(54)【考案の名称】水切り壺

(73)【実用新案権者】株式会社レーベン販売

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、水切り壺に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から、水洗いした野菜や麺類などの水切りには、金属網のざるや、複数の穴が空いたプラスチック製のボウルなどが用いられている。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
上記のざるやボウルを用いて水切りを行う場合、使用者は、時間の経過とともに自然に水気が切れるのを待つしかないため、早急に水切りを行いたい場合には使い勝手が悪い。また、ざるなどを上下動させると、野菜などの収容物が飛び出してしまうおそれがある。
【0004】
そこで、本考案は、より効率的に水切りができる水切り壺の提供を目的とする。

【効果】

【0006】
本考案に係る水切り壺によれば、より効率的に水切りができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本考案の第一実施形態に係る水切り壺を示した図である。
【図2】本考案の第二実施形態に係る水切り壺を示した図である。
【図3】本考案の第二実施形態に係る水切り壺の使用状態の一例を示した図である。
【図4】本考案の第二実施形態に係る水切り壺の使用状態の一例を示した図である。
【図5】本考案の第三実施形態に係る水切り壺を示した図である。
【図6】本考案の第四実施形態に係る水切り壺を示した図である。
【図7】本考案の第四実施形態に係る水切り壺の使用状態の一例を示した図である。
【図8】本考案の第四実施形態に係る水切り壺の使用状態の一例を示した図である。
【図9】本考案の第二実施形態に係る水切り壺の折り畳み線の形状例を示した図である。
【図10】本考案の第二実施形態に係る水切り壺の折り畳み線の形状例および折り畳んだ際の形状例を示した図である。
【図11】本考案の第四実施形態に係る水切り壺の使用状態の一例を示した図である。
【図12】本考案の第五実施形態に係る水切り壺を示した図である。

【0008】
以下、本考案の各実施形態について図面を用いて説明する。
【0009】
<第一実施形態>
図1は、本考案の第一実施形態に係る水切り壺10を示した図である。図示するように、水切り壺10は、袋状の底面付近から放射状に広がる複数の水切り穴11を有し、全体が壺型の形状に形成されている。
【0010】
また、水切り壺10は、シリコーン(silicone)から形成され、高い収縮性および耐熱性を備えている。すなわち、水切り壺10は、窄めたり、折り曲げたり、表面と裏面とを入れ替えるように捲っても元の壺型形状に復帰するよう変形自在に形成されている。なお、水切り壺10は、例えば、所定形状(例えば、壺型形状)の型に液状シリコーンゴムを流し入れ、それを固化させることにより成形するコンプレッション成形やトランスファー成形により製造される。また、水切り壺10は、シリコーンが所定の厚さ(膜厚0.5mm〜3.0mm)になるように形成される。
【0011】
なお、水切り壺10の材料はシリコーンに限られるものではなく、所望の収縮性および耐熱性を備えていれば、シリコーン以外の材料から形成されてもよい。例えば、水切り壺10は、シリコーンを用いた場合と同様の収縮性および耐熱性を備え、変形自在なゴム材などから形成されても良い。
【0012】
水切り壺10は、袋状の収容部12と、管状の持ち手部13と、を有し、所定の大きさの内部収容空間を備えている。収容部12は、水切りをする材料を収容する部分である。図1(b)は、収容部12を示した図(水切り壺10の底面付近からの断面を示し、リブ14の描写を省略した図)である。収容部12は、先端が袋状に閉じられた略半球状の形態をなし、底面付近から放射状に伸びるリブ14と、リブ14同士の間に形成されている水切り穴11と、を有している。水切りを行う野菜などの材料に付着した水分は、水切り穴11を通して水切り壺10の外側に排出される。
【0013】
リブ14は、収容部12(特に、底面部分)に強度を持たせ、自然状態(外力が加わっていない状態)でも潰れないように(例えば、図1(a)の横方向などに潰れないように)、補強材としての役割を果たしている。そのため、リブ14は、他の部分よりもシリコーンの厚みを持たせるように形成されている。このようなリブ14の補強により、収容部12が横方向などに変形し難くなり、その結果、野菜など収容物の出し入れをし易くすることができる。また、棚に収納する場合や、鞄などに収容して持ち運ぶ場合には、水切り壺10全体を図1(a)の縦方向に潰すことで、省スペースでの収容が可能となり、持ち運ぶ際にもかさばらない。
【0014】
水切り穴11は、所定の大きさ(例えば、数2mm〜8mm程度の直径)を有する円または楕円形の貫通孔である。なお、水切り穴11は、水切り壺10が成形された後にパンチ加工により形成されても良く、または、液状シリコーンを注入する型の形状に応じて成形時に形成されても良い。
【0015】
持ち手部13は、水切り壺10の使用時に握られる持ち手としての役割を果たす。具体的には、持ち手部13は、収容部12から一体的に繋がっている側とは反対の側に開口部15を有し、開口部15を通じて水切りする材料を内部収容空間に収容する。なお、開口部15は、自然状態でも成形時の径を保てる強度を備えるよう、カール加工や折り曲げ加工などの縁加工が施されている。なお、縁加工を施さなくても、例えば、他の部分よりもシリコーンの厚みを持たせるように形成することで、所望の強度を有するように形成されても良い。
【0016】
使用者は、開口部15から水切りをする材料を収容部12に入れ、持ち手部13を掴んで水切り壺10を上下動させたり、斜めに振ることにより、効率的に水切りすることができる。また、水切り壺10を上下に円弧を描くように振っても良く、収容部12を掌に当てるように振っても良い。また、障害物などが無い屋外などでは回転させても良い。なお、葉物野菜などの水切りは、葉の重なりが生じ、一定方向に外力を加えるだけでは水が切れにくい場合がある。また、遠心力を利用しても、葉の内側の水が切れにくい場合がある。そのような場合には、縦振りと横振りとを交互に繰り返し、外力が働く方向をこまめに変えることで、水がより切れやすくすることができる。このような点で、水切り壺10を振りながら掌などに宛てる方法が水切りを促進する上で有効な方法と言える。
【0017】
このような第一実施形態に係る水切り壺10によれば、より効率的に水切りすることができる。特に、水切り壺10を上下動させたり、斜めに振ったり、掌などに当てたり、これらを組合せた動作により、野菜などの材料に対して、重力および重力方向と異なる方向への加速度(外力)を繰り返し作用させることができるため、より効率的に水切りを促進することができる。また、持ち手部13が握られると、開口部15付近が閉じられるため、収容部12内の材料が水切り壺10の外側に飛び出てしまうこともない。
【0018】
さらには、水を張ったボール内に収容部12付近を浸し、上下動や横方向に揺することにより、効率的に野菜や穀類を洗うことができる。特に、豆類などをボールの外に溢さずに水洗いし、そのまま水切りができるため、手間のかかる作業が負担となるお年寄りなどにも有用である。また、浸し豆料理などを作る場合には、水切り壺10に材料を入れた状態で、そのまま水に浸け置きすることができる。
【0019】
さらにまた、水切り壺10は、耐熱性を有するシリコーンで形成されているため、浸した豆などをそのまま電子レンジで加熱したり、湯煎で煮ることができる。また、水切り壺10は、収容部12内に布巾を敷き、餅米を入れて蒸すなどの蒸し料理をすることもできるなど、料理の用途を広げることができる。そのため、各調理工程に応じた容器や食器類を用いる必要がなくなる。このように、水切り壺10を用いれば、多くの容器を用いずに、水洗い、水切り、調理など一連の料理を一つの道具で行うことができる。その結果、使用容器の水洗いを減らすことができ、環境に優しい料理が可能となる。また、お年寄りも手間をかけずに料理を楽しむことができるようになる。このように、水切り壺10は、お年寄りにとって必要な栄養素の補給に役立つことになる。
【0020】
また、図示しないが、水切り壺10は、持ち手部13をより長く形成し、持ち手部13で作った輪に開口部15を通して縛ることができるようにしても良い。
【0021】
次に、本考案の第二実施形態に係る水切り壺について説明する。
【0022】
<第二実施形態>
図2(a)は、本考案の第二実施形態に係る水切り壺20を示した図である。本実施形態に係る水切り壺20は、シリコーンから変形自在に形成され、収容部12および持ち手部13を有している点で第一実施形態のものと同様であるが、収容部12と持ち手部13との間に補強材としての縁部21が設けられ、持ち手部13には折り畳み線22が形成されている点で第一実施形態のものと異なる。なお、前述の実施形態と同一の箇所は、同一の符号を附して説明を省略する。
【0023】
縁部21は、収容部12と持ち手部13との間に設けられ、補強材としての役割を果たす。図2(b)は、水切り壺20の平面図である。図示するように、縁部21は、収容部12および持ち手部13の外周を取り囲むように収容部12および持ち手部13と一体的に形成されている。このような縁部21の働きにより、収容部12と持ち手部13との間には所望の強度が与えられ、自然状態でも潰れるなどの形状変化が起きないようにしている。すなわち、収容部12と持ち手部13との間は、略半球状の径が保たれる強度が備わっている。なお、縁部21は、リブ14と同様に、他の部分よりもシリコーンの厚みを持たせるように形成されれば良い。
【0024】
また、持ち手部13には、開口部15から縁部21に向かって先細る槍状の折り畳み線22が形成されている。図9(a)は、線間A―Aによって水切り壺20を切断した場合の切断面に表れる折り畳み線22を示した図である。図示するように、折り畳み線22は、端線23と、端線23同士の間に位置する中央線24と、から構成されている。中央線23は、水切り壺20の外側面から内部収容空間側に向かって薄身(シリコーンの厚みが薄い)になる断面アーチ状の凹み50が開口部15から縁部21付近まで連なることによって形成されている。一方で、端線23は、内部収容空間側から水切り壺20の外側面に向かって薄身になる断面アーチ状の凹み51が開口部15から縁部21まで連なることによって形成されている。このような折り畳み線22は、例えば、成形時に他の部分よりもシリコーンの厚みを薄くすることにより形成される。
【0025】
このような折り畳み線22を有する水切り壺20に外力が加わると、中央線24は、水切り壺20の内部収容空間側に向かって移動し、端線23は、水切り壺20の外側に向かって移動する。そのため、水切り壺20の持ち手部13は、開口部15の径を窄めるように折り畳まれる。
【0026】
なお、折り畳み線22を構成する凹みの形状は、必ずしも断面アーチ状である必要はない。例えば、図9(b)に示すように、折り畳み線22の凹みは、折り畳まれる部分が他の部分を構成する厚みと比べて薄身となるような形状であれば良く、例えば、v字型やU字型であっても良い。
【0027】
また、図10は、相互に異なる折り畳み線22の断面形状を示した図である。図10(a)に示すように、折り畳み線22を構成する凹み52が、一方の側に対して薄身になる断面アーチ状の場合、持ち手部13を直角に折り畳むと、角部53は直線部54に対してイボ状に突出した形状となる。また、持ち手部13を180度に折り畳むと、対向する辺Aと辺Bとが接触するように折り畳まれる。
【0028】
また、図10(b)に示すように、断面アーチ状の2つの凹み55からなる折り畳み線22の場合、持ち手部13を直角に折り畳むと、角部56は滑らかに丸みを帯びる。また、持ち手部13を180度に折り畳むと、対向する辺Aと辺Bとの間には一定の隙間57が形成されるように折り畳まれる。
【0029】
また、図10(c)に示すように、凹み60に対応する位置61が一方の側に突出している折り畳み線22に沿って持ち手部13を直角に折り畳むと、角部62は大きく突き出した形状となる。また、持ち手部13を180度に折り畳むと、先端63が尖り、対向する辺Aと辺Bとの間には一定の隙間64が形成されるように折り畳まれる。
【0030】
また、図10(d)に示すように、両側から形成された凹み65による折り畳み線22の場合、持ち手部13を直角に折り畳むと、角部66は滑らかに丸みを帯びる。また、持ち手部13を180度に折り畳むと、対向する辺Aと辺Bとの間には僅かな隙間68が形成されるように折り畳まれる。
【0031】
本実施形態に係る水切り壺20の折り畳み線22は、図10(a)〜(d)に示すいずれの形状のものであっても良く、また、これらの図に示さない他の形状であっても良い。また、これらの図に示した例は、膜厚やシリコーンゴムの硬度、折り畳み線22の周囲の形状などにより異なることがあるため、必ずしも図示するように変形するとは限らない。
【0032】
図3は、水切り壺20の使用状態を示した図(水切り壺20の持ち手部13を折り畳み線22に沿って収縮させた図)である。図示するように、持ち手部13が握られると、折り畳み線22に沿って持ち手部13が折り畳まれる。具体的には、持ち手部13は、中央線24に沿って、水切り壺20の中心方向に折り畳まれる。また、折り畳み線22は、縁部21に向かって先細っているため、持ち手部13は、縁部21に向かって裾が広がるような形状に変化する。
【0033】
なお、図2(a)に示す水切り壺20は、開口部15が略円形に開いた状態で形成されていたが、折り畳み線22の厚みなどを調整することにより、開口部15が適度に折り畳まれた状態を維持するように形成されていても良い。
【0034】
このような第二実施形態に係る水切り壺20によれば、より効率的に水切りができる。特に、折り畳み線22の働きで、持ち手部13が握られてもだぶ付きが生じにくく、隙間無く折り畳まれる。その結果、開口部15付近の密閉性を高めることができ、水切り壺20を上下動させた場合でも、持ち手部13の隙間から食材や水分が外に飛び出してしまうことがない。また、縁部21の働きで、収容部12と持ち手部13との間の径が潰れずに維持される。その結果、水切りをする材料を収容部12に収容し易くなる。
【0035】
また、図4は、第二実施形態に係る水切り壺20の他の使用状態を示した図である。図示するように、水切り壺20は、持ち手部13の裏面が表側となるように、縁部21を基点として捲ることができる。このように変形させることで、水切り壺20をお皿の代わりにして、水切りをした野菜などの材料をそのまま提供することができる。
【0036】
次に、本考案の第三実施形態に係る水切り壺について説明する。
【0037】
<第三実施形態>
図5は、本考案の第三実施形態に係る水切り壺30を示した図である。本実施形態に係る水切り壺30は、シリコーンから変形自在に形成され、収容部12および縁部21を有している点で第一および第二実施形態のものと同様であるが、折り畳み線22が無く、持ち手部31が二つの取っ手部33から構成されている点で第二実施形態のものと異なる。なお、前述の実施形態と同一の箇所は、同一の符号を附して説明を省略する。
【0038】
持ち手部31は、縁部21から上方に向かって湾曲しつつ徐々に窄まる側面部32と、側面部32を左右に分けるように形成されている二つの取っ手部33と、から構成されている。二つの取っ手部33は、各々、薄片状をなし、側面部32の上端から上方に伸びるように形成されている。また、取っ手部33の上側には、指やフック部材などを引っかけるための掛かり穴34が形成されている。また、対向する取っ手部33同士の間には、収容部12に通じる開口部35が形成されており、開口部35から水切りをする材料が収容部に入れられる。
【0039】
使用者は、開口部35から水切りをする材料を収容部12に入れ、掛かり穴34に指を引っかけて水切り壺30を上下動などさせることにより、効率的に水切りをすることができる。また、掛かり穴34にフックを引っかけて、水切り壺30を所定の場所に吊して使用することもできる。
【0040】
このような第三実施形態に係る水切り壺30によれば、より効率的に水切りができる。特に、持ち手部31は、筒状ではなく、相互に分離している薄片状の取っ手部33から構成されているため、水切り壺30には、比較的広い開口部35が形成されている。その結果、水切りをする材料を容易に収容部12に入れることができる。また、側面部32は、上方に向かって湾曲しつつ徐々に窄まっていることから、水切り壺30の上下動によって内容物が外に飛び出してしまうこともない。また、水切り壺30は、掛かり穴34を有しているため、フックなどに吊した状態で水切りをすることもでき便利である。また、水切り壺30は、フックに吊した状態で保管しておくこともでき、保管スペースに困ることもない。
【0041】
次に、本考案の第四実施形態について説明する。
【0042】
<第四実施形態>
図6は、本考案の第四実施形態に係る水切り壺40を示した図である。本実施形態に係る水切り壺40は、シリコーンから変形自在に形成され、持ち手部31が二つの取っ手部43から構成されている点で第三実施形態のものと同様であるが、収容部12が設置面を有し、縁部21まで伸びるリブ41が形成されている点で第三実施形態のものと異なる。なお、前述の実施形態と同一の箇所は、同一の符号を附して説明を省略する。
【0043】
収容部12は、テーブルなどの板面と接触する底面付近に、略円形かつ略水平の設置面42を有している。設置面42は、他の部分よりもシリコーンの厚みを持たせるように形成されている。なお、設置面には複数の水切り穴11が形成されていても良く、また、水切り穴が形成されていなくても良い。
【0044】
また、水切り壺40には、設置面42から縁部21に向かって放射状に伸びるリブ41が形成されている。リブ41は、他の部分よりもシリコーンの厚みを持たせるように形成されている。
【0045】
また、側面部32の上端から上方に伸びる二つの取っ手部43は、上側が先細る略三角形の薄片状に形成されている。そのため、対向する取っ手部43同士の間には、収容部12に通じる大きな開口部35が形成されており、開口部35から水切りをする材料を容易に収容部12に入れることができる。
【0046】
使用者は、開口部35から水切りをする材料を収容部12に入れ、掛かり穴34に指を引っかけて水切り壺40を上下動などさせることにより、効率的に水切りをすることができる。また、図7に示すように、掛かり穴34にフック36を引っかけて、水切り壺40を所定の場所に吊して使用することもできる。
【0047】
また、図11に示すように、水切り壺40は、側面部32の上端外周を取り囲むように側面部32と一体的に形成されている折り返し線45を基点として、取っ手部43を下方向に折り曲げることもできる。なお、折り返し線45は、水切り壺40の他の部分よりもシリコーンの厚みを薄くするなどして形成されれば良い。このような変形により、取っ手部43が食材を取る際に邪魔にならず、水切り壺40をお皿の代わりにして、水切りをした野菜などの材料をそのまま提供(テーブル上に配置)することができる。
【0048】
また、水切り壺40を鍋などに入れて食材を煮る場合にも、折り返し線45で取っ手部43を折り曲げた状態で調理することができるため、非常に便利である。また、水切り壺40を鍋などから引き上げる場合には、掛かり穴34を持って持ち上げることにより、引き上げが容易になるばかりでなく、火傷の防止や、お湯の無駄使いを防止することができる。
【0049】
また、図8に示すように、掛かり穴34に指を引っかけた状態で、水切り壺40に入れた材料を水洗いすることもできる。また、水切り壺40は、ざるなどと同様、水洗いした後にそのまま水切りとして使用することができる。
【0050】
このような第四実施形態に係る水切り壺40によれば、より効率的に水切りができる。特に、持ち手部31は、筒状ではなく、相互に分離している略三角形の薄片状の取っ手部43から構成されているため、水切り壺40には、広い開口部35が形成されている。そのため、開口部35から収容部12の中に容易に手を入れることができる。したがって、水切り壺40に入れた材料を手で水洗いすることができる。また、水切り壺40は、水洗いした後そのまま水切りとして使用できるため、非常に使い勝手が良い。また、水切り壺40は、掛かり穴34を有しているため、フック36などに吊した状態で水切りをすることもでき便利である。また、水切り壺40は、フック36に吊した状態で保管しておくこともでき、保管スペースに困ることもない。
【0051】
また、収容部12の底面付近には略水平な設置面42が形成されているため、テーブルなどの板面に安定して置くことができる。また、リブ41が縁部21まで伸びているため、収容部12の強度を強くすることができる。
【0052】
次に、本考案の第五実施形態について説明する。
【0053】
<第五実施形態>
図12は、本考案の第五実施形態に係る水切り壺70を示した図である。本実施形態に係る水切り壺70は、シリコーンから変形自在に形成され、収容部12および持ち手部13を有している点で第一実施形態のものと同様であるが、収容部12および持ち手部13の各々に折り畳み線22が形成されている点で第一実施形態のものと異なる。また、水切り壺70は、水切り穴11の形成位置についても第一実施形態のものと異なる。なお、前述の実施形態と同一の箇所は、同一の符号を附して説明を省略する。
【0054】
収容部12には、持ち手部13付近から底面付近に向かって伸びる滴型の折り畳み線22が形成されている。また、持ち手部13には、開口部15付近から収容部12付近に向かって伸びる細長い楕円型の折り畳み線22が形成されている。このような折り畳み線22を有する水切り壺70に外力が加わると、中央線24は、水切り壺20の内部収容空間側に向かって移動し、端線23は、水切り壺20の外側に向かって移動する。そのため、水切り壺70の持ち手部13は、開口部15の径を窄めるように折り畳まれる。
【0055】
また、収容部12に形成されている折り畳み線22の働きにより、内部収容空間に収容する材料の多少に応じて、収容部12の大きさを拡大または縮小させることができる。すなわち、水洗いする材料が少ない場合などは、折り畳み線22に沿って収容部を折り畳むことで、水切り壺70を縮小させることができる。一方で、収容する材料が多い場合、水切り壺70は、折り畳みまれていた収容部12の一部を広げて拡大させることができる。
【0056】
また、水切り壺70は、底面付近と、収容部12と持ち手部13との間に複数の水切り穴11が形成されている。
【0057】
使用者は、開口部15から水切りをする材料を収容部12に入れ、持ち手部13を掴んで水切り壺70を上下動させたり、斜めに振ることにより、効率的に水切りすることができる。また、図12(b)に示すように、水切り壺70は、開口部15を紐72やゴムで縛るなどして、そのまま茹でたり、蒸したりすることに使用しても良い。
【0058】
このような第五実施形態に係る水切り壺70によれば、より効率的に水切りができる。特に、収容部12にも折り畳み線22が形成されていることから、水洗いする材料の多少に応じて、自由に収容部12の大きさを変更することができる。また、棚などに収容する場合には、収容部12を縮小させることができため、保管スペースに困ることもない。
【0059】
なお、第一実施形態に係る水切り壺10では、収容部12と持ち手部13との間に縁部21を設けていなかったが、かかる箇所に縁部21を形成しても良い。
【0060】
また、第一実施形態〜第三実施形態に係る水切り壺の収容部12に設置面42を形成しても良い。
【0061】
また、第二実施形態および第三実施形態に係る水切り壺のリブ14を、底面付近から縁部21まで伸ばすように形成しても良い。
【0062】
また、第一実施形態〜第三実施形態に係る水切り壺のリブ14に、収容部12の強度が損なわれない程度に水切り穴を形成しても良い。
【0063】
また、各実施形態に係る水切り壺が有する構成(折り畳み線、リブなどの特徴的構成)を、他の実施形態に係る水切り壺に適用しても良い。
【0064】
10・・・第一実施形態に係る水切り壺、11・・・水切り穴、
12・・・収容部、13・・・持ち手部、14・・・リブ、
15・・・開口部
20・・・第二実施形態に係る水切り壺、21・・・縁部、
22・・・折り畳み線

(57)【要約】

【課題】より効率的に水切りができる水切り壺を提供する。【解決手段】複数の貫通孔を有する袋状の収容部12と、一方の側で前記収容部に繋がり、他方の側に開口部15を有する管状の持ち手部13と、を備え、前記収容部12および前記持ち手部13は、収縮性のある変形自在の素材から形成されている。


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