(54)【考案の名称】災害情報ステーション

(73)【実用新案権者】コスモシステム株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、災害などの停電時に情報や電気を供給するための災害情報ステーションに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、地震や津波などの災害時には、被害が大きいほど停電になることが多く、テレビや携帯電話等から情報を入手するのが困難になるという問題があった。例えば、東日本大震災の際に避難所で生活を送った方を対象にしたアンケートで、「避難所で生活する上で、特に必要と思う「物資」はどれですか。」との問いに対して、「冷暖房器具」の次に、「携帯電話の充電器」や「発電機」、「テレビ」などの情報を入手するための物資が多いことからも、非常に重要な問題であるといえる(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】仙台市、「平成23年度 東日本大震災に関する市民アンケート調査 報告書」、平成24年3月、p.43

【考案が解決しようとする課題】
【0004】
災害時に停電になると、テレビは役に立たなくなり、携帯電話は電池が切れた後、充電できずに通話ができなくなり、公的な情報も私的な情報も入手することが困難になる。情報が不足すると、不安に駆られ、口伝えの嘘の情報に振り回されたり、パニック状態に陥ったりするおそれがあるという課題があった。
【0005】
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、災害などの停電時にも電源を確保し、情報の入手を容易にすることができる災害情報ステーションを提供することを目的とする。

【効果】

【0011】
本考案によれば、災害などの停電時にも電源を確保し、情報の入手を容易にすることができる災害情報ステーションを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施の形態の災害情報ステーションを示す斜視図である。

【0013】
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態の災害情報ステーションを示している。
図1に示すように、災害情報ステーション1は、収納庫2と太陽光パネル3と蓄電池(図示せず)とテレビ4と地上波放送用アンテナ5と衛星放送用アンテナ6と充電装置7と照明具8とを有している。
【0014】
収納庫2は、ユニット型の小屋から成り、外側に向かって開く観音扉11により側面の開口12を開閉可能となっている。収納庫2は、開口12より内側に開口12を覆う取付壁13を有している。
【0015】
太陽光パネル3は、収納庫2の屋根に収納庫2より広がって設置されている。
蓄電池は、収納庫に収納され、太陽光パネル3に接続されている。蓄電池は、太陽光パネル3で発電した電力を蓄えるようになっている。
【0016】
テレビ4は、薄型の液晶テレビから成っている。テレビ4は、外側から開口12を開いたとき利用可能に、外側に向けて取付壁13に取り付けられている。テレビ4は、蓄電池に接続されており、蓄電池からの電力により稼働するようになっている。
【0017】
地上波放送用アンテナ5は、収納庫2の屋根の上に取り付けられ、衛星放送用アンテナ6は、収納庫2の屋根の軒先に取り付けられている。地上波放送用アンテナ5および衛星放送用アンテナ6は、テレビ4に接続されている。これにより、テレビ4は、地上波テレビ放送と衛星放送とを受信して出力可能になっている。
【0018】
充電装置7は、複数の異なる種類の携帯電話を充電可能な複数種類の充電器から成っている。充電装置7は、外側から開口12を開いたとき利用可能に、取付壁13の、テレビ4より下側の位置に取り付けられている。充電装置7は、蓄電池に接続されており、蓄電池からの電力で携帯電話を充電可能になっている。
【0019】
照明具8は、LED照明から成っており、開口12の上方の収納庫2の側面に取り付けられている。照明具8は、蓄電池に接続されており、蓄電池からの電力で開口12の周辺を照らすようになっている。
【0020】
なお、図1に示す具体的な一例で、収納庫2は、幅3m、奥行き2.1m、高さ2.5mである。太陽光パネル3は、150Wのパネル10枚から成っている。テレビ4は40インチであり、充電装置7は携帯電話用の充電器16台から成っている。但し、寸法、個数は、これに限定されるものではない。
【0021】
次に、作用について説明する。
災害情報ステーション1は、太陽光パネル3により蓄電池に電力を蓄えるため、地震や津波などの災害により停電になっても、蓄電池に電力を供給し続けることができる。このため、災害時でも、蓄電池の電力によりテレビ4や充電装置7を利用することができる。携帯電話用の充電装置7を備えることにより、災害時でも携帯電話を充電して使用することができ、携帯電話で状況を伝えたり情報を入手したりすることができる。このように、災害情報ステーション1は、災害などの停電時にも電源を確保し、テレビ4や携帯電話を利用して情報の入手を容易にすることができる。
【0022】
災害情報ステーション1は、開口12を開けば、テレビ4や充電装置7を利用することができる。また、照明具8で開口12の周辺を照らすため、夜など暗いときでもテレビ4や充電装置7を利用しやすくなっている。また、蓄電池、テレビ4および充電装置7を収納庫に収納しているため、これらが風雨等にさらされて故障したり錆付いたりするのを防ぐことができる。
【0023】
災害情報ステーション1は、太陽光パネル3が収納庫2の屋根に設置されているため、充電効率が高い。また、テレビ4が地上波テレビ放送と衛星放送とを受信可能であるため、様々な放送を視聴することができる。また、充電装置7が複数種類の携帯電話用の充電器から成っているため、充電器の仕様等が異なる様々な携帯電話を充電することができる。
【0024】
災害情報ステーション1は、災害時の避難所や、人々の生活に結びついた場所などに設置することにより、その効果を高めることができる。そのような場所としては、例えば、市役所や町役場、警察署、消防署、集会所、学校、郵便局、コンビニエンスストア、駅、交番、公民館などが挙げられる。
【0025】
なお、災害情報ステーション1は、太陽光パネル3や蓄電池が故障したときや、蓄電池の電力が不足したときのために、予備の発電機を有していてもよい。
【0026】
1 災害情報ステーション
2 収納庫
11 観音扉
12 窓
13 取付壁
3 太陽光パネル
4 テレビ
5 地上波放送用アンテナ
6 衛星放送用アンテナ
7 充電装置
8 照明具


(57)【要約】

【課題】災害などの停電時にも電源を確保し、情報の入手を容易にすることができる災害情報ステーションを提供する。【解決手段】収納庫2が側面に開口12を有し、開口12を外側から開閉可能な観音扉11を有している。太陽光パネル3が、収納庫2の屋根に設置されている。蓄電池が、収納庫2に収納され、太陽光パネル3で発電した電力を蓄えるようになっている。テレビ4が収納庫2に設けられ、蓄電池からの電力により稼働し、地上波テレビ放送と衛星放送とを受信して出力可能になっている。充電装置7が収納庫2に設けられ、蓄電池からの電力で携帯電話を充電可能になっている。テレビ4および充電装置7は、観音扉11を開いたとき利用可能である。照明具8が、蓄電池からの電力で開口12の周辺を照らすよう設けられている。


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