(54)【考案の名称】エアータイマーユニット

(73)【実用新案権者】株式会社大成

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、複数のリード部品をプリント配線基板にハンダ付けするためのハンダ付け用パレットに対して、洗浄液の分散吹きかけによる洗浄および水の分散吹きかけによるすすぎ洗浄を行う洗浄機において、洗浄液および水の吸入・吐出を行う流体制御手段であるエアー駆動によるポンプのエアー流通によるエアー流通時間を制御する第一制御手段および第二制御手段によってこのポンプの駆動時間を制御するエアータイマーユニットに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
プリント配線基板に半導体・LED・電子部品を実装する為のハンダ槽ハンダ付けに使用されるフラックス残渣の付着したパレットに対してノズルの洗浄液吹きかけによる洗浄を行う洗浄機は、パレットを載置するための架台と、パレットに対して上方から洗浄液を吹きかけるためのノズルと、パレットを洗浄した後の洗浄液を、貯蔵タンク・ポンプを介して、循環させるための洗浄液循環装置を備えており、ノズルの洗浄液吹きかけでパレット洗浄を行う。この装置で使用されているポンプの駆動源は、電気式となっており、また、ポンプの駆動時間を自動的に制御するタイマー制御手段がない洗浄機となっている。
【0003】
例えば、特開2008−296085号公報によれば、パレットを載置するための架台と、パレットに対して上方から洗浄液を吹きかけるためのノズルと、パレットを洗浄した後の洗浄液を、貯蔵タンク・ポンプを介して、循環させるための洗浄液循環装置を備えている洗浄機が開示されている。この洗浄機では、上方からノズルにより、その下の架台に載置されたパレットに洗浄液を吹きかけパレットの洗浄を行う。そして架台の下方にパレットを洗浄した後の洗浄液をろ過するためのシート状ろ過材を設けている。その下に貯蔵タンク・ポンプからなる洗浄液循環装置を設け、洗浄液を循環しながらパレットを洗浄している。このように、洗浄液のみを循環しながらパレットを洗浄しているタイマー制御手段のない洗浄機である。つまり、この洗浄機では、作業者がずっと付き添っている必要があり、所定時間のパレットの自動洗浄が出来ないことになる。また、この装置で使用されているポンプの駆動源は、電気式となっており、有機溶剤を使用している場合電気によるスイッチの火花や電気回路による爆発の危険性があり、電気設備の無い場所での使用ができないことになる。
【0004】
一般にプリント配線基板に半導体・LED・電子部品を実装する為のハンダ槽ハンダ付けに使用されたフラックス残渣の付着したパレットに対してノズルの洗浄液吹きかけによる洗浄を行うタイマー制御手段のない洗浄機は、作業者がずっと付き添ってこの洗浄機の作動ONおよび作動OFFの操作をしなければならないという問題があった。また、この装置で使用されているポンプの駆動源は、電気式となっており、有機溶剤を使用している場合電気によるスイッチの火花や電気回路による爆発の危険性があり、電気設備の無い場所での使用ができないという問題があった。
【0005】

【効果】

【0009】
本考案のエアータイマーユニットは、複数のリード部品をプリント配線基板にハンダ付けするためのハンダ付け用パレット洗浄機において、洗浄液および水の吸入・吐出を行う流体制御手段であるエアー駆動によるポンプの駆動時間の制御が、このポンプのエアー流通によるエアー流通時間を制御するエアータイマーユニットを備えたので、自在に所定時間設定できる。作業者が、ずっと付き添っている必要がなく最初、洗浄機の作動ONと作動時間設定の操作をするだけで所定時間の洗浄が自動的に行える。さらに、ポンプの駆動源をエアー式としたので、また、エアータイマーユニットの駆動源をエアーおよび機械式としたので、有機溶剤を使用している場合電気によるスイッチの火花や電気回路による爆発の危険性を回避できる。また、電気設備の無い場所での使用を可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本考案の実施の形態におけるエアータイマーユニット作動ON時を概略的に示した平面図である。
【図2】 本考案の実施の形態におけるエアータイマーユニット作動OFF時を概略的に示した平面図である。
【図3】 図1を概略的に示した空気圧システムの説明図である。
【図4】 図2を概略的に示した空気圧システムの説明図である。
【図5】 本考案の実施の形態におけるハンダ付け用パレット洗浄機に備えたエアータイマーユニット作動ON時を概略的に示した作動説明図である。
【図6】 比較例におけるパレット洗浄機の説明をするために概略的に示した図である。

【0011】
以下、本考案の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態)
本考案の実施の形態の構成について説明する。
【0012】
図1では、エアー流通の供給を吸入するエアー吸入手段170と、エアー吸入手段のエアーを伝達するエアー伝達手段160と、エアー伝達手段のエアー流通を遮断あるいは通過に切換える切換手段150と、エアー伝達手段のエアー流通を二方向に分流する分流手段140と、分流手段のT型継手サブポート143方向のエアー流通時間を制御するタイマー制御手段110およびタイマー制御手段と連動させたエアー流通を開閉する第一切換弁121からなる第一制御手段120と、分流手段のT型継手サブポート143方向のエアーを第一切換弁の第一吸入ポート123に伝達するエアー第一伝達手段161と、分流手段のT型継手メインポート142方向のエアー流通の開閉制御する為に第一制御手段からのエアーを第二サブポート133に取込んで切換える第二切換弁131からなる第二制御手段130と、第一切換弁121の第一排出ポート124からのエアーを第二切換弁131の第二サブポート133に伝達するエアー第二伝達手段162と、エアー第二伝達手段において複数の小径穴によるエアー抜きするエアー抜き手段163と、第二制御手段130からのエアー流通を排出するエアー排出手段180で構成されている。このエアータイマーユニット100の作動ON時が図示されている。また図2では、作動OFF時が図示されている。図3では、図1を概略的に示した空気圧システムの説明が図示されている。図4では、図2を概略的に示した空気圧システムの説明が図示されている。図5では、ハンダ付け用パレット洗浄機に備えたエアータイマーユニット100の作動ON時の作動説明が図示されている。
【0013】
図1に示されている様に、作動ON時のエアータイマーユニット100では、エアー流通の供給を吸入するエルボ継手171とストレート継手172からなるエアー吸入手段170と、エアー吸入手段170のエアーを伝達するφ10チューブ160aからなるエアー伝達手段160と、エアー伝達手段160のエアー流通を遮断あるいは通過に切換えるバルブレバー152を開く位置にしたバルブ151からなる切換手段150と、エアー伝達手段160のエアー流通を二方向に分流するT型継手141からなる分流手段140と、分流手段140のT型継手サブポート143方向のエアー流通時間を制御するタイマー制御手段110およびタイマー制御手段と連動させたエアー流通を開閉する第一切換弁121からなる第一制御手段120と、分流手段140のT型継手サブポート143方向のエアーを第一切換弁121の第一吸入ポート123に伝達するエアー第一伝達手段161と、分流手段のT型継手メインポート142方向のエアー流通の開閉制御する為に第一制御手段120のエアーを第二サブポート133に取込んで切換える第二切換弁131からなる第二制御手段130と、第一切換弁121の第一排出ポート124からのエアーを第二切換弁131の第二サブポート133に伝達するエアー第二伝達手段162と、エアー第二伝達手段162において、複数の小径穴163aによる微少のエアー抜きするエアー抜き手段163と、第二制御手段130からのエアー流通を排出するエアー排出手段180で構成されている。このとき、第一切換弁121のスプール先端ブロック122がタイマー制御手段110の案内円盤112の作動ONガイド面112aに追従している作動板113によって押されているので、第一切換弁121内をエアーが通過し、さらにエアー第二伝達手段162を通過する。そして第二切換弁131の第二サブポート133にエアーが流通することにより第二流路弁134を開き、第二切換弁131の第二メインポート吸入132aと第二メインポート排出132bの間をエアーが通過可能となっている。そしてエアーがφ10チューブ160a内を通過してエアー排出手段180により排出される。この図中のA部では、タイマー制御手段の作動ON時が拡大図示されている。詳細については、図3で、説明することとする。
【0014】
図2に示されている様に、作動OFF時のエアータイマーユニット100では、エアーが、エアー流通の供給をエルボ継手171とストレート継手172からなるエアー吸入手段170により吸入して、φ10チューブ160aからなるエアー伝達手段160を通過し、バルブレバー152を開く位置にしたバルブ151内を通過し、エアー伝達手段のエアー流通を二方向に分流する分流手段140のT型継手141において、T型継手メインポート142の方向とT型継手サブポート143の方向へ分流する。ここで、T型継手サブポート143の方向へ分流したエアーは、エアー第一伝達手段161のφ6チューブ161a内を通過して第一切換弁121の第一吸入ポート123まで来ている。このとき、作動板113の作動円盤側基準面113a1がタイマー制御手段110の案内円盤112の作動OFF切欠き部112bの作動OFF切欠き部基準面112b1に案内され入り込んで上がる為、第一切換弁121のスプール先端ブロック122が追従して上がって第一切換弁121の第一流路弁125を閉じるので、エアーが通過できない状態になる。そして、第一切換弁121の第一排出ポート124と第二切換弁131の第二サブポート133を接続しているエアー第二伝達手段162のφ6チューブ162aにエアー抜き手段163である複数の小径穴163aを備えているので、φ6チューブ162a内の残存エアーがなくなり、第二切換弁131の第二サブポート133に対するエアーによる負荷がない状態になって流路弁134が閉じられT型継手メインポート142の方向エアーが第二切換弁131の第二メインポート吸入132aで遮断されることになる。この図中のB部では、タイマー制御手段の作動OFF時が拡大図示されている。詳細については、図4で、説明することとする。
【0015】
図3に示されている様に、作動ON時のエアータイマーユニット100では、エアーが、エアー流通の供給をエルボ継手171とストレート継手172からなるエアー吸入手段170により吸入して、φ10チューブ160aからなるエアー伝達手段160を通過し、バルブレバー152を開く位置にしたバルブ151内を通過してエアー伝達手段のエアー流通を二方向に分流する分流手段140のT型継手141において、T型継手メインポート142の方向とT型継手サブポート143の方向へ分流する。ここで、T型継手サブポート143の方向へ分流したエアーは、エアー第一伝達手段161のφ6チューブ161a内を通過して第一切換弁121の第一吸入ポート123まで来ている。このとき、タイマー制御手段110の案内円盤軸114の延長上に設けたタイマーツマミ100a(図5参照)を目盛板(図示省略)のゼロから所定時間の目盛まで時計方向へ回すことによりタイマー制御手段110の所定時間分ゼンマイ(図示省略)を巻いて設定し、そしてタイマー制御手段110のスタートと同時にタイマーツマミ100a(図5参照)が反時計方向(ゼンマイ解放方向)に回りもどる。タイマー制御手段110の上板111の所定位置である作動板用支点穴111aに作動板113を取付け回動自在とした。この作動板113の案内円盤112側の基準面を作動円盤側基準面113a1とし、第一切換弁121のスプール先端ブロック122側の基準を作動先端ブロック側基準面113a2としている。このタイマー制御手段110の所定時間分、案内円盤112の作動ONガイド面112aに作動板113の作動円盤側基準面113a1が追従していて、かつ、作動先端ブロック側基準面113a2により第一切換弁121のスプール先端ブロック122が押される。このスプール先端ブロック122が押されことにより、第一切換弁121内の第一流路弁125が開き、第一切換弁の第一吸入ポート123まで来ていたエアーが、この第一吸入ポート123から第一排出ポート124まで通過し、さらにエアー第二伝達手段162のφ6チューブ162a内を通過する。その際、φ6チューブ162a内のエアー流通は、エアー抜き手段163として複数の小径穴163aを設けているので、複数の小径穴163aから微少のエアー漏れを伴う。しかし、エアー第二伝達手段162のエアー流通の損出は、ごくわずかなので、第二切換弁131内の第二流路弁134の開閉制御に影響がない。したがって第二制御手段130の第二切換弁131の第二サブポート133内にエアーが入り第二切換弁131内の第二メインポート吸入132aと第二メインポート排出132bの間の第二流路弁134を開く為、T型継手141のT型継手メインポート142の方向のエアーがエアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過し第二切換弁131の第二メインポート吸入132aと第二メインポート排出132bの間を通過可能となる。そしてエアーがエアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過してエアー排出手段180のエルボ継手171とストレート継手172内を通過し、排出されることになる。
【0016】
図4に示されている様に、作動OFF時のエアータイマーユニット100では、エアーが、エアー流通の供給をエルボ継手171とストレート継手172からなるエアー吸入手段170により吸入して、φ10チューブ160aからなるエアー伝達手段160を通過し、バルブレバー152を開く位置にしたバルブ151内を通過してエアー伝達手段のエアー流通を二方向に分流する分流手段140のT型継手141において、T型継手メインポート142の方向とT型継手サブポート143の方向へ分流する。ここで、T型継手サブポート143の方向へ分流したエアーは、エアー第一伝達手段161のφ6チューブ161a内を通過して第一切換弁121の第一吸入ポート123まで来ている。また、T型継手141において、T型継手メインポート142の方向のエアーは、エアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過し第二切換弁131の第二メインポート吸入132aまで来ている。このとき、第一切換弁121の第一吸入ポート123まで来ているエアーは、第一切換弁121内の第一流路弁125が閉じられるので遮断されることになる。すなわち、T型継手141のT型継手サブポート143の方向に分流したエアーの流通を制御するタイマー制御手段110およびタイマー制御手段と連動させたエアー流通を開閉する第一切換弁121からなる第一制御手段120において、タイマー制御手段110の案内円盤軸114の延長上に設けたタイマーツマミ100a(図5参照)を目盛板(図示省略)のゼロから所定時間の目盛まで時計方向へ回すことによりタイマー制御手段110の所定時間分ゼンマイ(図示省略)を巻いて設定し、そしてタイマー制御手段110のスタートと同時にタイマーツマミ100a(図5参照)が反時計方向(ゼンマイ解放方向)に回りもどる。この所定時間を経過した時目盛板(図示省略)のゼロの位置で、作動板113の作動円盤側基準面113a1がタイマー制御手段110の案内円盤112の作動OFF切欠き部112bの作動OFF切欠き部基準面112b1に案内され、入り込んで上がる為、第一切換弁121のスプール先端ブロック122が追従して上がり、第一切換弁121の第一流路弁124を閉じるので、エアーが、第一切換弁121の第一吸入ポート123で遮断され通過できない状態になる。そして、第一切換弁121の第一排出ポート124へは、エアー圧が来ていない為、第一切換弁121の第一排出ポート124と第二切換弁131の第二サブポート133を接続しているエアー第二伝達手段162のφ6チューブ162a内にエアーが残ったままとなる。この残存エアーをそのままにしておくと、第二切換弁131内の第二流路弁134の閉じ制御できず第二流路弁134が開いた状態となり誤作動の原因となる。そのため、本考案では、エアー抜き手段163である複数の小径穴163aを備えている。この複数の小径穴163aによりφ6チューブ162a内の残存エアーをなくすことができる。したがって、第二切換弁131の第二サブポート133に対するエアー負荷なし状態になって第二流路弁134が閉じられ、T型継手141のT型継手メインポート142の方向のエアーがエアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過し第二切換弁131の第二メインポート吸入132aで遮断されることになる。
【0017】
図5に示されている様に、ハンダ付け用パレット洗浄機に備えた作動ON時のエアータイマーユニットにおいて、洗浄機本体10の上下の中間部に下部の流体収容室下板10aと上部の流体収容室上板10bからなる流体収容室10cを設けている。この流体収容室10cに水より比重の小さい洗浄液30(例えば、荒川化学工業株式会社製、パインアルファ350VF:比重0.76)と水31(比重1.0)を収容する。比重の大小による軽重の関係から、上層が洗浄液30で下層が水31となる。そして洗浄機本体10の上部のパレット収容室10dの底部仕切りとなる流体収容室上板10bは、パンチングメタル形状としている。パレット収容室10dの上側に洗浄液30の分散吹きかけあるいは水31の分散吹きかけを行う複数のマニホールド穴3aを有したマニホールド3が、洗浄機本体の左側のフランジ左3bと洗浄機本体の右側のフランジ右3cに支持されている。また、洗浄機本体10の下部のポンプ収容室10eにポンプ2を取り付けている。次に動作のエアーの流れについて説明する。エアーコンプレッサーの供給源9と接続したエアーホース7をエアータイマーユニット100のエアー吸入手段170のエルボ継手171に接続し、エアータイマーユニット100のタイマーツマミ100aにより伝達時間を制御する。そしてエアータイマーユニット100のエアー排出手段180のエルボ継手171とポンプ吸気口2aをエアーホース7で接続してポンプ2がエアーの吸気とポンプ排気口2bからの排気によって流体の吸入、吐出の制御を行う。ここで作動ON時のエアータイマーユニット100について、エアーが、エアー流通の供給をエルボ継手171とストレート継手172からなるエアー吸入手段170により吸入して、φ10チューブ160aからなるエアー伝達手段160を通過し、バルブレバー152を開く位置にしたバルブ151内を通過してエアー伝達手段のエアー流通を二方向に分流する分流手段140のT型継手141において、T型継手メインポート142の方向とT型継手サブポート143の方向へ分流する。ここで、T型継手サブポート143の方向へ分流したエアーは、エアー第一伝達手段161のφ6チューブ161a内を通過して第一切換弁121の第一吸入ポート123まで来ている。このとき、タイマー制御手段110の案内円盤軸114の延長上に設けたタイマーツマミ100aを目盛板(図示省略)のゼロから所定時間の目盛まで時計方向へ回すことによりタイマー110制御手段の所定時間分ゼンマイ(図示省略)を巻いて設定し、そしてタイマー制御手段110のスタートと同時にタイマーツマミ100aが反時計方向(ゼンマイ解放方向)に回りもどる。タイマー110の上板111の所定位置である作動板用支点穴に作動板113を取付け回動自在とした。この作動板113の案内円盤112側の基準面を作動円盤側基準面113a1とし、第一切換弁121のスプール先端ブロック122側の基準を作動先端ブロック側基準面113a2としている。このタイマー制御手段110の所定時間分、案内円盤112の作動ONガイド面112aに作動円盤側基準面113a1が追従していて、かつ、作動先端ブロック側基準面113a2により第一切換弁121のスプール先端ブロック122が押されている。このスプール先端ブロック122が押されことにより、第一切換弁121内の第一流路弁125が開き、第一切換弁の第一吸入ポート123まで来ていたエアーが、この第一吸入ポート123から第一排出ポート124まで通過し、さらにエアー第二伝達手段162のφ6チューブ162a内を通過する。その際、φ6チューブ162a内のエアー流通は、エアー抜き手段163として複数の小径穴163aを設けている。この複数の小径穴163によるわずかのエアー漏れは、エアー流通に対してほとんど影響ない状態である。そして第二制御手段130の第二切換弁131の第二サブポート133内にエアーが入り第二切換弁131内の第二メインポート吸入132aと第二メインポート排出132bの間の第二流路弁が134を開く為、T型継手141のT型継手メインポート142の方向のエアーがエアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過し第二切換弁131の第二メインポート吸入132aと第二メインポート排出132bの間を通過可能となる。そしてエアーがエアー伝達手段160のφ10チューブ160a内を通過してエアー排出手段180のエルボ継手171とストレート継手172内を通過し、排出されポンプ吸気口2aとエアーホース7で接続されている。次に動作の流体の流れについて説明する。流体収容室10cの上層の洗浄液30の右側に、吸込むストレーナー23をストレーナー用継手22と接続してホルダレバー21付きホルダ20に取り付けている。このストレーナー23を上下に回動切換えるホルダレバー21付きホルダ20に吸込ホース6aの端面を接続し、もう一方の端面とポンプ吸入口2cを接続する。 ポンプ吐出口2dと継手4とフランジ右3bを吐出ホース6bで接続して、複数のマニホールド穴3aより洗浄液30の分散吹きかけが行われる。そして分散吹きかけられた洗浄液は流体収容室上板10bを通過して 流体収容室10cの上層の洗浄液30に戻り再びストレーナー23により吸入され、ポンプ吸入口2c、ポンプ吐出口2dを通過して複数のマニホールド穴3aより洗浄液30の分散吹きかけが再び繰り返し行われる。最初、流体収容室10cには、水より比重の小さい洗浄液30と水31の二層となっている。パレット収容室10dのパレット8に対する洗浄液30の分散吹きかけを繰返すことで、汚れ成分32と不純物33が発生する。この汚れ成分32は、パレット8上に残ったフラックスの反応物であり、比重が0.76<汚れ成分<1.0となり洗浄液30と水31との間に層を形成している。また、不純物33は、パレット8のハンダ付けに使用された残渣の鉛フリーハンダ合金のスズがフラックスのロジンや有機酸と反応して生成される水に不溶な白色の金属塩であり、比重が1.0<不純物となり水31の下に層を形成することになる。
【0018】
次に、本実施の形態の作用効果について比較例と比較して説明する。
図6に示されている様に、比較例は、本実施の形態と比較して、パレットを載置するための架台41と、パレットに対して上方から洗浄液を吹きかけるためのノズル42と、パレットを洗浄した後の洗浄液43を、貯蔵タンク44を介して、循環させるための洗浄液循環装置46を備えている。この洗浄機40では、上方からノズル42により、その下の架台41に載置されたパレットに洗浄液43を吹きかけパレットの洗浄を行う。そして架台41の下方にパレットを洗浄した後の洗浄液をろ過するためのシート状ろ過材47を設けている。その下に貯蔵タンク44・ポンプ45からなる洗浄液循環装置46を設け、洗浄液43を循環しながらパレットを洗浄している。このように、洗浄液のみを循環しながらパレットを洗浄している洗浄機である。つまり、この洗浄機で洗浄されたパレットには、付着したフラックス残渣が除去され、しかし、今度は洗浄に使用された洗浄液が付着して残ってしまうことになる。また、タイマー制御手段のない洗浄機の為、作業者がずっと付き添ってこの洗浄機の作動ONおよび作動OFFの操作をしなければならないという問題があった。
【0019】
これに対して、本実施の形態によれば、本考案のエアータイマーユニットは、洗浄液および水の吸入・吐出を行う流体制御手段であるポンプの駆動源を電気式ではなくエアー駆動にしたポンプを使用し、このポンプの駆動時間の制御も、電気式制御ではなく、エアーおよび機械式によってポンプのエアー流通時間を制御するエアータイマーユニットによって行うこととした。すなわち、作業者がずっと付き添っている必要がなく、作業者が最初、洗浄機の作動ONと作動時間設定の操作をするだけで良い。後は所定時間のパレットの自動洗浄が出来、所定時間になったら自動的に作動OFFとなるハンダ付け用パレット洗浄機のエアータイマーユニットを提供することである。また、有機溶剤を使用している場合電気によるスイッチの火花や電気回路による爆発の危険性を回避でき、電気設備の無い場所での使用が可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本考案は、パレットに対する洗浄液の分散吹きかけによる洗浄および水の分散吹きかけによるすすぎ洗浄を行う洗浄機において、エアー駆動によるポンプの駆動時間を制御するエアータイマーユニットに特に有利に適用され得る。
【0021】
2 ポンプ、2a ポンプ吸気口、2b ポンプ排気口、2c ポンプ吸入口、2d ポンプ吐出口、3 マニホールド、3a マニホールド穴、3b フランジ左、3c フランジ右、4 継手、5 排水バルブ、5a ハンドル、6a 吸入ホース、6b 吐出ホース、7 エアーホース、8 パレット、9 エアーコンプレッサーの供給源、10 洗浄機本体、10a 流体収容室下板、10b 流体収容室上板、10c 流体収容室、10d パレット収容室、10e ポンプ収容室、20 ホルダ、21 ホルダレバー、22 ストレーナー用継手、23 ストレーナー、30 洗浄液、31 水、32 汚れ成分、33 不純物、100 エアータイマーユニット、100a タイマーツマミ、110 タイマー制御手段、111 上板、111a 作動板用支点穴、112 案内円盤、112a 作動ONガイド面、112b 作動OFF切欠き部、112b1 作動OFF切欠き部基準面、113 作動板、113a1 作動円盤側基準面、113a2 作動先端ブロック側基準面、114 案内円盤軸、120 第一制御手段、121 第一切換弁、122 スプール先端ブロック、123 第一吸入ポート、124 第一排出ポート、125 第一流路弁、130 第二制御手段、131 第二切換弁、132a 第二メインポート吸入、132b 第二メインポート排出、134 第二流路弁、140 分流手段、141 T型継手、142 T型継手メインポート、143 T型継手サブポート、150 切換手段、151 バルブ、152 バルブレバー、160 エアー伝達手段、160a φ10チューブ、161 エアー第一伝達手段、161a φ6チューブ、162 エアー第二伝達手段、162a φ6チューブ、163 エアー抜き手段、163a 小径穴、170 エアー吸入手段、171 エルボ継手、172 ストレート継手、180 エアー排出手段、

(57)【要約】

【課題】 ハンダ付け用パレット洗浄機において、エアー駆動によるポンプのエアー流通によるエアー流通時間を制御するタイマー制御手段によってこのポンプの駆動時間を制御するエアータイマーユニットを提供する。【解決手段】 ハンダ付け用パレット洗浄機において、エアー伝達手段160と、エアー流通を遮断あるいは通過に切換える切換手段150と、エアー流通を二方向に分流する分流手段140と、分流手段の一方向のエアー流通時間を制御するタイマー制御手段110と連動させた第一制御手段120と、エアー第一伝達手段161と、第二制御手段130と、エアー第二伝達手段162と、エアー抜き手段163と、エアー排出手段180で構成されている。


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