(54)【考案の名称】薬手帳

(73)【実用新案権者】カタリナ マーケティング ジャパン株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、薬局によって発行されるラベルであって薬の服用方法を含む薬情報が記載された薬局発行ラベルが貼付される薬手帳に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から、病気になった患者は、病院の医師によって診察を受け、医師によって発行された処方箋を持って薬局に行き、薬局において処方箋をもとに薬を購入する。薬局で薬を購入する場合、患者には、薬局から薬と共に薬手帳が譲渡される。薬手帳は、薬局において薬が譲渡される際に薬局によって発行される薬局発行ラベルが貼付される手帳である。薬局発行ラベルには、譲渡される薬の服用方法を含む薬情報が記載される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】

【効果】

【0011】
本考案によれば、薬手帳を構成する複数のページのうちの薬局において薬が譲渡される際に薬局によって発行される薬局発行ラベルが貼付されるページに、その薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する用心情報を簡易に追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施の形態における薬手帳の斜視図である。
【図2】図1の表表紙を開いた場合の薬手帳の斜視図である。
【図3A】図1の薬手帳における複数枚の用心情報記載紙のうちのある一つの用心情報記載紙の一方の面の正面図である。
【図3B】図1の薬手帳における複数枚の用心情報記載紙のうちの別のある一つの用心情報記載紙の一方の面の正面図である。
【図3C】図1の薬手帳における複数枚の用心情報記載紙のうちの更に別のある一つの用心情報記載紙の一方の面の正面図である。
【図4】図1の薬手帳における複数枚のラベル貼付用紙の最後を開いた状態を示す図である。
【図5】図1の裏表紙を開いた状態を示す薬手帳の斜視図である。
【図6A】図1における複数枚のラベル貼付用紙に貼付される用心情報記載ラベルのうちのあるものを説明するための図である。
【図6B】図1における複数枚のラベル貼付用紙に貼付される用心情報記載ラベルのうちの別のあるものを説明するための図である。
【図6C】図1における複数枚のラベル貼付用紙に貼付される用心情報記載ラベルのうちの更に別のあるものを説明するための図である。
【図7】図1における保持部が複数枚の台紙を保持している状態を示す図である。
【図8】本考案の実施の形態における薬手帳の使用方法を説明するための図である。

【0013】
以下に、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本考案の実施の形態における薬手帳1の構成を説明する。図1は、本考案の実施の形態における薬手帳1の斜視図である。図1では、薬手帳1は簡略化して表示されている。薬手帳1は、患者が医師の診察を受けた後に薬局で薬を購入する場合において、薬局において薬が譲渡される際に薬局によって発行される薬局発行ラベルAが貼付される手帳である。薬局発行ラベルAには、譲渡される薬の服用方法を含む薬情報が記載される。薬局発行ラベルAについては、図8を用いて後述する。
【0014】
尚、本考案に係る薬手帳は、薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物のみならず、複数の薬の飲み合わせに関する用心・注意情報を記載する。
【0015】
図1に示す通り、薬手帳1は、表表紙2と、裏表紙3と、複数枚のラベル貼付用紙4と、複数枚の用心情報記載紙5〜7と、ガイド記載紙8とを有する。図1では、図面を簡略化して表示するために、複数枚のラベル貼付用紙4、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8は、符号「4〜8」が付されて一括して表現されている。複数枚のラベル貼付用紙4、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8は、表表紙2と裏表紙3とによって挟まれており、それらはいずれも見開き可能に綴じられている。
【0016】
表表紙2は、薬手帳1の表表紙である。表表紙2の外側の面には、「お薬手帳」という表題が記載されており、その表題は、薬手帳1が、薬局発行ラベルAが貼付される手帳であることを示している。裏表紙3は、薬手帳1の裏表紙である。薬手帳1は、裏表紙3の内側の面において保持部9を有する。加えて、薬手帳1は、保持部9によって保持される複数枚の用心情報記載ラベルを有する。複数枚の用心情報記載ラベルについては図6A〜8を用いて、保持部9については図5及び7を用いて後述する。
【0017】
図2は、図1の表表紙2を開いた場合の薬手帳1の斜視図である。複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8とは区別して重ねられ、表表紙2の次の位置に位置するように綴じられている。すなわち、複数枚のラベル貼付用紙4は、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8よりも表表紙2寄りに位置して綴じられている。そのため、図2に示す通り、薬手帳1の表表紙2を開くと、ラベル貼付用紙4が現れる。複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、薬局発行ラベルAが実際に貼付されるものである。例えば、複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、白紙又は白紙に罫線が付された紙である。ただし、複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、白紙又は白紙に罫線が付された紙に限定されず、白色以外の黄色等の色の紙であってもよい。
【0018】
図3Aは、図1の薬手帳1における複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちのある一つの用心情報記載紙5の一方の面の正面図である。複数枚の用心情報記載紙5〜7の一方又は双方のそれぞれの面には、複数の薬のうちの互いに重複しない一つの薬について、その薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する用心情報が記載されている。用心情報は、複数の薬のそれぞれについて存在し、ある一つの薬について、その薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する情報である。
【0019】
薬毎に存在する各用心情報は、用心すべき食べ物又は飲み物を食べる又は飲むことに対する用心の程度を示す程度情報を含む。本実施の形態では、用心の程度は、危険、警戒及び注意の三段階である。例えば、危険は、用心すべき食べ物又は飲み物を食べる又は飲むと生命が危険になる可能性があることを示す程度である。警戒は、用心すべき食べ物又は飲み物を食べる又は飲むと体調を崩す可能性があることを示す程度である。注意は、用心すべき食べ物又は飲み物を食べる又は飲むと薬の効果が発揮されない可能性があることを示す程度である。用心の程度は、危険が最も高く、警戒がその次に高く、注意が最も低い。
【0020】
本願における用心すべき食べ物又は飲み物は、薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物を意味する。「薬と一緒に食べる又は飲む」ということには、実際に薬と一緒に食べる又は飲むことが含まれることは勿論であるが、食べる又は飲むという行為の前又は後の所定の期間内に薬を服用することも含まれる。所定の期間は、薬毎に臨床試験等の試験によって決定され、例えば30分である。
【0021】
図3Aに示す通り、用心情報記載紙5には、「一緒に食べないで! 降圧剤とグレープフルーツ」という文字列と、「降圧剤とグレープフルーツを一緒に食べると、めまいや頻脈を起こすことがあり危険です。」という文字列とが記載されている。加えて、用心情報記載紙5の下方には、「危険」という文字列と、危険を意味する危険目印5aとが記載されている。さらに、用心情報記載紙5には、一本の斜線を内部に含む円を有する危険マーク5bが記載されている。図3Aにおける危険マーク5bには、グレープフルーツの絵も描画されている。すなわち、図3Aに示す用心情報記載紙5には、降圧剤とグレープフルーツとを一緒に食べると、生命が危険になる可能性があることを示す用心情報が記載されている。なお、用心情報記載紙5は複数枚存在するが、図3Aは、複数枚の用心情報記載紙5のうちのある一つの例を示しているに過ぎない。
【0022】
図3Bは、図1の薬手帳1における複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちの別のある一つの用心情報記載紙6の一方の面の正面図である。図3Bに示す通り、用心情報記載紙6には、「一緒に食べないで! 風邪薬とチーズ」という文字列と、「風邪薬とチーズを一緒に食べると、血圧が上昇してしまうことがあるので警戒が必要です。」という文字列とが記載されている。加えて、用心情報記載紙6の下方には、「警戒」という文字列と、警戒を意味する警戒目印6aとが記載されている。さらに、用心情報記載紙6には、内部に一本の斜線を含む菱形を有する警戒マーク6bが記載されている。図3Bにおける警戒マーク6bには、チーズの絵も描画されている。すなわち、図3Bに示す用心情報記載紙6には、風邪薬とチーズとを一緒に食べると、体調を崩す可能性があることを示す用心情報が記載されている。なお、用心情報記載紙6は複数枚存在するが、図3Bは、複数枚の用心情報記載紙6のうちのある一つの例を示しているに過ぎない。
【0023】
図3Cは、図1の薬手帳1における複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちの更に別のある一つの用心情報記載紙7の一方の面の正面図である。図3Cに示す通り、用心情報記載紙7には、「一緒に食べないで! 風邪薬と甘い食べ物」という文字列と、「風邪薬とケーキ等の甘い食べ物を一緒に食べると、薬の効き目が弱くなってしまうことがあります。」という文字列とが記載されている。加えて、用心情報記載紙7の下方には、「注意」という文字列と、注意を意味する注意目印7aとが記載されている。さらに、用心情報記載紙7には、内部に一本の斜線を含む正方形の注意マーク7bが記載されている。図3Cにおける注意マーク7bには、甘い食べ物の一例としてのケーキの絵も描画されている。すなわち、図3Cに示す用心情報記載紙7には、風邪薬とケーキ等の甘い食べ物とを一緒に食べると、薬の効果が発揮されない可能性があることを示す用心情報が記載されている。なお、用心情報記載紙7は複数枚存在するが、図3Cは、複数枚の用心情報記載紙7のうちのある一つの例を示しているに過ぎない。
【0024】
上述の通り、薬毎に存在する各用心情報は、用心すべき食べ物又は飲み物を食べる又は飲むことに対する用心の程度を示す程度情報を含む。各用心情報は、程度が同じ程度情報を含む用心情報とは同じ形態により記載され、程度が異なる程度情報を含む用心情報とは異なる形態により記載されている。例えば、ある用心情報が危険という程度を示す程度情報を含んでいる場合、その用心情報は、めまいや頻脈を起こすという症状とは異なる症状を発生させる可能性があっても同じ危険という程度を示す程度情報を含む用心情報とは同じ形態により記載される。例えば、上述の形態は、文字の色、目印の色、並びにマークの色及び形が含まれる。目印は、危険目印5a、警戒目印6a及び注意目印7aを意味する。マークは、危険マーク5b、警戒マーク6b及び注意マーク7bを意味する。
【0025】
更に具体的に説明する。図3Aに戻り、例えば、危険という程度を示す程度情報を含む用心情報は、その用心情報を構成する文字列に含まれる各文字、危険目印5a及び危険マーク5bの一部又は全部が赤色で表現されることにより記載される。それに対して、図3Bに戻り、例えば、本実施の形態における三段階の程度うちの警戒という程度を示す程度情報を含む用心情報は、その用心情報を構成する文字列に含まれる各文字、警戒目印6a及び警戒マーク6bの一部又は全部が黄色で表現されることにより記載される。更に例えば、図3Cに戻り、本実施の形態における三段階の程度うちの注意という程度を示す程度情報を含む用心情報は、その用心情報を構成する文字列に含まれる各文字、注意目印7a及び注意マーク7bの一部又は全部が青色で表現されることにより記載される。
【0026】
加えて、複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちの程度が最も低いもの以外のそれぞれの外縁の互いに対応する一部分には、程度が高い程度情報を含む用心情報が記載されているものほど大きい切欠きが形成されている。図3Aと図3Bとを比較すると明らかな通り、用心情報記載紙5〜6の外縁の図面の右下寄りの部分には、切欠き5c〜6cが形成されている。上述の互いに対応する一部分は、例えば図3A及び3Bにおける用心情報記載紙5〜6の外縁の右下寄りの部分である。
【0027】
上述の通り、用心情報記載紙5には、用心の程度が高い「危険」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されており、用心情報記載紙6には、用心の程度が「危険」より低い「警戒」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されている。したがって、図3Aと図3Bとを比較すると明らかな通り、用心情報記載紙5における切欠き5cは用心情報記載紙6における切欠き6cより大きい。なお、図3Cに示す通り、用心情報記載紙7には切欠きは形成されていない。
【0028】
図4は、図1の薬手帳1における複数枚のラベル貼付用紙4の最後を開いた状態を示す図である。図4に示す通り、複数枚のラベル貼付用紙4の最後の紙の裏表紙3寄りの面は、ガイド記載紙8である。すなわち、本実施の形態では、複数枚のラベル貼付用紙4の最後の紙はガイド記載紙8でもあり、その紙の表表紙2寄りの面は複数枚のラベル貼付用紙4のうちの他のものの面と同じ機能を有し、その紙の裏表紙3寄りの面はガイド記載紙8の機能を有する。ガイド記載紙8には、間違った薬の食べあわせを予防するための予防情報が複数枚のラベル貼付用紙4より裏表紙3寄りに含まれていることを示唆する情報が記載されている。なお、「食べあわせ」は、食べあわせそのものを含むことは勿論、飲みあわせも含む。
【0029】
ガイド記載紙8の次には、複数枚の用心情報記載紙5〜7が続いている。その際、複数枚の用心情報記載紙5は用心情報記載紙6〜7とは区別されて連続し、複数枚の用心情報記載紙6は用心情報記載紙5,7とは区別されて連続し、複数枚の用心情報記載紙7は用心情報記載紙5〜6とは区別されて連続するように、重ねられている。さらに、複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちの、上記程度が同じ程度情報を含む用心情報が記載されており切欠きが形成されている複数枚の用心情報記載紙は、切欠きの位置が一致するように重ねられている。すなわち、複数枚の用心情報記載紙5は用心情報記載紙6〜7とは区別されかつ切欠き5cの位置が重なるように重ねられており、複数枚の用心情報記載紙6は用心情報記載紙5,7とは区別されかつ切欠き6cの位置が重なるように重ねられている。複数枚の用心情報記載紙7も、重ねられている。
【0030】
加えて、複数枚の用心情報記載紙5〜7のうちの、上記程度がより高い程度情報を含む用心情報が記載されているものは、上記程度がより低い程度情報を含む用心情報が記載されているものよりも表表紙2寄りに綴じられている。すなわち、用心情報記載紙5が用心情報記載紙6よりも表表紙2寄りに位置し、用心情報記載紙6が用心情報記載紙7よりも表表紙2寄りに位置するように、複数枚の用心情報記載紙5〜7はガイド記載紙8の後に綴じられている。
【0031】
上述の通り、用心情報記載紙5が用心情報記載紙6よりも表表紙2寄りに位置し、用心情報記載紙6が用心情報記載紙7よりも表表紙2寄りに位置するように、複数枚の用心情報記載紙5〜7はガイド記載紙8の後に綴じられている。そのため、図4に示す通り、薬手帳1における複数枚のラベル貼付用紙4の最後を開くと、左側にガイド記載紙8が現れ、右側に複数枚の用心情報記載紙5のうちの先頭のものが現れる。
【0032】
加えて、図3A及び3Bを用いて説明した通り、用心情報記載紙5における切欠き5cは用心情報記載紙6における切欠き6cより大きい。そのため、薬手帳1における複数枚のラベル貼付用紙4の最後を開くと、図4の右下方に示すように、用心情報記載紙5の次に、上記程度が低い程度情報を含む用心情報が記載されている用心情報記載紙6が続き、その後に上記程度がより低い程度情報を含む用心情報が記載されている用心情報記載紙7が続くことが視覚的に理解することができる。
【0033】
図5は、図1の裏表紙3を開いた状態を示す薬手帳1の斜視図である。裏表紙3の内側の面より一つ表表紙2寄りの紙は、複数枚の用心情報記載紙7の最後の紙である。図5に示す通り、薬手帳1は、裏表紙3の内側の面において保持部9を有する。保持部9は、裏表紙3よりも小さい帯状の紙等のシートが折り曲げられて裏表紙3の内側の面に設けられたものであって、複数枚の用心情報記載ラベルを保持するものである。用心情報記載ラベルについては、図6A〜7を用いて後述する。
【0034】
図6Aは、図1における複数枚のラベル貼付用紙4に貼付される用心情報記載ラベルのうちのあるものを説明するための図である。薬手帳1が有する用心情報記載ラベルは、複数の薬のそれぞれについて別個に存在するステッカーであって、各用心情報記載ラベルには、用心すべき食べ物又は飲み物の情報を含み用心情報の全部又は一部が記載されている。加えて、複数枚の用心情報記載ラベルのそれぞれは、複数枚のラベル貼付用紙4の一つの面に薬局発行ラベルAが貼付された場合にその面の薬局発行ラベルAが貼付された領域以外の領域より小さい。さらに、程度が同じ程度情報を含む用心情報が記載されている複数枚の用心情報記載ラベルは、一枚の台紙に取り外し可能に貼付されている。
【0035】
図6Aには、4枚の用心情報記載ラベル10a〜10dが表示されており、4枚の用心情報記載ラベル10a〜10dのそれぞれには、「危険」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されている。4枚の用心情報記載ラベル10a〜10dのそれぞれは、ステッカーであって、一枚の台紙10に取り外し可能に貼付されている。台紙10には、台紙10に貼付されている4枚の用心情報記載ラベル10a〜10dのすべてに「危険」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されていることを示す危険マーク100が記載されている。危険マーク100は、図3Aにおける危険マーク5bと同一又は類似のマークである。
【0036】
図6Bは、図1における複数枚のラベル貼付用紙4に貼付される用心情報記載ラベルのうちの別のあるものを説明するための図である。図6Bには、4枚の用心情報記載ラベル11a〜11dが表示されており、4枚の用心情報記載ラベル11a〜11dのそれぞれには、「警戒」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されている。4枚の用心情報記載ラベル11a〜11dのそれぞれも、ステッカーであって、一枚の台紙11に取り外し可能に貼付されている。台紙11には、台紙11に貼付されている4枚の用心情報記載ラベル11a〜11dのすべてに「警戒」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されていることを示す警戒マーク110が記載されている。警戒マーク110は、図3Bにおける警戒マーク6bと同一又は類似のマークである。
【0037】
図6Cは、図1における複数枚のラベル貼付用紙4に貼付される用心情報記載ラベルのうちの更に別のあるものを説明するための図である。図6Cには、4枚の用心情報記載ラベル12a〜12dが表示されており、4枚の用心情報記載ラベル12a〜12dのそれぞれには、「注意」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されている。4枚の用心情報記載ラベル12a〜12dのそれぞれも、ステッカーであって、一枚の台紙12に取り外し可能に貼付されている。台紙12には、台紙12に貼付されている4枚の用心情報記載ラベル12a〜12dのすべてに「警戒」という程度を示す程度情報を含む用心情報が記載されていることを示す注意マーク120が記載されている。注意マーク120は、図3Cにおける注意マーク7bと同一又は類似のマークである。
【0038】
図6A〜6Cに示す通り、各用心情報記載ラベル10a〜12dには「 頁参照」という文字列が記載されている。その文字列は、用心すべき食べ物又は飲み物が同じ用心情報が記載されている用心情報記載紙のページ番号を意味する。図6A〜6Cでは、「 頁参照」という文字列が示されているのみで具体的なページ番号は記載されていないが、実際には具体的なページ番号が記載される。
【0039】
図6A〜6Cを用いて説明した通り、複数枚の用心情報記載ラベルのそれぞれは、予め決められた枚数の単位で台紙に取り外し可能に貼付されている。そのため、保持部9は複数枚の台紙を保持し、それによって複数枚の用心情報記載ラベルを保持する。図7は、図1における保持部9が複数枚の台紙10〜12を保持している状態を示す図である。
【0040】
次に、本考案の実施の形態における薬手帳1の使用方法を説明する。図8は、本考案の実施の形態における薬手帳1の使用方法を説明するための図である。患者が医師によって診察を受けた後に薬局で薬を購入する場合、薬局において薬が譲渡される際に薬局によって薬局発行ラベルAが発行される。薬局発行ラベルAには、図8に示す通り、薬局において譲渡される薬の服用方法を含む薬情報が記載される。薬情報は、例えば、患者の氏名、調剤日、医療機関、医師、薬局の名称及び薬局の電話番号の情報をも含む。薬局発行ラベルAは、薬局の薬剤師によって又は患者によってラベル貼付用紙4に貼付される。
【0041】
薬剤師又は患者は、保持部9によって保持されている複数枚の用心情報記載ラベルのなかから、ラベル貼付用紙4に貼付された薬局発行ラベルAに記載されている薬の用心情報が記載されている用心情報記載ラベルを探す。薬剤師又は患者は、探し当てた用心情報記載ラベルを台紙から取り外し、薬局発行ラベルAが貼付されているページにおいて薬局発行ラベルAと重複しない領域に貼付する。
【0042】
上述の通り、本実施の形態の薬手帳1は、符号「10a〜12d」が付されている複数の用心情報記載ラベルを有する。言い換えると、薬手帳1には、複数の用心情報記載ラベルが予め用意されている。複数の用心情報記載ラベルのそれぞれは、複数の薬のそれぞれについて別個に存在するステッカーであって、複数の用心情報記載ラベルのそれぞれには、薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物の情報を含み用心情報の全部又は一部が記載されている。したがって、本実施の形態の薬手帳1を使用すれば、薬手帳1を構成する複数のページのうちの薬局において薬が譲渡される際に薬局によって発行される薬局発行ラベルが貼付されるページに、薬手帳1に予め用意されていてステッカーである用心情報記載ラベルを貼付するだけで、その薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する用心情報を簡易に追加することができる。
【0043】
加えて、本実施の形態における用心情報は、薬と一緒に食べる又は飲む食べ物又は飲み物を食べる又は飲むことに対する用心の程度を示す程度情報を含み、程度が同じ程度情報を含む用心情報とは同じ形態により記載され、程度が異なる程度情報を含む用心情報とは異なる形態により記載される。そのため、用心の程度を視覚的に区別することができる。なお、用心情報は、程度が同じ程度情報を含む用心情報と異なる形態により記載されてもよいし、程度が異なる程度情報を含む用心情報と同じ形態により記載されてもよい。
【0044】
さらに、本実施の形態では、複数枚の用心情報記載ラベルのそれぞれには、用心すべき食べ物又は飲み物が同じ用心情報が記載されている用心情報記載紙のページ番号が記載されている。そのため、薬手帳1における薬局発行ラベルが貼付されるページに貼付されている用心情報記載ラベルに記載されているページ番号の用心情報記載紙を見れば、詳細な用心情報を取得することができる可能性がある。ただし、用心情報記載ラベルには、用心すべき食べ物又は飲み物が同じ用心情報が記載されている用心情報記載紙のページ番号が記載されていなくてもよい。
【0045】
なお、上述した実施の形態では、複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8とは区別して重ねられ、表表紙2の次の位置に位置するように綴じられている。しかしながら、複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8とは区別せずに複数枚の用心情報記載紙5〜7及びガイド記載紙8と重ねられてもよい。加えて、複数枚のラベル貼付用紙4のそれぞれは、表表紙2の次の位置に位置するように綴じられなくてもよい。
【0046】
上述した実施の形態では、用心の程度は、危険、警戒及び注意の三段階である。しかしながら、用心の程度は、危険、警戒及び注意の三段階に限定されない。
【0047】
上述した実施の形態では、複数枚の用心情報記載ラベルは一枚の台紙に取り外し可能に貼付されている。しかしながら、複数枚の用心情報記載ラベルのそれぞれは、まとめられることなく互いに独立して存在してもよい。保持部9は、袋状の物あってもよいし、クリップ状のものであってもよい。いずれにしても、保持部9は複数枚の用心情報記載ラベルを保持する。保持部9は、裏表紙3の内側の面に設けられなくてもよく、例えば表表紙2の内側の面に設けられてもよい。
【0048】
上述した実施の形態では、用心情報記載紙は複数枚存在するが、用心情報記載紙は一枚のみ存在してもよい。
【0049】
本考案は上述の実施の形態に限定されない。実施の形態は本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、変形例は本考案の範囲から排除されない。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本考案は、薬局によって発行されるラベルであって薬の服用方法を含む薬情報が記載された薬局発行ラベルが貼付される薬手帳に関するので、産業上の利用可能性を有する。
【0051】
1 薬手帳
2 表表紙
3 裏表紙
4 ラベル貼付用紙
5〜7 用心情報記載紙
5a 危険目印
5b 危険マーク
5c 切欠き
6a 警戒目印
6b 警戒マーク
6c 切欠き
7a 注意目印
7b 注意マーク
8 ガイド記載紙
9 保持部
10〜12 台紙
10a〜12d 用心情報記載ラベル
100 危険マーク
110 警戒マーク
120 注意マーク
A 薬局発行ラベル

(57)【要約】

【課題】薬局発行ラベルが貼付されるページに、薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する用心情報を簡易に追加することができる薬手帳を提供する。【解決手段】薬手帳1は、表表紙2と、複数枚のラベル貼付用紙4と、用心情報記載紙3と、裏表紙と、複数枚の用心情報記載ラベルと、複数枚の用心情報記載ラベルを保持する保持部とを有する。各ラベル貼付用紙には、薬の服用方法を含む薬情報が記載された薬局発行ラベルが貼付される。用心情報記載紙には、薬と一緒に食べる又は飲むことに対して用心すべき食べ物又は飲み物に関する用心情報が複数の薬のについて記載されている。用心情報記載ラベルは、複数の薬のについて別個に存在するステッカーであって、用心すべき食べ物又は飲み物の情報を含み用心情報の全部又は一部が記載されている。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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