(54)【考案の名称】調整可能便器

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、床に対して自由に高さが調節可能な公共用調整可能便器に関する。

【従来の技術】

【0002】
調整可能便器は、身障者、特に、運動障害がある人、様々なタイプの手術や外科処置後の回復期にある人並びに体重過多で異常体形の人のために意図される。
立位から座位に移ることが困難だと思われる身障者或いは体重過多者により使用されるための多くの便器が存在する。これらの便器は、使用者が使用者自身を支えることを可能にするレールのみと、通常組み合わされる。また、他人により上下されてもよい、使用者を持ち上げるプラットホームと組み合わされる便器も存在する。これらの手段の欠点は、使用範囲の狭さであり、実際、それらは多数の支持やレール(使用者に支持を提供する)の組付けを必要とするし、身障者による独力での便器の使用の、特に、想定される使用者が自力で立てないとか安定した立位を保てない際の、問題点を解決しない。
特許文献1は、調整可能便器システムに言及する。これは、清水タンク、床に固定された下水パイプ、清水入口と使用済水出口とを備える便器と、清水タンクを便器入口に撓んで接続する可撓性清水導管と、便器出口を下水パイプに撓んで接続する可撓性使用済水導管と、便器を支え且つそれぞれの一端が床に取付けられそれぞれの他の一端が便器に取付けられる少数の別個に調整される便器の支持体を備えるシステムと、これらの支持体を互いに別々に移動させて便器を多数の平面内で移動させ便器を床に対して如何なる角度にも傾けるよう各支持体に接続される制御システムと、を有する。
特許文献1によるこの便器の欠点は、便器が油圧支持により持ち上げられても良い高さが限定されることである。加えて、便器を使用するには便器を使用者と共に傾け位置から水平位置まで移動させる必要から、支持構造は重大な過負荷に曝される。この便器のもう一つの欠点は、トイレの後壁内に垂直に位置する下水パイプに可撓性延長可能導管により接続される使用済水の水平方向出口に適合しないことである。
多くの障害者にとって、特に身障者或いは重大な体重過多に苦しむ人にとって、便器の使用は困難、時に、不可能な作業である。
【0003】

(57)【要約】

【課題】床に対して便器の高さを自由に調整できる公共用調整可能便器を提供する。【解決手段】下部要素と上部要素とからなり、スリーブと垂直ネジ5によりスライド可能に接続される。スリーブは、その長手方向の一端で下部要素に固定された平坦棒4、7に組み付けられた垂直ネジ5に係合し、他端で上部要素の内上面に接続された垂直ネジ5に係合する。平坦棒4、7に固定される第三平坦棒には、大歯車10を駆動するモータ9が取り付けられる。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):