(54)【考案の名称】茶漉し具

(73)【実用新案権者】有限会社戸塚製茶

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、茶漉し具に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から最も一般的な茶漉し具は、図8に示すように金属製金網が鍔部に溶接又は接着剤等によって取り付けられ、鍔部の一端に別部材からなるフレームが延設され一体化されている。さらに特許文献1(第1頁、図1参照)や特許文献2(第1頁、図2参照)等が提案されている。これらはいずれもフレームに半球状の金網ないしは類似の袋状の濾し網が取り付けられたもので、使用に際しては金網ないしは濾し網に茶葉を投入しお湯を注いで抽出している。抽出後は茶葉を外に取り出して水道水で金網や濾し網をたわし等で洗浄し乾燥させている。
【0003】
しかしながら、従来の茶漉し具や特許文献1及び特許文献2の茶漉し具は、鍔部(枠体)の直径が決まっているために湯呑みや急須との開口部の大きさに合うものを用意しなければならない。また使い捨てするには非経済的であり、茶濾し網と枠体が一体のものは、生ゴミとして出しにくいという不具合がある。また金網や濾し網は、洗浄に手間がかかるうえに水の使用量も増し、また金網や濾し網の網目に茶葉が付着したままになることがある。さらに金網や濾し網は、前回に使用した茶葉の残り香が付いてる場合もあり、異種類のお茶の抽出には不向きである。
【0004】

【効果】

【0007】
本考案に係る、茶漉し具(T)は、上記のような特徴的構成用件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願考案特有の効果を奏する。
また、上記の各考案に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された茶漉し具(T)によれば、本願考案の課題を十分解消することができた。
○第1の考案の効果
第1の考案によれば、一本の金属線条体(1)を各種形状に折り曲げて鍔部(10)と把持部(20)を形成したフレーム(F)と、該フレームに着脱可能な軟質樹脂、紙又は不織布からなる茶漉しネット(N)から構成されたことという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の考案の効果
第2の考案によれば、前記茶漉しネット(N)は巾着袋状に形成され、その上部開口部周縁(Na)には前記鍔部(10)への掛止手段(Nb)を設けていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の考案の効果
第3の考案によれば、前記掛止手段(Nb)が前記開口部周縁(Na)に取り付けられた伸縮性又は非伸縮性の紐状体(B)であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の考案の効果
第4の考案によれば、前記掛止手段(Nb)が前記開口部周縁(Na)の近傍に形成された鍔部(10)を掛止するための挿通穴(H)であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。

【0008】
以下、本考案に係る、茶漉し具(T)に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係る、茶漉し具(T)の構成部材を示す斜視図である。
図2は、フレーム(F)を構成する金属線条体の折曲形状を示す実施例の平面図である。
図3は、茶漉しネット(袋)の他の実施形態を示す斜視図である。
図4は、同上茶漉しネット(袋)にフレーム(F)を取り付けた斜視図である。
図5は、本考案に係る、茶漉し具(T)の使用状態を示す平面図である。
図6は、同一部切欠正面図である。
図7は、金属線条体をハート形に形成した平面図である。
図8は、茶漉し具の従来例を示す斜視図である。
以下、本考案に係る、茶漉し具(T)について、図面を参照しながら説明する。
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図1は、本考案に係る、茶漉し具(T)の構成部材を示している。茶漉し具(T)は、フレーム(F)と、該フレーム(F)に着脱可能な軟質樹脂、紙又は不織布からなる茶漉しネット(N)から構成されている。フレーム(F)は、図2(イ)〜(ハ)に示すように一本の金属線条体(1)の左右両端部(1a,1b)を除く部分に同じ又は異なる高さの半円状、角状又は各種形状の凸出部(1c)を複数形成して鍔部(10)とすると共に、前記左右両端部(1a,1b)は交互に捻転又は直線状として把持部(20)を形成する。金属線条体(1)は、鉄、ステンレス、真鍮、銅、アルミニウム、チタン又はタングステンからなる直径1.0mm〜1.5mmのワイヤーを公知の折曲装置等により製作される。図2(イ)は、凸出部(1c)の先端部(膨らみ)を半円状に形成したものであり、図2(ロ)は、凸出部(1c)の先端部と基端部を三角形状に形成したものであり、図2(ハ)は、凸出部(1c)の先端部と基端部を半円状に形成したものであり、図示しないが、先端部又は基端部を四角形や他の各種形状とすることができる。各凸出部(1c)、(1c)…は全体で鍔部を構成する。なお金属線条体(1)の素材のなかで、鉄材を用いて製作するときは、メッキ等の防錆加工して茶漉し等のフレーム(F)は形成される。
○第1の考案の効果・第1の考案によれば、一本の金属線条体(1)を各種形状に折り曲げて鍔部(10)と把持部(20)を形成したフレーム(F)と、該フレームに着脱可能な軟質樹脂、紙又は不織布からなる茶漉しネット(N)から構成されたことという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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図1に示すように茶漉しネット(袋)Nは、巾着袋状に形成され、その上部開口部周縁(Na)には鍔部(10)及び/又は凸出部(1c)、(1c)…への掛止手段(Nb)が設けられている。茶漉しネット(袋)Nの素材としては、軟質樹脂、紙又は不織布が好ましい。
○第2の考案の効果・第2の考案によれば、前記茶漉しネット(N)は巾着袋状に形成され、その上部開口部周縁(Na)には前記鍔部(10)への掛止手段(Nb)を設けていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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掛止手段(Nb)としては、伸縮性又は非伸縮性の紐状体(B)を開口部周縁(Na)に取り付けることができる(図1、参照)。鍔部(10)及び/又は凸出部(1c)、(1c)…は、茶葉TFを湯呑みY等に入れる前に、該湯呑みY等の大きさ(開口部の直径)に合わせて、指先等で折り曲げられ、紐状体(B)に掛止するか、図5及び図6に示すように、湯呑みY等の上周縁に載置して使用される。
○第3の考案の効果・第3の考案によれば、前記掛止手段(Nb)が前記開口部周縁(Na)に取り付けられた伸縮性又は非伸縮性の紐状体(B)であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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掛止手段(Nb)の他の実施形態を図3及び図4に示している。茶漉しネット(N)の上周縁近傍には、等間隔に凸出部(1c)、(1c)…を掛止するための複数の挿通穴(H)、(H)…を形成し、茶葉TFを湯呑みY等に入れる前に、該湯呑みY等の大きさ(開口部の直径)に合わせて、指先等で折り曲げられ、図4に示すように、各挿通穴(H)、(H)…に凸出部(1c)、(1c)…が掛止され、茶葉TFが茶漉しネット(N)内に投入され、お湯が注がれ、湯呑みY内にお茶が抽出される。
○第4の考案の効果・第4の考案によれば、前記掛止手段(Nb)が前記開口部周縁(Na)の近傍に形成された鍔部(10)を掛止するための挿通穴(H)であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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図7は、金属線条体(1)をハート形のフレーム(F)に形成したものである。図1に示すように、フレーム(F)は、鍔部(10)を下向きに折り曲げる前の全体形状は円形としており、花ないしは花びらのイメージを想起させ、また図7に示すようにハート形としたり、星型又は各種幾何図形(図示しない)とすることができ、意匠性が豊かで美麗な形状のフレームにより、お茶入れが楽しく、かつ癒しともなる茶漉し具(T)を提供することができた。

【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本考案に係る、茶漉し具(T)の構成部材を示す斜視図である。
【図2】フレーム(F)を構成する金属線条体の折曲形状を示す実施例の平面図である。
【図3】茶漉しネット(袋)の他の実施形態を示す斜視図である。
【図4】同上茶漉しネット(袋)にフレーム(F)を取り付けた斜視図である。
【図5】本考案に係る、茶漉し具(T)の使用状態を示す平面図である。
【図6】同一部切欠正面図である。
【図7】金属線条体をハート形に形成した平面図である。
【図8】茶漉し具の従来例を示す斜視図である。

【0010】
T……茶漉し具
F……フレーム
N……茶漉しネット(袋)
TF……茶葉
1……金属線条体
Na……上部開口部周縁
Nb……掛止手段
B……紐状体
H……挿通穴
10……鍔部
20……把持部



(57)【要約】

【課題】異種類のお茶又は出汁の抽出が可能で、茶漉しネット(袋)の洗浄時間と水の節約となる茶漉しネット(袋)の洗浄時間と水の節約となる茶漉し具を提供する。【解決手段】一本の金属線条体1を各種形状に折り曲げて鍔部10と把持部20を形成したフレームFと、該フレームに着脱可能な軟質樹脂、紙又は不織布からなる茶漉しネットNから構成されたことを特徴とする茶漉し具T。


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