(54)【考案の名称】水上ボード

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、軽量堅牢で小型な簡易で安全な構造で、立乗り、中腰乗り、腹這い乗り等自由な乗り方で、大人から子供まで波乗り、水上滑走、水上散歩を自在に容易に楽しめる安全な水上ボードに関する。

【従来の技術】

【0002】
水上ボード例えばウェイクボードは、水上版スノーボードと言われ、モーターボートに引っ張ってもらい、スラロームやボートで出来る引き波を利用してジャンプしたり、色々なトリックが可能で、普通に滑るぶんにはサーフィン・水上の小技はスケートボード・飛んで技をやるとスノーボードといったスポーツである。
【0003】
ウェイクボードは、モーターボート等に持ち手(ハンドル)の付いたロープを設置して航行し、ボートの後部でハンドルを握った人が板状の滑走具に乗り曳航されながら水面を滑るウォータースポーツである。曳航方向に向かって足先が正面に向くものを水上スキー、横に向くものをウェイクボードと称して区分している。
滑走者を曳航するロープは「ライン」と呼ばれ、多くは17mから20m程度の長さで、ボートの曳き波の形状などに応じて長さを調整する。滑走者が持つハンドルは概ね三角形の底辺を持つような形状になっている。
【0004】
ウェイクボードの板は、躯体に樹脂とグラスファイバーを混在させた浮力のある成形体によって作られている。本体は、使用者を載せて浮かせる部材で構成している。
本体の標準的なサイズは、長さが1200〜1600mm,幅が350〜420mm,厚みが15〜30mm程度に形成されている
本体には使用者の左右の足を止める一対のビンディング(バインディング(ブーツ)とも称する)が取り付けられる。ビンディングは足の方向が変えれるように、回動自在に取り付けられる。本体の裏面には安定滑走用のフィンを設けてある。
【0005】
そこでウェイクボードは前記のようにモーターボート等によりロープで曳航されて水上を滑走して楽しむものであるためモーターボート等の曳航手段がない限りウェイクボードでの水上滑走が困難である。
【0006】
そこで、考案者は、モーターボート等の曳航手段が存在しなくても水上滑走が自由に楽しめることを可能にする水上ボードの開発に着手した。
従来、自走式の水上ボードとして、サーフボードの分野では、特許文献1(特開2002−154479号公報)に、ジェット推進機を艇体内に収容し、これをリモコン送受信器によって操縦するエンジン付サーフボードが紹介されている。
このエンジン付サーフボードは、乗員の持つ送信機からの操作信号を艇体側に設けた受信機に送り前記エンジンを制御して、乗員が両手を自由な状態(ハンズフリーの状態)で立ち乗りしながらエンジン付サーフボードを自在運転してどこにでも滑走移動できることを狙いとしているが大型で複雑構造の重量体であり、製造費用が嵩みまた運転には免許を必要とする場合が多く、さらに搬送が極めて困難である等の課題がある。
【0007】
一方、簡易な自走式サーフボードとしては、特許文献2(実用新案登録第3163820号公報)にて紹介のジェットスクリュータイプがある。これはボード内にバッテリーとモータを直列配列し後底部からジェットスクリューを突出しこの突出周囲を断面半円弧状の筒状プロテクターで覆いこの筒状プロテクターの前部を海水の吸水口にし後部を排出口にしたものである。
この自走式サーフボードは後底部に推進用のジェットスクリューと筒状プロテクターを後底部から斜めに突出させているため、甚だ危険である。また陸揚げの際に砂や砂利による損傷も多発する。
【考案が解決しようとする課題】
【0008】
本考案は、軽量堅牢で小型な簡易で安全な自走式構造のため、初心者でも家族連れでも、立乗り、中腰乗り、腹這い乗り等自由な乗り方で、波乗り、水上滑走、水上散歩を自在に容易に楽しめる安全な水上ボードを提供するものである。

【効果】

【0011】
本考案の自走式の水上ボードは、前記した構成による軽量堅牢な簡易構造で、ハンズフリーライディング及び安定安全ライディングを可能にし、しかもリモートコントローラにより、水上滑走を自在に容易に楽しむことができる優れた効果を呈するものである。また流体噴射装置をウオータ噴射装置又は空気噴射装置にしているので海水や池・湖・河川水を汚染する等環境を損なうことなく稼働させることができる。
そして、ウェイクボード愛好家は勿論ウェイクボード競技会等に貢献すること多大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施例を示す説明図であり、(1)は(2)の矢視A−Aからの縦断面説明図で、(2)は一部断面して内部を記載した平面説明図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す説明図であり、(1)は(2)の矢視B−Bからの縦断面説明図で、(2)は一部断面して内部を記載した平面説明図である。

【0013】
図1〜図2には、内部に流体噴射装置としてウオータ噴射装置10を備えた水上ボード100を紹介し、図3〜図4には、内部に流体噴射装置として空気噴射装置20を設けた水上ボード200を紹介する。
【0014】
図1〜図2の水上ボード100は、ボード底部に篩い目11c付の吸引口11aを開口したウォータ吸引管11を設け、後部下方に噴射口12aを向けたウォータ噴射管12を設け、中央部にウォータ噴射装置10を設け、前記ウォータ噴射装置10に前記ウォータ吸引管11とウォータ噴射管12を連通接続し、前記ウォータ噴射装置用のバッテリー13を配置し、ウォータ噴射装置等を無線式或いは有線式で操縦する防水加工したリモートコントローラ14を設けてなる。
吸引管11にはカセット式でボードの上面から交換可能に嵌めた濾過ボックス11bが介設してある。
【0015】
ウォータ噴射管12には流量調節弁12bを設けてある。このウォータ噴射管12は、推進状態のより安定化を図るために複数本配置しても構わない。
流量調節弁12bを介設したウォータ噴射管12を左右平行に一対設けた場合は、上記滑走の安定化の他に左右の流量調節弁12bの相対開度差を調節して水上滑走方向を任意に変更することができる。
【0016】
ウォータ噴射装置10は、制御器10aと信号受信器10bと、ジャイロや振り子式、等の転覆・転倒検出器10cを有し、制御器10aは、リモートコントローラ14からの操縦信号を信号受信器10bを介して入力して、ウォータ噴射装置10の稼働・停止及び稼働中の回転速度を制御するとともに、流量調節弁12bの開度を調節する。
また制御器10aは転覆・転倒検出器10cからの転覆・転倒検出信号をインターロック回路に受けてウォータ噴射装置10の稼働を緊急停止させボードの暴走を阻止する。
【0017】
また水上ボード100は、前記ウォータ噴射装置10とバッテリー13の収容部110を密閉室にするとともに、底部に浮力増大用のフロート部101を設置して浮力を増加させる。
また先端部にはゴム製、軟質樹脂製、エアーマット製等の弾性緩衝部102を装着して水上滑走中に障害物や泳遊者と接触や衝突があっても緩衝して傷害を防止する。
また乗る人の姿勢を安定させたり安心感を与える補助具として、手で掴むグリップ103及び巻き取り器104付の補助長尺体105を装着してある。
【0018】
前記補助長尺体105は高強度樹脂製又は金属製のワイヤー、ベルト、ロープ、テープ、紐、チェーン等で構成し、巻き取り器104はロック・アンロックレバー付のゼンマイ式の巻き取り巻き戻し器等が好ましい。補助長尺体105の長さを任意に調節できるようにボード先端部との装着部にバックルやフックなどの連結具を付設しておけば巻き取り器104は省略してよい。
【0019】
図3〜図4の水上ボード200は、ボード上部に設けたフイルター201a付の空気取り入れ蓋201の直下に空気吸引口21aを開口した空気吸引管21を設け、後部下方に高圧空気の噴射口22aを向けた空気噴射管22を設け、中央部内に空気噴射装置20を設け、前記空気噴射装置20に前記空気吸引管21と空気噴射管22を連通接続し、前記空気噴射装置20用のバッテリー23を配置し、空気噴射装置20等を無線式或いは有線式で操縦する防水加工したリモートコントローラ24を設けてなる。
吸引管21にはカセット式でボードの上面から交換可能に嵌めた濾過ボックス21bが介設してある。
【0020】
空気噴射管22には流量調節弁22bを設けてある。この空気噴射管22は、推進状態のより安定化を図るために複数本配置しても構わない。
流量調節弁22bを介設した空気噴射管22を左右平行に一対設けた場合は、上記滑走の安定化の他に左右の流量調節弁22bの相対開度差を調節して水上滑走方向を任意に変更することができる。
【0021】
空気噴射装置20は、制御器20aと信号受信器20bと、ジャイロや振り子式、等の転覆・転倒検出器20cを有し、制御器20aは、リモートコントローラ24からの操縦信号を信号受信器20bを介して入力して、空気噴射装置20の稼働・停止及び稼働中の回転速度を制御するとともに、流量調節弁22bの開度を調節する。
また制御器20aは転覆・転倒検出器20cからの転覆や転倒の検出信号をインターロック回路に受けて空気噴射装置20の稼働を緊急停止させボードの単独暴走を阻止する。
【0022】
また水上ボード200は、前記空気噴射装置20とバッテリー23の収容部210を密閉室にするとともに、底部に浮力増大用のフロート部202を設置して浮力を増加させる。
また先端部にはゴム製、軟質樹脂製、エアーマット製等の弾性緩衝部203を装着し水上滑走中に障害物や泳遊者と接触や衝突があっても緩衝して傷害を防止する。
また乗る人の姿勢を安定させたり安心感を与える補助具として、手で掴むグリップ204及び巻き取り器205付の補助長尺体206を装着してある。
【0023】
前記補助長尺体206は高強度樹脂製又は金属製のワイヤー、ベルト、ロープ、テープ、紐、チェーン等で構成し、巻き取り器205はロック・アンロックレバー付のゼンマイ式の巻き取り巻き戻し器等が好ましい。補助長尺体206の長さを任意に調節できるようにボード先端部との装着部にバックルやフックなどの連結具を付設しておけば巻き取り器205は省略してよい。
【0024】
このように本例に紹介の水上ボード100及び200は、何れも軽量堅牢で小型な簡易で安全な構造なため、海や湖、池、川などで子供、大人、そして家族、友人同士で、恋人同士で、親子同士で、立乗り、中腰乗り、腹這い乗り等自由な乗り方で、波乗り、水上滑走、水上散歩を自在に容易に楽しめる安全な水上ボードである。
本考案の水上ボードは、ウェイクボード、サーフボード、ウインドーフボードとして大いに利用可能であり汎用性が極めて広範囲に亘る。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本考案の自走式の水上ボードは、前述のように軽量堅牢な簡易構造で、ハンズフリーライディング及び安定安全ライディングを可能にし、しかもリモートコントローラにより、水上滑走を自在に容易に楽しむことができる優れた効果を呈するものである。
このため家族などのレジャーに、練習用に、競技用に等、多目的な利用を可能にし、ウェイクボード、サーフボード、ウインドーフボード等の水上ボード愛好家に貢献すること多大なものがある。
【0026】
10:ウオータ噴射装置 200:水上ボード
100:水上ボード 201:空気取り入れ蓋
20:空気噴射装置 20:空気噴射装置
11a:吸引口 21a:空気吸引口
11:ウォータ吸引管 21:空気吸引管
12a:噴射口 22a:噴射口
12:ウォータ噴射管 22:空気噴射管
13:バッテリー 23:バッテリー
14:リモートコントローラ 24:リモートコントローラ
12b:流量調節弁 22b:流量調節弁
10a:制御器 20a:制御器
10b:信号受信器 20b:信号受信器
10c:転覆・転倒検出器 20c:転覆や転倒検出器
101:フロート部 202:フロート部
102:弾性緩衝部 203:弾性緩衝部
103:グリップ 204:グリップ
104:巻き取り器 205:巻き取り器
105:補助長尺体 206:補助長尺体

(57)【要約】

【課題】軽量堅牢で小型な簡易で安全な構造で、大人から子供まで立乗り、中腰乗り、腹這い乗り等自由な乗り方で、波乗り、水上滑走、水上散歩を自在に容易に楽しめる安全安心な水上ボードを提供する。【解決手段】水上ボードにおいて、流体吸引管11を設け、後部に流体噴射管12を設け、中央部に流体噴射装置10を設け、前記流体噴射装置10に前記流体吸引管11と流体噴射管12を連通接続し、前記流体装置用のバッテリー13を配置し、流体噴射装置10を無線式或いは有線式で操縦するリモートコントローラを設けてなり、前記流体噴射装置10をウオータ噴射装置又は空気噴射装置にした自走式の水上ボード。


【パテントレビュー】

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