(54)【考案の名称】タブレットコンピュータ用カバーケース及びこれを備えた支持固定具

(73)【実用新案権者】カイングホーム株式会社

(73)【実用新案権者】株式会社グランドデザインオフィス

(73)【実用新案権者】株式会社シーエスレポーターズ

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、iPad(登録商標、以下「アイパッド(登録商標)」ともいう。)のようなタブレットコンピュータ用に開発されたカバーケースに関し、例えば、カフェ、各種ショールーム、オフィス受付等の商業施設において来訪者の利用に供するタブレットコンピュータ用に開発されたカバーケースに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
タブレットコンピュータを代表するアイパッドは、小型ノートパソコン並のディスプレイを備え、音楽・動画再生、インターネット、電子メール、テレビ電話、電子書籍の読書等に対応した種々の機能を搭載した携帯型の多機能端末である。
【0003】
アイパッド2は、図2(b)に示すように、ディスプレイ21を本体前面24に搭載した扁平な板状の外観を呈している。このディスプレイ21では、多数のアイコン22を表示し、これらのアイコン22を指等で触れることでアイコン22と関連のあるアプリケーションを起動させることが可能である。
【0004】
さらに、アイパッド2は、ディスプレイ21底部の周縁部25前面中央にホームボタン23と呼ばれる円形ボタンが設けられている。このホームボタン23は、これを押下げすることで、(アプリケーション実行の有無に拘わらず)ディスプレイ21の最初に表示される画面(ホーム画面)に戻ったり、アイパッド2の環境設定を行ったり、アプリケーション実行中の特定の機能を実行したりすることができるため、アイパッド2を操作する上で大変重要なボタンである。
【0005】
ところで、カフェ、各種ショールーム、オフィス受付等の商業施設において、この商業施設への来訪者の利用に供するように、前述したアイパッド2を設置する場合、アイパッド設置者は、これを利用する来訪者には設置者が想定した一定の操作・選択のみを実行することを希望する。
【0006】
しかしながら、市販のアイパッド2をそのまま設置したのでは、ホームボタン23が剥き出しになり、来訪者が当該ボタン23に容易かつ自由に触れることが可能となってしまうため、アイパッド2の操作上、設置者が望まない機能や設定変更を実行してしまう恐れがあった。
【0007】
また、アイパッド2はブラックボックスであるため、そのホームボタン23の機能等をソフトウェア面から喪失あるいは変更することは、アイパッド製造メーカ以外の一般の者が通常行うことは出来ない。
【0008】
なお、タブレットコンピュータのカバーケースとして、例えば、特許文献1〜4に開示の技術が既に提案されているが、以上のような課題を解決することを目的としたものではない。
【0009】

【効果】

【0014】
本考案のタブレットコンピュータ用カバーケースは、以上のような構成・特徴を備えているため、ホームボタン等の特定のボタンについては、誰でも容易に接触・押下げできないようになり、タブレットコンピュータ設置者が想定した一定の操作・選択のみを操作者に実行させることができるようになる。
【0015】
さらに、前述の好ましい態様によれば、カバーケースは施錠部をさらに備え、かつ、前記操作抑制部が開閉可能に構成され、かつ、前記施錠部によって堅固に閉鎖される構成であるため、施錠部を解錠する権限を有する者のみが、タブレットコンピュータの点検等の為に、施錠部を解錠して操作抑制部を開き、ホームボタンを露出させ、これを自由に操作することが可能になる。
【0016】
さらに、前述の好ましい態様によれば、前記ホームボタンを収容しかつ隠蔽する位置に、前記ホームボタン前面の面積より小さな開口面積を有する第2開口部を少なくとも一つ有する構成(さらに好ましい態様では、前記第2開口部が、短幅が5mm以下のスロット、直径5mm以下の円形、或いは短径5mm以下の楕円形をなす構成)であるため、来訪者等の操作者はホームボタン等に容易かつ自由にアクセスできなくなる一方、タブレットコンピュータの設置者やこの者の依頼を受けた点検作業者は、長細いピン等を用意し、これを第2開口部に挿入することでホームボタンにアクセスすることが可能になる。
【0017】
さらに、前述の好ましい態様によれば、前述のカバーケースとこれを支持するサポート台とを備えたタブレットコンピュータ用の支持固定具が提供されるため、カバーケースに収容されたタブレットコンピュータを商業施設等において直ぐにでも設置及び利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】タブレットコンピュータを収容した本考案の実施例に係るカバーケースを示した斜視図である。
【図2】図2(a)に本考案の実施例1に係るカバーケースの示した斜視図を示し、図2(b)にタブレットコンピュータの斜視図を示す。
【図3】図3(a)に、図2(a)の線A−Aに沿ってカバーケースを破断した断面斜視図を示し、図3(b)に説明の便宜上、図3(a)の破断したカバーケースとタブレットコンピュータとを組み合せた斜視図を示す。
【図4】図4(a)に、実施例2に係るカバーケースの斜視図を示し、図4(b)に説明の便宜上、図4(a)の線B−Bに沿って破断したカバーケースの断面図を示す。
【図5】実施例3に係るカバーケースを示した平面図及び斜視図である。
【図6】第2開口部の種々の形態を説明した図である。
【図7】タブレットコンピュータ点検等の際にホームボタン等へのアクセス方法を説明した図である。
【図8】商業施設において、本考案のカバーケースに収容されたタブレットコンピュータを使用した一例を説明した図である。

【0019】
以下、本考案を図面に示す実施の形態に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な実施形態に何等限定されるものではない。なお、各図において同一又は対応する要素には同一符号を用いる。
【0020】
図1〜図3に、本考案の実施例1に係るタブレットコンピュータ用カバーケース(以下、単に「カバーケース」ともいう。)1を示す。また、図4及び図5に、それぞれ、実施例2及び実施例3に係るカバーケース1を示す。なお、図6は、後述する第2開口部17の種々の形態を説明した図である。さらに、図7は、タブレットコンピュータ点検等の際にホームボタン23等へのアクセス方法を説明した図である。加えて、図8は、カフェ等の商業施設において、本考案のカバーケース1に収容されたタブレットコンピュータ2を使用した一例を説明した図である。
【0021】
(カバーケースの構造)
本考案の実施例1のカバーケース1は、図1〜図3に示すように、タブレットコンピュータ2を囲繞するための枠体部分11と、このタブレットコンピュータ2のディスプレイ21を露出可能にするための第1開口部12と、を備える。このように外部に露出したディスプレイ21には、多数のアイコン22が表示されており、操作者は、自身の指等を使って、これらのアイコン22のいずれかにタッチ(接触)したり、タップ(軽く打つ事)したり、あるいはディスプレイ22の画面上をドラッグ(引きずる事、「スクロール」ともいう。)したりすることで、ディスプレイ22上に用意されたアプリケーションを実行することができるようになる。
【0022】
なお、カバーケース1の枠体部分11の材質として、アクリル等の樹脂、木材、金属などが挙げられるが、必ずしもこれらに限定される訳ではない。量産性や製造コスト等の観点からは、枠体部分11の射出成形を可能にするアクリル等の樹脂が好ましい。
【0023】
(カバーケースの特徴)
本考案のカバーケース1は、枠体部分11がタブレットコンピュータ2のホームボタン23を全体的又は部分的に隠すよう構成した操作抑制部13を有することを特徴とすることに留意されたい。このように構成することにより、ホームボタン23については、誰でも容易に接触・押下げできないようになり、タブレットコンピュータ設置者が想定した一定の操作・選択のみを操作者に実行させることができるようになる。
【0024】
なお、実施例1のカバーケース1の第1開口部12は、貫通した孔であり、タブレットコンピュータ2の前面24及び図示しない裏面のいずれの方向にも開放した構成をなすが、必ずしもこの構成に限定されない。但し、実施例1の構成を採用することにより、カバーケース1の軽量化や低コスト化を図ることが可能になる。
【0025】
また、図4に示した別例の実施例2のように、第1開口部12をタブレットコンピュータ2の前面24のみだけ開放させ、裏面を閉じた構成してもよい。なお、実施例2の構成は、後述するサポート台5等の固定具や取付具をカバーケース1に接続をする際には都合が良い。
【0026】
さらに、本考案のカバーケース1は、図5に示した別例の実施例3のように、施錠部15をさらに備え、かつ、操作抑制部13が、例えば、図示のような蝶番部14により開閉可能に構成され、かつ、施錠部15によって堅固に閉鎖される構成であることが好ましい。これにより、施錠部15を解錠する権限を有する者のみが、タブレットコンピュータ2の点検等の為に、図示のような鍵16を施錠部15の鍵穴15aに挿入すること等により施錠部15を解錠して操作抑制部13を開き、ホームボタン23を露出させ、これを自由に操作することが可能になる。
【0027】
なお、図5に示す実施例3のカバーケース1には、後述する第2の開口部17が設けられていないが、他の実施例1及び2と同様に、第2開口部17を設けてもよい。但し、図示の実施例3の構成を採用すれば、ホームボタン23を完全に隠すことができるため、タブレットコンピュータ2を利用する訪問者等の操作者が、不慮又は不用意にホームボタン23を押下げするリスクだけでなく、悪意を持って押下げしようとするリスクも低減若しく削除することができる。
【0028】
さらに、本考案のカバーケース1は、ホームボタン23を収容しかつ隠蔽する位置に、ホームボタン23前面の面積より小さな開口面積を有する第2開口部17を少なくとも一つ有することが好ましい。
【0029】
なお、第2開口部17の形状として、図1〜4及び図6(a)に示したスロット形状の他、例えば、円形状(図6(b)を参照)、楕円形状(図6(c)を参照)など、様々な形状を採用することが可能である。さらに好ましくは、第2開口部17が、短幅Wが5mm以下のスロット、直径φが5mm以下の円形、或いは短径φ=5mm以下の楕円形をなす。さらに、図6(d)に示すように、ホームボタン23の投影面積上に、第2開口部17を複数個設けるようにしてもよい。
【0030】
このような第2開口部17の設置により、来訪者等の操作者はホームボタン23等に容易かつ自由にアクセスできなくなる一方、タブレットコンピュータ2の設置者やこの者の依頼を受けた点検作業者は、例えば、図7に示す長細いピン等の操作具3を用意し、これを第2開口部17に挿入することでホームボタン23にアクセスすることが可能になる。
【0031】
図8は、商業施設等において本考案のカバーケース1を使用した状況の一例を説明した図である。タブレットコンピュータ2を収容したカバーケース1は、カフェテーブル4に隣接して置かれたサポート台5によって所望の位置に恒常的に設置される。なお、サポート台5は、カバーケース1に接続しこれを支持する取付部(図示せず)と、地面に立設する基部51と、取付部と基部51とを連結するフレーム部52と、を備える。カフェに訪れた来訪者6は、カフェで椅子7に座りながら休息を取りつつ、カフェで提供されたタブレットコンピュータ2を利用することができる。この際、来訪者6が誤ってホームボタン23を押すことはない。このようなカバーケース1及びサポート台5等に収容・支持されたアイパッド等のタブレットコンピュータ2をカフェ、各種ショールーム展示ゾーン、オフィス受付等の各種スペースに配置することで、それぞれの目的に対応した情報を来訪者やゲストに向けて発信することが可能になる。
【0032】
以上のように、本考案の実施例を図面等に参照しながら説明したが、本考案のカバーケース1は前記実施例の形態に限定されるわけではない。例えば、本考案のカバーケース1に収容されるタブレットコンピュータ2は、アップルインコーポレイテッド社製のアイパッドに限定されず、その他のタブレットコンピュータ2を収容するよう構成してもよい。
【0033】
また、前述の実施例においては、アクセスを抑制する対象としてホームボタン23を例示して説明したが、例えば、タブレットコンピュータ2のディスプレイ21上の特定のアイコン22(例えば、ホームボタン23に隣接した領域に表示されたアイコン22)や周縁部25上のホームボタン23以外のボタン(例えば、図示しない主電源やその他のスイッチ)を隠蔽しかつその操作を抑制するように操作抑制部13を構成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
アイパッド等のタブレットコンピュータは、更なる高性能化と利便性により、近年益々、普及している。本考案の専用カバーケースによれば、カフェ、各種ショールーム、オフィス受付等の商業施設において、商業施設への来訪者の利用に供するように市販のアイパッドを設置する場合、これを利用する来訪者はアイパッド操作に重要なホームボタンに容易かつ自由にアクセスできなくなるため、設置者が想定した一定の操作・選択のみを実行するようになる。これにより、来訪者による不慮の操作を未然に防ぐことが可能になる。
【0035】
1 カバーケース
2 タブレットコンピュータ(アイパッド)
3 操作具(ピン)
5 サポート台
11 枠体部分
12 第1開口部
13 操作抑制部
14 蝶番部
15 施錠部
15a 鍵穴
16 鍵
17 第2開口部
21 ディスプレイ
22 アイコン
23 ホームボタン
24 前面
25 周縁部

(57)【要約】

【課題】操作者に一定の操作・選択のみを実行させることができるように、ホームボタン等の特定のボタンを誰でも容易に接触・押下げできないよう構成したタブレットコンピュータ用カバーケースを提供する。【解決手段】タブレットコンピュータ用カバーケース1は、タブレットコンピュータ本体を囲繞するための枠体部分11と、タブレットコンピュータ本体のディスプレイ21に接触可能にするための第1開口部12と、を備える。さらに、枠体部分11がタブレットコンピュータ本体のホームボタン23を全体的又は部分的に隠すよう構成した操作抑制部13を備える。


【パテントレビュー】

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