(54)【考案の名称】揚降補助器具

(51)【国際特許分類】

E04G 21/16 ・・工具 装置

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
高所への荷の揚降を簡単に行うことを可能とする揚降補助器具に関する。

【従来の技術】

【0002】
建築物の外部作業を行なう場合、その建築物の周囲に作業足場を設置することが多い。かかる作業足場には、クレーンやエレベータを有する本格的な作業足場もあれば(例えば、特許文献1、2を参照)、単に作業員が乗るための足場板をパイプの枠組みに載せただけの簡易的な作業足場もある。
本格的な作業足場においては、荷の揚降作業をクレーンやエレベータを利用して行うことができる。しかし、簡易的な作業足場においては、荷の揚降作業を作業員が人力によって行わなければならない。そして、荷が重い場合には、滑車を周囲のパイプに取り付け、ロープに結んだ荷を目的とする高さまで引き上げなければならない。
【0003】

【効果】

【0014】
上記のような揚降補助器具であるので、安全かつ簡単に高所への荷の揚降作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】揚降補助器具の側面図である。
【図2】揚降補助器具の背面図である。
【図3】揚降補助器具の上面図である。

【0016】
本考案の実施の形態を図1から図3を参照しつつ説明する。
なお、図1の右側及び図3の上側を先端側、図2の左側及び図3の下側を背面側ということとする。
図1から図3に示すように、揚降補助器具1は、固定部10と、腕部20と、可動抑止部30と、からなる本体2を有する。
固定部10は、受部11と、挟圧掴持片12と、を有する。受部11は、Lの字形断面が上下の長手方向にまっすぐに連続するL型鋼からなる。受部11の長手方向に連続する一方の縁の上側部分と下側部分とには、挟圧掴持片12が1個ずつ取り付けられている。
【0017】
挟圧掴持片12の基端側は、受部11の縁に回動可能に軸支されている。挟圧掴持片12の先端には切欠きが形成されており、挟圧掴持片12と、受部11の長手方向に連続する他方の縁に形成された切欠きと、が、ボルト13及びナット14によって締結可能に構成されている。
また、受部11の上端と下端とからは、先端側に向かって支持部15がそれぞれ張り出している。
【0018】
腕部20は、3本のパイプ21A、21B、21Cからなる枠組みによって形成されており、略三角形の形状をなしている。パイプ21Aが、腕部20の基端側に位置し、このパイプ21Aが支持部15どうしの間に軸支されており、腕部20は、パイプ21Aを中心として回動可能に構成されている。パイプ21Aの軸方向は、受部11の長手方向と平行になっており、パイプ21Aと受部11との間には隙間が形成されている。
腕部20の先端側において、パイプ21Bと、パイプ21Cとが、接続されている。腕部20は、パイプ21Bの先端側部分の下側に、滑車22Aを牽引媒体掛渡部として有するとともに、パイプ21Bの基端側の下側に、滑車22Bを有している。
【0019】
滑車22Aと滑車22Bとには、ロープ23が牽引媒体として掛け渡されている。滑車22A側のロープ23の末端には、フック(図示せず)が装着されており、滑車22B側のロープ23の末端は、電動ウインチ(図示せず)に接続されている。
2本の小腕31A、31B、が、受部11に形成されており、小腕31A、31Bが、受部11からパイプ21Aに向かって張り出している。小腕31A、31Bの先端は、パイプ21Aに達してはおらず、小腕31A、31Bの先端とパイプ21Aとの間には隙間がある。
【0020】
小腕31Cが、パイプ21Aに形成されており、小腕31Cが、パイプ21Aから受部11に向かって張り出している。小腕31Cの先端は、受部11に達してはおらず、小腕31Cの先端と受部11との間には隙間がある。
小腕31A、31B、31Cの先端部分には、それぞれ穴(図示せず)が形成されており、小腕31A、31B、31Cの各穴に1本のピン32を挿通することによって、腕部20の回動を抑止可能に構成されている。小腕31A、31B、31Cとピン32とが、可動抑止部30をなしている。
【0021】
揚降補助器具1は以上述べた構成を有している。次に、その作用効果について説明する。
建築物の外面工事を行うために、この建築物の外側にパイプ40と足場板(図示せず)を使って作業足場が組まれている。作業員は、作業足場の所定の高さまで登り、目的の作業を行う。
先ず、作業足場に登った作業員は、周囲のパイプ40に揚降補助器具1を取り付ける。揚降補助器具1の取り付けるパイプ40は、鉛直に立設されたパイプである。
【0022】
作業員は、受部11の内側をパイプ40に沿わせ、受部11とは反対側から挟圧掴持片12をパイプ40にあてがう。そして、作業員は、ボルト13及びナット14によって挟圧掴持片12の切欠きと受部11の切欠きとを締結する。パイプ40は、受部11と挟圧掴持片12との間で挟圧され、固定部10がパイプ40を掴持し、揚降補助器具1がパイプ40に固定される。
次いで、作業員は、パイプ21Aを中心として腕部20を回動させ、腕部20が作業足場から外側に張り出した状態とする。そして、作業員は、小腕31A、31B、31Cの各穴に1本のピン32を挿通し、腕部20の回動を抑止する。
【0023】
その後、ロープ23の末端のフックに荷を吊り、電動ウインチによってロープ23を巻き上げ、荷を所定の高さまで引き上げる。腕部20の先端は、作業足場から外側に張り出して離れた状態となっている。このため、引き上げる途中で荷が作業足場に当たったり引っかかったりすることはない。
作業員は、荷を所定の高さまで引き上げたら、小腕31A、31B、31Cの各穴に挿通されているピン32を引き抜き、腕部20を回動可能とする。そして、腕部20を回動させて、荷を作業足場まで引き寄せ、荷を作業足場に下ろす。
【0024】
作業員は、荷の揚降作業中、身を作業足場の外側に乗り出す必要が無く、荷の揚降作業を安全かつ簡単に行うことができる。
本実施の形態においては、腕部20の先端に牽引媒体掛渡部として滑車22Aを設ける構成としたが、代わりに、腕部20の先端にウインチ等の巻き上げ機を取り付ける構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0025】
上記のような揚降補助器具であるので、高所での荷の揚降作業を安全かつ簡単に行う揚降補助器具として有用である。
【0026】
1 揚降補助器具
2 本体
10 固定部
11 受部
12 挟圧掴持片
13 ボルト
14 ナット
15 支持部
20 腕部
21A、21B、21C 腕部を構成するパイプ
22A、22B 滑車
23 ロープ
30 可動抑止部
31A、31B、31C 小腕
32 ピン
40 作業足場のパイプ

(57)【要約】

【課題】安全かつ簡単に高所への荷の揚降作業を行うことが可能となる揚降補助器具を提供する。【解決手段】固定部10と、腕部20と、可動抑止部30と、からなる本体によって揚降補助器具1を構成し、本体を作業足場のパイプ40に固定可能に、固定部10を受部11と挟圧掴持片12とによって構成し、腕部20の基端側部分を、固定部10に回動可能に接続し、腕部20の先端側部分に、ロープ23を掛け渡し可能に滑車22Aを構成し、可動抑止部30を、腕部20の回動を抑止可能に構成する。


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