(54)【考案の名称】生活雑貨

(73)【実用新案権者】株式会社マーク

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、生活雑貨に係り、より詳しくは、脳の活性化ないしはリハビリに好適な指先運動具、小児や高齢者が喜びと楽しみを感じる玩具、交通事故防止に役立つ簡易ヘルメット及びヘルメット補助具に関する。

【従来の技術】

【0002】
近年の脳医学の研究の結果、指先の運動と頭を使うことは脳の活性化やボケ(老人性痴呆症)の防止に役立つことが発表されている。これに基づいて各種の指先を使う器具や開発され、また市販されている。例えば、特許文献1(第1頁、図1参照)、特許文献2(第1頁、図1参照)等がある。また、小児を対象とした多種類の玩具も市販されているが、小児等はすぐにこれらの玩具に飽きてしまう傾向にある。また、例えば学童等が自転車通学や自転車遊び等の際は、学校の教師たちからはヘルメットの着用を勧めているが、ヘルメットの大きさが学童等の頭囲に合致しない場合があり、学童等は着用することをためらったり着用しないことがあり、なにかのはずみでヘルメットが頭部から落下したり傾いて視界が遮られ転倒して大事故になることがある。
【0003】
特許文献1の「握力助勢具」は、指が湾曲していても装着が容易で、握力がなくても腕の回復訓練ができるようにした握力助勢具の提供を目的とし、その解決手段は、帯状の巻付本体よりなり手首に巻付けて装着すると共に、着脱用としての第1の着脱手段を設けた手首装着帯と、この手首装着帯の中央部の一辺側から延出して、手を握った状態の拳の表裏面を往復した状態で覆うと共に、前記手首装着帯に着脱可能な第2の着脱手段を設けた拳カバーとからなることを特徴としている。
【0004】
また特許文献2の「指先機能回復用運道具」は、落とした胡桃等を一々腰をかがめて拾う必要がなく、しかも長時間手中に把持出来て指先の機能回復の効果を増大する運道具の提供を目的とし、その解決手段は、表面が凹凸状をなす適宜大の略球形体よりなる把握物基体の複数個を適間隔を隔てて紐により連結して把握体を形成し、前記把握物基体の任意の1個と、手首に挿脱自在に挿嵌可能なゴムバンド間を適長の紐により連結したことを特徴としている。
【0005】

【効果】

【0015】
請求項1〜請求項3によれば、指先だけの押圧操作のみで随時膨張又は収縮が可能な生活雑貨の提供という第1の課題を解決することができた。
【0016】
請求項4によれば、脳の活性化ないしは各種疾病後のリハビリに好適な指先運動具の提供という第2の課題を解決することができた。
【0017】
請求項5及び請求項7によれば、小児、身障者又は非力な高齢者に楽しさと喜びを感じさせると共に、飽きのこない玩具の提供という第3の課題を解決することができた。
【0018】
請求項6によれば、簡単な指先操作により、短時間で制作可能な簡易ヘルメットの提供及びヘルメット着用者の頭部に簡易な膨縮操作で好適にフィットするヘルメット補助具の提供という第4の課題を解決することができた。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本考案における生活雑貨の一つである指先運動具の膨張時の斜視図である。
【図2】同使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1における3−3線拡大断面図である。
【図4】(イ)は、本考案における生活雑貨の一つであるぬいぐるみの膨張時の正面図、(ロ)は、同背面図である。
【図5】(イ)は、本考案における生活雑貨の一つである玩具の膨張時の正面図、(ロ)は、同背面図である。
【図6】本考案における生活雑貨の一つである起き上がりこぼしの正面図である。
【図7】本考案における生活雑貨の一つである簡易ヘルメットの膨張時の斜視図である。
【図8】ヘルメット補助具の使用状態を示す一部切欠断面斜視図である。

【0020】
図1は、本考案における生活雑貨Aの一つである指先運動具A1を膨縮手段(空気吸排具)3により膨張させた時の状態を示している。指先運動具A1は、外層体1と内層体2とからなり、外層体1又は内層体2の一部に外層体1又は外層体1と内層体2を膨張又は/及び収縮させる膨縮手段3が備えられている。
外層体1及び内層体2は、伸縮可能な繊維生地体、例えばナイロン、ポリエステル又はポリウレタン等が好ましく、また軟質樹脂材のポリ塩化ビニール等も外層体1及び内層体2の素材として好適である。特に外層体1は人の手、体の一部に直接触れる機会が多いので肌触りや弾力性等のある上記の素材が選択される。さらに、内層体2は、空気の吸入と排気を繰り返し行うので防水性と気密性を有している素材が選択される。外層体1と内層体2は図示していないが、公知技術である各種の接合手段や接着剤等により一体化されている。指先運動具A1は、膨張ないしは膨満時、成人の掌H又は/及び指先Fで把持可能な大きさの形状と厚みを有している。
指先運動具A1のほぼ中央部における内層体2の一部には膨縮手段である、空気吸排具3(図3、参照)が取り付けられている。空気吸排具3は、内層体2及び外層体1を膨張又は/及び収縮させるためのものであり、一端に逆止弁3a付きの空気出入口3bを設け、他端には空気出入口3bに連通する空気取込用中空円盤(以下、中空円盤3cという)を備えている。図1に示す矢印のように指先で何回か下方に向けて「Push」すれば、空気は空気出入口3bから内層体2内に徐々に取り込まれ内層体2と外層体1は膨張していき膨満状態とすることができ、内層体2内の空気は、逆止弁3aにより外方に放出することはない。
【0021】
図2は、膨張ないしは膨満状態の指先運動具A1の使用状態を示している。指先運動具A1は、成人の掌H又は/及び指先Fで把持可能な大きさの形状と厚みとされているので、片手で指先運動具A1を把持してこれを強く握ったり緩めたりして、所望する回数又は所定の時間、これを繰り返して運動するものである。この指先運動により脳の活性化ないしは各種疾病、例えば脳梗塞羅病後のリハビリに好適な効果を奏することができる。指先運動具A1を収縮するときは、指先で空気出入口3bの逆止弁3aを下方に押し込めば、内層体2内の空気は排出され、図示していないが、ほぼ扁平状となる。したがって、指先運動具A1は、外出時や旅行等における携帯にも便利であり、かつ指先運動具A1のメーカー等は、当該製品を梱包して販売店等への物流、搬送等に要する経費を節減することができる。
【0022】
図3は、膨縮手段である空気吸排具3の構造を示している。空気吸排具3は、内層体2及び外層体1を膨張又は/及び収縮させるためのものであり、一端に逆止弁3a付きの空気出入口3bを設け、他端には空気出入口3bに連通する中空円盤3cを備えている。中空円盤3cは、熱可塑性ウレタン、ポリカーボネート等からなり、図1及び図3に示す矢印のように指先で数回下方に向けて「Push」すれば、空気は空気出入口3bから内層体2内に徐々に取り込まれ内層体2と外層体1は膨張していき膨満状態とすることができ、内層体2内の空気は、逆止弁3aにより外方に放出することはない。
【0023】
図4(イ)、(ロ)は、生活雑貨の一つであるぬいぐるみA2が膨張した状態を示している。幼児、小児等は、ぬいぐるみA2の背部に取り付けられた空気吸排具3の中空円盤3cを指先で数回下方に向けて「Push」すれば図4(イ)、(ロ)のようにふっくらと膨らませることができ逆止弁3aを押し続ければ、ぬいぐるみA2は収縮してほぼ扁平状となる。小児等は膨張と収縮の変化を楽しむことができ、飽きることがない。
【0024】
図5(イ)、(ロ)は、ピエロの顔面に似せた掴み玩具A3で、顔面の裏面には空気吸排具3が取り付けられている。上記のぬいぐるみA2と同様に指先で中空円盤3cを数回「Push」すれば図5(イ)、(ロ)のようになり、幼児、小児等はもちろん、身障者、高齢者、リハビリ中の人達も膨張と収縮を行うことができると共に楽しくかつ癒しともなる。掴み玩具A3を収縮するのには逆止弁3aを押し続けることによってほぼ扁平状となる。
【0025】
図6は、起き上がりこぼしA4の底部に空気吸排具3が取り付けたものである。外層体1は、透明なポリ塩化ビニールが好適で、外層体1の表面には例えば、擬人化した猫のイラストや各種図形Pを印刷することができる。起き上がりこぼしA4の底部には重錘Gが装着されており、小児等はこれを前後左右に揺動して楽しむことができ、また外層体1は、防水性の素材からなっているので入浴時に浴槽内で楽しむことができる。
【0026】
図7は、小児等はもちろん学生、成人等がサイクリング等を楽しむ際等に着用する簡易ヘルメットA5である。空気吸排具3は、簡易ヘルメットA5の頂部に取り付けられている。外層体1全体は、気密性を有する素材で形成され、いわばエアーバッグとされており、クッション性と共に軽量で長時間頭部に着用しても違和感なく使用することができ、不意に転倒しても頭部は簡易ヘルメットA5のクッション性により大事故となることが防止される。簡易ヘルメットA5の使用後は、逆止弁3aを指先で押し続ければ、簡易ヘルメットA5は収縮してほぼ扁平状となるので、ポケットやバッグ等に収納することができる。
【0027】
図8は、ヘルメット補助具A6としての実施形態である。例えばヘルメットHを購入したが、使用者の頭囲がヘルメットH(緩衝ネットN)の頭囲に合わない場合がある。こようなときに使用するもので、少なくともヘルメットH(緩衝ネットN)の頭囲の約2/3周ないし全周の長さとした中空バンド体4の一部に空気吸排具3を接着剤ないしは接着片(不図示)を介して取り付けるもので、中空円盤3cを数回「Push」して中空バンド体4を膨張させて、使用者は自分の頭囲に適切にフィットする状態まで空気を中空バンド体4に送入することができる。ヘルメット補助具A6を収縮するには、逆止弁3aを指先で押し続ければ簡単に収縮し、ほぼ扁平状となる。
【0028】
上記の生活雑貨である指先運動具A1、ぬいぐるみA2、掴み玩具A3、起き上がりこぼしA4、簡易ヘルメットA5、ヘルメット補助具…A6の各実施形態について、添付の図面を基にして説明したが、いずれも空気吸排具3の逆止弁3aを指先等で押し下げて内層体2又は外層体1内の空気を簡単に排出させてほぼ扁平状にすることができ、その形態についての図面は省略している。
【0029】
生活雑貨…A、外層体…1、内層体…2、膨縮手段(空気吸排具)…3、逆止弁…3a、空気出入口…3b、空気取込用中空円盤…3c、指先運動具…A1、ぬいぐるみ…A2、掴み玩具…A3、起き上がりこぼし…A4、簡易ヘルメットA5、ヘルメット…H、ヘルメット補助具…A6

(57)【要約】

【課題】指先だけの押圧操作のみで随時膨張又は収縮して扁平状にすることが可能であり、かつ製品の梱包、物流や搬送等に要するコストの低減に寄与する生活雑貨を提供する。【解決手段】生活雑貨Aの一つである指先運動具A1を膨縮手段(空気吸排具)3により膨張させた時の状態を示している。指先運動具A1は、外層体1と内層体2とからなり、外層体1又は内層体2の一部に外層体1又は外層体1と内層体2を膨張又は/及び収縮させる膨縮手段3が備えられている。外層体1及び内層体2は、伸縮可能な繊維生地体、例えばナイロン、ポリエステル又はポリウレタン等が好ましく、また軟質樹脂材のポリ塩化ビニール等も外層体1及び内層体2の素材として好適である。


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