(54)【考案の名称】カレンダー

(73)【実用新案権者】株式会社中戸若松

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、複数月の暦を同時に表示できるようにした壁掛けタイプのカレンダーに関し、特に、各頁を月毎に段階的に切り離すことができるように構成したカレンダーに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来より、複数月の暦を同時に表示できるように構成したカレンダーとして、図4に示すようなものが知られている。このカレンダー11は、複数枚の紙葉12を上辺において綴じてなるものであり、綴じられた紙葉12の上辺には、ヘッダ13が装着されている。また、ヘッダ13の中央部には、吊り下げ用の係止穴17が形成されている。
【0003】
各紙葉12には、それぞれ三ヶ月分の暦が表示されている。より詳細には、第一頁の紙葉12には、1月から3月までの暦が表示され(図4参照)、第二頁の紙葉には4月から6月までの暦が、第三頁の紙葉には7月から9月までの暦が、第四頁の紙葉には10月から12月までの暦が、それぞれ表示されている(図示せず)。
【0004】
また、各紙葉12には、三本のミシン目15(第一のミシン目15a、第二のミシン目15b、及び、第三のミシン目15c)がそれぞれ形成されている。これらのうち、第一のミシン目15aは、ヘッダ13の下縁13aに沿って横向きに形成されており、各紙葉12における暦の表示部分を、本体から切り離すことができるようになっている。
【0005】
第二のミシン目15b、及び、第三のミシン目15cは、第一のミシン目15aと平行に、横向きに形成され、各紙葉12における暦の表示部分(第一のミシン目15aよりも下方の部分)を、縦方向へ三分割できるようになっている。
【0006】
また、各紙葉12に表示される三ヶ月分の暦は、第二のミシン目15b及び第三のミシン目15cによって仕切られる三つの領域に、それぞれ一ヶ月分ずつ順番に並ぶように配置されている。より詳細には、図4に示すように、綴じられた紙葉12のうち、第一頁(最も手前側に表示されている紙葉)においては、第三のミシン目15cの下側の領域に1月の暦が表示され、第二のミシン目15bと第三のミシン目15cとの間の領域に2月の暦が表示され、第二のミシン目15bの上側の領域に3月の暦が表示されている。
【考案が解決しようとする課題】
【0007】
図4のカレンダー11は、1月の時点においては、図4に示すように、1月〜3月が印刷されている第一頁の紙葉12を表示させ、1月が終了して2月に入ったら、第三のミシン目15cに沿って、1月の暦が印刷されている部分を第一頁の紙葉12から切り離す。そうすると、第二頁の紙葉(図示せず)の下側の領域に印刷されている4月の暦が露呈し、第一頁の紙葉12に印刷されている2月及び3月の暦と並び、2月から4月までの三ヶ月分の暦が表示されることになる。
【0008】
このカレンダー11は、月の進行に合わせ、終了した月の暦が表示されている部分をミシン目15に沿って切り離していくことにより、連続した三ヶ月分の暦を常に表示させることができるが、各紙葉12が上辺において綴じられているため、各紙葉12に表示される三ヶ月分の暦のうち、最後の月の暦を最上段に配置し、最初の月の暦を最下段に配置する必要があり、使用者において違和感を生じさせてしまうという問題がある。
【0009】
また、図4のカレンダー11においては、曜日の列毎に日付が配置されているため、月毎の同一の日付に実行されるべき予定を記入するような場合において、予定を記入すべき日付の欄を月毎に探さなければならず、煩雑であるという問題があるほか、月がかわり、新しい暦を表示させたときに、記入漏れの問題が生じやすいという問題がある。
【0010】
本考案は、上記のような従来の問題を解決すべくなされたものであって、連続した複数ヵ月分の暦を、常に横並びに表示させることができ、記入作業を極めて容易に行うことができ、非常に実用性の高いカレンダーを提供することを目的とする。

【効果】

【0013】
本考案に係るカレンダーは、月の進行に合わせ、終了した月の暦が表示されている部分をミシン目に沿って切り離していくことにより、連続した三ヶ月分の暦を常に横並びに表示させることができる。
【0014】
また、各紙葉に表示される複数ヶ月分の暦において、各月の同一の日付の欄を同じ高さとなるように配置した場合には、月毎の同一の日付に実行されるべき予定を記入するような場合において、予定を記入すべき日付の欄を月毎に探す必要がなく、記入作業を極めて容易に行うことができ、更に、月がかわり、新しい暦を表示させたときに、隣に表示されている前月及び前々月の暦の予定欄の記入内容を参照しながら、新しい暦の予定欄への記入を行うことにより、記入漏れの問題を可及的に回避することができる。
【0015】
また、吊支点が十分に高い位置に設定されるように吊下手段を構成した場合には、傾きの問題を好適に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本考案に係るカレンダー1の正面図である。
【図2】図2は、本考案に係るカレンダー1の正面図であって、紙葉2の第一頁の左側領域を、ミシン目に沿って切り離した状態を示す図である。
【図3】図3は、本考案に係るカレンダー1の他の構成例を示す図である。
【図4】図4は、従来のカレンダー11の一例を示す図である。

【0017】
以下、添付図面に沿って、本考案に係るカレンダー1の実施形態について説明する。図1は、本考案に係るカレンダー1の正面図である。本実施形態のカレンダー1は、複数枚の紙葉2を上辺において綴じてなるものであり、綴じられた紙葉2の上辺には、ヘッダ3が装着されている。また、ヘッダ3には、吊り下げ用の紐4(吊下手段)が取り付けられている。
【0018】
各紙葉2には、それぞれ三ヶ月分の暦が表示されている。より詳細には、第一頁の紙葉2aには、1月から3月までの暦が表示され(図1参照)、第二頁の紙葉には4月から6月までの暦が、第三頁の紙葉には7月から9月までの暦が、第四頁の紙葉には10月から12月までの暦が、それぞれ表示されている(図示せず)。
【0019】
また、各紙葉2には、三本のミシン目5(第一のミシン目5a、第二のミシン目5b、及び、第三のミシン目5c)がそれぞれ形成されている。これらのうち、第一のミシン目5aは、ヘッダ3の下縁3aに沿って横向きに形成されており、各紙葉2における暦の表示部分を、本体から切り離すことができるようになっている。
【0020】
第二のミシン目5b、及び、第三のミシン目5cは、第一のミシン目5aから紙葉2の下縁まで、縦向きに形成され、各紙葉2における暦の表示部分(第一のミシン目5aよりも下方の部分)を、横方向へ三分割できるようになっている。
【0021】
また、各紙葉2に表示される三ヶ月分の暦は、第二のミシン目5b及び第三のミシン目5cによって仕切られる縦長の三つの領域に、それぞれ一ヶ月分ずつ順番に並ぶように配置されている。より詳細には、図1に示すように、綴じられた紙葉2のうち、第一頁(最も手前側に表示されている紙葉2)においては、第二のミシン目5bの左側の領域(左側領域L)に1月の暦が表示され、第二のミシン目5bと第三のミシン目5cとの間の領域(中間領域M)に2月の暦が表示され、第三のミシン目5cの右側の領域(右側領域R)に3月の暦が表示されている。
【0022】
同様に、第二頁においては、左側領域に4月、中間領域に5月、右側領域に6月の暦がそれぞれ表示され、第三頁においては、左側領域に7月、中間領域に8月、右側領域に9月、第四頁においては、左側領域に10月、中間領域に11月、右側領域に12月の暦がそれぞれ表示されている(図示せず)。
【0023】
尚、各紙葉2の各領域に表示されている各月の暦は、日付を表す数字が縦方向へ一列に並ぶように構成されており、各日付の右側に、曜日を表す漢字、及び、予定を書き込むためのスペース(予定欄)がそれぞれ配置されている。そして、各紙葉2に表示されている三ヶ月分の暦は、日付が横方向に揃うように(各月における同一の日付の欄が、同じ高さとなるように)配置されている。つまり、1月n日(n:整数)の欄の右側の同じ高さ位置に、2月n日の欄が配置され、更にその右側の同じ高さ位置に3月n日の欄が配置されている。
【0024】
このような、各月間における日付の高さ位置の関係は、綴じられている複数の紙葉2の間でも共通している。つまり、第二頁の左側領域に表示されている4月n日の欄は、第一頁の1月n日の欄、2月n日の欄、3月n日の欄と同じ高さ位置に配置されている。
【0025】
ここで、このカレンダー1の使用方法について簡単にする。まず、1月の時点においては、図1に示すように、1月〜3月が印刷されている第一頁の紙葉2aを表示させ、1月が終了して2月に入ったら、第一のミシン目5aのうち、1月の暦の上方に位置する部分、及び、1月の暦と2月の暦の間に形成されている第二のミシン目5bに沿って、1月の暦が印刷されている左側領域Lを、第一頁の紙葉2aから切り離す。そうすると、図2に示すように、第二頁の紙葉2bの左側領域Lに印刷されている4月の暦が露呈し、第一頁の紙葉2aに印刷されている2月及び3月の暦と並び、2月から4月までの三ヶ月分の暦が表示されることになる。
【0026】
同様に、2月が終了して3月に入ったら、第一のミシン目5aのうち、2月の暦の上方に位置する部分、及び、2月の暦と3月の暦の間に形成されている第三のミシン目5cに沿って、2月の暦が印刷されている中間領域Mを、第一頁の紙葉2aから切り離す。そうすると、第二頁の紙葉2bの中間領域Mに印刷されている5月の暦(図示せず)が新たに露呈し、第一頁の紙葉2aに印刷されている3月の暦と並び、3月から5月までの三ヶ月分の暦が表示されることになる。
【0027】
このように本実施形態のカレンダー1は、月の進行に合わせ、終了した月の暦が表示されている部分をミシン目5に沿って切り離していくことにより、連続した三ヶ月分の暦を常に横並びに表示させることができる。
【0028】
また、表示される三ヶ月分の暦は、各月の同一の日付の欄が、同じ高さとなるように配置されているため、月毎の同一の日付に実行されるべき予定を記入するような場合(例えば、毎月10日に税金を支払う場合や、毎月20日に定期点検を実施するような場合)において、予定を記入すべき日付の欄を月毎に探す必要がなく、記入作業を極めて容易に行うことができる。より具体的には、例えば、毎月10日に税金を支払う場合においては、1月の暦の10日の欄に「税金」と記入するとともに、そのまま横方向へ移動して、2月の暦と3月の暦おける同じ高さの欄に、「税金」と記入すればよい。
【0029】
また、1月の暦が印刷されている部分を切り離して、新たに4月の暦を表示させた場合、4月の暦の予定欄が空白であったとしても、隣に表示されている2月と3月の暦の予定欄の記入内容を参照しながら、4月の予定欄への記入を行うことにより、記入漏れの問題を可及的に回避することができる。
【0030】
尚、紙葉2の左側領域Lを本体から切り離した場合(或いは、左側領域Lと中間領域Mを切り離した場合)、切り離した部分の重量に応じて、カレンダー1の重心点がずれて、左右の重量が不均衡となる。このため、一般的なカレンダーのように、吊支点をヘッダ3の中央部、或いは、その直近上方の位置に設定すると、カレンダー1が傾いてしまう可能性があるが、吊支点をある程度高い位置(例えば、第一のミシン目5aからカレンダー1の下縁までの寸法を「h」としたとき、第一のミシン目5aから上方へ0.25h以上離れた位置)に設定すれば、傾きの問題を好適に回避することができる。
【0031】
本実施形態のカレンダー1は、吊り下げるための手段として、両端がヘッダ3の左右両肩に接続された紐4を有しており、この紐4は、その中間位置でカレンダー1を吊り下げた場合、吊支点が、第一のミシン目5aから0.25h以上高い位置となるような長さに設定されている。
【0032】
尚、カレンダー1を吊り下げるための手段は、紐4に限定されるものではなく、第一のミシン目5aから0.25h以上高い位置に吊支点を設定することができるものであれば、どのような構成のものを用いてもよい。例えば、図3に示すように、ヘッダ3から上方へ突出するように取り付けられた平板状のフラップ6であって、第一のミシン目5aから0.25h以上高い位置に係止穴7が形成されているようなものを用いることもできる。
【0033】
また、本実施形態においては、各紙葉2にそれぞれ三ヶ月分の暦が表示されているが、第一のミシン目5aから紙葉2の下縁まで、縦向きに形成される第四のミシン目を追加して、各紙葉2における暦の表示部分を、横方向へ四分割できるように構成し、四ヶ月分の暦が表示されるように構成してもよいし、また、第三のミシン目5cを省略して、各紙葉2における暦の表示部分を、横方向へ二分割できるように構成し、二ヶ月分の暦が表示されるように構成してもよい。
【0034】
1,11:カレンダー、
2,2a,2b,12:紙葉、
3,13:ヘッダ、
3a,13a:下縁、
4:紐、
5,15:ミシン目、
5a,15a:第一のミシン目、
5b,15b:第二のミシン目、
5c,15c:第三のミシン目、
6:フラップ、
7,17:係止穴、
L:左側領域、
M:中間領域、
R:右側領域

(57)【要約】

【課題】連続した複数ヵ月分の暦を、常に横並びに表示させることができ、記入作業を極めて容易に行うことができるカレンダーを提供する。【解決手段】複数枚の紙葉2を上辺において綴じてなるカレンダー1であって、上辺にはヘッダ3が装着され、各紙葉2には、それぞれ三ヶ月分の暦が表示され、ヘッダ3の下縁3aに沿って第一のミシン目5aが形成されるとともに、第一のミシン目5aから紙葉2の下縁まで延在する第二のミシン目5b、第三のミシン目5cが形成され、各紙葉2における暦の表示部分を、本体から切り離すことができるほか、各紙葉2における暦の表示部分を、横方向へ三分割できるように構成した。


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