(54)【考案の名称】タープテント固定具

(73)【実用新案権者】株式会社コンポジット

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、タープテント支柱に取り付けるタープテント固定具に関する。

【従来の技術】

【0002】
天幕屋根を有する側面開放型のタープテントを設営する際に、支柱を立設し、上方からロープを張り出し、取り付けたペグを地面に打ち込んで、タープテントを安定固定させる。また、地面がコンクリート等のペグを打ち込めない場合においては、ペグの代わりに、ロープを立木に結びつけたり、石などの重量物をロープに括り付けて、安定固定させていた。
しかし、ペグの打ち込みには労力を要し、また、ペグの打ち込みが不可能な場合において、適した立木や石などがない場合には、タープテントの設営が難しいという問題があった。
そこで、支柱に取り付けるタイプのタープ・テントの固定具に関する技術が公開されている。
【0003】

【効果】

【0019】
本考案によれば、ロープ及びペグを使用せずに、タープテントを安定固定でき、複雑な構造をとることなく軽量であるタープテント固定具とすることができ、設置も容易である等の優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本考案の実施の形態において、タープテント固定具で固定するタープテントの側面図である。
【図2】本考案の実施の形態において、タープテント固定具の斜視図である。
【図3】本考案の実施の形態において、タープテント固定具の収納物の例である。
【図4】本項案の実施の形態において、タープテントの支柱にタープテント固定具を取付けた状態の斜視図である。

【0021】
以下、図面を参照しつつ、考案の実施の形態について説明する。
【0022】
本実施の形態については、図1に示すような略四角錐状の天幕屋根2を有し、四隅を地面から垂直に立設する支柱3で支え、天幕屋根2底辺四隅にロープ4の一端を連結し、その反対端を地面にペグ5にて固定しているタープテント1の支柱3を固定するタープテント固定具6(以下、「固定具6」とする。)について説明する。
なお、本考案の実施の形態としては、タープテント1の支柱3を4本としているが、特に限定されるものでなく、支柱3を3本としたタープテントや、支柱が外部に露出し、側面部が覆われているテント等の支柱を固定する固定具としても実施可能である。
また、4本すべての支柱3に固定具6を取付けることによって、タープテント1をより安定固定させることとなるが、設置地面の状況等によって、取付け数は任意であり、ひとつの固定具6の取付けであっても安定固定の効果は得られる。
なお、固定具6は、タープテント1を設営した後でも、支柱3を立設している段階のタープテント1の設営中であっても、取付けは可能である。
【0023】
図2に示す、固定具6の収納体7の素材としては、布、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニル等の柔軟性があり、重量物を収納する強度を確保した上において、軽量かつ薄手のものが好ましく、防水加工もしくは撥水加工が施されていることが望ましい。
係る素材であることにより、様々な形の収納物の収納が可能となり、不使用時に折り畳むことができ、かさばらずに固定具6を携帯することができる。
【0024】
本考案の固定具6は、収納体7に収納物31を入れ、収納物31の重量により、タープテント1を安定固定させることとなる。本実施例においては、図3に示すように、収納物31を水で満たされた飲料水用ポリタンクとしているが、支柱3を固定するに十分な重量があれば、収納体7に収まる限りにおいて、他の流動体が入った容器、砂・砂利等を納めた袋体、石等を利用可能である。
なお、飲料水用ポリタンクの容量としては、タープテント1を安定固定させるために十分な重量があることが望ましいが、重量が増すにつれて容積も増え、設営状態で邪魔になるのを避けるために、10リットルから20リットル程度の容量が適当である。該容量に対応させるため、収納体7のサイズとしては幅、奥行、高さ、それぞれ20センチメートルから40センチメートル程度であることが望ましく、また、設営時の安定性を考慮すると、幅、奥行、高さを同程度の長さとすることが望ましい。
また、収納体7に防水機能を持つ素材を使用することにより、収納体7に水等の流動体を直接注入することも可能である。
【0025】
次に、本考案の固定具6をタープテント1の支柱3に取付け、タープテント1を安定固定させる方法について、図2乃至図4を参照しつつ説明する。
【0026】
図2は固定具6の斜視図となるが、固定具6は、収納物31を収納する収納体7と、収納体7を支柱3に取付ける取付部材と、収納体7内の収納物31を保持するための止着部材とから構成される。
【0027】
本実施例においての取付部材は、一端に略長方形状環状部材(以下、「環状部材という。)12の長手方向の一方の部分を包むように巻装して(長手方向の他方の部分と短手方向の部分は露出させている)、他端を収納体7の側面部に装着した第一の帯状部材(以下、「第一部材」という。)11と、一端に面ファスナー雄面(以下、「雄面」という。)14を貼着し、雄面14から長手方向数センチメートルから十数センチメートル程度の同一面に面ファスナー雌面(以下、「雌面」という。)15とを貼着させ、他端が収納体7の側面部に装着されている第二の帯状部材(以下、「第二部材」という。)13とからなる。
第一部材11と第二部材13とは、収納体7の同一の側面部の横手方向に並列して装着される。
【0028】
本実施例においての取付部材は、収納体7側面部の上方と下方の2箇所に装着されているが、支柱3に安定取付けできる限りにおいて、その収納体7への取付位置、取付数量は任意であり、一又は複数の取付部材が装着される。
取付部材の数を多くすれば、それだけ支柱3に安定取付けされることとなるが、取付けるための手間もかかることから、そのバランスを考慮して、本実施例と同じく、二つであることが望ましい。
また、収納体7への取付位置も、取付時に収納体7の形状を維持する上からも、その側面部の上方と下方の2箇所であることが望ましい。
【0029】
次に、取付部材によって、固定具6を支柱3に取付ける方法について説明する。
第一部材11と第二部材13の間の収納体7側面部寄りの位置に支柱3を挟むように設置して、第二部材13の一端を環状部材12に挿通して、支柱3が十分に挟持された状態で、第二部材13を折り返して、第二部材13に貼着されている雄面14と雌面15とを合わせて止着することによって、第一部材11と第二部材13とが係着し、支柱3が保持される。
雄面14と雌面15とは、第二部材13の長手方向に十分な幅を持たせることによって、第二部材13の折り返し位置にかかわらず、雄面14と雌面15とは止着可能となるとともに、様々な径の支柱3に対応できることとなり、支柱3の断面が四角形状、円形状であるかを問わずに取付けが可能となっている。
その取外しも、止着している雄面14と雌面15とを剥がして、第二部材13を環状部材12から抜脱するのみであり、非常に簡易に付け外しが可能である。
【0030】
本実施例においては、第一部材11の一端と第二部材13の一端とを、それぞれ収納体7側面部に装着しているが、第一部材11と第二部材13とを一の帯状部材として、一端に環状部材12を巻装し、他端に雄面14を貼着して、雄面14から長手方向数センチメートルから十数センチメートル程度の同一面に雌面15を貼着させた取付部材とすることもできる。
該取付部材の両端部から数センチメートルから十数センチメートル程度を除いた部分を、収納体7の4つの側面部を巻くように装着することによって、本実施例の取付部材と同様の機能となり、収納体7が強固となる効果が得られるとともに、装着部分の面積が増えることにより取付部材が頑強となる効果が得られる。
【0031】
本実施例においては、第一部材11に環状部材12を巻装し、第二部材13に雄面14と雌面15とを貼着させているが、第一部材11に雄面14を貼着させ、第二部材13に雌面15を貼着させて、両面を止着して、第一部材11と第二部材13とを係着させるようにすることもできる。
また、取付部材の支柱3への取付手段として、面ファスナーを用いずに、帯状部材に美錠・バックル等を装着して係着するようにすることもできる。
さらには、取付部材は帯状部材に限定されるものではなく、紐状部材として、結束することにより支柱3に取付けるようにすることもできる。
【0032】
次に、収納体7に設けられる止着部材について説明する。
止着部材は、収納体7に入れる収納物31を保持するためのものであり、本実施例においての止着部材は、一端に環状部材22の長手方向の一方の部分を包むように巻装して(長手方向の他方の部分と短手方向の部分は露出させている)、該端が数センチメートル程度、収納体7の側面部から延出するように装着した第一部材21と、一端に雄面24を貼着し、雄面24から長手方向十数センチメートルから数十センチメートル程度の同一面に雌面25とを貼着させ、該端が数十センチメートル程度、収納体7の側面部から延出するように装着されている第二部材23とからなる。
第一部材21は収納体7の側面部縦手方向に、第二部材23は前記第一部材21が装着される収納体7の側面部に対向する側面部の縦手方向に装着される。
【0033】
本実施例においての止着部材は、取付部材が装着された収納体7側面部と該側面部に対向する側面部に二対の止着部材、残るふたつの相対向する両側面部に一対の止着部材が装着されているが、収納物31を保持でき、かつ相対向する両側面部に取付けられる限りにおいて、取付面、取付数量は任意であり、一又は複数の止着部材が装着される。
止着部材の数を多くすれば、それだけ収納物31が強固に保持されることとなるが、止着するための手間もかかることから、そのバランス、取付部材の位置等を考慮して、本実施例と同じく、取付部材が装着された収納体7側面部と該側面部に対向する側面部に二対、残るふたつの相対向する両側面部に一対と、三つであることが望ましい。
また、収納体7への取付位置も、収納体31の保持の上からも、一対の場合は側辺2分の1の位置、二対の場合は側辺の3分の1間隔の位置に取付けることが望ましい。
【0034】
次に、止着部材によって、収納体7内の収納物31を保持する方法について説明する。
収納体7に収納物31を入れた後、収納体7の上面部を架け渡すように、第二部材23の一端を環状部材22に挿通して、収納物31が十分に拘持された状態で、第二部材23を折り返して、第二部材23に貼着されている雄面24と雌面25とを合わせて止着させることによって、第一部材21と第二部材23とが係着し、収納物31が保持される。
雄面24と雌面25とは、第二部材23の長手方向に十分な幅を持たせることによって、第二部材23の折り返し位置にかかわらず、雄面24と雌面25とは止着可能となるとともに、様々な大きさ・形状の収納物31に対応できることとなる。
その解放も、止着している雄面24と雌面25とを剥がして、第二部材23を環状部材22から抜脱するのみであり、非常に簡易に収放が可能である。
【0035】
本実施例においては、第一部材21と第二部材23とを、それぞれ収納体7の相対向する両側面部に装着しているが、第一部材21と第二部材23とを一の帯状部材として、一端に環状部材22を巻装し、他端に雄面24を貼着して、雄面24から長手方向十数センチメートルから数十センチメートル程度の同一面に雌面25を貼着させた止着部材とすることもできる。
該止着部材の環状部材22を巻装した端から数センチメートル程度、他端から数十センチメートル程度を除いた部分を、収納体7の側面部から底面部、さらに前記側面部に相対向する側面部に沿って装着することによって、本実施例の止着部材と同様の機能となり、収納体7が強固となる効果が得られるとともに、装着部分の面積が増えることにより止着部材が頑強となる効果が得られる。
【0036】
本実施例においては、第一部材21に環状部材22を巻装し、第二部材23に雄面24と雌面25とを貼着させているが、第一部材21に雄面24を貼着させ、第二部材23に雌面25を貼着させて、両面を止着して、第一部材21と第二部材23とを係着させるようにすることもできる。
また、収納物31の保持手段として、面ファスナーを用いずに、帯状部材に美錠・バックル等を装着して係着するようにすることもできる。
さらには、止着部材は帯状部材に限定されるものではなく、紐状部材として、結束することにより収納物31を保持するようにすることもできる。
【0037】
10リットルから20リットル程度の飲料水用ポリタンクのほとんどには、把手32が装備されていることから、タープテント1のロープ4をペグ5で固定する代わりに、図4に示すように、ロープ4の一端を把手32に結束することによって、ペグ5で固定するのと同等の効果が得られ、タープテント1をより安定固定することもできる。
【0038】
1 タープテント
2 天幕屋根
3 支柱
4 ロープ
5 ペグ
6 タープテント固定具
7 収納体
11 第一の帯状部材(取付部材)
12 略長方形状環状部材(取付部材)
13 第二の帯状部材(取付部材)
14 面ファスナー雄面(取付部材)
15 面ファスナー雌面(取付部材)
21 第一の帯状部材(止着部材)
22 略長方形状環状部材(止着部材)
23 第二の帯状部材(止着部材)
24 面ファスナー雄面(止着部材)
25 面ファスナー雌面(止着部材)
31 飲料水用ポリタンク
32 把手
33 蓋
34 飲料水

(57)【要約】

【課題】側面開放型タープテントの支柱に取付けるタイプのタープテント固定具であって、ロープ及びペグを使用せずに安定固定でき、複雑な構造をとることなく、軽量で、設営も容易な、タープテント固定具を提供する。【解決手段】重量物を収納する上面が開口した略直方体形状の収納体7と、前記収納体をタープテント支柱に取付ける取付部材11と、前記重量物を保持する止着部材21とからなることを特徴とし、前記重量物の重量によってタープテントを安定固定することができる。


【パテントレビュー】

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