(54)【考案の名称】汚濁防止フェンス

(51)【国際特許分類】

B01D 21/02 ・沈でん槽[4]

(73)【実用新案権者】日本ソリッド株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、横流式普通沈殿池および横流式薬品沈殿池或いは放射流式普通沈殿池および放射流式薬品沈殿池において、汚濁防止フェンスの沈降装置を設置する場合、水流が沈降装置外を通ると、沈殿効率が著しく低下するので、短絡流が生じないようにする必要があり、沈降装置への流入を均等にするための、短絡流防止を目的とした汚濁防止フェンスに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、横流式普通沈殿池および横流式薬品沈殿池或いは放射流式普通沈殿池および放射流式薬品沈殿池において、沈降装置を設けた場合、沈殿池壁面及び流れに対して直角に突き出でた阻流壁、阻流板、阻流止めが知られている。
しかしながら、沈殿池壁面に集水トラフおよび配管等の凸部や凹部があり、沈殿池壁面がフラットでない場合は、沈殿池壁面に合せた複雑な阻流板を設けるか、場合によっては取り付けられないと云う欠点があった。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本考案者は、これらの問題点をふまえ、沈殿池壁面がフラットでない場合においても、取り付け可能な阻流板について種々検討を重ねた結果本考案を完成するに至った。

【効果】

【0005】
本考案の阻流板を設けた水流傾斜板を用いることによって、沈殿池壁面に集水トラフおよび配管等の凸部や凹部があっても、沈殿池壁面に阻流板を設けることなく、短絡流が生じないようにする汚濁防止フェンスを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案に用いられる装置の一例を示した概略側面図
【図2】阻流板を設けた水流傾斜板の斜視図
【図3】ループ状阻流板を設けた水流傾斜板の斜視図

【0007】
次に本考案を図面を参照しながら説明するが本考案は以下の説明のみに限定されるものではない。
図1は本考案における阻流板1を汚濁防止フェンスである懸濁粒子の相互干渉により濁質濃度を高め干渉沈降させて除濁効果を高める通水型の水流傾斜板2パトレシア(日本ソリッド社製商品名)(以下水流傾斜板と称す)に設けた装置の一例を示した概略側面図である。該水流傾斜板2は上部のフロート部3を水面に浮かべ、下部のフラッペ部4を有し、フラッペ部4の下端にウエイト6を設けて、フラッペ部4を水中に垂下させており、フロート部3の水平方向の中心に孔(図示せず)を有し、該孔にロープ5を通し、多数の水流傾斜板2を連接している沈降装置である。ロープ5の端末は、玉掛用の環状にして作った目穴(以下アイ7と称す)加工され、アイ7は連結金具9で沈殿池壁面8の取付金具に連結されている。沈殿池壁面8には、集水トラフ10および配管11の凸部や凹部があり、沈殿池壁面8がフラットでない。
沈殿池壁面8と沈降装置である水流傾斜板2の開きを小さくして、短絡流が生じないようにするために、フラッペ部4の両端の一方の沈殿池壁面側に阻流板1を設け、短絡流の防止の役割を果たすことになる。
【0008】
図2は本考案における阻流板1を設けた水流傾斜板2の斜視図である。水中に垂下したフラッペ部4の横片端に板状の阻流板1をボルト・ナット等の金具12で固定している。阻流板1は水流傾斜板2から沈殿池壁面8に向かって張り出しており、沈殿池壁面8と水流傾斜板2の隙間を小さくして、短絡流の防止の役割を果たしている。
【0009】
図3は本考案における筒状阻流板を設けた水流傾斜板の斜視図である。水中に垂下したフラッペ部4の横片端に筒状の阻流板1をボルト・ナット等の金具12で固定している。阻流板1は水流傾斜板2から沈殿池壁面8に向かって張り出している。筒形状のため、沈殿池壁面8の集水トラフ10或いは配管11等の凸部に接する位置まで張り出すまで阻流板1を広く設ける事ができ、
沈殿池壁面8と水流傾斜板2の隙間を更に小さくして、短絡流の防止の役割を果す事ができる。
【0010】
本考案における阻流板1の素材としては、鋼製の金属類や硬質合成樹脂、ゴム製等の軟質合成樹脂が用いられる。これらの素材は機能に応じて適宜選択することができる。
【0011】
本考案における阻流板1はフラッペ部4とをボルト・ナット等の金具12で固定する他に縫製することも可能である。
【0012】
1・・・・阻流板
2・・・・水流傾斜板
3・・・・フロート部
4・・・・フラッペ部
5・・・・ロープ
6・・・・ウエイト
7・・・・アイ
8・・・・沈殿池壁面
9・・・・連結金具
10・・・・集水トラフ
11・・・・配管
12・・・・金具

(57)【要約】

【課題】沈殿池壁面に集水トラフおよび配管等の凸部や凹部があり、沈殿池壁面がフラットでない場合でも、阻流板が取り付け可能な汚濁防止フェンスを提供する。【解決手段】阻流板を水流傾斜板のフラッペに直接阻流板を設け、短絡流を防止することを特徴とする。本阻流板を設けた水流傾斜板を用いることによって、沈殿池壁面に集水トラフおよび配管等の凸部や凹部があっても、沈殿池壁面に阻流板を設けることなく、短絡流が生じないようにする。


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