(54)【考案の名称】錘ブロック構造体

(73)【実用新案権者】株式会社三愛

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、太陽電池パネル等の被支持物を支持する支柱体に載置され、支柱体を固定する錘ブロック構造体に関する。

【従来の技術】

【0002】
太陽電池パネルの支柱体を固定する技術として、特許文献1は、太陽光発電アレイ架台を開示する。この太陽光発電アレイ架台は、複数の支柱で太陽光パネルを支持し、各支柱を複数の基礎ブロックに固定する。各基礎ブロックは、屋上面に載置され、各支柱(太陽光パネル)を屋上に固定する。
【0003】

【効果】

【0010】
本考案に係る請求項1では、複数の錘ブロックを積載して多段ブロック群を構成するので、ブロック群の段数、及び各ブロック群を形成する錘ブロック数を適宜選択することで、錘ロック構造体の重量を変更調整できる。
請求項1では、各段目ブロック群の各錘ブロックは相互に直交して積載されるので、複数の錘ブロックを積載して多段ブロック群を構成しても、倒れ難い構造となる。
更に、第1段目及び最上段目を除く段目ブロック群において、各錘ブロックは、各位置決め横溝内に一段下の各錘ブロックの位置決め突起を嵌めんで、更に位置決め突起を一段上の各錘ブロックの各位置決め横溝内に嵌込まれるので、長手方向及び幅方向に移動できない構造となる。
これにより、第1段目及び最上段目を除く段目ブロック群は、各錘ブロックを、位置決め突起及び各位置決め横溝の協働によって、一段下の各錘ブロック及び一段上の各錘ブロック間に固定でき、錘ブロック構造体を倒れ難い構造にできる。
請求項1では、第1段目ブロック群において、複数の位置決め横溝は、長尺ブロック本体の幅方向で錘ロック構造体を貫通する。
これにより、錘ブロック構造体は、風を受けても、各位置決め横溝を通して風を外側に逃すがことができ、風力で倒れ難い構造となる。
このように、請求項1では、錘ブロック構造体の重量を変更調整でき、更に倒れ難い錘ブロック小構造体を構成できるので、支柱体を最適な条件下で固定できる。
【0011】
本考案に係る請求項2では、位置決め突起を幅方向中央に配置し、各位置決め横溝をブロック幅を超える溝間隔を隔てて並設するので、複数の錘ブロックを積層して多段ブロック群を構成すると、各錘ブロック間に通風隙間を形成できる。
各段目ブロック群の各錘ブロックは、相互に直交して積載されるので、各段目ブロック群の通風隙間も相互に直交して連通される。
これにより、錘ブロック構造体は、風を受けても、各段目ブロック群の通風隙間を通して風を外側に逃がすことができ、風力で倒れ難い構造となる。
【0012】
本考案に係る請求項3では、第1段目ブロック群において、各錘ブロックの縦溝は、長手方向で錘ブロック構造体の前後平面に貫通する。
これにより、錘ブロック構造体は、風を受けても、各縦溝を通して風を外側に逃がすことができ、風力で倒れ難い構造となる。
【0013】
本考案に係る請求項4では、複数の錘ブロックを積載して多段ブロック群を構成するので、ブロック群の段数、及び各ブロック群を形成する錘ブロック数を適宜選択することで、錘ロック構造体の重量を変更調整できる。
請求項1では、各段目ブロック群の各錘ブロックは相互に直交して積載されるので、複数の錘ブロックを積載して多段ブロック群を構成しても、倒れ難い構造となる。
更に、第1段目及び最上段目を除く段目ブロック群において、各錘ブロックは、各位置決め横溝内に一段下の各錘ブロックの位置決め突起を嵌めんで、更に位置決め突起を一段上の各錘ブロックの各位置決め横溝内に嵌込むので、長手方向及び幅方向に移動できない構造となる。
これにより、第1段目及び最上段目を除く段目ブロック群は、各錘ブロックを、位置決め突起及び各位置決め横溝の協働によって、一段下の各錘ブロック及び一段上の各錘ブロック間に固定でき、錘ブロック構造体を倒れ難い構造にできる。
請求項4では、第1段目ブロック群において、複数の位置決め横溝は、長尺ブロック本体の幅方向で錘ロック構造体を貫通する。
これにより、錘ブロック構造体は、風を受けても、各位置決め横溝を通して風を外側に逃すがことができ、風力で倒れ難い構造となる
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】錘ブロック構造体、及び各段目ブロック群を示す斜視図である。
【図2】図1の要部拡大前面図である。
【図3】図1の要部拡大右面図である。
【図4】位置決め横溝及び位置決め突起の嵌込みを示す要部拡大図である。
【図5】錘ブロックを示す斜視図である。
【図6】錘ブロックを示す図であって、(a)は前面図、(b)は上面図である。
【図7】錘ブロックを示す図であって、(a)は下面図、(b)は右面図である。
【図8】錘ブロックを示す図であって、(a)はコンクリート、又は金属等で成形する図6(b)のAーA断面図、(b)は樹脂及びコンクリートで成形する図3(b)のA−A断面図である。
【図9】錘ブロック構造体を示す図であって、溝間隔をブロック幅と同一にする前面図である。
【図10】錘ブロック構造体を太陽電池パネルを支持する支持体に適用(適用例1)した斜視図である。
【図11】図10のB矢視拡大図である。
【図12】錘ブロック構造体を太陽電池パネルを支持する支柱体に適用(適用例2)した斜視図である。
【図13】図12のC矢視拡大図である。

【0015】
本考案に係る錘ブロック構造体について、図1乃至図13を参照して説明する。
【0016】
<錘ブロック構造体>
図1乃至図9において、錘ブロック構造体(X)は、複数の錘ブロック(Y)を積載して、多段ブロック群(Z)を構成する。
多段ブロック群(Z)は、例えば、第1段目ブロック群(Z1)、第2段目ブロック群(Z2)及び第3段目ブロック群(Z3)で構成する。
第3段目ブロック群(Z3)は、最上段目ブロック群となる(以下、「最上段目ブロック群Z3」とも称する)。
第2段目ブロック群(Z2)は、第1段目及び第上段目を除く段目ブロック群となる。
なお、多段ブロック群(Z)は、3段に限定されず、2段、4段、5段、…、N段[N=2,3,4,・・・N(N:整数)]
【0017】
第1及び第2段目ブロック群(Z1),(Z2)は、複数(3つ)の錘ブロック(Y)で形成される。
第3段目ブロック群(Z3)は、1又は複数(3つ)の錘ブロック(Y)で形成される。
【0018】
<錘ブロック>
図5乃至図8において、各錘ブロック(Y)は、長尺ブロック本体(1)、位置決め突起(2)、複数(3本)の位置決め横溝(3)、縦溝(5)及び複数(2つ)の把手穴(6)を備える。
【0019】
各錘ブロック(Y)は、図8(a)に示すように、中実体に形成され、例えば、コンクリート又は鉄、アルミニウム等の金属で成形する。
【0020】
また、各錘ブロック(Y)は、図8(b)に示すように、位置決め突起(2)、各位置決め横溝(3)、縦溝(5)及び各把手穴(6)を合成樹脂で一体成形した中空体(Y1)を有し、中空体(Y1)にコンクリートを充填して構成する。
これにより、各錘ブロック(Y)は、コンクリートを合成樹脂で被覆するので、コンクリートの劣化を抑制できる。
【0021】
長尺ブロック体(1)は、図5乃至図8に示すように、断面矩形の直方体に形成される。
長尺ブロック体(1)は、上下平面(1A),(1B)、左右平面(1C),(1D)及び前後平面(1E),(1F)を有し、各平面(1A)〜(1F)で矩形外縁(1X)[直方体の各平面]を形成する。
【0022】
位置決め突起(2)は、図5乃至図8に示すように、長尺ブロック本体(1)の上平面(1A)に突出形成され、前後平面(1E),(1F)間で長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)に延出する。
位置決め突起(2)は、幅方向(H)において、長尺ブロック本体(1)の幅方向中央に配置される[図5及び図6(a)参照]。幅方向(H)は、長手方向(N)に直交する方向である。
【0023】
また、位置決め突起(2)は、例えば、断面台形に形成され、上平面(1A)から高さ方向(L)の上方(L1)に突出する。高さ方向(L1)は、長手方向(N)及び幅方向(H)に直交する方向である。
位置決め突起(2)の断面台形は、左右側平面(2A),(2B)を有する。左側平面(2A)は幅方向中心線(a)及び左平面(1C)間で上平面(1A)に連続し、幅方向中心線(a)側に向けて傾斜される。
右側平面(2B)は幅方向中心線(a)及び右平面(1C)間で上平面(1A)に連続し、幅方向中心線(a)に向けて傾斜される。
【0024】
複数の位置決め横溝(3)は、図5乃至図8に示すように、位置決め突起(2)に対峙して長尺ブロック本体(1)の下平面(1B)に開口形成される。
複数の位置決め横溝(3)は、例えば、中央・位置決め横溝(3)、前側・位置決め横溝(3)及び後側・位置決め横溝(3)で構成される。
中央・位置決め横溝(3)は、長手方向(N)中央に配置される。
前後側・位置決め横溝(3),(3)は、長手方向(N)中央の両側に対称配置される。
各位置決め横溝(3)は、長手方向(N)に溝間隔(G)を隔てて並設される。溝間隔(G)は、各位置決め横溝(3)の長手方向中心線(b)間であって、左右平面(1C),(1D)間のブロック幅(h)を超える間隔である。
前後側・位置決め横溝(3),(3)は、ブロック幅(h)を超えて、2倍の溝間隔(G)を隔てて並設される。
各位置決め横溝(3)は、幅方向(H)で長尺ブロック本体(1)を貫通する。各位置決め横溝(3)は、幅方向(H)に延出して左右平面(1C),(1D)に開口する。
【0025】
また、各位置決め横溝(3)は、例えば、断面台形に形成され、位置決め突起(2)と同一形状(台形)である。各位置決め横溝(3)の断面台形は、左右側溝側面(3A),(3B)を有する。
前側・位置決め横溝(3)において、左側溝側面(3A)は、前平面1E側で下平面1Bに連続し、上平面(1A)側に延出しつつ後平面(1F)側に傾斜される。左側溝側面(3B)は、中央・位置決め横溝(3)側で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ前平面(1E)側に傾斜される。
中央・位置決め横溝(3)において、左側溝側面(3A)は、前側・位置決め横溝(3)側で下平面1Bに連続し、上平面(1A)側に延出しつつ後平面(1F)側に傾斜される。右側溝側面(3B)は、後側・位置決め横溝(3)側で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ前平面(1E)側に傾斜される。
後側・位置決め横溝(3)において、左側溝側面(3A)は、中央・位置決め横溝(3)側で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ後平面(1F)側に傾斜される。右側溝側面(3B)は、後平面(1F)側で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ前平面(1E)側に傾斜される。
【0026】
縦溝(5)は、図5乃至図8に示すように、下平面(1B)に開口形成され、前後平面(1E),(1F)間で長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)に延出する。
縦溝(5)は、各位置決め横溝(3)に直交して前後平面(1E),(1F)に開口する。
縦溝(5)は、幅方向(H)中央に配置され、位置決め突起(2)に平行して長手方向(N)に延在する。
【0027】
また、縦溝(5)は、例えば、断面台形溝に形成され、各位置決め横溝(3)と同一形状(台形)である。
縦溝(5)において、断面台形溝は、左右溝側面(5A),(5B)を有する。左溝側面(5A)は、幅方向中心線(a)及び左平面(1C)間で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ幅方向中心線(a)側に向けて傾斜される。右側溝側面(5B)は、幅方向中心線(a)及び右平面(1B)間で下平面(1B)に連続し、上平面(1A)側に延出しつつ幅方向中心線(a)側に傾斜される。
【0028】
複数の把手穴(6)は、図5乃至図8に示すように、前後平面(1E),(1F)の夫々に開口形成される。
各把手穴(6)は、長尺ブロック本体(1)の高さ方向(L)において、位置決め突起(3)及び縦溝(5)間に位置して、長手方向Nに長尺ブロック体(1)内を延出する。
【0029】
<錘ブロック構造体の具体構成>
次に、錘ブロック構造体(X)の具体構成について、図1乃至図4を参照して説明する。
【0030】
図1乃至図3において、錘ブロック構造体(X)は、複数の錘ブロック(Y)を積載して、多段ブロック群(Z)を構成し、例えば、第1段目ブロック群(Z1)、第2段目ブロック群(Z2)及び第3段目ブロック群(Z3)で構成する。
錘ブロック構造体(X)では、第1段目ブロック群(Z)を構成し、第1段目ブロック群(Z1)上に第2段目ブロック群(Z2)を構成し、更に第2段目ブロック群(Z2)上に第3段目ブロック群(Z3)を構成する。
【0031】
第1段目ブロック群(Z1)は、図1に示すように、位置決め突起(3)を平行配置して、複数(3つ)の錘ブロック(Y)を並設して構成される。
各錘ブロック(Y)は、各位置決め突起(2)の幅方向中心線(a)間を溝間隔(G)にして、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)に並設される。
これにより、各錘ブロック(Y)間には、第1通風隙間(t)が形成され、第1通風隙間(t1)は長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)で第1段目ブロック群(Z1)を貫通する。
また、各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)は、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)で第1段目ブロック群(Z1)を貫通し、更に縦溝(5)は、長尺ブロック本体(1)の長手方向Nで第1ブロック群(Z1)を貫通する。
なお、第1段目ブロック群(Z1)では、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)において、幅方向中央に錘ブロックを配置することなく、幅方向中央両側の各錘ブロック(Y)で形成できる。
また、錘ブロック(Y)を積載する作業者は、各錘ブロック(Y)の各把手穴(6)を掴んで持上げることで、各錘ブロック(Y)を並設できる
【0032】
第2段目ブロック群(Z1)は、複数の位置決め横溝(3)内に、一段下(第1段目)の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(2)を嵌込んで、複数(3つ)の錘ブロック(Y)を一段下の各錘ブロック(Y)の上平面(1A)に積載して構成される。
第2段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)は、長尺ブロック本体(1)を一段下の各錘ブロック(Y)の長尺ブロック本体(1)に直交配置する。また、各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)を、一段下の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(2)に対峙する。
第2段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)は、下平面(1B)から一段下の各錘ブロック(Y)に向けて降ろし、各位置決め横溝(3)内に一段下の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(3)を嵌め込んで、一段下の各錘ブロック(Y)の上平面(1A)に積載する。このとき、各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)において、左右名側面(3A),(B)は、図2に示すように、一段下(第1段目)の各位置決め突起(2)の左右側面(2A),(2B)に密着当接される。また、各位置決め横溝(3)の長手方向中心線(b)及び位置決め突起(3)の幅方向中心線(a)は一致する。
これにより、第2段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)は、位置決め横溝(3)及び一段下(第一段目)の位置決め突起(2)の協働で、長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)への移動が規制される。
また、第1段目ブロック群(Z1)において、各錘ブロック(Y)は、位置決め突起(2)及び一段上(第2段目)の各位置決め横溝(3)の協働で、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)への移動が規制される。
【0033】
また、第2段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)を、一段下の各ブロック(Y)の位置決め突起(2)に沿って長手方向(N)に摺動し、各位置決め突起(2)の幅方向中心線(a)間を溝間隔(G)にする。
これにより、各錘ブロック(Y)の間には、通風隙間(t2)が形成され、第2通風隙間(t2)は長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)で第2段目ブロック群(Z2)を貫通する。また、第2通風隙間(t2)は、第1通風隙間(t1)に直交して、第1通風隙間(t1)に連通される。
なお、第2段目ブロック群(Z2)では、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)において、幅方向中央に錘ブロックを配置することなく、幅方向中央両端の各錘ブロック(Y)で形成できる。
また、作業者は、各錘ブロック(Y)の各把手穴(6)を掴んで持上げることで、各錘ブロックを第1段目ブロック群(Z1)の各錘ブロック(Y)に積載できる。
【0034】
最上段目ブロック群(Z3:第3段目ブロック群)は、複数の位置決め横溝(3)内に、最上段より一段下(第2段目)の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(2)を嵌込んで、1又は複数の錘ブロック(Y)を最上段より一段下の各錘ブロック(Y)の上平面(1A)に積載して構成される。
最上段目ブロック群(Z3)において、各錘ブロック(Y)は、下平面(1B)から長尺ブロック本体(1)を最上段目より一段下の各錘ブロック(Y)の長尺ブロック本体(1)に直交配置する。また、各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)を最上段より一段下の各錘ブロックの位置決め突起(2)に対峙する。
最上段目ブロック群(Z3)において、各錘ブロック(Y)は、最上段より一段下の各錘ブロック(Y)に向けて降ろし、各位置決め横溝(3)内に最上段より一段下の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(3)を嵌込んで、最上段より一段下の各錘ブロック(Y)の上平面(1A)に積載する。このとき、各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)において、左右名側面(3A),(B)は、図3に示すように、一段下(第2段目)の各位置決め突起(2)の左右側面(2A),(2B)に密着当接される。また、各位置決め横溝(3)の長手方向中心線(b)及び位置決め突起(2)の幅方向中心線(a)は一致する。
これにより、最上段目ブロック群(Z3)において、各錘ブロック(Y)は、位置決め横溝(3)及び一段下(第2段目)の位置決め突起(2)の協働で、長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)への移動が規制される。
また、第2段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)は、位置決め突起(2)及び一段上(第2段目)の各位置決め横溝(3)の協働で、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)への移動が規制される。
そして、図1に示すように、第1段目及び第3段目を含む奇数段目ブロック群において、各錘ブロック(Y)は幅中心線(a)を一致させて積載され、更に第2段目を含む偶数段目ブロック群において、各錘ブロック(Y)は幅方向中心線(a)を一致させて積載される。
これにより、錘ロック構造体(X)は、各錘ブロック(Y)を均等に積載できることから、重量の偏りを抑制できる。
【0035】
また、最上段目ブロック群(Z3)において、各錘ブロック(Y)を、最上段より一段下の各錘ブロックの位置決め突起(2)に沿って長手方向(N)に摺動して、各位置決め突起(2)の幅方向中心線(a)間を溝間隔(G)にする。
これにより、各錘ブロック(Y)の間には、第3通風隙間(t3)が形成され、第3通風隙間(t3)は長尺ブロック本体(1)の長手方向(N)で最上段目ブロック群(Z3)を貫通する。第3通風隙間(t3)は、第2通風隙間(t)に直交して、第2通風隙間(t2)に連通される。また、第3通風隙間(t3)は、第1通風隙間(t1)に平行して、第2通風隙間(t2)を通して第1通風隙間(t)に連通される。
なお、最上段目ブロック群(Z3)では、錘ブロック(Y)の積載数を適宜選択して、各錘ブロック(Y)を第2段目ブロック群(Z2)の各錘ブロック(Y)に積層できる。
また、作業者は、各錘ブロック(Y)の各把手穴(6)を掴んで持上げることで、各錘ブロック(Y)を第2段目ブロック群(Z2)の各錘ブロック(Y)に積載できる。
このように、複数の錘ブロック(Y)を積層して、多段ブロック群(Z)を構成することで、錘ブロック構造体(X)を形成する。
【0036】
また、第2段目ブロック群(Z2)、及最上段目(第3段目)ブロック群(Z3)において、各位置決め横溝(3)内に位置決め突起(2)を嵌込む際、図4に示すように、各位置決め横溝(3)が位置決め突起(2)に対して長手方向(N)にずれていても、各位置決め横溝(3)の一方側の左溝側面(3A)[又は右側溝側面(3B)]は、位置決め突起(2)の一方側の左側面(3B)[又は右側面(3B)]に当接される。
そして、各錘ブロック(Y)を降ろして、一段下の各錘ブロック(Y)に積載する際、各位置決め横溝(3)は位置決め突起(3)の一方側の左側面(2A)[又は右側面(2B)]でずれを吸収しつつ斜めに摺動案内され、位置決め突起(2)を嵌込む。
これにより、各位置決め横溝(3)及び位置決め突起(2)は、相対的にずれていても、各位置決め横溝(3)内に位置決め突起(2)を嵌込むことができる。
【0037】
錘ブロック構造体(X)を、各ブロック群(Z1),(Z2),(Z3)で構成すると、第1段目ブロック群の各錘ブロック(Y)において、位置決め突起(2)は一段上(第2段目)の各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)内に嵌込まれるので、各錘ブロック(Y)は、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)に移動しない。
第2段目ブロック群(Z2)の各錘ブロック(Y)において、各位置決め横溝(3)は、一段下(第1段目)の各錘ブロック(Y)の位置決め突起(3)を嵌込んでいるので、長尺ブロック体(1)の長手方向(N)に移動しない。また、位置決め突起(3)は、一段上(最上段目)の各錘ブロック(Y)の各位置決め横溝(3)内に嵌込まれるので、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)に移動しない。
これにより、第1段目及び最上段目を除く段目ブロック群(Z2)において、各錘ブロック(Y)は、第1段目及び最上段目ブロック群(Z1),(Z3)の各錘ブロック(Y)との協働によって、第1段目及び最上段目の各錘ブロック(Y)間に固定される。
なお、最上段目ブロック群(Z3)では、1の錘ブロック(Y)又は2の錘ブロック(Y)を最上段より一段下(第2段目)の各錘ブロック(Y)に積載できる。
【0038】
錘ブロック構造体(X)において、第1乃至第3通風隙間(t1),(t2),(t3)は相互に連通して、錘ブロック構造体(X)の前後、左右及び上に貫通する。
第1段目ブロック群(Z1)において、各錘ブロック(Y)の位置決め横溝(3)は、長尺ブロック本体(1)の幅方向(H)で錘ブロック構造体(X)の左右に貫通し、各錘ブロック(Y)の縦溝(5)は、長尺ブロック体(1)の長手方向(N)で錘ブロック構造体(X)を貫通する。
これにより、錘ブロック構造体(X)は、風を受けても、各位置決め横溝(3)、縦溝(5)及び第1乃至第3通風隙間(t1)〜(t3)を通して風を外側に逃がすことができ、風力で倒れ難い構造となる。
【0039】
このように、錘ブロック構造体(X)では、複数の錘ブロック(Y)を積載して多段ブロック群(Z)を構成でき、ブロック群の段差数及び各ブロック群の錘ブロック数を適宜選択することで、錘ロック構造体(Z)の重量を変更調整できる。
【0040】
また、錘ロック構造体(X)では、奇数段目である第1、第3段目ブロック群(Z1),(Z3)の錘ブロック(Y)、及び偶数段目である第2段目ブロック群(Z2)の各錘ブロック(Y)を相互に直交して積載するので、複数の錘ブロック(Y)を積載して多段ブロック群(Z)を構成しても、倒れ難い構造となる。
【0041】
錘ブロック構造体(X)において、錘ブロックの断面は、断面矩形に限定されず、断面多角形、断面円形又は断面楕円形等を採用できる。
【0042】
錘ブロック構造体(X)では、図9に示すように、溝間隔(G)をブロック幅(H1)と同一にできる。
これにより、各段目ブロック群(Z1),(Z2),(Z3)では、図9に示すように、各錘ブロック(Y)の左右平面(1C),(D)を相互に接触させて積載でき、各錘ブロック(y)間の摩擦により倒れ難い構造となる。
【0043】
<錘ブロック構造体の適用例>
次に、錘ブロック構造体(X)の適用例1及び適用例2について、図10及び図13を参照して説明する。
なお、図10乃至図13において、図1乃至図9と同一符号は同一部材又は同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0044】
<適用例1>
図10において、錘ブロック構造体(X)は、太陽電池パネル(S:被支持物)を支持する支柱体(A)に載置され、支柱体(A)を固定する。
【0045】
支持体(A)は、図10に示すように、太陽電池パネル(S)を支持する架台であって、複数(4本)の支柱(51)、及び支柱台枠(52)で構成される。各支柱(51)は、例えば、鋼又はアルミニウム合金等の金属で形成される。
支柱台枠(52)は、各支柱(51)と同一金属で形成され、複数(4本)のL字金属材(53)で矩形枠を形成し、各角部に各支柱(51)底側を固定してなる。また、支柱台枠(52)は、屋上又は地面に載置され、各支柱(51)を介して太陽電池パネル(S)を屋上又は地面に設置する。
各L字金属板(53)は、屋上又は地面に直交する垂直平板(53A)、及び屋上又は地面に載置される水平平板(53B)で形成される。
【0046】
図10及び図11において、錘ブロック構造体(X)は、複数用意し、各支柱(51)近傍に配置され、支柱台枠(52)上に載置される。
各錘ブロック構造体(X)において、図1乃至図4で説明したと同様、位置決め突起(2)を平行配置して、複数(3つ)の錘ブロック(Y)を下平面(1B)から支柱体(A)に載置して、第1段目ブロック群(Z1)を構成する。
第1段目ブロック群(Z1)において、各垂直ブロック(Y)は、図10及び図11に示すように、例えば、長手方向(N)の一端側にある位置決め横溝(3)内にL字金属板(53)の垂直平板(53A)を挿入する。また、第1段目ブロック群(Z1)において、各錘ブロック(Y)は、下平面(1B)からL字金属板(53)の水平平板(53B)に載置される。
これにより、第1段目ブロック群(Z1)において、各錘ブロック(Y)は、支柱台枠(52)を利用して、支持体(A)を固定できる。また、各錘ブロック(Y)は、L字金属板(53)の垂直平板(53A)を位置決め横溝(3)内に挿入して、支柱体(A)を固定できる。
続いて、図1乃至図4で説明したと同様、第2段目ブロック群(Z2)を構成し、更に第3段目ブロック群(Z3)を構成する。
各錘ブロック構造体(X)では、錘ブロック(Y)の積載数、ブロック群の段数を適宜選択して、支柱体[A:各支柱(51)]を固定できる重量に調整する。
【0047】
上記の如く、各錘ブロック構造体(X)では、支持体(A)を固定する重量を変更調整でき、更に倒れ難い錘ブロック構造体を構成できるので、支柱体(A)を最適な条件で固定できる。
【0048】
<適用例2>
図12において、錘ブロック構造体(X)は、太陽電池パネル(S:被支持物)を支持する支持体(A)に載置され、支持体(A)を固定する。
【0049】
図12及び図13において、支柱体(A)は、図10及び図11と同様、複数(4本)の支柱(51)、支柱台枠(52)で構成され、更に、複数の台座平板(55)を備えている。各台座平板(55)は、図12に示すように、左右方向(U)において、左右支柱(51)近傍に位置して、前後方向(W)に延出される。前後方向(W)にある各L字金属材(53)において、各台座平板(55)は、水平平板(53B)に載置される。
【0050】
図12及び図13において、錘ブロック構造体(X)は、複数用意し、各支柱(51)近傍に配置され、各台座平板(55)上に載置される。
各錘ブロック構造体(X)において、図1乃至図4で説明したと同様、位置決め突起(2)を平行配置して、複数(3つ)の錘ブロック(Y)を下平面(1B)から支柱体[A:各台座平板(55)]に載置して、第1段目ブロック群(Z1)を構成する。
続いて、図1乃至図4で説明したと同様、第2段目ブロック群(Z2)を構成し、更に第3段目ブロック群(Z3)を構成する。
各錘ブロック構造体(X)では、錘ブロック(Y)の積載数、ブロック群の段数を適宜先駆して、各支柱(51)を固定できる重量に調整する。
上記の如く、錘ブロック構造体(X)では、重量を変更調整でき、更に倒れ難い錘ブロック構造体を構成できるので、支柱体(A)を最適な条件下で固定できる。
【0051】
なお、錘ブロック構造体(X)は、太陽電池パネル(S)を支持する支柱体(A)に限定されず、宣伝用旗(被支持物)を支持する支柱体、洗濯物を吊下支持する支柱体(洗濯)に載置して、支柱体を固定できる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本考案は、太陽電池パネル等の被支持物を支持する支柱体を固定するのに最適である。
【0053】
X 錘ブロック構造体
Z1 第1段目ブロック群
Z2 第2段目ブロック群(第1段目及び最上段を除く段目ブロック群)
Z3 第3段目ブロック群(最上段目ブロック群)
Y 錘ブロック
1 長尺ブロック本体
1A 上平面
1B 下平面
1C 左平面
1D 右平面
1E 前平面
1F 後平面
2 位置決め突起
3 位置決め横溝

(57)【要約】

【課題】太陽電池パネル等の支柱体を固定する際、重量を変更調整できる錘ブロック構造体を提供する。【解決手段】錘ブロック構造体Xでは、複数の錘ブロックYを積載して、例えば、第1段目乃至第3段目ブロック群で構成する。複数の錘ブロックは、位置決め突起2及び複数の位置決め横溝3を備える。第1段目ブロック群Z1では、位置決め突起を平行配置して、複数の錘ブロックを支柱体に載置する。第2段目ブロック群Z2では、複数の位置決め横溝内に一段下の各錘ブロックの位置決め突起を嵌込んで、複数の錘ブロックを一段下の各錘ブロックに跨って積載する。第3段目である最上段目ブロック群Z3では、複数の位置決め横溝内に最上段より一段下の各錘ブロックの位置決め突起を嵌込んで、1又は複数の錘ブロックを最上段より一段下の各錘ブロックに跨って積載して、錘ブロック構造体とする。


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