(54)【考案の名称】知育用立体パズル

(73)【実用新案権者】ミツワ工業株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、知育教材や知育玩具として用いる知育用立体パズルに係り、立体的な地図を扱いながら地球の丸みを想像することができる知育用立体パズルに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、この種の立体パズルとして、特許文献1に記載された積層・立体型のジグソーパズル用教材が提案されている。このパズルによると、日本地図の輪郭形状の凹部が開設されたボードと、各県の形状として切断され、ボードの凹部内に埋込まれ、日本地図を完成させる複数の分割片とを備えたものである。
【0003】
また、特許文献2に紙製の中空立体ジグソーパズルが提案されている。このジグソーパズルでは、任意の形状に変化させて様々な外形をもつ立体製品にすることが可能にしようとするものである。このパズルによると、軟らかい紙材質からなり、物体の外形に応じて分割した複数ユニットのパズルピースを有するものである。このユニットパズルピースは五つの連結辺を備え、各パズルピースの各連結辺には、相互に係合可能な凸部或いは係合溝が設けられ、全てのパズルピースを連結すると、物体表面と一致する中空構造が形成されるものである。例えば、パズルピースの軟らかさにより地球儀などに貼り付けることができるというものである。
【0004】

【効果】

【0011】
本考案の請求項1の如く、基盤20の表面に地球の表面曲率を模した曲面21を形成し、各パズルピース10を組み合せた地域や国の形状が地球の一部に載置されているように構成したことにより、地理的理解を深めると共に、国や地域などの形状から地球の丸みを視覚的に感じることが可能になる。
【0012】
請求項2のように、基盤20は平面円形状を成し、パズルピース10は日本地図30の都道府県別に模った形状を成し、各パズルピース10を基盤20に着脱自在に固定するように構成したことで、日本地図に基づいて地球の丸みを感じることができる。
【0013】
しかも、基盤20が円形状を成し、パズルピース10を固定できるので、完成したパズルを鑑賞用に飾ることも可能である。
【0014】
請求項3のごとく、基盤20における前記曲面21の表面曲率は、ジオイド高又はGRS80楕円体に基づいた表面曲率で形成することで、地域や国の海面の平均位置に近い表面曲率や、地球に最もよく似た楕円体の表面曲率で形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案のパズルピースの一実施例を示す要部断面図である。
【図3】本考案のパズルピースの他の実施例を示す要部断面図である。
【図4】本考案のパズルピースの他の実施例を示す要部断面図である。
【図5】本考案のパズルピースの他の実施例を示す要部断面図である。

【0016】
このように本考案によると、地理的理解を深めると共に、国や地域などの形状から地球の丸みを視覚的に感じることが可能になるなどといった目的を実現した。
【0017】
以下、本考案の一実施例を説明する。本考案の主要構成は、地図等を模ったパズルピース10と、表面に曲面21を有する基盤20にて構成される。
【0018】
パズルピース10は、地域や国の形状を模った立体的なピースである(図1参照)。図示例のパズルピース10は日本地図30の都道府県別に模った形状を成している。このパズルピース10は、この他、世界地図の国別に模り、例えばヨーロッパを示す地図やユーラシア大陸を示す地図等を形成することも可能であるなど、任意の形状を模ることができる。
【0019】
図2、図3に示すパズルピース10は、内部に空洞11を形成している。この場合、パズルピース10の底部周囲面12に僅かな傾斜を形成し、基盤20の曲面21に適合させている(図2参照)。このとき、曲面21の変化等でパズルピース10の表面が蜜に接しなくなる場合がある。その場合、底部周囲面12の形状をパズルピース10の表面13の形状よりも小さくすることで、常に表面13を密接させた状態に組み合せることができる(図3参照)。
【0020】
図4、図5に示すパズルピース10は、空洞11を形成しないブロック状態である。この場合、パズルピース10の底面14全体に僅かな傾斜を形成する(図4参照)。曲面21の変化等でパズルピース10の表面が蜜に接しなくなる場合には、底面14の面積を表面13の面積よりも小さくすることで、常に表面13を密接させた状態に組み合せることができる(図5参照)。
【0021】
基盤20は、各パズルピース10を組み合せて載置する部材で、組み合せたパズルピース10と一体になって地域や国の地図を構成する。そして、この基盤20のパズルピース10を載置する表面には、地球の表面曲率を模した曲面21を形成する(図1参照)。このように、曲面21にパズルピース10を載置することで、各パズルピース10を組み合せた地域や国の形状が地球の一部に載置されている如き構成になる。このとき、基盤20の表面に地域や国の形状を示す地図22が表示されている。この地図22に合わせてパズルピース10を載置することで、立体的な地図が形成されるものである。
【0022】
図示の基盤20は平面円形状を成しているが、図示例に限定されるものではない。そして、磁石や面ファスナー、粘着剤などを適宜使用することで、各パズルピース10をこの基盤20に着脱自在に固定するように構成することができる。このようにパズルピース10を固定した基盤20を、壁掛け等の装飾物として使用することも可能である。
【0023】
基盤20における曲面21の表面曲率は、ジオイド高又はGRS80楕円体に基づいた表面曲率で形成される。日本では、東京湾平均海面をジオイドと定め、標高の基準としており、標高はジオイドから測った高さになる。すなわち、地球表面の7割は海洋で覆われており、測地学では世界の海面の平均位置にもっとも近い重力の等ポテンシャル面をジオイドと定め、これを地球の形状としている。基盤20の表面曲率を、この東京湾平均海面の高さに基づくジオイド高に基づいて設定することで、日本の地形に近い表面曲率が形成される。
【0024】
一方、「GRS80楕円体」は、スケール的な回転楕円体である。つまり、地球の形状、重力の定数、角速度といった地球の物理学的な定数がGRS80楕円体に定義されており、地球に最もよく似た形を計算式で表現することができる。このGRS80楕円体に基づいて国や地域が位置する基盤20の表面曲率を模すことで、地球に近い丸みの上に地図を配置することができる。
【0025】
本考案の構成は図示例に限定されるものでなく、パズルピース10、基盤20等の形状や構成は、図示例に限定されるものではなく、各材質もプラスチック材、紙材、木材、金属材など、任意の選択及び組合せが可能であり、本考案の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができる。
【0026】
10 パズルピース
11 空洞
12 底部周囲面
13 表面
14 底面
20 基盤
21 曲面
22 地図

(57)【要約】

【課題】地理的理解を深めると共に、国や地域などの形状から地球の丸みを視覚的に感じることが可能な知育用立体パズルを提供する。【解決手段】地域や国の形状を模った立体的なパズルピース10を形成する。各パズルピース10を組み合せて載置する基盤20を形成する。基盤20の表面に地球の表面曲率を模した曲面21を形成する。各パズルピース10を組み合せた地域や国の形状が地球の一部に載置されているように構成する。基盤20を平面円形状に形成する。パズルピース10は日本地図22の都道府県別に模って形状する。各パズルピース10を基盤20に着脱自在に固定する。


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