(54)【考案の名称】複合機能を有する皮膚美容機器

(73)【実用新案権者】ピー・エス・アイ カンパニー リミテッド

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図5a

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、複合機能を有する皮膚美容機器に係り、さらに詳しくは、家庭内で様々な機能の皮膚マッサージを楽しむことができるようにした、ハンディ型の複合機能を有する皮膚美容機器に関する。

【従来の技術】

【0002】
一般に、ローラー(Roller)型回転体は、回転による刺激を皮膚に加えることができるので、多くの皮膚美容機器に使われている。
【0003】
特許文献1および特許文献2(以下、「引用考案」という)等には、ローラーを備える超音波美容・健康装置および皮膚マッサージ装置が開示されている。ところが、これらの引用考案をはじめとする従来の皮膚美容機器のローラーの場合は、ローラーの回転によるマッサージ機能などの単純機能のみを遂行できるので、ローラーの活用度が悪くて皮膚マッサージ効果に劣るという問題点があった。
【0004】
図1は顔をマッサージする場合の各部分の効果的なマッサージ方向を示す。図1に示すように、より効果的なマッサージのためには垂直方向よりは水平方向に近くローラーを回転させる必要がある。
【0005】
図2はこれらの引用考案をはじめとする従来のローラー型皮膚機器によるマッサージの例示図である。図2から分かるように、これらの引用考案をはじめとする従来のローラー型皮膚美容機器は、グリップ部とローラーの回転方向とが水平をなすから、水平方向のマッサージのためには皮膚美容機器を動かすための手首を直角に曲げた状態で水平方向にローラーを動かす必要があった。従って、従来のローラー型皮膚美容機器は、長いマッサージ時間を要する場合には疲労を感じるという問題点があった。
【0006】

【効果】

【0012】
本考案の好適な一実施例の複合機能を有する皮膚美容機器によれば、ローラーへのイオン導入機能が追加されただけでなく、多様なマッサージ機能の提供が可能である。また、本考案によれば、使用者の疲労を減らせることができるように、皮膚美容機器を動かすための手首を直角に曲げることなく垂直方向の手の動きによって水平方向のマッサージが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】顔の各部分の効果的なマッサージ方向を示す例示図である。
【図2】従来のローラー型皮膚美容機器によるマッサージの例示図である。
【図3】本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の構成図である。
【図4】電圧昇圧部の出力電圧波形の例示図である。
【図5a】本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の斜視図である。
【図5b】本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の正面図である。
【図5c】本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の右側面図である。
【図5d】本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の平面図である。
【図6】本考案の好適な一実施例に係る発光素子部の配置例示図である。

【0014】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器について詳細に説明する。
これらの実施例は、本考案を具体化するためのものに過ぎず、本考案の権利範囲を制限又は限定するものではない。本考案の詳細な説明および実施例から本考案の属する技術分野における当業者が容易に想到し得るものは、本考案の権利範囲に属すると解釈される。
まず、図3は本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の構成図を示す。
図3に示すように、本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器は、第1電源供給部1、充電部2、バッテリー3、第1表示部4、第2電源供給部5、第3電源供給部6、第4電源供給部7、ヒーター8、センサー9、電圧昇圧部10、第2表示部11、発光素子部12、キー制御部13、中央制御部14、第1ヘッド15、第2ヘッド16および第3ヘッド17を含む。
第1電源供給部1は、直流電圧の印加を受けるための直流ジャック(DC Jack)端子であって、外部から直流電圧の印加を受ける。第1電源供給部1からの直流電圧は、直接的に第2電源供給部5、第3電源供給部6および第4電源供給部7に入力されて電源として使用されてもよく、充電部2を介してバッテリー3を充電することにより間接的に第2電源供給部5、第3電源供給部6および第4電源供給部7の入力電源として使用されてもよい。
第2電源供給部5は、第1電源供給部1又はバッテリー3から入力された電源を変換して中央制御部14の電源を供給する。また、第3電源供給部6は、第1電源供給部1又はバッテリー3から入力された電源を変換して第1表示部4、第2表示部11および発光素子部12に電源を供給する役割を果たす。
また、第4電源供給部7は、第1電源供給部1又はバッテリー3から入力された電源を変換してヒーター8に電源を供給する役割を果たす。
ヒーター8は、第4電源供給部7から電源の印加を受け、電源の印加により発熱するセラミック素材が好ましく、第3ヘッド17の下に搭載されて第3ヘッド17へ温熱機能を提供する。この際、第3ヘッド17の表面温度が一定の範囲を保つように、センサー9がヒーター8又は第3ヘッド17の温度を測定し、中央制御部14を介して第4電源供給部7の動作をフィードバック制御する。すなわち、第3ヘッド17の表面温度が一定の範囲から外れると、これをセンサー9が感知し、中央制御部14が第4電源供給部7からのヒーター8への電源供給を制限する。好ましい第3ヘッド17の表面温度は40〜45℃であることを特徴とする。
第1表示部4は、バッテリー3の充電および緩衝状態を示す役割を果たす。第2表示部11は、第1ヘッド15および第2ヘッド16に導入されるイオンの種類を表示する役割を果たす。
電圧昇圧部10は、第1ヘッド15および第2ヘッド16へのイオン導入のために中央制御部14から制御信号を受け、グリップ部Gを使用者が把持することにより第1ヘッド15および第2ヘッド16へのイオン導入ができるようにグリップ部Gに設けられた一対の基準電極22を基準に、第1ヘッド15および第2ヘッド16の電圧が陽の電圧又は陰の電圧になるように電圧を昇圧する役割を果たす。好適な一実施例によれば、電圧昇圧部10の出力電圧は、基準電極22との電圧差が70V以上130V以下となるパルス(Pulse)波であること.を特徴とする。電圧昇圧部10はトランス(Transformer)を用いて実現できる。また、電圧昇圧部10の出力電圧は13〜14kHzのパルス波であり、電流は負荷が連結されていないときに35〜40mAであることが好ましい。図4は電圧昇圧部10の出力電圧波形の例示図を示す。
参考として、イオン導入は、有効成分のイオンを皮膚表面から生体組織内に深く導入するための方法をいうもので、現在、多様な治療と美容法に使われている。
キー制御部13は、本考案の皮膚美容機器の電源のオン/オフを制御する役割、第1ヘッド15および第2ヘッド16へのイオン導入有無および導入されるイオンの種類を選択することができるようにする役割、および発光素子部12の発光モードを選択することができるようにする役割を果たす。
本考案の中央制御部14は、第3電源供給部6、第4電源供給部7、センサー9、電圧昇圧部10、第2表示部11、キー制御部13および発光素子部12の動作を制御するための制御信号を生成する役割を果たす。
図5a〜図5dはそれぞれ本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器の斜視図、正面図、右側面図および平面図を示す。
図5a〜図5dに示すように、本考案の皮膚美容機器は、使用者が手で把持することが可能なグリップ部Gと、マッサージ機能を有するヘッド部Hとを含んでなる。
本考案のグリップ部Gは、イオン導入の際に基準電位を提供する一対の基準電極22、第1表示部4、第2表示部11、キー制御部13および第1電源供給部1を含む。
具体的に、ヘッド部Hは、回転可能な中空ローラー型の第1ヘッド15、回転可能な中空ローラー型の第2ヘッド16、および第1ヘッド15と第2ヘット16との間に位置し、温熱機能を有する第3ヘッド17を含む。
第1ヘッド15、第2ヘッド16および第3ヘッド17の長手方向は、グリップ部Gの長手方向に並んでいることを特徴とする。すなわち、第1ヘッド15、第2ヘッド16、第3ヘッド17およびグリップ部Gの長手方向はいずれも同じ方向に配置されていることを特徴とする。言い換えれば、第1ヘッド15および第2ヘッド16の回転方向は、グリップ部Gの長手方向と直角をなす。また、第1ヘッド15、第2ヘッド16および第3ヘッド17は、第1ヘッド15、第3ヘッド17、第2ヘッド16の順に並列に配置されたことを特徴とする。
また、本考案のヘッド部Hは、グリップGの長手方向の一端に連結されたヘッド連結部23と、第1ヘッド15および第2ヘッド16の回転軸方向に設けられ、ヘッド連結部23に一端がそれぞれ連結された第1ヘッド用結合棒18および第2ヘッド用結合棒19をさらに含むことを特徴とする。第1ヘッド15およびだい2ヘッド16はそれぞれ、第1ヘッド用結合棒18の他端および第2ヘッド用結合棒19の他端に連結された第1固定部材20および第2固定部材21によって、第1ヘッド用結合棒18および第2ヘッド用結合棒19に固定される。これにより、第1ヘッド15と第2ヘッド16はそれぞれ、皮膚マッサージの際にグリップ部Gを動かすことにより第1ヘッド用結合棒18および第2ヘッド用結合棒19を中心に回転する。
また、ヘッド部Hは、第1ヘッド15、第2ヘッド16および第3ヘッド17の下方に位置することにより第1ヘッド15、第2ヘッド16および第3ヘッド17を支持し、ヘッド連結部23に連結されたヘッド受け台24をさらに含むことが好ましい。但し、第1ヘッド15および第2ヘッド16は、ヘッド受け台24から一定の間隔離れて、第2ヘッド15および第2ヘッド16の回転の際に問題を起こさないようにする。
本考案の第1ヘッド15と第2ヘッド16は、イオン導入機能を備えており、イオン導入の際に基準電極22と第1ヘッド15間の電圧差、基準電極22と第2ヘッド16間の電圧差はそれぞれ、70V以上130V以下のパルス波を皮膚に印加することができるようにする。
また、本考案の第1ヘッド15および第2ヘッド16の表面はそれぞれ、第1ヘッド15と第2ヘッド16の長手方向に分けられたN個の長方形領域からなり、 第1ヘッド15および第2ヘッド16の表面の断面はそれぞれ、N個の角を持つ多角形を成すことを特徴とする。さらに、N個の長方形領域は、一列に配置されたM個の一定の凸凹パターンを含むことが好ましい。具体的に、一定の凸凹パターンは、四角錐状であるが、好ましくは長方形の底面を持つ長方形錐の形状であることを特徴とする。すなわち、一定の凸凹パターンは、第1ヘッド15と第2ヘッド16の長手方向に並んでいる辺の長さが、第1ヘッド15と第2ヘッド16の長手方向と直角をなす他の辺の長さより長い長方形の底面を持つことが好ましい。すなわち、本考案の一定の凸凹パターンは2分割されたダイヤモンドパターンであることが分かる。
また、ヘッド受け台24の内部には、多数の発光素子12aを搭載している発光素子部12が含まれることが好ましい。
図6は本考案の好適な一実施例に係る発光素子部12の配置例示図を示す。図6に示すように、発光素子部12の発光素子12aは、第1ヘッド15と第3ヘッド17との間、および第2ヘッド16と第3ヘッド17との間にそれぞれ一直線状に、すなわち一列に配置されることが好ましい。発光素子部12の発光素子12aとしては、波長620nm〜650nmの赤色(RED)発光ダイオードおよび/または中心波長410nmの紫外線発光ダイオードを例として挙げることができるが、これに限定されない。一般に、赤色光の場合は血行に役立ち、紫外線光の場合は殺菌効果があってニキビの治療などに効くと言われている。
本考案のヘッド受け台24は、第3ヘッド搭載部位が他の部位より突出した形状であって、英文アルファベット「T」字の外郭に曲率を与えて曲線型の辺と緩やかな曲線型の角を持つことが好ましい。具体的に、ヘッド受け台24の幅は、第1ヘッド15の中心点と第2ヘッド16の中心点との間の距離と同一であることを特徴とする。ここで、第1ヘッド15の中心点および第2ヘッド16の中心点とは、第1ヘッド15および第2ヘッド16の回転方向の断面視での中心点をいう。
また、第1ヘッド15および第2ヘッド16の下方に位置するヘッド受け台24の形状は、曲面形状であるが、第1ヘッド15および第2ヘッド16から一定の間隔離れていることを特徴とする。
次に、本考案の好適な一実施例に係る皮膚美容機器の使用方法について説明する。
まず、電源ボタンを一定の時間(例えば、2秒間)押す。この場合、初めにイオン導入されるイオンは陽(+)イオンと選択され、電源ボタンを短くもう1回押すと、陰(−)イオンに変更される。また、発光素子ボタンを押すと、発光素子部12から赤色の連続的な光が照射され、発光素子ボタンをさらに1回押すと、発光素子部12から赤色の瞬く(点滅する)光が照射される。電源ボタンはさらに1回押すと、電源が消える。
第3ヘッド17の温熱機能は、本考案の皮膚美容機器の電源が供給される時にはいつも活性化されることが好ましい。
第3ヘッド17の温熱機能と陽イオンを第1ヘッド15および第2ヘッド16に導入する場合には、クレジングクリーム(Cleansing cream)を皮膚に塗布した後、温熱機能によって毛穴を開き、陽イオンを用いて毛穴の奥の老廃物を容易に抽出することができる。
一方、第3ヘッド17の温熱機能と陰イオンを第1ヘッド15および第2ヘッド16に導入する場合には、皮膚に栄養クリームを塗った後、温熱機能によって毛穴を開き、陰イオンを用いて栄養成分を毛穴に押し込んで化粧品の効果を極大化させることができる。
上述したように、本考案の好適な一実施例に係る複合機能を有する皮膚美容機器によれば、ローラーへのイオン導入機能だけでなく、温熱機能および発光素子の光照射による光線療法(phototherapy)機能、そしてローラーマッサージによるリフティングおよび弾力機能も備えているため、効果的な皮膚管理が可能である。また、本考案によれば、ローラーの長手方向がグリップ部Gの長手方向に並んでおり、使用者の 疲労を減らせることができるように、皮膚美容機器を動かすための手首を直角に曲げることなく垂直方向の手の動きによって水平方向のマッサージが可能である。
【0015】
H ヘッド部
G グリップ部
1 第1電源供給部
2 充電部
3 バッテリー
4 第1表示部
5 第2電源供給部
6 第3電源供給部
7 第4電源供給部
8 ヒーター
9 センサー
10 電圧昇圧部
11 第2表示部
12 発光素子部
12a 発光素子
13 キー制御部
14 中央制御部
15 第1ヘッド
16 第2ヘッド
17 第3ヘッド
18 第1ヘッド用結合棒
19 第2ヘッド用結合棒
20 第1固定部材
21 第2固定部材
22 基準電極
23 ヘッド連結部
24 ヘッド受け台

(57)【要約】

【課題】ローラーへのイオン導入機能だけでなく、多様なマッサージ機能を備えた、複合機能を有する皮膚美容機器を提供する。【解決手段】複合機能を有する皮膚美容機器は、使用者が手で把持しうるグリップ部Gと、マッサージ機能を有するヘッド部Hとを含んでなる皮膚美容機器であって、ヘッド部は、回転可能な中空ローラー型の第1ヘッド15、回転可能な中空ローラー型の第2ヘッド16、および前記第1ヘッドと前記第2ヘッドとの間に位置し、温熱機能を有する第3ヘッド17を含む。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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