(54)【考案の名称】ファスナー付きノートケース

(73)【実用新案権者】株式会社レイメイ藤井

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ノートを収納するノートケースに係り、特に、タブレット端末も収納してタブレット端末とノートの利用の利便性を向上させるファスナー付きノートケースに関する。

【従来の技術】

【0002】
[先行技術の説明]
従来のファスナー付きノートケースには、ファスナーを開くと見開きになって、一方の内側の面にノートを保持し、他方の内側の面に小物を収納する複数のポケットが備えられている構成のものがあった。
そして、ファスナーを閉じると、ノートより少し大きめのブリーフケースのように持ち運び可能となるものであった。
【0003】
[関連技術]
尚、関連する先行技術としては、特開平10−301669号公報「携帯端末装置の収納構造」(特許文献1)、実用新案登録第3016767号公報「携帯用収納具」(特許文献2)、実用新案登録第3051262号公報「システムノート等携帯型ファイル」(特許文献3)がある。
【0004】
特許文献1には、携帯端末装置を連結するアダプタを介して携帯端末装置をバインダ形式のシステムノートに装着することが記載されている。
特許文献2には、手帳類と携帯電話機を別個に収納可能で、収納した手帳類と携帯電話機の上下方向を一致させた本体を有することが記載されている。
特許文献3では、システムノートにおいて、その外側の面に携帯電話機を収納する格納袋状部を設けたことが記載されている。
【0005】

【効果】

【0015】
本考案によれば、見開き構造で、ノートを収納するノートケースであって、第1のファスナーを設けてケースを開閉するものであり、見開きの一方の内側面にタブレット端末を収納するポケット部を設け、見開きの他方の内側面にノートの一部を差し込む差込口を設け、ポケット部が、収納されるタブレット端末の表示画面に相当する部分に透明素材の窓部が形成され、タブレット端末を挿入する挿入口を収納されるノートの配置位置とは反対側に形成したファスナー付きノートケースとしているので、収納したノートを開いてページが窓部を覆ってもタブレット端末を横方向外側に容易に引き出すことができ、ノートとタブレット端末の両方について利用の利便性を向上させることができる効果がある。
【0016】
本考案によれば、ケースを閉じた状態で、他方の内側面のペンホルダーが一方の内側面の挿入口に接するよう設けられている上記ファスナー付きノートケースとしているので、ペンホルダーにペンが装着された状態で、ケース外側を押さえ込んで保持している場合でも、タブレット端末の挿入口をペンホルダーとペンでふさぐため、タブレット端末を傷つけることがないという効果がある。
【0017】
本考案によれば、外側面に収納スペースを形成し、当該収納スペースの挿入口に第2のエレメント部を第2のスライダーで開閉する第2のファスナーを設けた上記ファスナー付きノートケースとしているので、タブレット端末とノート以外にも小物を収納できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本ノートケースの概略図である。
【図2】本ノートケースの内側面を示す概略図である。
【図3】本ノートケースの外側面を示す概略図である。
【図4】本ノートケースが閉じた場合の側面を示す概略図である。
【図5】本ノートケースを閉じた状態の説明図である。

【0019】
本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本考案の実施の形態に係るファスナー付きノートケースは、第1のファスナーで見開きに開閉するものであり、内側左面に外側(左)から出し入れする挿入口と、透明素材の窓部を設けたタブレット端末を収納するポケット部を備え、内側右面にはノートを収納して右端にペンホルダーを形成したものであり、タブレット端末を収納した状態で窓部の上から操作でき、ノートを開いて窓部が隠れる場合にはタブレット端末を挿入口から横方向(左方向)外側にスライドして引き出して使用できるので、ノートとタブレット端末の双方において利用の利便性を向上させることができるものである。
【0020】
[実施の形態に係るファスナー付きノートケースの概略:図1]
本考案の実施の形態に係るファスナー付きノートケース(本ノートケース)について図1を参照しながら説明する。図1は、本ノートケースの概略図である。
本ノートケースは、第1のファスナーを開くと見開き(両開き)可能となる構造であって、両開き状態の内側の面にノートとタブレット端末等が収納可能となっている。尚、本ノートケースでは、タブレット端末の代わりに電子書籍リーダー端末やその他の携帯情報端末を収納してもよい。
図1においては、本ノートケースの内側の面にタブレット端末20が収納され、ノート40が装着され、ペン30も装着されている状態となっている。尚、図1において、タブレット端末20は、収納状況が分かるように、収納途中を示している。
【0021】
[本ノートケースの内側面:図2]
本ノートケースの内側面について図2を参照しながら説明する。図2は、本ノートケースの内側面を示す概略図である。
本ノートケースは、図2に示すように、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を開いた状態でその内側を示したものである。
つまり、スライダー12(第1のスライダー)とエレメント部13(第1のエレメント部)で第1のファスナーを構成している。エレメント部13は、開いた状態の本ノートケース本体の外周に形成される。尚、図では、テープとそれに取り付けられたエレメントとを合わせてエレメント部13と称している。
また、内側面は、例えば、ポリエステル等で形成されている。
【0022】
本ノートケースの内側左面10aにはタブレット端末20を収納するポケット部が形成されており、タブレット端末20が収納された状態でもタブレット端末20を操作可能とするために、タブレット端末20の表示画面に相当する部分が透過性の素材による窓部11を形成している。窓部11は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニール)軟質シートを用いている。
【0023】
そして、内側左面10aの左側に挿入口(タブレット挿入口)15が形成されており、図1に示すように、タブレット端末20は、内側左面10aの左側から挿入口15に挿入され、また、取り出されるようになっている。
また、タブレット端末20がポケットに収納された状態で、タブレット端末20の電源スイッチ又は電源ボタンの位置に対応して、収納ポケットに電源オン/オフ用の切り欠きの窓を設けてもよい。
【0024】
本ノートケースの内側右面10bにはノート40を収納するためのノートの一部を差し込む差込口が形成されており、具体的には、ノート40の裏表紙を差し込む差込口(ノート裏表紙差込口)16が内側右面10bの左端に形成され、ノート40の表表紙を差し込む差込口(ノート表表紙差込口)17が内側右面10bの右端に形成されている。
図1では、ノート40の裏表紙を差込口16に差し込んだ状態を示している。
【0025】
また、内側右面10bの右側の端部には、ペン30を保持するペンホルダー14が形成されている。ペンホルダー14は、上からペンを差し込むためリング状で内側右面10bに取り付けられ、図2の中央より上方向にずらして形成している。図1では、ペン30がペンホルダー14に装着されている状態を示している。
【0026】
更に、本ノートケースの内側面の中央部分に、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を閉じた場合に、本ノートケースの背の内側となる背内部10cが形成されている。
本ノートケースでは、タブレット端末20とノート40を収納するため、その厚みにより従来のノートケースではファスナーを閉じることができなくなるので、背内部10cの幅を従来に比べて長くし、更に、エレメント部13におけるテープの幅を従来に比べて長くしている。
【0027】
[本ノートケースの外側面:図3]
次に、本ノートケースの外側面について図3を参照しながら説明する。図3は、本ノートケースの外側面を示す概略図である。
本ノートケースの外側面は、図3に示すように、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を開いた状態を示しており、外側右面10a´と、外側左面10b´と、中央の外側背部10c´とから構成されている。
本ノートケースの外側面は、外側面の一方の外側右面10a´に第2のファスナーのスライダー18(第2のスライダー)とエレメント部19(第2のエレメント部)が形成されている。エレメント部19は、エレメントとテープで構成される。
【0028】
第2のファスナーのスライダー18でエレメント部19を開くと、その内側が収納スペースとなっている。
収納スペースは、図3の本ノートケースの右端から中央の点線部分のSまでとなっている。図3では収納の奥行きをSまでとしたが、奥行きをエレメント部19側に近づけてもよい。
収納スペースには、ペン、定規、ハサミ、携帯電話機、スマートフォン等の小物を収納できる。
【0029】
図3では、本ノートケースの外側面における一方の外側右面10a´に第2のファスナーのスライダー18とエレメント部19を形成したが、他方の外側左面10b´にも同様にスライダーとエレメント部を形成してもよい。
また、本ノートケースの外側面の素材を、例えばナイロンとしたが、収納スペースの中身を見ることができるように、PVCの透明シートの窓を設けてもよい。
【0030】
[本ノートケースの側面:図4]
次に、本ノートケースが閉じた場合の側面について図4を参照しながら説明する。図4は、本ノートケースが閉じた場合の側面を示す概略図である。
本ノートケースは、図4に示すように、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を閉じると、外側右面10a´に対して外側左面10b´が反対方向を向くようになる。
上述したように、エレメント部13のテープ幅は、タブレット端末20とノート40を収納するため、従来品に比べて広く、22mm程度となっている。
【0031】
本ノートケースでは、ノート40として、B5ノートを収納するために、そのノートサイズより少し大きいB5サイズ、A5ノートを収納するために、そのノートサイズより少し大きいA5サイズ、B6ノートを収納するために、そのノートサイズより少し大きいB6サイズがある。但し、上記サイズに限定するものではない。
【0032】
[本ノートケースの使用例]
次に、本ノートケースの使用例について説明する。
ノート40は、横書き用であれば、表表紙からめくるのが一般的であるため、本ノートケースのノート裏表紙差込口16にノート40の裏表紙を差し込むことが多い。
この場合であれば、ノート40を開いた状態でも、ペンホルダー14からペン30を取り出し易い。
【0033】
また、ノート40を使用しないで、タブレット端末20を使用する場合には、本ノートケースに収納したまま、窓部11の上からタブレット端末20を操作することになる。
ノート40とタブレット端末20の両方を使用する場合には、ノート裏表紙差込口16にノート40の裏表紙を差し込んだノート40を開くと、開いたページ部分で窓部11を覆うことになり、タブレット端末20が使用できなくなる。
【0034】
そのような場合、内側左面10aの挿入口15から横方向(左方向、つまり外方向)にタブレット端末20をスライドさせて引き出すようにすれば、タブレット端末20とノート40の双方が利用できる。
ここで、タブレット端末20の取り出しには、上下方向も考えられるが、ノート40の目線と同じ横方向へのスライドの方が見やすいし、取り出しの操作も簡単である。
【0035】
尚、タブレット端末20を主に使用するのであれば、ノート40は、表表紙をノート表表紙差込口17に差し込むようにすれば、ノート40のページを開いても窓部11を覆うことがない。
【0036】
[本ノートケースの持ち運び]
本ノートケースは、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を閉じた状態で持ち運びを通常行う。但し、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を開いた状態(ファスナーの閉じ忘れ)で本ノートケースを持ち運ぶことがある。
この場合、本ノートケースの外側背部10c´を下にして持ち運ぶ場合はよいが、外側背部10c´を上にして持ち運ぶ場合に、タブレット端末20の挿入口15が下側を向くため、タブレット端末20が滑り出して落ちてしまう可能性があるので、注意が必要である。
【0037】
また、本ノートケースで、ペンホルダー14にペン30を差し込んでいる場合には、タブレット端末20の挿入口15をペンホルダー14とペン30でふさぐことになるため、タブレット端末20を傷つけることがない。
その理由について、以下に説明する。
【0038】
[左右を閉じた状態の説明:図5]
図5は、本ノートケースを閉じた状態の説明図である。図5では、本ノートケースの左右が閉じられてはいるが、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13まで閉じていないものである。また、図5では、内部状況を分かるように点線で表示している。
本ノートケースを閉じた状態では、図5に示すように、本ノートケースの内側左面10aの挿入口15に、内側右面10bのペンホルダー14とペン30が当たるようになる。
【0039】
本ノートケースの外側右面10a´と外側左面10b´を押さえ込むように保持している場合でも、内側左面10aの挿入口15を内側右面10bのペンホルダー14とペン30で押さえ込むことになるので、挿入口15をふさいでタブレット端末20を傷つけることがない。
【0040】
[実施の形態の効果]
本ノートケースによれば、第1のファスナーのスライダー12とエレメント部13で見開きに開閉するものであり、内側左面10aに左から出し入れする挿入口15と、窓部11を設けたタブレット端末20を収納するポケット部を備え、内側右面10bにはノート40を収納して右端上側にペンホルダー14を形成したものであり、タブレット端末20を収納した状態で窓部11の上から操作でき、ノート40を開いて窓部11が隠れる場合にはタブレット端末20を挿入口15から横方向(左方向)にスライドして引き出して使用できるので、ノート40とタブレット端末20の双方の利便性を向上させることができる効果がある。
【0041】
また、本ノートケースによれば、第1のファスナーのスライダー12でエレメント部13を閉じていなくても、外側右面10a´と外側左面10bを押さえるよう保持していれば、ペンホルダー14とペン30で挿入口15を押さえ込むため、タブレット端末20を傷つけることがないという効果がある。
【0042】
また、本ノートケースによれば、内側の面にはタブレット端末20とノート40を収納して、内側面に小物を収納するスペースがないが、外側の面に第2のファスナーのスライダー18とエレメント部19を形成しているので、小物を収納できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本考案は、タブレット端末を収納すると共に、タブレット端末とノートの両方について利用の利便性を向上させることができるファスナー付きノートケースに適している。
【0044】
10a...内側左面、 10a´...外側右面、 10b...内側右面、 10b´...外側左面、 10c...背内部、 10c´...外側背部、 11...窓部、 12...第1のスライダー、 13...第1のエレメント部、 14...ペンホルダー、 15...挿入口、 16...ノート裏表紙差込口、 17...ノート表表紙差込口、 18...第2のスライダー、 19...第2のエレメント部、 20...タブレット端末、 30...ペン、 40...ノート

(57)【要約】

【課題】タブレット端末を収納すると共に、タブレット端末とノートの両方について利用の利便性を向上させることができるファスナー付きノートケースを提供する。【解決手段】第1のファスナーのスライダー12とエレメント部13で見開きに開閉するものであり、内側左面10aに左から出し入れする挿入口15と、窓部11を設けたタブレット端末20を収納するポケット部を備え、内側右面10bにはノート40を収納して右端上側にペンホルダー14を形成したものであり、外側面に収納スペースを形成し、その挿入口を第2のファスナーのスライダーとエレメント部で開閉するファスナー付きノートケースである。


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