(54)【考案の名称】噴霧装置及び該噴霧装置を備えた噴霧システム

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は噴霧装置及び該噴霧装置を備えた噴霧システムに関し、特に、噴霧ユニットが回動できる噴霧装置及び該噴霧装置を備えた噴霧システムに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来の噴霧システムは、例えば図1(特許文献1)に示されているように、複数のホース11によって繋げられている複数の噴霧装置12を備えている。
【0003】
噴霧装置12の構成は断面図である図2に示されているように、接続ユニット121と噴霧ユニット126とを備えてなるものであり、接続ユニット121は、左右両端がそれぞれ1つのホース11と接続することができ、そして図中の下端に噴霧ユニット126が取付けられ、一側のホース11から送られてきた水を反対側のホース11及び噴霧ユニット126に送ることができるようにT字形の水通路124を囲むように形成されている。
【0004】
この構成において、ホース11が取付けられている接続ユニット121の接続端部122は、ホース11との水密性を保つべくホース11に対して回転不能になっているが、これにより噴霧ユニット126の位置も相対的に固定されるようになり、噴霧ユニット126から水が噴出される角度を変えることもできなくなる。
【0005】

【効果】

【0013】
上記構成により、本考案の噴霧装置中空ベースに回動可能に取付けられていて回動すると出水口を有する端部も該回動と共に位置を移動することができる回動ユニットを備えているので、回動ユニットに取付けられている噴霧ユニットから水が噴出される角度を変えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】従来の噴霧システムが示されている斜視図である。
【図2】従来の噴霧システムに用いられる噴霧装置の断面図である。
【図3】本考案の噴霧システムの第1の実施形態が示されている側面図である。
【図4】本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第1の噴霧装置及び第2の噴霧装置の構成が示されている断面図である。
【図5】本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第1の噴霧装置の分解図である。
【図6】本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第2の噴霧装置の分解図である。
【図7】本考案の噴霧システムの第2の実施形態において用いられる第1の噴霧装置及び第2の噴霧装置の構成が示されている断面図である。
【図8】本考案の噴霧システムの第2の実施形態において用いられる第1の噴霧装置の分解図である。

【0015】
以下では各図面を参照しながら、本考案の各好ましい実施形態について詳しく説明する。
【0016】
図3は本考案の噴霧システムの第1の実施形態が示されている側面図であり、図4は本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第1の噴霧装置及び第2の噴霧装置の構成が示されている断面図である。また、図5は本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第1の噴霧装置の分解図であり、図6は本考案の噴霧システムの第1の実施形態において用いられる第2の噴霧装置の分解図である。
【0017】
図3に示されているように、本考案の噴霧システムは水源手段6からの水を一連の噴霧装置に送って噴霧させるものであり、従って、本考案の噴霧システムに使用される噴霧装置として、両側がそれぞれホースを介して他の噴霧装置または水源手段に接続されている第1の噴霧装置4と、水源手段6からの水が転送される一連の噴霧装置において最後尾に配置されるものとして一側のみがホースを介して他の噴霧装置に接続され、その反対側に開口がない第2の噴霧装置5と、が使用されている。
【0018】
本考案に使用される第1の噴霧装置4は、図4、図5に示されているように、両側がそれぞれホースを介して他の噴霧装置または水源手段6に接続するので、水通路410を囲む中空ベース41に水通路410とそれぞれ連通している2つの導入口411と送水口412と接続口413とが開けられており、そして水通路410は、所定方向(図3、図4における左右方向に該当)に沿って、各導入口411と送水口412とを繋ぐ第1の通路410Aと、第1の通路410Aから分岐して接続口413と連通する第2の通路410Bと、からなるようにT字状に形成されている。
【0019】
また、第1の噴霧装置4は、中空ベース41のほか、両端にそれぞれ入水口431と出水口432とを有するように中空に形成され、入水口431が常時送水口412と連通するように中空ベース41に回動可能に取付けられ、且つ回動すると出水口432を有する端部が該回動と共に位置を移動することができる回動ユニット43と、回動ユニット43と中空ベース41との接続箇所から水が漏れないように該接続箇所を包むと共に、回動ユニット43の中空ベース41に対する可動性を保ったまま、回動ユニット43を中空ベース41に固定する固定キャップ44と、回動ユニット43に取付けられ、回動ユニット43の出水口432からの水を噴出する噴霧ユニット45と、を備えている。
【0020】
一方、本考案に使用される第2の噴霧装置5は、第1の噴霧装置4と類似する構成になっているが、水源手段6からの水が転送される一連の噴霧装置において最後尾に配置されるものとして一側のみがホースを介して他の噴霧装置に接続されるので、第1の噴霧装置4が有する2つの導入口411のうちの一つに該当する構成が省略されている。即ち、第2の噴霧装置5は最後尾に配置されるもので一側のみがホースを介して他の噴霧装置に接続され、その反対側に開口がないので、水通路510を囲む中空ベース51に水通路510と連通している導入口511と送水口512とが開けられており、そして水通路510は、所定方向に沿って、導入口511から延伸する第1の通路510Aと、第1の通路510Aが延伸する先端から曲がって送水口512と連通する第2の通路510Bと、からなるようにL字状に形成されている。
【0021】
また、第2の噴霧装置5は、中空ベース51のほか、両端にそれぞれ入水口531と出水口532とを有するように中空に形成され、入水口531が常時前記送水口512と連通するように中空ベース51に回動可能に取付けられ、且つ回動すると出水口532を有する端部が該回動と共に位置を移動することができる回動ユニット53と、回動ユニット53と中空ベース51との接続箇所から水が漏れないように該接続箇所を包むと共に、回動ユニット53の中空ベース51に対する可動性を保ったまま、回動ユニット53を中空ベース51に固定する固定キャップ54と、回動ユニット53に取付けられ、回動ユニット53の出水口532からの水を噴出する噴霧ユニット55と、を備えている。
【0022】
即ち、本考案の噴霧システムは、第1の噴霧装置4として、水通路410がT字状に形成されている少なくとも1つの噴霧装置と、第2の噴霧装置5として、水通路510がL字状に形成されている1つの噴霧装置と、水源手段6からの水をすべての第1の噴霧装置4を一連に経由して第2の噴霧装置5まで送り届ける水転送手段2と、を備えている。
【0023】
そして、水転送手段2は、水を転送する経路において水源手段6と該水源手段6に隣接する第1の噴霧装置4が有する導入口411とを繋いで水源手段6からの水を該第1の噴霧装置4に転送する導入ホース21と、水を転送する経路において互いに隣り合う2つの第1の噴霧装置4の間、または水を転送する経路において第2の噴霧装置5と該第2の噴霧装置5の上流側で隣接する第1の噴霧装置4との間に介在し、水を転送する経路において上流側にある第1の噴霧装置4が有する導入口411と水を転送する経路において下流側にある第1の噴霧装置4または第2の噴霧装置5が有する導入口411または導入口511とを繋いで水源手段6からの水を転送する接続ホース22と、を備えている。
【0024】
ここで、本考案の噴霧システムの第1の実施形態に使用される第1の噴霧装置4や第2の噴霧装置5が有する回動ユニット43、53及び固定キャップ44、54について説明するが、第2の噴霧装置5が有する回動ユニット53及び固定キャップ54は第1の噴霧装置4が有する回動ユニット43及び固定キャップ44と同様の構成になっているので、ここでは第1の噴霧装置4を代表として取り上げ、図4〜図6を用いて説明する。
【0025】
図4〜図6に示されているように、回動ユニット43は中空の管状体に形成され、先端に入水口431を有する挿入端部434と、先端に出水口432を有する可動端部435と、挿入端部434と可動端部435との間に介在する湾曲部433と、を有していると共に、回動ユニット43には挿入端部434の外周面から張り出す回転フランジ436が設けられている。固定キャップ44は、回動ユニット43により挿通されている底板441と、底板441の周縁から突出するように形成されている周壁442と、からなり、回動ユニット43の中空ベース41に対する可動性を保ったまま、回動ユニット43に設けられている回転フランジ436をその底板441と中空ベース41が有する送水口412の端縁とで挟むように、中空ベース41に取付けられている。ちなみに、中空ベース41の導入口411または接続口413とそこに取付けられているホース(導入ホース21または接続ホース22)との間に水密スリーブ42が取付けられており、そして中空ベース51の導入口511とそこに取付けられている接続ホース22との間にも水密スリーブ52が取付けられている。
【0026】
この構成により、回動ユニット43が挿入端部434を軸として回転すると、出水口432を有する可動端部435及び噴霧ユニット55の位置が変わるので、水が噴出される角度を変えることができる。
【0027】
続いて、図7及び図8を用いて本考案の噴霧システムの第2の実施形態について説明する。図7は本考案の噴霧システムの第2の実施形態において用いられる第1の噴霧装置及び第2の噴霧装置の構成が示されている断面図であり、図8は本考案の噴霧システムの第2の実施形態において用いられる第1の噴霧装置の分解図である。
【0028】
図示されているように、本考案の噴霧システムの第2の実施形態は第1の実施形態とほぼ同じ構成になっているが、この第2の実施形態に用いられる噴霧装置と第1の実施形態に用いられる噴霧装置とは、主に回動ユニットの構成が異なり、そして第2の実施形態に用いられる噴霧装置における中空ベース及び固定キャップも、回動ユニットの構成に応じて変更が加えられている。第1の噴霧装置4と第2の噴霧装置5とに使用される回動ユニットの構成は同様なので、以下では第1の噴霧装置4を代表として取り上げて説明する。
【0029】
図7に示されているように、第2の実施形態に用いられる第1噴霧装置4が有する回動ユニット43Aは、先端に入水口431を有する挿入端部437と、先端に出水口432を有する可動端部435と、を有し、挿入端部437は略球状に形成されている。中空ベース41Aが有する送水口412Aの端縁及び固定キャップ44Aは、それぞれ挿入端部437の形状に対応する凹球面を有するように形成されている。従って、送水口412Aの端縁及び固定キャップ44Aそれぞれが有する凹球面の間に、回動ユニット43Aの挿入端部437を回転可能に挟むことができる。ちなみに、挿入端部437と送水口412Aの端縁との間に水密リング416が介在している。
【0030】
この第2の実施形態では挿入端部437を略球状に形成することにより、回動ユニット43Aの略球状に形成されている挿入端部437と、中空ベース41Aが有する送水口412Aの端縁及び固定キャップ44Aがそれぞれ有する凹球面でボールジョイントが構成されるようになり、出水口432を有する可動端部435及び噴霧ユニット45の位置が三次元的に回転自在に変わるので、第1の実施形態より可動範囲が向上している。
【0031】
上記説明は本考案の例示に過ぎず、本考案は上記第1または第2の実施形態によって制限されるものではない。例えば、一連の噴霧装置において最後尾に配置されるものとして第2の噴霧装置を使わず、代わりに2つの導入口の内の下流側の1つが封止される第1の噴霧装置を使用する構成を用いることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
上記構成により、本考案の噴霧装置は、中空ベースに回動可能に取付けられていて回動すると出水口を有する端部も該回動と共に位置を移動することができる回動ユニットを備えているので、回動ユニットに取付けられている噴霧ユニットから水が噴出される角度を変えることができるようになる。
【0033】
2 水転送手段
21 導入ホース
22 接続ホース
4 第1の噴霧装置
41、41A 中空ベース
410 水通路
410A 第1の通路
410B 第2の通路
411 導入口
412、412A 送水口
413 接続口
43、43A 回動ユニット
431 入水口
432 出水口
433 湾曲部
434 挿入端部
435 可動端部
436 回転フランジ
437 挿入端部
44、44A 固定キャップ
441 底板
442 周壁
45 噴霧ユニット
5 第2の噴霧装置
51 中空ベース
510 水通路
510A 第1の通路
510B 第2の通路
511 導入口
512 送水口
53 回動ユニット
531 入水口
532 出水口
54 固定キャップ
55 噴霧ユニット
6 水源手段

(57)【要約】

【課題】噴霧ユニットが回動できる噴霧装置及び該噴霧装置を備えた噴霧システムを提供する。【解決手段】導入口と送水口とが開けられ、導入口411及び送水口412と連通している水通路410を囲むように形成されている中空ベース41と、両端に入水口431と出水口432とを有するように形成され、入水口431が常時送水口412と連通するように中空ベース41に回動可能に取付けられていて回動すると出水口431を有する端部も該回動と共に位置を移動することができる回動ユニット43と、回動ユニット43を中空ベース41に固定し、且つ回動ユニット43と中空ベース41との接続箇所から水が漏れないように該接続箇所を包んでいる固定キャップ44と、回動ユニット43に取付けられ、回動ユニット43の出水口432からの水を噴出する噴霧ユニット45と、を備えることを特徴とする噴霧装置を提供する。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):