜2を経由せずに給水タンク1を排水部3へ接続する接続管9を備える。これにより給水管4が止水できるので、濾過部のメンテナンスを容易に行うことができる。接続管9は、開閉弁90を備えるものであり、開閉弁90を開放することにて給水タンク1の水を排水部3へ直接排水する。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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