(54)【考案の名称】工作機械の操作盤

(73)【実用新案権者】株式会社森精機製作所

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、タッチパネル式操作面を備えた工作機械の操作盤に関し、特にタッチパネル操作中に操作ボタン等が邪魔にならないようにした操作盤の構造の改善に関する。

【従来の技術】

【0002】
操作性を改善した一般的な工作機械の操作盤として、従来例えば、特許文献1に記載されているように、NC旋盤を操作するための操作盤を、NC旋盤の加工領域で作業をするオペレータの作業位置の近傍に配置したものがある。
【0003】
一方、最近では、タッチパネル式操作面と、押しボタンや切替えスイッチ等の手動式操作子とを備えた操作盤が提案されている。例えば、操作盤の手前側に、非常停止押しボタン,マニュアル送りハンドルや各種スイッチ等の手動式操作子を配設し、奥側にタッチパネルの操作により例えばデータ入力やプログラムの編集作業等を行うタッチパネル式操作面を配設したものがある。
【0004】

【効果】

【0014】
請求項1の考案によれば、タッチパネル式操作面より一段低い操作子配置部に操作子を配設したので、タッチパネルを操作する場合に、タッチパネルと同じ高さの操作子配置部に操作子を配置した場合に比較して操作子が邪魔になることがほとんどなく、タッチパネル操作を容易確実に行うことができる。また逆にタッチパネル操作中に操作子に腕等が触れることはほとんどなく、誤って機械を作動させるといった問題を回避できる。
【0015】
請求項2の考案では、操作子配置部は複数の操作子を配置する共通配置部となっており、操作子配置部を低く形成する場合の構造が簡単である。
【0016】
請求項3の考案では、操作子配置部は個別の操作子用の単独配置部となっているので、タッチパネル操作中に、操作子が邪魔になったり、操作子を誤って操作したりするのをより一層確実に回避できる。
【0017】
請求項4の考案では、前記操作子配置部の高さを、操作子の上端面が前記タッチパネル式操作面より低くなるように設定したので、タッチパネル操作中に、操作子が邪魔になったり、操作子を誤って操作したりするのをより一層確実に回避できる。
【0018】
請求項5の考案では、非常停止押しボタンがタッチパネル操作の邪魔になったり、誤操作されたりするのを回避できる。
【0019】
請求項6の考案では、非常停止押しボタンの上端部をタッチパネル式操作面より少し上方に位置させたので、通常時には非常停止押しボタンがタッチ操作の邪魔になるのを抑制しつつ、非常時には非常停止押しボタンを直ちに確実に押圧して機械を止めることができる。
【0020】
請求項7の考案では、通常、操作位置から見て、前記操作子配置部が前記タッチパネル式操作面の手前側に形成されている場合は、タッチパネル操作中に、操作子が邪魔になったり、操作子を誤って操作したりするおそれが高くなるところ、操作子配置部を低く形成したので、操作子を手前側に配置しながら前記問題を回避でき、有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本考案の実施例1に係る操作盤を備えた工作機械の正面斜視図である。
【図2】前記操作盤の正面斜視図である。
【図3】本考案の実施例2に係る操作盤の正面斜視図である。
【図4】本考案の実施例3に係る操作盤の正面斜視図である。

【0022】
以下、本考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1及び図2は本考案の実施例1に係る工作機械の操作盤を説明するための図である。
【0024】
図において、1は、例えばレーザー加工等を行う工作機械である。該工作機械1の正面右側部には支持台2が設けられ、該支持台2上に操作盤3が配設されている。
【0025】
前記操作盤3は、起立角度を調整可能に配置されたディスプレイ表示部4と、該ディスプレイ表示部4の手前側に略水平に配置された操作盤本体5とを備えている。
【0026】
前記ディスプレイ表示部4には、加工条件や加工内容あるいは加工プログラム等が表示される。
【0027】
また前記操作盤本体5では、操作位置から見て奥側にはタッチパネル式操作面(以下、タッチパネルと記す)6が配設されている。このタッチパネル6には、各種の操作アイコン等が表示され、該アイコンをタッチ操作することにより、例えばデータ入力やプログラムの編集作業等を行うことができる。
【0028】
そして前記操作盤本体5の手前側には、操作子配置部7が前記タッチパネル6より一段低くなるように形成されている。この操作子配置部7には、非常停止押しボタン8,マニュアル送りハンドル9,早送りオーバーライドスイッチ10a等の各種回動スイッチ10b〜10d,サイクルスタートスイッチ11a,フィードホールドスイッチ11b等の押圧スイッチ、心押し用セレクトスイッチ12,リセットボタン13等々が配設されている。
【0029】
ここで前記操作子配置部7の高さは、非常停止ボタン8の上端面8aが前記タッチパネル6の操作面より少し高くなり、かつ残りの各種操作子の上端面10′が前記タッチパネル6の操作面より低くなるように設定されている。
【0030】
このように各操作子をその上端面10′がタッチパネル6の操作面より低くなるように配置したのは、各操作子がタッチパネル6のタッチ操作の邪魔になったり、あるいは逆に操作子を誤って操作してしまったりという問題を確実に回避するためである。
【0031】
一方、非常停止押しボタン8については、非常時にはこの非常停止押しボタン8を瞬時に間違いなく押圧でき、かつ通常時にはタッチパネル6の操作の邪魔になったり、誤って非常停止押しボタン6を操作したりすることがないようにするためである。
【0032】
このように本実施例1では、操作子配置部7をタッチパネル6の操作面より一段低く形成し、この操作子配置部7に各種の手動式操作子を配設したので、タッチパネル6を操作する場合に操作子が邪魔になるのを、操作子タッチパネル6の操作面と同じ高さに配設した場合に比較して大幅に減少でき、その結果タッチパネル6の操作を容易確実に行うことができる。また逆にタッチパネル6の操作中に操作子に誤って腕等が触れるのを、前記タッチ操作面と同じ高さに操作子を配設した場合に比較して格段に少なくできる。
【0033】
一方、非常停止押しボタン8については、これの上端面8aがタッチパネル6の操作面より少し高くなるように操作子配置部7の高さを設定したので、通常時にはこの非常停止押しボタン8がタッチパネル6の操作の邪魔になったり、誤操作されたりするのを抑制でき、かつ非常時にはこの非常停止押しボタン8を直ちに押圧できる。
【0034】
ここで、通常、操作位置から見て、タッチパネル6の手前側に操作子を配置した場合は、操作子をタッチパネルの左,右側方に配置した場合に比較して、タッチパネル操作中に、操作子が邪魔になったり、操作子を誤って操作したりするおそれが高くなるところ、本実施例では、操作子配置部7を一段低く形成したので、前記タッチパネル操作の邪魔や誤操作の問題を回避又は抑制できる。
【0035】
また前記操作子配置部7を各操作子が配置される共通の配置部としたので、操作子配置部7の構造が簡素であり、操作子配置部7を一段低く設けたことで構造が複雑になるといった問題を回避できる。
【0036】
図3は本発明の実施例2を示し、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0037】
本実施例2は、操作子配置部7の周囲を前記タッチパネル6の操作面と略同じ高さの周壁部7aで囲んだ例である。
【0038】
本実施例2では、操作子配置部7の周囲が周壁部7aで囲まれているので、タッチパネル6の操作時に各操作子が邪魔になったり、あるいは操作子を誤って操作してしまったりという問題をより一層確実に防止できる。
【0039】
図4は本発明の実施例2を示し、図2,図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0040】
本実施例3では、操作子配置部7bは、個別の操作子毎に凹設された単独配置部となっている。
【0041】
本実施例3では、操作子配置部7bを各操作子毎に凹設したので、タッチパネル6の操作時に各操作子が邪魔になったり、あるいは操作子を誤って操作してしまったりという問題をより一層確実に防止できる。
【0042】
1 工作機械
3 操作盤
5 操作盤本体
6 タッチパネル式操作面
7 操作子配置部(共通配置部)
7b 操作子配置部(単独配置部)
8 非常停止押しボタン
8a 非常停止押しボタンの上端面
9 マニュアル送りハンドル(操作子)
10′ 操作子の上端面

(57)【要約】

【課題】タッチパネルの操作中に操作子が邪魔になったり、また過誤により操作子を操作してしまったりするといった問題を回避できる工作機械の操作盤を提供する。【解決手段】操作子配置部7をタッチパネル6の操作面より一段低く形成し、この操作子配置部7に各種の手動式操作子を配設する。タッチパネル6を操作する場合に操作子が邪魔になるのを大幅に減少できる。また逆にタッチパネル6の操作中に操作子に誤って腕等が触れるのを、格段に少なくできる。一方、非常停止押しボタン8については、これの上端面8aがタッチパネル6の操作面より少し高くなるように操作子配置部7の高さを設定する。これにより、通常時にはこの非常停止押しボタン8がタッチパネル6の操作の邪魔になったり、誤操作されたりするのを抑制でき、かつ非常時にはこの非常停止押しボタン8を直ちに押圧できる。


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