(54)【考案の名称】通話時間報知装置

(73)【実用新案権者】株式会社スリックエンジニアリング

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、通話時間報知装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
携帯電話やスマートフォン等で通話する場合、不用意に通話時間が長くなることがある。一般的に、通話時間が長くなるほど通話料金は高額になる。このため、利用者にとっては、通話中に通話時間を把握できることが望ましい。
【0003】
特許文献1には、あらかじめ製造時に設定された時間を携帯電話等の使用者が任意のタイミングで計測開始することができ、カウントダウンまたはカウントアップにより変化していく時間を装置の画面に表示し、時間が近づくと音や振動により使用者に通知するタイマーを携帯電話等のストラップに取り付けた携帯電話等用のタイマーストラップが開示されている。
【0004】
特許文献2には、CPUにおいて発呼通話時の通話時間を計数積算して記憶し、通話時間の累積積算値が、キースイッチを介してあらかじめ設定した所定時間を超えた場合に、表示装置の表示を変えてそのことを報知する電話装置が開示されている。
【0005】
特許文献3には、着呼時に、ユーザからの時間情報を受け付けた電話機が発呼側の電話機に時間情報を送信し、発呼側の電話機の了解を得られた場合に、電話機のユーザが通話を開始し、通話の開始とともに電話機は受け付けた時間情報が示される時間をカウントダウンして、カウントが「0」になると、強制的に通話回線を遮断する電話機が開示されている。
【0006】

【効果】

【0016】
本考案に係る通話時間報知装置によれば、簡易に、所望する時間を超えた通話の防止を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本考案の一実施形態に係る通話時間報知装置の概略図である。
【図2】本考案の一実施形態に係る通話時間報知装置の機能構成である。
【図3】本考案の一実施形態に係る通話時間報知装置による報知動作のフローチャートである。

【0018】
図1は、本考案の一実施形態に係る通話時間報知装置10の概略図及びその利用態様を例示する。
通話時間報知装置10は、報知部としてのスピーカ12と、このスピーカの音量を調整する音量調整ボタン14、電源スイッチ16と、ストラップ18とを備える。
【0019】
電源スイッチ16は、通話時間報知装置10の電源として機能するとともに、スピーカ12が音を発している場合に、この音を停止するスイッチとしても機能するようになっている。なお、スピーカ12の音を停止するボタンを別途設けるようにしてもよい。
【0020】
ストラップ18はひも状の部材であり、携帯電話20の取付け部22に取り付けられるようになっている。通話時間報知装置10は、ストラップ18を介して携帯電話20に取り付けられる。なお、携帯電話20には、スマートフォン等、利用者が携帯して通話に用いる機器が含まれる。
【0021】
通話時間報知装置10をいわゆる「ストラップ(根付)」として用いることで、この通話時間報知時間装置10は携帯電話20と一定の距離を保ちつつ付随することとなる。このため、通話時間報知装置10を単独で意識的に持ち運ぶ手間が省略される。
【0022】
図2は、通話時間報知装置10の機能構成を示す。
通話時間報知装置10は、携帯電話20が通話時に送受信する電磁波を検知する電磁波検知部32と、時間を計測するタイマ34と、この通話時間報知装置10の動作を制御する制御回路36とを備える。
【0023】
電磁波検知部32は、携帯電話20から半径1m程度の範囲について、この携帯電話20が送受信する電磁波を検知する。電磁波検知部32は、例えば送受信に伴う電磁波から電気を生成し、これに基づいて制御回路36に信号を通知する。
【0024】
制御回路36は、タイマ34に対し時間の計測を開始・停止させたり、スピーカ12に対し発音を開始・停止させたりする。具体的には、制御回路36は、電磁波検知部32が電磁波を検知すると、これに応じてタイマ34により時間を計測する。タイマ34が予め定められた時間を計測すると、制御回路36は、スピーカ12を鳴らす。電源スイッチ16(図1参照)が押下げられると、制御回路36は、スピーカ12を鳴り止ます。
【0025】
スピーカ12が鳴ることで、利用者は、通話時間が予め定められた時間を経過していることを把握する。例えば、一回の通話について予め定められた通話時間までが無料であるような場合に、この通話時間よりも短めの時間が経過したときにスピーカ12が鳴るようにすることで、利用者は無料の通話時間内で通話を終了するよう促されることとなる。
また、スピーカ12が鳴ると、その音は通話相手にも聞こえる。このため、通話相手に対しても通話の終了が促される。
【0026】
制御回路36は、携帯電話20による通話が終了した場合に、タイマ34に対し時間の計測を停止させる。例えば、電磁波検知部32は、携帯電話20の通話中は定期的に信号を制御回路36に通知し続けるようになっており、制御回路36は、電磁波検知部32からの通知が終了したとき(すなわち、電磁波検知部32が、携帯電話20の送受信する電磁波を検知しなくなったとき)、タイマ34による時間の計測を停止する。
【0027】
次に、通話時間報知装置10が利用者に対して報知する動作について説明する。
図3は、通話時間報知装置10が報知する動作(S10)のフローチャートを示す。以下、スピーカ12が発音するまでの予め定められた時間が「9分」である場合を例に説明する。
【0028】
利用者が他者と通話をするため、携帯電話20の通話ボタンを押下げると、通話に応じた電磁波が生じる。ステップ102(S102)において、電磁波検知部32は、携帯電話20が送受信する電磁波を検知し、その旨を制御回路36に通知する。
【0029】
ステップ104(S104)において、制御回路36は、タイマ34による時間の計測を開始する。
【0030】
ステップ106(S106)において、制御回路36は、携帯電話20による通話が終了したか否かを判断する。携帯電話20による通話が終了している場合、ステップ108(S108)の処理に進み、携帯電話20による通話が終了していない場合、ステップ110(S110)の処理に進む。
【0031】
ステップ108(S108)において、制御回路36は、タイマ34による時間の計測を停止する。
【0032】
ステップ110(S110)において、制御回路36は、タイマ34が計測する時間が予め定められた「9分」を経過しているか否かを判断する。9分を経過している場合、ステップ110(S110)の処理に進み、経過していない場合、待機する。
【0033】
ステップ112(S112)において、制御回路36は、スピーカ12を鳴らす。
【0034】
ステップ114(S114)において、制御回路36は、電源スイッチ16が押下げられたか否かを判断する。電源スイッチ16が押下げられた場合、ステップ116(S116)の処理に進み、押下げられていない場合は待機する。
【0035】
ステップ116(S116)において、制御回路36は、スピーカ12を鳴り止ませる。
【0036】
上記実施形態においては、報知部として音を発生するスピーカ12を用いた場合を用いて説明したが、報知部としては利用者に対して報知するものであればよく、LED等の光る発光体や振動する振動体等であってもよい。
【0037】
通話時間報知装置10は、予め定められた時間が経過するまでの間に、複数回報知するようにしてもよい。具体的には、通話時間報知装置10は、予め定められた時間を報知する前に、予告する機能を備えるようにしてもよい。例えば、スピーカ12が発音するまでの予め定められた時間が「9分」である場合、通話時間が7分を経過した時点でスピーカ12を一旦短く鳴らし、9分を経過した時点でスピーカ12を継続的に鳴らすようにする。予告する回数は適宜設定するようにしてもよい。
なお、予告と報知とで、報知する手段を変更するようにしてもよい。例えば、予告については発光体を光らせるようにし、報知については音を鳴らすようにする。
【0038】
強制的に通話が切断された場合、円滑な会話の終了が困難となる。一方、通話時間の限度が近づいていることを事前に把握させることで、利用者は会話を収束させる必要があることを認識する。これにより、円滑に通話が終了されることとなる。
【0039】
また、上記実施形態においては、スピーカ16が鳴っている場合、電源スイッチ16が押下げられたときにこのスピーカ16が鳴り止む構成について説明したが、通話の終了に応じてスピーカ16が鳴り止むようにしてもよい。具体的には、制御回路36は、電磁波検知部32からの通知が終了したとき(すなわち、電磁波検知部32が、携帯電話20の送受信する電磁波を検知しなくなったとき)、スピーカ16による発音を停止する。
【0040】
通話時間報知装置10は、タイマ34が計測する時間に関する情報を表示する表示部を備えるようにしてもよい。例えば、ディスプレイを設け、これに通話が開始してからの経過時間を表示したり(カウントアップ)、予め定められた時間までの残り時間を表示したり(カウントダウン)するようにしてもよい。
【0041】
携帯電話20自体に通話時間が表示される場合、利用者は、通話しながらその通話時間を確認することが困難である。これに対して、通話時間報知装置10に表示部を備えるようにした場合、利用者は、通話しながらでも通話時間の把握が容易となる。通話時間報知装置10をストラップ18介して携帯電話20に取り付けている場合であっても、このストラップ18の長さを適宜調整する(所定以上の長さとする)ことで、表示部は利用者に視認されるようになる。
【0042】
通話時間報知装置10は、報知するまでの時間を設定する時間設定部を備えるようにして、この時間設定部により設定された時間が経過した場合に、報知する構成としてもよい。例えば、利用者が通話時間として10分間を目処に考えている場合、時間設定部により「10分」と設定することで、通話時間が10分経過したときに報知されることとなる。あるいは、利用者が、目処と考えている時間よりも早い段階での報知を所望する場合は、時間設定部により「9分」と設定することで、通話時間が9分経過したときに報知されることとなる。
【0043】
10 通話時間報知装置
12 スピーカ
14 音量調整ボタン
16 電源スイッチ
18 ストラップ
20 携帯電話
32 電磁波検知部
34 タイマ
36 制御回路

(57)【要約】

【課題】簡易に、所望する時間を超えた通話の防止を促す通話時間報知装置を提供する。【解決手段】通話時間報知装置10は、携帯電話が通話時に送受信する電磁波を検知する電磁波検知部32と、この電磁波検知部32が電磁波を検知した場合に時間を計測するタイマ34と、このタイマ34が予め定められた時間を計測した場合に報知するスピーカ12と、を有する。


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