(54)【考案の名称】メニューブック

(73)【実用新案権者】有限会社シンビ

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】 図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、飲食店等で利用されるメニューブックに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
メニューブックとして、例えば特開2005−199585号公報に記載のもの(以下「従来例」という。)が提案されている。
従来例はカバー部、メニューファイル及び対のメニューピンを備えている。上記カバー部は第1表紙部と、第2表紙部と、背表紙部とを一体連結し、この背表紙部を中心として二つ折り可能なものである。カバー部の背表紙部の上側と下側には上記メニューピンの第2挟持片が差し込まれる孔からなる差込部を形成してある。メニューファイルは、例えばメニューが書き込まれた用紙等を挿入自在とした袋状のファイルが折込部で2連状態にされたものである。メニューピンは第1挟持片と第2挟持片とが連結部により一体的に形成されたもので、金属材により形成されている。
メニューブックの作製は、上記カバー部が開かれた状態で中央部の背表紙部に上記メニューファイルの折込部を重ね合わせ、上記背表紙部の上下両側に形成してある差込部にメニューピンの第2挟持片を差込み、差し込まれなかった第1挟持片と第2挟持片の締め付け付勢力により、背表紙部とメニューファイル(折込部)とが挟持固定される。固定状態において、上記差し込まれなかった第1挟持片は上記背表紙部の表面上に表れることになる。
【0003】

【効果】

【0006】
この考案のメニューブックによれば、止めピンによってメニュー表示ファイルをカバー部に取付け又は取外すには筒状の折り込み部内に一方の止め片を差込むだけで良いので、従来例と比較して使い易く、また一方の止め片は上記カバー部の折り込み部の外側に露出されないので、見栄えが良く商品価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】この考案に係るメニューブックを開いた状態を示す正面図である。
【図2】この考案に係るメニューブックを開いて分解した状態を示す一部切欠正面図である。
【図3】この考案に係るメニューブックを開いた状態を示す背面図である。
【図4】この考案に係るメニューブックを開いた状態を示す平面図である。
【図5】図1のV−V線に沿う拡大断面図であって、中間を省略している図である。
【図6】この考案に係るメニューブックを折り畳んだ状態を示す斜視図である。

【0008】
この考案に係るメニューブックについて図面を参照して説明する。
図1〜図3において、メニューブックは、折り込み部11を中心として折り込み可能であるカバー部1と、上記カバー部の上記折り込み部の内面に取外し可能に取り付けてあるメニュー表示ファイル2と、上記メニュー表示ファイルを上記折り込み部に取り付けるための止めピン3とを備えている。
【0009】
図1〜図4において、カバー部1は、折り込み部11と、この折り込み部を中心として幅方向(図1及び図2左右方向)に連続して設けてある表カバー部12及び裏カバー部13とからなる。
折り込み部11は可撓性を備えた部材(合成皮革等)からなり、図4及び図5に示すように内背部11aと外背部11bとによって筒状に形成されていると共に、内部に全長に亘って孔11cを有し、この孔の上下両端が開口11c1となっている。また、図1及び図2に示すように内背部11aの長さは外背部11bのそれより短く、上下両端部の端面が外背部のそれらに対して段差dを設けて、折り込み部11の上下端の正面側を開放させてある。
【0010】
カバー部1における表カバー部12及び裏カバー部13は、図4に示すようにいずれも対向して配置してある対のカバー板12a,12b及び対のカバー板13a,13bからなる。カバー板12a,12b及びカバー板13a,13bは外周辺が重合され、外周側縁が一体化されている(図1)。図1に示す例では一体化手段として縫糸5が用いられており、カバー板12a,12b間の外周側縁及びカバー板13a,13b間の外周側縁は縫糸によって互いに縫い付けられて結合されている。
【0011】
カバー部1における折り込み部11と、表カバー部12及び裏カバー部13との結合関係について説明する。
図2及び図4において、折り込み部11の幅方向(図4左右方向)の一方の側辺部(左側辺部)は表カバー部12のカバー板12a,12bの折り込み部側の側辺部(図右側辺部)間に差し込まれ、重合している各側辺部が図示の例では縫糸5によって結合されている。同様に、折り込み部11の他方の側辺部(右側辺部)は裏カバー部13のカバー板13a,13bの折り込み部側の側辺部(図左側辺部)間に差し込まれ、重合している各側辺部が縫糸5によって結合されている。
上記各側辺部の結合によって、カバー部1が折り込み部11を中心として折り畳み自在であるこの考案のメニューブックのカバーを構成している。
【0012】
メニュー表示ファイル2は透明なプラスチックフィルム(プラスチックシート)からなり、図1及び図2に示すように、中央部の折り曲げ部21の両側に袋状の収納部22,23を形成してある。各収納部22,23は上側縁辺がメニュー表示用紙4を差入れ可能の開口部24となっている(図2)。メニュー表示用紙4を差入れているメニュー表示ファイル2の収納部22,23の正面及び背面の両面は、透明であることから上記メニュー表示用紙4を見透かすことが可能であるために、メニューの表示面となっている。
メニュー表示ファイル2は、図1及び図4に示すようにカバー部1の内面(正面)に重なるように配置され、折り曲げ部21が折り込み部11の内背部11aと互いに対向位置関係にある。
【0013】
止めピン3は図1、図4及び図5に示すように、プラスチック、金属等の部材を用いてU字形に折り曲げて形成されている。止めピン3における対向する止め片31,32の先端部側は互いに接近している挟持部となっており、挟持力を高めるために図示の例では一方の止め片32の先端部側を波形にしている。
各止めピン3は、図1及び図5に示すように、カバー部1の折り込み部11の内背部11aの上下2個所の各縁部にこれらを跨ぐようにして掛け止められるものである。各止めピン3の一方の止め片31は折り込み部11の孔11c内に開口11c1を通じて差し込まれ、他方の止め片32はメニュー表示ファイル2の折り曲げ部21の内面(正面)を一方の止め片31側に向けて押圧する。
メニュー表示ファイル2が各止めピン3の止め片31,32によってカバー部1の折り込み部11にその弾性力によって押圧的に取り付けられている状態では、一方の止め片31は折り込み部11の孔11c内に差し込まれているので、カバー部1の外背部11bの外側に露出されず、孔内に隠されている(図3及び図5参照)。
【0014】
次に、この考案に係るメニューブックの使用方法について説明する。
図2に示すように、メニュー表示用紙4をメニュー表示ファイル2の収納部22,23へ収納する。そして図1に示すように、カバー部1の折り込み部11を中心として開き、カバー部の内面(正面)上にメニュー表示用紙入りのメニュー表示ファイル2を載せる。載せる際には、折り込み部11の真上にメニュー表示ファイル2の折り曲げ部21が位置するように位置合わせをする。
その後、メニュー表示ファイル2をカバー部1内面上に押えながら止めピン3によって折り曲げ部21の上下2個所をカバー部1の折り込み部11内面上に固定する。固定方法は、図5鎖線に示すように一方(上方)の止めピン3の止め片31をカバー部1の折り込み部11の孔11cの真上に配置し、止め片32をカバー部の正面側に位置させた状態で降下させて、止め片31,32内に折り込み部の内背部11aの上縁部とメニュー表示ファイル2の折り曲げ部21の上縁部を差し入れることにより、止めピン3は内背部の上縁部に掛け止め状態で、両止め片31,32の先端側が上記上縁部同士を押圧状態に挟む。この結果、メニュー表示ファイル2の上側はカバー部1内面上に取り付けられる。他方(下方)の止めピン3についても、上記と同様の方法でメニュー表示ファイル2の下側をカバー部1内面上に取り付ける。
このように、メニュー表示ファイル2の折り曲げ部21はカバー部1の折り込み部11に上下の止めピン3の止め片31,32によって挟持されることになり、カバー部内面にメニュー表示ファイルが安定して取り付けられることになる。
メニューブックの使用時には図1に示すように開いて使用し、不使用時には図6に示すように閉じておく。
【0015】
図1に示すメニューブックによれば、止めピン3をカバー部1における折り込み部11の孔11c内に差し入れて内背部11aの縁部に掛け止めるだけでカバー部内面上のメニュー表示ファイル2を取り付けることができるから、また止めピン3を後退させて掛け止めを解除するだけでメニュー表示ファイルが取外し可能となるので、メニュー表示ファイルの取付け及び取外しが簡易である。
また、図1に示すメニューブックによれば、カバー部1にメニュー表示ファイル2を取り付けている場合でも、止めピン3は折り込み部11の外背部11bの背後側に露出されないので見栄えが良く、商品価値の向上に寄与する。
さらに、図1に示すメニューブックによれば、カバー部1における折り込み部11の内背部11aの上下両側の縁部は外背部11bのそれらに対して段差dを設けて、上記折り込み部の上下端の正面側を開放させているので、止めピン3による内背部11aへの掛け止めがし易くなる。
【0016】
図1の例では、カバー部1の内面上に1枚のメニュー表示ファイル2を止めピン3によって取り付けているが、メニュー表示ファイルは単数に限定されず、複数枚であっても良い。
収納部22,23は正面(内面)のみならず、背面も透明にして両面をメニューの表示面としているが、少なくとも正面(内面)のみが表示面であっても良い。
【0017】
1 カバー部
11 折り込み部
11a 内背部
11b 外背部
11c 孔
11c1 開口
12 表カバー部
13 裏カバー部
2 メニュー表示ファイル
21 折り曲げ部
22,23 収納部
3 止めピン
31,32 止め片
4 メニュー表示用紙
d 段差

(57)【要約】

【課題】 使い易く見栄えの良いメニューブックを提供する。【解決手段】 カバー部1の折り込み部11の内面に取外し可能に取り付けてあるメニュー表示ファイル2及びメニュー表示ファイル2を折り込み部11に取り付けるためのU字形の止めピン3を備え、折り込み部は内背部11aと外背部11bとによって内部に孔11cを有する筒状に形成され、止めピン3の一方の止め片は孔11cの開口11c1より内部に差込み可能であり、他方の止め片は一方の止め片と共にメニュー表示ファイルの折り曲げ部21の内面と内背部とを押圧状態に挟持可能である。


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