(54)【考案の名称】防火壁体用樹脂製中空ブロック体

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、建築物の外装又は内装に防火壁体を設けるために使用するブロック体であって、樹脂製の中空ブロック体の内部に水又は不燃性の液体を充填することにより断熱効果を発揮させるブロック体に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
隣接建築物での火災発生時の延焼防止を目的として、建築物の外壁等自体を断熱・防炎材料で構成し、あるいは既設の外壁等の表面を防火壁体で覆う等の対策が取られている。また、建築物内での火災発生時における避難経路確保のために内壁を防火壁体とする場合もある。
【0003】
かかる防火壁体としては、断熱性・防炎性を確保しつつ軽量で施工容易なものが求められるため、ロックウールやガラス繊維、難燃処理を施した素材からなる芯材をアルミ等の表面材で挟んで成る防火パネル等が普及しているが、防火壁体の設置は当然に建築コスト増の要因となる。また、比較的低コストなロックウールは、製造時・廃棄時に発生する粉塵による健康被害の要因ともなる。
【0004】
一方、断熱性・防炎性の観点からは、比熱が大きな水を断熱材として使用すれば極めて効果的であるが、水を収容する構造の防火壁体は、水密性確保の関係から構造や大きさが制約されるだけでなく、施工箇所に応じた大きさや形状の部材を製作することはコスト高とならざるを得ない。
【0005】
こうした問題に対して、たとえば特許文献1に記載の断熱材の如く、使用済のペットボトルを折り畳んで立方体又は直方体として水又は防炎材料を充填し、これを金属製のフレームに多数セットした壁構造材を形成し防火壁体とすることが提案されている。このように、廃棄物となるペットボトルを利用すればコストを抑制でき、資源のリサイクル利用にも貢献するというメリットを有する。

【効果】

【0018】
本考案に係る樹脂製中空ブロック体は、使用済ペットボトルを素材としてコンクリートブロックやレンガと同様単一の形状の部材として製造するため、低コストで量産が可能であり、ペットボトルのリサイクル利用促進を通じて資源の有効活用を図れる。樹脂製中空ブロック体自体は極めて軽量なため、防火壁体の施工現場までの運搬や組立施工上の負担も小さく、施工箇所の条件に応じて自在な形状の防火壁体を構築することができる。また、内部に充填した比熱の大きな水や不燃性の液体は低コストかつ断熱材としての性能が高く、一般的な断熱材を用いる場合に比べて費用対効果の高い防火壁体を構築することができる。さらに、防火壁体を撤去する場合においても、単に防火壁体の最下部に位置するブロック体に孔を空けてやれば、充填された水や不燃性の液体は重力の作用で排出され、その後ブロック体は解体して再利用可能となるため、環境負荷も極めて小さい。

(57)【要約】

【課題】防火壁体の構成単位として、断熱性・防炎性に優れた防火壁体を自由な形状に施工可能とし、かつ、使用済ペットボトルの再利用を促進して資源リサイクルにも貢献する防火壁用樹脂製ブロック体を提供する。【解決手段】使用済ペットボトルを原材料とし、内部に水又は不燃性の液体を充填可能であって、複数を上下左右に連接することにより防火壁体を構成可能な中空ブロック体1であって、連接するブロック体間で水又は不燃性の液体を流通可能とする連通口4,5を備える防火壁用樹脂製ブロック体。


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