(54)【考案の名称】レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナ

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、バーコードのデータ読み取りに用いられ、輝度パラメータ調整バーコードセットのスキャンを通して、位置決めに用いる線形アライメントレーザービームの輝度調整を行うことができる、レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来のバーコードリーダーでバーコード情報をキャプチャするとき、バーコードリーダーをバーコードに正確に対応させ、バーコード情報を完全にキャプチャする必要がある。 このため、バーコードリーダーには強度が高いレーザー光を利用したアライメント光源が配置されているが、当然、このレーザー光の強度は安全な使用範囲内になければならない。しかし、実際の使用状況においては、光の強度が強すぎたり、或いは光の強度が不足したりすることが多々ある。
【0003】
例えば、大型物流センターにおいてこのようなバーコードリーダーがよく使用されるが、物流センターのラックは多層式が採用されており、スタッフが品物を確認するとき、バーコードリーダーで遠い距離から読み取りを行う必要があり、このときアライメント光源が欠かせない。一方、小型の倉庫の中では、通常近距離でバーコードの読み取りを行うことができる。以上のような2種類の状況では、光源強度のニーズが異なる。
また、人間の目は光の感受性が各人で異なり、このため同じ光の強度のアライメント光源でも、異なる使用者が操作を行うため、同じ光の強度のアライメント光源に対する各人の感受性も異なる。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のアライメント光源を配置したバーコードリーダーは、光の強度が出荷時に一定値に設定されており、かつバーコードスキャナのメーカーは操作上の安全性を考慮して、操作者がアライメント光源の光の強度(特にレーザー光)の調整ができないようにしており、このため、この問題をいかに効果的に解決するかに関して技術面での進歩が待たれている。
本考案が解決しようとする課題は、使用者が安全な範囲内で、アライメント光源の光の強度を調整できる、レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナを提供することにある。

【効果】

【0007】
本考案によれば、輝度パラメータ調整バーコードセット内のパラメータ制御コマンドを読み取ることで、使用者が随時、使用環境、習慣、光に対する感受性の程度等のニーズに応じて、アライメント光源モジュールの光源の輝度を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の実施例1を示すレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナのブロック図である。
【図2】本考案の実施例1に係る輝度パラメータ調整バーコードセットの斜視図である。
【図3】本考案の実施例1に係るレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナの作動のフローチャートである。
【図4】本考案の実施例1を示すレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナの作動状態における斜視図である。
【図5】本考案の実施例1を示すレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナの他の作動状態における斜視図である。
【図6】本考案の実施例2に係る輝度パラメータ調整バーコードセットの斜視図である。
【図7】本考案の実施例3を示すレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナの斜視図である。

【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本考案の実施例1を示す。
図1に示すように、本考案のレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナ10は、電気基板101と、電気基板101上にそれぞれ設置されたアライメント光源モジュール102、読み取り光源モジュール103,光信号センサモジュール104、及びマイクロコントローラモジュール105と、輝度パラメータ調整バーコードセット106とから構成される。
電気基板101上に電気回路が設けられ、この電気回路を介して電気基板101上に設置された各構成部材が接続される。即ち、マイクロコントローラモジュール105はアライメント光源モジュール102、読み取り光源モジュール103、光信号センサモジュール104と電気的接続される。
【0010】
読み取り光源モジュール103は、1個以上の発光ダイオードから構成され、読み取り光源モジュール103の作動時、既有の外界光源と組み合わせるか、あるいは光源の不足時に、いずれかの発光ダイオードで光源の補充を行うことができる。なお、読み取り光源モジュール103は、多波長(複数の色の光)の切り替え機能を備えることもできる。
そして、マイクロコントローラモジュール105がアライメント光源モジュール102を作動させると、線形のアライメントレーザーピームを発生してバーコードに照射することができ、かつ位置合わせ確認信号を生成し、位置合わせ確認信号が光信号センサモジュ一ル104に受信された後、読み取り光源モジュール103を駆動して作動させ、読み取り光をバーコードに照射させて、バーコードからの反射を経てバーコード情報が生成され、信号が反射された後、光信号センサモジュール104を通してバーコード情報の反射信号をマイクロコントローラモジュール105に伝達し、バーコード情報の判読と解釈を行う。
【0011】
輝度パラメータ調整バーコードセット106は、表面に1組以上のバーコード情報をプリントしたカードであり、スキャナで読み取りを行うことができる。
図2に示すように、輝度パラメータ調整バーコードセット106は、主に輝度増加バーコード1061及び輝度減少バーコード1062より成る。輝度増加バーコード1061及び輝度減少バーコード1062にプリントされるバーコード情報はパラメータ制御コマンドであり、例えばスキャナで輝度増加バーコード1061に対しスキャンを行うと、スキャナのマイクロコントローラモジュール105がそのときのアライメント光源モジュール102の光源の輝度を基準値として、光源の輝度が1段階上がり、アライメント光源モジュール102の光源の輝度が増強され、逆に、輝度減少バーコード1062に対してスキャンを行うと、光源の輝度が1段階下がり、アライメント光源モジュール102の光源の輝度が低減される。
また、輝度パラメータ調整バーコードセット106の輝度区間は安全範囲内とし、つまり、操作者が読み取り輝度増加バーコード1061を繰り返しても、その輝度は安全範囲の上限値まで増加するだけとなり、使用時の安全性が確約される。
【0012】
図3にバーコードスキャナ10の作動フローチャートを示す。
上述のように、一般使用者がバーコードスキャナを使用するとき、最初の動作はバーコードスキャナのアクティベーション(プリスキャンに類似した動作)であり、バーコードスキャナ10は起動時に、まずアライメント光源(レーザー光源)を発生し、アライメント完了後、読み取り光源(例えば緑色光)を発生する。位置またはバーコードを判読できない場合、起動から読み取りできるまでを繰り返し、例えばカラーバーコードの読み取り時、元の読み取り光源は色差の問題で、カラーバーコードを読み取れない状況においては、別の色(波長)の光源で読み取りを行うことができる。
【0013】
バーコードスキャナ10の作動の流れは次の通りである。
(1)バーコードの選択11:使用者が使用環境、状況に応じて、そのときのアライメント光源モジュール102の光源強度が強すぎる、ちょうどよい、弱すぎるかを判別する。
(2)指標の生成12:以上の結果、使用者が光の強度を調整する必要がある場合、必要に応じて輝度増加バーコード1061または輝度減少バーコード1062を選択してスキャンする。実行時、使用者はスキャナをスキャンしたいバーコードに合わせてスキャナを起動し、アライメント光源モジュール102により線形アライメントレーザーピームを発生させ、バーコード(輝度増加バーコード1061または輝度減少バーコード1062)に対して位置合わせを行い、確認する。
(3)読み取り光源13の生成:位置合わせの確認を完了した後、マイクロコントローラモジュール105がアライメント光源モジュール102を停止し、同時に、読み取り光源モジュール103を駆動して、生成される読み取り光を輝度増加バーコード1061または輝度減少バーコード1062に投射する。
(4)バーコード情報14の読み取り:読み取り光源をバーコードに投射すると、バーコードの黒いバーと空白の光の反射率の違いにより、バーコード反射光源(バーコード情報反射信号)が生成され、光信号センサモジュール104がこのバーコード反射光源を検知してこれを接受する。
(5)アライメント光源パラメータの調整15:光信号センサモジュール104が輝度増加バーコード1061または輝度減少バーコード1062からのバーコード情報反射信号を受け取った後、マイクロコントローラモジュール105によりアライメント光源モジュール102の光源の強度を調整する。
【0014】
図4に示すように、使用者は輝度パラメータ調整バーコードセット106中の輝度増加バーコード1061をスキャンして線形アライメントレーザービームの光源輝度を高めることができる。
また、図5に示すように、輝度パラメータ調整バーコードセット106中の輝度減少バーコード1062をスキャンして線形アライメントレーザービームの光源輝度を低下させることもできる。
バーコードスキャナ10で使用するレーザー光源は、安全規格クラス1レベルを満たすレーザーを採用しており、使用者の安全をより一層確保する効果を達することができる。
【0015】
図6は、本考案の実施例2を示す。
実施例2では、使用者が光源の輝度を調整するときの利便性をさらに高めるため、輝度パラメータ調整バーコードセット106に輝度リセットバーコード1063を追加し、使用者がスキャナで読み取った後、レーザービームの光源の輝度を初期の輝度設定状態(即ち工場出荷時のデフォルト設定パラメータ)に戻す(Reset)ことができるようにして、使用者が線形アライメントレーザービームの光源の強度を調整し直しやすくすることができる。
その他の構成は、実施例1と同様である。
【0016】
図7に本考案の実施例3を示す。
実施例3では、レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナ10のケーシング外面に、輝度パラメータ調整バーコードセット106を収容するための収容部107を設置してある。これにより、使用者が輝度パラメータ調整バーコードセット106を収容しやすくなり、必要な時は直ちにとりだすことができる。
その他の構成は、実施例1または実施例2と同じである。
【0017】
現在、レーザー光はその生物体に対する危険度により4つのレベルに分類されており、レーザー光電センサはクラス1またはクラス2に分けられ、両者はいずれも安全なレーザーレベルに属す。クラス1のレーザーは生物体に対して危険を生じることがない。通常人は過度にまぶしい光線に対して嫌悪の反応を示し、視線を移すため、この正常な反応によってクラス2レーザーのダメージから保護され、一般にクラス2のレーザー光は人が数分間にわたり見つめない限り目にダメージを生じる危険はない。
本考案のレーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナ10で使用するレーザー光源は、安全規格クラス1レベルを満たすレーザーを採用しており、使用者の安全を確保する効果が達せられる。
また、省エネニーズを満たすため、アライメント光源モジュール102は読み取り光源モジュール103の作動時に自動的にオフにすることができる。
【0018】
以上の説明は、本考案の最良の実施例に基づくものであり、本考案の権利範囲を限定するものではなく、当業者が本考案の実用新案登録請求の範囲を逸脱せずに行うあらゆる変更や修飾はすべて本考案の権利範囲内に含まれる。
【0019】
10 レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナ
101 電気基板
102 アライメント光源モジュール
103 読み取り光源モジュール
104 光信号センサモジュール
105 マイクロコントローラモジュール
106 輝度パラメータ調整バーコードセット
107 収容部
1061 輝度増加バーコード
1062 輝度減少バーコード
1063 輝度リセットバーコード
11 バーコードの選択
12 指標の生成
13 読み取り光源の生成
14 バーコード情報の読み取り
15 アライメント光源パラメータの調整

(57)【要約】

【課題】使用者が安全な範囲内で、アライメント光源の光の強度を調整できる、レーザーアライメント指示機能を備えたバーコードスキャナを提供する。【解決手段】それぞれ電気基板101上に設けられたアライメント光源モジュール102、読み取り光源モジュール103,光信号センサモジュール104及びマイクロコントローラ105と、輝度パラメータ調整バーコードセット106とを含む。また、輝度パラメータ調整バーコードセット106は、輝度増加バーコード及び輝度減少バーコードを備え、これら輝度増加バーコード及び輝度減少バーコードからの読み取り光によるバーコード情報を読み取らせて、位置合わせ用のアライメント光源モジュール102の光源の強度を相対的に変化させる。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):