(54)【考案の名称】放熱装置

(73)【実用新案権者】微端電子股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、放熱装置に関する。特に本考案は、従来技術に基づく放熱装置より容易に製造可能な放熱装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来技術に基づく放熱装置としては、例えば図1及び図2(特許文献1)に表わす放熱装置がある。
【0003】
従来の放熱装置は、図1に表わすように、図中の左右両端に開口部が設けられた本体11と、本体11の開口部を封止するように本体11の両端に取付けられている第1のキャップ12及び第2のキャップ13と、本体11の左端に取付けられている第1のキャップ12に取付けられている冷媒注入管14と、本体11内に形成されている冷媒対流空間112とを備えており、冷媒注入管14は、冷媒が冷媒対流空間112に注入された後に、図2に表わすように、その内周面の上下両端が当接するように本体11と共に押しつぶされた後に、第1のキャップ12側に設けられた開口部が密封材2によって封止されている。
【0004】

【効果】

【0014】
上記構成により、本考案の放熱装置は、一端が冷媒貯蔵空間内に挿入され、他端が露出端として本体外に露出している挿入管を折り曲げることで密封するので、本体を押しつぶす必要がなく、密封材を使用する必要もない。
【0015】
従って、本考案は、従来技術に基づく放熱装置より容易に製造可能な放熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】従来技術に基づく放熱装置の一の構成例を表わす断面図である。
【図2】従来技術に基づく放熱装置の一の構成例を表わす部分断面図である。
【図3】本考案における放熱装置の第1の実施形態の分解斜視図である。
【図4】組み立てられた、本考案における放熱装置の第1の実施形態の断面図である。
【図5】本考案における放熱装置の第2の実施形態の分解斜視図である。
【図6】組み立てられた、本考案における放熱装置の第2の実施形態の断面図である。

【0017】
以下において、本考案の好ましい実施形態について、各図面を参照しつつ詳述する。
【0018】
図3は、本考案における放熱装置の第1の実施形態の分解斜視図である。図4は、組み立てられた第1の実施形態の断面図である。
【0019】
図示の如く、自身の内部に冷媒貯蔵空間42が形成されている放熱装置3は、少なくともその一端部に開口部が形成されている本体4と、本体4の一端部(図中の左端)に取付可能な第1のキャップ5であって、当該一端部に位置する開口部を覆う底板522と、冷媒貯蔵空間42と連通するように底板522に開口されている挿入孔523とを有している第1のキャップ5と、挿入端611としての一端と、当該一端の反対側に位置する他端とを有している挿入管6であって、当該一端が、当該一端の周面が挿入孔523と互いに密接するように挿入孔523を通じて冷媒貯蔵空間内42に挿入され、当該他端が、露出端612として本体4の外側に露出している、挿入管6と、挿入管6の露出端612としての他端を通じて冷媒貯蔵空間42に注入される冷媒(図示しない)と、を備えている。
【0020】
また、放熱装置3では、延伸壁422が、一端部から本体4の一端部すなわち図中の左端部にさらに延在している。一方、本体4の一端部に取付けられている第1のキャップ5は、延伸壁422に対応している挿入壁521であって、本体4の左端部に形成された開口部を覆う底板522から延伸壁422に沿って延伸壁422を越えてさらに延在している挿入壁521と、延伸壁422の先端に当接するように挿入壁521の延伸先端から張り出している内側面を具備する当接フランジ51と、を有している。
【0021】
本体4は中空板状体41に作成されており、中空板状体41内では、互いに並列に配置される複数の仕切り板43によって、冷媒貯蔵空間42が複数の流路421に分割されている。複数の流路421が形成されていることによって、冷媒貯蔵空間42内に充填された冷媒は、流路421に沿って流れる際に本体4を経由して外部の大気と熱交換して放熱することができる。その放熱効果は、流路421の長さに従って高くなる。
【0022】
本考案におけるすべての実施形態において、本体4の第1のキャップ5が取付けられている一端部の反対側に位置する他端部(図中の右端部)にも、開口部が形成されており、他端部に形成された開口部を覆う底板822を具備する第2のキャップ8をさらに備えている。しかし、本体4を一端部及び他端部の両方に設けることは、製造上の利便性を図るためであり、本体4の一端のみに開口部を設けたとしても、本考案の趣旨に反しない。
【0023】
第1の実施形態において、本体4の他端部と当該他端部に取り付けられる第2のキャップ8とから成る構成は、第1のキャップ5が取付けられている一端部と当該一端部に取り付けられる第1のキャップ5と同一である。すなわち、本体4の他端部からさらに延在している延伸壁442が、本体4の他端部に形成されており、第2のキャップ8が、本体4の他端部に形成された開口部を覆う底板822から延伸壁442に沿って延伸壁442を越えて延在している挿入壁821と、内側面が延伸壁442の先端に当接するように挿入壁821の延伸先端から張り出している当接フランジ51と、を有している。
【0024】
また、第1のキャップ5として作成される部材に挿入孔523を形成しなければ、第2のキャップ8として使用可能である。
【0025】
挿入管6は、その両端それぞれが挿入端611及び露出端612として形成された直管体61であり、本実施形態では、挿入端611が挿入孔523を通じて底板522に挿通され、冷媒貯蔵空間42内に挿入される。冷媒は、両端開口の直管体である挿入管6を通じて、冷媒貯蔵空間42内に注入される。冷媒の注入が完了した後に、冷媒貯蔵空間42内に注入された冷媒が漏出しないように、挿入管6の本体4外側に露出された露出端612が、図4に表わすように、実線で示す位置Aから破線で示す位置Bに折り曲げられると、冷蔵貯蔵空間42を密封することができる。
【0026】
従って、本考案は、本体4を押しつぶす必要がなく、且つ、密封材を使用する必要もなく、挿入管6の露出端612を折り曲げることによって、冷媒貯蔵空間42内に注入された冷媒の漏出を防止することができる。従って、本考案は、従来技術に基づく放熱装置より容易に製造可能な放熱装置を提供することができる。
【0027】
さらに、本考案では、延伸壁422が本体4に形成されており、挿入管6が取付けられる第1のキャップ5は、延伸壁422に対応する挿入壁521を有しているので、挿入管6の露出端612は挿入壁521に囲まれた状態で保護され、冷媒貯蔵空間42内に注入された冷媒の漏出が、折り曲げられた露出端612が損傷することに起因して生じにくいという利点も有している。従って、挿入管6の露出端612の開口部を折り曲げ以外の手段で封止しても、挿入壁521によって露出端612を保護することができる。
【0028】
なお、冷媒貯蔵空間42に配置される複数の仕切り板43は、第1のキャップ5が有する底板522と第2のキャップ8が有する底板822とのいずれにも接触せず、仕切り板43の底板522や底板822に面している端部と底板522や底板822との間に隙間429が残されているので、複数の仕切り板43によって冷媒貯蔵空間42内に形成された複数の流路421は、隙間429を介して互いに連通しており、冷媒貯蔵空間42内に注入された冷媒は、隙間429を通じて各流路421の間で循環対流することができる。
【0029】
図5は、本考案の放熱装置3の第2の実施形態の分解斜視図である。図6は、組み立てられた第2の実施形態の断面図である。図示の如く、本考案の放熱装置の第2の実施形態は、第1の実施形態とほぼ同様の構成になっているが、第1のキャップ5及び第2のキャップ8それぞれの本体4に対する取付部分の構成が異なっている。
【0030】
言い換えれば、本考案における放熱装置の第2の実施形態は、冷媒貯蔵空間42内に注入された冷媒が第1のキャップ5や第2のキャップ8と本体4との間の隙間を通じて漏出することを一層厳重に防止するために、図5及び図6に表わすように、第1のキャップ5は、その当接フランジ51の先端から本体4の延伸壁422の延伸方向に遡って延伸壁422を包むように延在している、包囲壁53をさらに有している。
【0031】
そして、反対側に取り付けられている第2のキャップ8も、第1のキャップ5と同様に、その当接フランジ81の先端から本体4の延伸壁442の延伸方向に遡って延伸壁442を包むように延在している、包囲壁83をさらに有している。
【0032】
また、本考案では、挿入管6の露出端612は、冷媒が冷媒貯蔵空間42に注入された後に、最初に密封材で密封してから折り曲げても良いが、密封材を必ずしも使用する必要はない。
【0033】
上記説明は、本考案の一例を示すにすぎず、本考案を限定するものとして解釈してはならない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
上記説明のように、本考案の放熱装置は、一端(挿入端611)が冷媒貯蔵空間42内に挿入されていると共に他端が露出端612として本体外側に露出している、挿入管6を折り曲げることによって密封されるので、本体4を押しつぶす必要がなく、密封材を使用する必要もない。
【0035】
さらに、本考案の挿入管4の露出端612は、第1のキャップ5の挿入壁521に囲まれていることによって保護されるので、露出端612が損傷を受けることに起因して冷媒の漏出が起こりにくいという利点も有している。
【0036】
以上により、本考案は、本体に損傷を与える可能性がある作業を避けると共に、従来の放熱装置より容易に製造可能な放熱装置を提供することができるので、過剰な高温に起因して生じる悪影響を回避するために放熱することによって温度を抑制する必要がある様々な産業や製品に応用可能である。
【0037】
4 本体
41 中空板状体
42 冷媒貯蔵空間
421 流路
422 延伸壁
429 隙間
442 延伸壁
43 仕切り板
5 第1のキャップ
51 当接フランジ
521 挿入壁
522 底板
523 挿入孔
53 包囲壁
6 挿入管
611 挿入端
612 露出端
81 当接フランジ
821 挿入壁
822 底板
83 包囲壁

(57)【要約】

【課題】容易に製造しやすい放熱装置を提供する。【解決手段】その内部に冷媒貯蔵空間42が形成されている本体4であって、少なくともその一端部に開口部が形成されている本体と、本体の一端部に取付けられており、且つ、一端部に形成された開口部を覆う底板を有している第1のキャップ5であって、挿入孔523が冷媒貯蔵空間と連通するように底板に形成されている第1のキャップと、挿入端611としての一端と、一端の反対側に位置する他端とを有している挿入管6であって、一端の周面が挿入孔と互いに密接するように一端が挿入孔を通じて冷媒貯蔵空間内に挿入され、他端が露出端として本体の外側に露出している、挿入管と、挿入管の露出端としての他端を通じて冷媒貯蔵空間に注入されている冷媒と、を備えていることを特徴とする。


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