(54)【考案の名称】喫煙ブース

(73)【実用新案権者】クリーンエア・スカンジナビア株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、部屋に設置される喫煙ブースに関する。

【従来の技術】

【0002】
喫煙空間を、非喫煙者が居住あるいは活動する空間と分離するために、部屋に設置される喫煙ブースが用いられる。天井面および側面を囲って喫煙空間を略密閉状態にした喫煙ブースが知られている(例えば、特許文献1参照)。喫煙ブースには、換気扇、空気清浄機、空気取り入れ窓を備えたドア等が設けられている。
【0003】

【効果】

【0012】
本考案によれば、喫煙者と非喫煙者との会話が可能な、喫煙空間内の空気の排気状態のばらつきの少ない喫煙ブースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1実施形態における喫煙ブースの概略斜視図。
【図2】(a)は喫煙ブースの正面図、(b)は左側面図。
【図3】喫煙ブースの使用状態を示す概略図。
【図4】第2実施形態における喫煙ブースの概略斜視図。
【図5】第3実施形態における喫煙ブースの概略斜視図。
【図6】第4実施形態における喫煙ブースの概略斜視図。

【0014】
以下、添付図面を参照して、本考案を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
【0015】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における喫煙ブース100の概略斜視図である。図2(a)は喫煙ブース100の正面図、(b)は左側面図である。
図1において、喫煙ブース100は、部屋1000の床面1100に設置されている。喫煙ブース100は、天井10と、後側の側壁としての奥壁20と両側の2つの側壁30と、奥壁20に対向する前側の側壁としての2つの前壁40と、2つの前壁40の間に設けられた出入口50とを備えている。奥壁20と側壁30と前壁40とは、天井10の縁に沿って略コの字状に設けられている。ここで、天井10に向かう方向が上で、床面1100に向かう方向が下である。また、出入口50を設けた側を前側といい、反対側を後側という。喫煙ブース100の外部から前壁40に向かって左を左側、右を右側という。
【0016】
喫煙ブース100は、天井10と、天井10の縁に沿って設けられた奥壁20と側壁30と前壁40とで囲まれ外部である部屋1000と画された喫煙空間110を有している。ここで、天井10の天井面は矩形状で、奥壁20、側壁30および前壁40の側面が矩形状を有しており、喫煙空間110は略直方体である。
奥壁20は、例えば、部屋1000の壁1200に向けて配置されている。なお、本実施形態では、喫煙ブース100の奥壁20が、部屋1000の壁1200を背にして設置されているが、これらの設置状態に限らない。例えば、部屋1000の中央あたりに設置されていてもよい。
【0017】
図1および図2において、喫煙ブース100は、2つの排気ユニット70を備えている。また、2つの排気ユニット70に対応して、奥壁20には、2つの吸気口80が設けられている。それぞれの排気ユニット70は、喫煙空間110から吸気口80を介して吸気された空気を外部に排気する。
ここで、奥壁20に、吸気口80への空気の流れを制御する整流板が設けられていてもよい。
【0018】
排気ユニット70からは、フィルタを通されて煙が取り除かれた空気が排出される。空気の排出は、喫煙ブース100の下側から行ってもよいし、喫煙ブース100の上側から排出してもよい。
排気ユニット70の数は、喫煙空間110の大きさや形状によって選択することができ、1つや3以上であってもよい。
また、禁煙空間110に、灰皿や灰処理部が設けられていてもよいし、灰皿を持ち込んでもよい。
奥壁20には、例えば、金属板、合成樹脂板、ガラス等を用いることができるが、軽量化を図るのであれば、合成樹脂板を用いるのがよい。
【0019】
側壁30は、枠31と、透明な合成樹脂からなる2枚の側板32と、桟33とを備えている。桟33は、枠31の上下方向の中程で喫煙ブース100の前後に渡され、2枚の側板32が、桟33を挟んで枠31の上側と下側とにそれぞれ嵌め込まれている。側板32は、透明なものに限らず、金属板、ガラス板等であってもよい。
【0020】
前壁40は、枠41と、透明な合成樹脂からなる側板42,43と、桟44とを備えている。桟44は、枠41の上下方向の中程で左右に渡され、側板42が上側に、側板43が下側にそれぞれ嵌め込まれている。ここで、上部の側板42には、複数の円形状の開口を有する貫通孔420が、全体にわたって一様に形成されている。したがって、貫通孔420は、略直方体の喫煙空間110の隅にも形成されている
貫通孔420の開口の形状は円に限らず、喫煙空間110を外部と連通するものであればよい。例えば、楕円、矩形、三角形、多角形等であってもよい。貫通孔420の数や、貫通孔420間の間隔、位置関係等の配置の仕方も図示したものに限らない。
ここで、貫通孔420の形成された側板42の領域が少なくとも透明であるのが好ましい。
【0021】
枠31と、枠41とは、喫煙ブース100の四隅に設けられた柱に取り付けて連結してもよいし、枠31と、枠41とを直接連結してもよいし、フレームに嵌め込んでもよい。
また、側壁30および前壁40は、1枚の側板で構成されていてもよいし、2以上の桟と3以上の側板で構成されていてもよい。
【0022】
出入口50は、床面1100から天井10まで開口している。出入口50は、喫煙者が出入りできる大きさであればよく、床面1100から天井10まで開口しているものに限らない。
また、出入口50は、奥壁20や側壁30に設けられていてもよい。
【0023】
図3に、喫煙ブース100の使用状態を示す概略図を示した。図中には、空気の流れを矢印で示している。
以下に、排気ユニット70が作動したときの空気の流れを説明する。
図3において、喫煙によって生じる煙は、図中の矢印で示した空気の流れに乗って、吸気口80に向かう。
【0024】
図3において、喫煙空間110には、出入口50の他に貫通孔420からも外部の空気が取り込まれる。ここで、貫通孔420が、略直方体の喫煙空間110の隅にも形成されているので、喫煙空間110の隅にも空気の流れが生じ、空気の滞留が抑えられ、喫煙空間110の隅に煙が籠もるのを抑えることができる。
また、非喫煙者は喫煙者と貫通孔420を介して会話ができる。
また、貫通孔420の形成された側板42の領域が少なくとも透明であると、非喫煙者と喫煙者とが相手の表情を見ながら会話ができる。
【0025】
(第2実施形態)
図4に、本実施形態における喫煙ブース150の概略斜視図を示した。図において、第1実施形態と同じ要素には同じ符号を付している。
図4において、禁煙ブース150の出入口50には、ドア60が設けられている。ドア60には、ドアノブ61が設けられ、開閉可能となっている。
また、ドア60の上側には、貫通孔600が設けられている。
【0026】
ここで、貫通孔600は、喫煙空間110に空気の流れが生じることで、空気の滞留が抑えられ、喫煙空間110に煙が籠もるのを抑えることができれば、設ける位置は限定されない。例えば、ドア60の上側だけでなく、全体にわたって設けられていてもよい。
【0027】
なお、非喫煙者が喫煙者と貫通孔600を介して会話ができるためには、貫通孔600はドア60の上側に設けるのがよい。
また、第1実施形態と同様に、貫通孔600の形状、数、貫通孔600間の間隔、位置関係等の配置の仕方も図示したものに限らない。
本実施形態によれば、ドア60が閉められていても、喫煙者と非喫煙者との会話が可能な、喫煙空間内の空気の排気状態のばらつきの少ない喫煙ブース150を提供できる。
【0028】
(第3実施形態)
第1実施形態では、喫煙ブース100の喫煙空間110の形状は、略直方体であったが、これに限定されない。
図5に本実施形態における喫煙ブース200の概略斜視図を示した。本実施形態は、第1実施形態と比較して小型の喫煙ブース200である。
図5において、喫煙ブース200は、天井210と、後側の側壁としての奥壁220と、両側の2つの側壁230と、前側の側壁としての2つの前壁240と、出入口250とを備えている。本実施形態では、1つの排気ユニット70が設けられている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、奥壁220に吸気口80が設けられている。
【0029】
天井210は、天井面が曲線を含む線で囲まれた面形状を有している。具体的には、天井面は、奥壁220が沿う直線と、2つの側壁230が沿う曲線と、2つの前壁240が沿う曲線で囲まれた面形状を有している。
喫煙ブース200は、天井210と、天井210の縁に沿って設けられた奥壁220と側壁230と前壁240とで囲まれ外部である図1に示した部屋1000と画された喫煙空間260を有している。
【0030】
側壁230は、枠231と、透明な合成樹脂からなる2枚の湾曲した側板230と、桟233とを備えている。桟233は、枠231の上下方向の中程で湾曲して渡され、2枚の側板231が、桟233を挟んで枠231の上側と下側とに嵌め込まれている。
【0031】
前壁240は、枠241と、透明な合成樹脂からなる側板242,243と、桟244とを備えている。桟244は、枠241の上下方向の中程で湾曲して渡され、側板242が上側に、側板243が下側に嵌め込まれている。ここで、側板242には、複数の円形状の開口を有する貫通孔2420が、全体にわたって形成されている。
【0032】
貫通孔2420の開口の形状は円に限らず、楕円、矩形、三角形、多角形等であってもよい。また、貫通孔2420の数や配置も図示したものに限らない。
また、枠231と、枠241とは、直接連結してもよいし、フレームに嵌め込んでもよい。
また、側壁230および前壁240は、1枚の側板で構成されていてもよいし、2以上の桟と3以上の側板で構成されていてもよい。
【0033】
出入口250は、2つの前壁240の間に設けられている。出入口250は、喫煙者が出入りできる大きさであれば、床面1100から天井210まで開口しているものに限らない。
また、本実施形態においても、第2実施形態と同様にドアが設けられていてもよいし、ドアに貫通孔が設けられていてもよい。
【0034】
(第4実施形態)
図6に本実施形態における喫煙ブース300の概略斜視図を示した。本実施形態では、第3実施形態と同じ要素の符号は省略した。
本実施形態の喫煙ブース300は、第3実施形態と比較して大きさが大きく、第3実施形態と排気ユニット70が2箇所設けられている点が異なる。このように、喫煙ブースの大きさによって排気ユニットや吸気口の数を変えることができる。
また、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と貫通孔の開口の形状が異なり、本実施形態では、矩形状の開口を有する貫通孔3420が形成されている。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様にドアが設けられていてもよいし、ドアに貫通孔が設けられていてもよい。
【0035】
以上、実施形態を用いて本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。
【0036】
10,210…天井、20,220…奥壁、30,230…側壁、31,231…枠、32,232…側板、33,233…桟、40,240…前壁、41,241…枠、42,43,242,243…側板、44,244…桟、50,250…出入口、60…ドア、61…ノブ、70…排気ユニット、80…吸気口、100,200,300…喫煙ブース、420,600,2420,3420…貫通孔、1000…部屋、床面…1100、壁…1200。

(57)【要約】

【課題】喫煙者と非喫煙者との会話が可能な、喫煙空間内の空気の排気状態の喫煙空間の形状によるばらつきの少ない喫煙ブースを提供する。【解決手段】喫煙空間110には、出入口50の他に貫通孔420からも外部の空気が取り込まれる。ここで、貫通孔420が、略直方体の喫煙空間110の隅にも形成されているので、喫煙空間110の隅にも空気の流れが生じることで、空気の滞留が抑えられ、喫煙空間110の隅に煙が籠もるのを抑えることができる。また、非喫煙者は喫煙者と貫通孔420を介して会話ができる。


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