(54)【考案の名称】孔開けパンチ

(73)【実用新案権者】株式会社ニック

(73)【実用新案権者】株式会社ニユーコン工業

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、用紙に孔を開ける孔開けパンチに関し、特にピッチが異なる孔を開けることができる孔開けパンチに関する。

【従来の技術】

【0002】
用紙に孔を開けて綴り具に綴じることが行われているが、用紙の孔開けには孔開けパンチが利用されている。通常、孔開けパンチは、二つの孔を決まったピッチで穿孔する2穴の孔開けパンチである。ところが、二つの孔のピッチは、例えば、図6(a)に示すように、A4用紙では80mmピッチ、あるいは図6(b)に示すように、伝票用紙では63.5mm(2.5インチ)ピッチと、用紙の種類によって異なっており、そのため、異なるピッチ毎に専用の孔開けパンチを用意しなければならないという問題がある。
【0003】
そこで、異なる孔のピッチ毎に専用の孔開けパンチを用意することなく、一台で異なる二つのピッチの孔を穿孔することができる孔開けパンチが提案されている(特許文献1、2参照)。
【0004】
前記特許文献1に記載された孔開けパンチは、基台に穿孔操作を行うための穿孔操作部を配設するとともに、穿孔操作部に穿孔刃で穿孔するための複数の穿孔ユニットを配設し、基台に配設したガイド部材に各穿孔ユニットを左右にスライド自在に配設したもので、ガイド部材に沿って穿孔ユニットをスライドさせることにより異なるピッチに設定して穿孔刃により孔を開けるものである。
【0005】
また、前記特許文献2に記載された孔開けパンチは、異なるピッチの穿孔位置に3本の穿孔杆が配置され、穿孔杆を押し下げる切替押圧部材を左右に移動させて押圧する所定のピッチの穿孔杆を選択し、切替押圧部材により選択された穿孔杆を押圧して異なるピッチの孔を開けるものである。
【0006】

【効果】

【0011】
本考案の孔開けパンチは、刃トレイの孔の刃パイプを入れ替えるだけの操作で、異なるピッチの孔を形成することができる。
【0012】
本考案の孔開けパンチは、刃トレイの孔の刃パイプを入れ替える簡単な構造により、異なるピッチの孔を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本考案の孔開けパンチの斜視図である。
【図2】本考案の孔開けパンチの刃トレイの着脱についての説明図である。
【図3】本考案の孔開けパンチの刃トレイ説明図である。
【図4】本考案の孔開けパンチの孔開け部の説明図(刃パイプを上げた状態)で、(a)は側面からみた状態、(b)は正面からみた状態を示す。
【図5】本考案の孔開けパンチの孔開け部の説明図(刃パイプを下げた状態)の説明図で、(a)は側面からみた状態、(b)は正面からみた状態を示す。
【図6】用紙の異なるピッチを示す図である。

【0014】
本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1〜図5において、孔を開ける用紙を載せる用紙載せ台1の一端に用紙に孔を開ける孔開け部2が設けられている。
【0016】
孔開け部2は、両側に対向して側板3が設けられている。側板3の下部は用紙の孔を開ける部分が入るように切り欠かれて凹み4が形成されている。
【0017】
対向する側板2の間には、スライド部材5が上下方向にスライド可能に支持されている。スライド部材5の裏面の両側には、上下方向にラック6が設けられ、ラック6にはピニオン7が噛み合っている。
【0018】
ピニオン7は対向する両側の側板2に回転可能に水平に軸支されている水平軸8に固定されている。側板2から出ている水平軸8の端部にはコ字型のハンドル9の端部が固定されている。ハンドル9を上下動させることにより、水平軸8が回転するとともにピニオン7が回転し、ピニオン7に噛み合うラック6が上下動してスライド部材5が上下にスライドする。
【0019】
スライド部材5の用紙載せ台1の側には、水平方向に間隔をおいて刃トレイ支持開口部10が設けられている。それぞれの刃トレイ支持開口部10には、着脱自在の固定側刃トレイ11、ピッチ変更側刃トレイ12が支持される。
【0020】
刃トレイ11,12には刃パイプ13を入れて支持するための孔14が形成されている。図3(a)に示すように、一方の固定側刃トレイ11には一本の刃パイプ13を入れて支持するための一つの孔14aが設けられている。他方のピッチ変更側刃トレイ12には、異なる所定のピッチに合わせて刃パイプ13を入れ替えて支持するために二つの孔14b、14cが設けられ、孔14bが伝票用紙の63.5mm(2.5インチ)ピッチであり、
孔14cがA4用紙の80mmピッチである。
【0021】
刃トレイ11,12には、出没するL型の抜け止めピン20が設けられており、抜け止めピン20を引っ込めた状態で刃トレイ支持開口部10に挿入すると抜け止めピンを出して刃トレイ11,12が抜けるのを防止する。また、刃トレイ11,12を刃トレイ支持開口部10から取り出す際には抜け止めピン20を引っ込めた状態で取り出す。
【0022】
刃トレイ11,12が刃トレイ支持開口部10にセットされると、孔開けの際、刃トレイ11,12の頂面は刃トレイ支持開口部10の天井に接し押圧されるようになる。
【0023】
刃パイプ13はパンチ後のパンチカスが中空部を通って上部から排出され、孔開け部2の裏側に配置されているカス箱15内に落ちていく。
【0024】
スライド部材5には上下動する用紙押さえ16が取り付けられ、一対のスプリング17で下方へ付勢され、用紙がずれないように押さえる。
【0025】
用紙載せ台1には、刃パイプ13に対向する位置に、刃受け18が取り替え可能に設置されている。また、用紙載せ台1には、用紙の位置合わせをするサイドゲージ19がスライド可能に差し込まれている。
【0026】
本考案の孔開けパンチの使用方法は、孔のピッチが80mmのA4サイズの用紙に孔を開ける場合、固定側刃トレイ11の孔14aに刃パイプ13を差し込んで一方の刃トレイ支持開口部10に入れてセットし、ピッチ変更側刃トレイ12には、ピッチが80mmなので外側の孔14cに刃パイプ13を差し込んで他方の刃トレイ支持開口部10に入れてセットする。
【0027】
それぞれの刃トレイ11,12のセットが完了した後、用紙載せ台1のサイドゲージ19をA4に合わせてA4の用紙を用紙載せ台1に載せる。
【0028】
用紙を載せた後、ハンドル9を下降させていくと、スライド部材5が下降していき、用紙押さえ16が用紙に接し、スプリング17で付勢されて押圧される。さらに、スライド部材5の下降により、刃パイプ13が用紙に押し込まれて貫通して80mmのピッチの孔が形成される。
【0029】
孔のピッチが63.5mm(2.5インチ)の伝票用紙に孔を開ける場合、ピッチ変更側刃トレイ12には、ピッチが63.5mmなので内側の孔14bに刃パイプ13を差し込んで刃トレイ支持開口部10に入れてセットする。
【0030】
次いで、ハンドル9を下降させて63.5mmのピッチの孔が形成される。
【0031】
1:用紙載せ台
2:孔開け部
3:側板
4:凹み
5:スライド部材
6:ラック
7:ピニオン
8:水平軸
9:ハンドル
10:刃トレイ支持開口部
11:固定側刃トレイ
12:ピッチ変更側刃トレイ
13:刃パイプ
14,14a,14b,14c:孔
15:カス箱
16:用紙押さえ
17:スプリング
18:刃受け
19:サイドゲージ
20:抜け止めピン

(57)【要約】

【課題】一台の孔開けパンチで異なるピッチの孔を穿孔することができる、構造が簡単でかつ操作も簡単な孔開けパンチを提供する。【解決手段】孔を開ける用紙を載せる用紙載せ台1の一端に用紙に孔を開ける孔開け部2が設けられ、孔開け部2は、対向する側板3の間にスライド部材5が上下方向にスライド可能に支持され、スライド部材5には水平方向に間隔をおいて一対の刃トレイ支持開口部が設けられる。刃トレイ支持開口部の一方には、刃パイプ13を支持するための一つの孔が設けられた固定側刃トレイ11が挿入され、刃トレイ支持開口部の他方には、異なるピッチに合わせて刃パイプ13を入れ替えて支持する二つの孔が設けられているピッチ変更側刃トレイ12が挿入されている。


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