(54)【考案の名称】雨合羽の収納袋

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、雨合羽の収納袋に関するものであり、特に雨で濡れた合羽でも、収納後取り出して再着用する際に衣服を濡らさずに着用が可能となる雨合羽の収納袋に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
雨天に自転車で出かけ自転車置き場等に預けるような場合、乾き易いように濡れた合羽を自転車に掛けたり、広げたりして乾している光景はよく見られるところである。帰りも合羽を着なければならないときには、濡れた合羽で衣服を濡らしたくないからである。しかし、合羽を黙って持ち去られたり、盗まれたりするおそれがある。そこで、濡れた雨合羽を防水性の袋に入れて所持することが考えられる。
【0003】
ところで、従来から提案されているものに、特開2011−63917号公報(特許文献1)記載の雨合羽の収容袋がある。これは、濡れた雨合羽は置き場に困るので、雨合羽の後ろ側にドットボタンで収納袋を着脱可能に取り付け、脱いだ雨合羽を収納するようにしたものであり、しかもその際手足が濡れないように、濡れた面が内側になるように裏返して脱いだ雨合羽を収容するようにしたものである。
【0004】
しかし、これは、収容時に裏返しなければならないので、その作業が煩わしく、手間も掛かる。また、帰りに雨が降っている場合、再着用に当たって雨合羽を再裏返ししなければならないので、その作業が煩わしく、手間も掛かる上に、袖の内側は濡れた面であり、元の状態に裏返す際袖に手を通さなければならないので、手や衣服が濡れ易く、再裏返しの作業は注意深くしなければない等種々の問題点がある。
【0005】

【効果】

【0008】
本考案は上述のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1)収容袋への雨合羽の収容と取り出しが簡単容易である。
収容袋の一方の開口部から片方の腕を突っ込み,他方の開口部から手先が出た段階で、雨合羽の襟元を掴んで引き入れ、雨合羽全体が収容袋内に入ったところで、両端のファスナーを閉じれば収容は完了する。このように、雨中使用後の濡れた雨合羽でも、裏返したり、折りたたんだりしなくてもよいので、その収容は簡単容易である。取り出しは、これと逆に、ファスナーを開き、雨合羽の襟元を掴んで引き出せば、取りだしは完了する。このように、雨合羽の取り出しは簡単容易である。(なお、他方の手は収容袋をたぐり寄せたり、たぐり出したりして、前記作業を助ける。)
(2)取出し後の再着用が容易である。
雨に濡れた雨合羽でも、収納時に裏返したり、折りたたんだりしていないので、そのまま着用すればよく、再着用が容易である。
(3)再着用時に衣服を濡らすことがない。
収容時には雨合羽自体の前側のファスナーを閉じているので内部に雨水や雨滴が浸入せず、また収容袋内面にタオル生地等の吸水性の生地が配置されているので、収容時に雨合羽外側の水滴や雨水は吸い取られ、拭いとられており、再着用時に衣服や手を濡らすことがない。
(4)自転車置き場でも盗難にあい難い。
収容袋両端の各ファスナーを覆うカバーをそれぞれ収容袋両端に設け、かつこのカバーに小形錠前の掛け金を通し得る大き目の鳩目を取り付けるようにすれば、雨合羽を収容した収容袋を自転車のハンドル及びステムに何回か巻き付け、両カバーの鳩目に錠前の掛け金を通しロックできるようになる。こうすれぱ、収容袋を勝手に取り外したり、収容袋を開いて雨合羽を持ち出したりすることはできないので、出来心で雨合羽を盗まれること回避できる。
上記各効果は、雨合羽か濡れている場合に限らず、乾いている雨合羽についても生ずる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】(イ)は本考案の実施例を示す中間部を省略した概略正面図 、(ロ)は同実施例のA−A切断拡大端面図である。
【図2】同実施例の収容袋に収容する雨合羽の概略正面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す概略正面図である。

【0010】
雨に濡れた雨合羽でも、収容袋自体に収容後、取り出して衣服や手等を濡らすことなく再着用できる収容袋を提供するという目的を、雨合羽の全長を手で引入れ得る細長い収容袋であって、両端部がファスナーにより開閉可能とされると共に、内側にタオル生地等の吸湿性の生地を配置するという簡単な構成で実現した。
【0011】
図1において、10は本考案の一実施例を示す雨合羽の収容袋であり、雨合羽の襟元から裾までの全長を収納し得る大きさで細長い形状を有し、防水性の生地からなる外袋12内に吸水性のタオル生地等からなる内袋14が配置されて構成され、両端の開口部はそれぞれファスナー16,18により開閉可能とされている。
【0012】
以上のように構成された収容袋10に、雨合羽の収容するには、例えば次のようにして行われる。
先ず、収容袋10のファスナー16,18を開き、一方の手、例えば右手でファスナー16側の開口部を保持し、左腕をその開口部から突っ込み,次いで右手で収容袋10を左腕の付け根方向にたぐり寄せ、収容袋他端の開口部から左手先が出たところで、図2に示す雨合羽19の襟元を掴むと共に、右手でその開口部付近を保持し、左手で雨合羽19を収容袋10内に引き入れ、さらには、右手で収容袋10を左手先方向にたぐり出し、雨合羽19全長が収容袋10内に収まったところで、両端のファスナー16,18を閉じれば、雨合羽19の収納が完了する。雨合羽の収納は襟元を掴んで引き入ればよく、無理に折りたたまなくてもよいので、作業が簡単容易である。
【0013】
なお、雨合羽が雨で濡れている場合には,雨合羽前側のファスナーを閉じ、あるいはボタンを掛けておけば、収納時に雨合羽の内側に水滴等が入らなくて好都合である。また、収納時に、雨合羽の前側が内側となるように長手方向の中心線に沿って二つ折りしてもよい。この場合は、ファスナーを閉じたり、ボタンを掛けたりしなくても、右見頃と左見頃を重ねるだけでもよい。雨合羽内に水滴や雨水が入り難いからである。
【0014】
雨合羽を収容袋から取り出すには、前記収納の逆を行えばよく、簡単容易である。雨に濡れた雨合羽を再着用する場合においても、収容時に雨合羽表面の雨水や水滴は、収容袋内に内張りされた吸水性のタオル生地等により拭いとられ、吸水除去され、かつ濡れていない雨合羽の内面を内側にして収容されているので、衣服や手を濡らすことがないという利点がある。
本実施例の収容袋は自転車に取りつけるようになっていないが、雨合羽を収容した状態で、折りたたみ、あるいは渦巻状に巻き取った状態で他の適当な袋容器等に入れて所持することができる。また、本考案の収容袋は雨合羽が濡れている場合だけでなく、乾いた場合でも使用できる。
【0015】
図3は本考案の他の実施例の雨合羽の収容袋20を示す。収容袋20は図1に示す収容袋10の両端部にファスナー16,18付近全周を覆う状態に防水性生地のカバー22,24を設けたものであり、カバー22,24は収容袋10の裏側において収容袋10に取り付けられ、裏返しも可能な状態をなしている。さらに、各カバー22,24の表側には、小形錠前の掛け金を通し得るやや大型のはと目26,28が取り付けられている。このはと目付きのカバー22,24は、自転車置き場で雨合羽を納めた収容袋を自転車に取り付けておく際、盗難防止の効果を発揮する。
【0016】
すなわち、図3に示す収容袋20に雨合羽を収容したものを、自転車のハンドルとステムに巻き付け、ついで収容袋両端のカバー22,24のはと目26,28同士を引き寄せ、小形錠前の掛け金(図示省略)を通してからロックする。こうすると、収容袋を自転車に巻き付けてから両端をロックしているので,収容袋は自転車から容易に取り外しできない。ハンドルに巻き付けるだけでは、収容袋とハンドルとの間に多少のゆとり(隙間)があると、収容袋をハンドルの端部方向にずらしながら移動し、抜き取られるおそれがある。しかし、ステムはハンドルの中心部から垂直方向に下に延び、車体本体につながる部分であるから、ハンドルとステムにまきつけた場合は、収容袋を外すことは困難である。さらに、はと目26、28同士を引きつけてからロックすると、両端のファスナー16,18はカバー22,24で覆われているので、開くことができない。従って、収容袋内の雨合羽は盗まれることを回避できる。
【0017】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることはもちろんである。
【0018】
10 収納袋
16 ファスナー
18 ファスナー
19 雨合羽
20 収容袋
22 カバー
24 カバー
26 はと目
28 はと目


(57)【要約】

【課題】雨で濡れた合羽でも、収納後取り出して再着用する際に衣服を濡らさずに着用が可能となる雨合羽の収容袋を提供する。【解決手段】防水性の生地で構成され、かつ収容袋自体の両端部に形成された開口部はファスナー16,18により開閉可能とされ、しかも少なくとも雨合羽の襟元から裾までの全長が収納され得る大きさを有し、さらに収容袋自体の内側にタオル生地又はその他の吸湿性の生地が配置されてなる細長い収納袋10であって、雨合羽の全長を収納袋内に手で引き入れることがてきるようにした雨合羽の収容袋20を構成した。


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