(54)【考案の名称】耐震用ブロック体

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、配管用、建築用、フェンス用、駐車場の車止め用等に使用されるブロック体であって、特に、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ高い強度を有する耐震用ブロック体に関する。

【従来の技術】

【0002】
コンクリートのブロック体は、設置面上に型枠を配設し、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後、型枠を取り外して形成していた。しかしながら、従来の型枠においては、組み立てや取り外し作業、また型枠の運搬等が非常に困難であった。
【0003】
これらの問題を解消するための従来技術として、繊維補強セメント板を捨て型枠として用いて現場でコンクリートを打設して容易に構築できるコンクリート製ガードフェンスがある(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1のコンクリート製ガードフェンスは、繊維補強セメント板から所要長さのガードフェンス外形に対応した形状に予め造られた型板を用いて現場で組み立てゝ所定の形状の捨て型枠を設置し、該捨て型枠内にコンクリートを打設して製造されることを特徴としている。
【0004】

【効果】

【0012】
本考案の耐震用ブロック体によれば、設置面上に固定される鉄筋と、該鉄筋の周囲に配設される、上下に開口部を有する型枠と、鉄筋の周囲に型枠を配設した状態で型枠内に注入されるコンクリートと、により構成されるため、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れる。
【0013】
また、前記型枠の底面を設置面内に埋設し、型枠の周囲に補強材を配設したことにより、高い強度が得られ、耐震面においても優れた効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本考案の耐震用ブロック体の全体斜視図である。
【図2】前記耐震用ブロック体の鉄筋部分を表す斜視図である。
【図3】鉄筋に型枠を配設した状態の斜視図である。
【図4】本考案の耐震用ブロック体に補強材を施した状態の斜視図である。
【図5】鉄筋を設置した施工状態である。
【図6】型枠を配設した施工状態である。
【図7】型枠内にコンクリートを打設した施工状態である。
【図8】型枠の底部を埋設した施工状態である。

【0015】
本考案の耐震用ブロック体は、配管用、建築用、フェンス用、駐車場の車止め用等に使用されるブロック体であって、特に、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ高い強度を有することを特徴とする。
【0016】
図示する耐震用ブロック体1は、設置面5上に固定される鉄筋2と、該鉄筋2の周囲に配設される、上下に開口部11,12を有する型枠10と、鉄筋2の周囲に型枠10を配設した状態で型枠10内に注入されるコンクリート20と、により構成されている。
【0017】
鉄筋2は汎用の構造を呈しており、図2に示すように、設置面5の地中に埋設される軸部3と、軸部3間に固定された複数の枠体4とからなる。また、本考案の耐震用ブロック体1に使用される鉄筋2は、硬化したコンクリート20を補強するものであれば、如何なる構造であってもよい。
【0018】
型枠10は、前記鉄筋2の周囲に配設されるもので、図3に示すように、複数の部材を連結可能に形成されている。また前記型枠10の材質は、軽量で、且つ量産が可能であり、適宜強度を有する合成樹脂にて形成されている。なお、本考案の耐震用ブロック体1の型枠10は、本考案者により出願されている特許第2869618号の開き防止組立式柱台枠、もしくは実用新案登録第3170464号の増設柱台枠等が好適に使用される。
【0019】
また前記型枠10の下部には開口部11が、上部には開口部12が形成されている。また特に、前記型枠10は、底面幅広状のテーパ状に形成されており、周囲四隅は湾曲状を呈する。そのことにより、例えば本考案の耐震用ブロック体1を駐車場の車止めに使用した場合、誤ってタイヤやボディーが接触しても、タイヤや車体表面を傷つけることを軽減できる。
【0020】
また耐震用ブロック体1は、鉄筋2の周囲に型枠10を配設した状態で、型枠10内にコンクリート20が注入される。注入されたコンクリート20が硬化した後、型枠10はそのまま装着した状態で完成される。そのことにより、施工と仕上げが同時に完了し、面倒な後仕上げを必要としない。
【0021】
また他の好適例として、図8に示すように、前記型枠10の下部の開口部11を設置面5内に埋設することが好ましい。型枠10の開口部11を設置面5内に埋設することにより、型枠10の設置強度を向上することができる。
【0022】
また他の好適例として、図4に示すように、前記型枠10の周囲に補強材30を配設してもよい。前記補強材30は、型枠10の周囲に木材を組み上げることにより形成できる。前記補強材30を型枠10の周囲に形成することで高い強度が得られ、地震等の災害が発生した際でも崩壊することを低減できる。なお、前記補強材30は上述に限定されるものではなく、型枠10の崩壊を防ぐものであれば如何なる構造であってもよい。
【0023】
また他の好適例として、図示するように、前記鉄筋2を設置面5内に埋設することが好ましい。前記鉄筋2の軸部3の下部をした設置面5内に埋設することで、鉄筋2の設置強度を向上させることができる。そのことにより、耐震用ブロック体1全体の強度を一層高めることができる。
【0024】
次に、本考案の耐震用ブロック体の施工方法の詳細を図5乃至図8に基づいて説明する。
【0025】
先ず、図5に示すように、耐震用ブロック体1を設置する設置面5内に鉄筋2の軸部3の下部を埋設する。次に、分割された型枠を連結し、鉄筋2の周囲に組み立てた型枠10を配置させる。
【0026】
鉄筋2の周囲に型枠10を配設した状態で、図7に示すように、型枠10の上部の開口部12よりコンクリートを注入する。所定量のコンクリートを注入して硬化させることにより耐震用ブロック体1が形成される。
【0027】
また図8に示すように、型枠10の下部の開口部11を設置面5内に埋設した後、所定量のコンクリートを注入して硬化させることもできる。そのことにより、耐震用ブロック体1の強度を向上させることができる。
【0028】
上述の構造により、本考案の耐震用ブロック体1によれば、施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れる。また、前記型枠10の下部の開口部11を設置面内に埋設し、さらに型枠10の周囲に補強材30を配設することにより、高い強度が得られ、地震が発生した際でも耐震用ブロック体1が崩壊することを軽減できる。
【0029】
1 耐震用ブロック体
2 鉄筋
3 軸部
4 枠体
5 設置面
10 型枠
11 開口部
12 開口部
20 コンクリート
30 補強材

(57)【要約】

【課題】施工が簡便で使い勝手がよく、且つ軽量で運搬や収納面で優れ、さらに高い強度を発揮する耐震用ブロック体を提供する。【解決手段】耐震用ブロック体1は、設置面上に固定される鉄筋2と、鉄筋の周囲に配設される、上下に開口部を有する型枠10と、鉄筋の周囲に型枠を配設した状態で型枠内に注入されるコンクリート20と、により構成される。また、型枠は底面幅広状のテーパ状に形成されており、型枠の下部の開口部および鉄筋の下部を設置面内に埋設した。さらに、型枠の周囲に補強材を配設することが好ましい。


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