(54)【考案の名称】無線音声機能付のタッチペン

(73)【実用新案権者】寶▼徳▲科技股▼ふん▲有限公司

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、無線通信装置に関し、特に無線音声機能付のタッチペン(touch pen with wireless voice capability)に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
無線チャネルの通信自由化と商業化が進められているにつれて、無線通信技術標準規格も定められつつある。各種の無線通信技術標準規格において、許可を取る必要のない無線周波数帯域(radio frequency band)を利用する技術標準はユーザーや製造メーカーに愛用されている。ブルートゥース(登録商標)は正にその典型例である。ブルートゥース技術標準は、許可を取る必要のない無線周波数帯域、例えば産業科学医療用(Industrial Scientific Medical、ISM)周波数帯域における2.45GHz帯域を使用する。また、ブルートゥース装置を実現するのに必要なコストは、おおよその無線装置よりも低い。更に、ブルートゥースは使用利便性を有する。
【0003】
ブルートゥースを使用する各無線通信装置は、互いに無線通信を行うことができる。一例として、例えば、携帯電話とハンズフリー(hand−free)装置との間の無線通信、二つの携帯電話の間のファイルの送受信などである。ブルートゥースモジュールを設置してあれば、伝統の有線装置が無線化されることができるようになる。ブルートゥース装置が音声通信に適用する場合、有線方式で信号を送受信するための機材を削減することができるため、使用利便性を向上することができる。一方、ジグビー(Zigbee(登録商標))とワイヤレス・フィディリティー(以下、WiFi(登録商標)という)も同じ機能や効果を提供することができるが、その相違点として、ジグビーは消費する電源が少ないのに対し、WiFiは高データ転送レート(data transmission rate)を提供することができるということである。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
そこで上記事情を鑑みて、本考案において、ユーザーが少なくとも二種類の通話モードで通話を行うことができる無線音声機能付のタッチペンを提供することを課題とする。

【効果】

【0007】
上述したように、本考案に係る無線音声機能付のタッチペンは、通話モードの切り換えを行うことができるため、ユーザーが、自分で使用するように通話モードをイヤホンモードに切り換えたり、ミーティング通話を行うように通話モードをミーティングモードに切り換えたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンのブロック模式図を示す。
【図2】本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンの立体模式図を示す。
【図3A】本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンがミーティングモードで使用される状態を示す。
【図3B】本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンがイヤホンモードで使用される状態を示す。

【0009】
図1と図2を参照して本考案を説明する。図1は本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンのブロック模式図を示す。図2は本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンの立体模式図を示す。無線音声機能付のタッチペン1は、無線通信モジュール13、切り換えユニット14、マイクロプロセッサユニット10、エコーキャンセルユニット11、音声エンコーダ/デコーダーユニット12、スピーカーユニット15、集音ユニット16及び本体17を含む。本体17はタッチ部(図示せず)を有する。マイクロプロセッサユニット10は、切り換えユニット14、無線通信モジュール13及びエコーキャンセルユニット11に電気的に接続される。エコーキャンセルユニット11は音声エンコーダ/デコーダーユニット12に電気的に接続される。音声エンコーダ/デコーダーユニット12はスピーカーユニット15と集音ユニット16に電気的に接続される。本体17は、無線通信モジュール13、マイクロプロセッサユニット10、エコーキャンセルユニット11及び音声エンコーダ/デコーダーユニット12を収容するためのものである。スピーカーユニット15と集音ユニット16は本体17の表面に設けられる。
【0010】
無線通信モジュール13は、無線通信で遠隔から送信された音声データを受信したり、又は遠隔に音声データを送信したりするためのものである。また、無線通信モジュール13は、音声データを送受信するためのものであり、ブルートゥース(登録商標)モジュール、ジグビー(Zigbee(登録商標))モジュール又はワイヤレス・フィディリティー(WiFi)モジュールであってもよい。ここで、遠隔とは、携帯電話、無線通信機能付のモバイルフォン(Mobile phone)又は無線通信機能付のコンピューターであってもよい。遠隔の無線通信モジュールは、ブルートゥース、ジグビー又はWiFiを通して無線通信モジュール13と通信することができる。無線通信モジュール13は、回路板(又は基板など)に設置されることができる。例を挙げると、例えば、無線通信モジュール13が両面多層基板に形成されることによって、無線通信モジュール13が本体17の内部に容易に収容されるようにしてもよい。
【0011】
切り換えユニット14は、本体17の表面に設けられており、ユーザーが無線音声機能付のタッチペン1の通話モードを切り換えるためのものである。切り換えユニット14は、ボタン、ローラー、スライドスイッチ、電子式スイッチのうちのいずれか1種又はそれらの組み合わせからなるものであってもよい。
【0012】
マイクロプロセッサユニット10は、切り換えユニット14から入力された操作指令や操作信号に基づいて通話モードを切り換える。ここで、通話モードは少なくともミーティングモードとイヤホンモードを含む。ミーティングモードとは、二人以上のユーザーが無線音声機能付のタッチペン1を通して同時に通話を行うためのことを指す。無線音声機能付のタッチペン1をそれぞれ使用する二人以上のユーザーは遠隔で他のユーザーと同時にミーティングを行うことができる。また、イヤホンモードとは、ユーザーが自分の無線音声機能付のタッチペン1を通して他のユーザーと通話を行うためのことを指す。
【0013】
イヤホンモードの状態で、切り換えユニット14が切り換えられると、マイクロプロセッサユニット10は、切り換えユニット14の切り換えに応じて、ミーティングモードの音声パラメーターを設定するようにエコーキャンセルユニット11を制御して、イヤホンモードをミーティングモードに切り換える。一方、ミーティングモードの状態で、切り換えユニット14が切り換えられると、マイクロプロセッサユニット10は、切り換えユニット14の切り換えに応じて、イヤホンモードの音声パラメーターを設定するようにエコーキャンセルユニット11を制御して、ミーティングモードをイヤホンモードに切り換える。
【0014】
エコーキャンセルユニット11は、マイクロプロセッサユニット10で制御されており、通話モードに応じてエコーキャンセルを行う。また、エコーキャンセルユニット11は適応フィルター(adaptive filter)を含んでもよい。適応フィルターは、周囲環境でのパルス応答(pulse response)をシュミレーションして、それに対応するエコーを生成する。エコーキャンセルユニット11は、集音ユニット16が集音した音声から適応フィルターが生成したエコーを減算することによって、周囲環境によるエコーを除去することができる。また、エコーキャンセルユニット11をソフトウェアの形式でマイクロプロセッサユニット10に整合して、マイクロプロセッサユニット10としての単一の集積回路(即ち、IC)でエコーキャンセルの機能を実現してもよい。また、エコーキャンセルユニット11の実施方式は、この技術分野の当業者が推知できるものであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0015】
音声エンコーダ/デコーダーユニット12は、(マイクロプロセッサユニット10を通して)無線通信モジュール13が受信した音声データを復号して、復号した音声データをスピーカーユニット15に伝送する。また、音声エンコーダ/デコーダーユニット12は、集音ユニット16が受信した音声データを符号化して、(マイクロプロセッサユニット10を通して)符号化した音声データを無線通信モジュール13に伝送する。スピーカーユニット15は、音声エンコーダ/デコーダーユニット12が伝送した音声データを音声に転換するためのものである。集音ユニット16は、集音した音声を音声データに転換して、音声データを音声エンコーダ/デコーダーユニット12に伝送するためのものである。ここで注意すべき点は、音声エンコーダ/デコーダーユニット12とエコーキャンセルユニット11をソフトウェアの形式でマイクロプロセッサユニット10に整合して、マイクロプロセッサユニット10としての単一の集積回路(即ち、IC)で音声データの符号化/復号及びエコーキャンセルの機能を実現してもよい。
【0016】
本体17は、外見がペン状を呈しており、ペンヘッド状を呈するタッチ部を有する(例えば、図2の下端部)。タッチ部は、タッチパネルをタッチするためのものである。タッチパネルは、例えば、容量式タッチパネル、抵抗式タッチパネル又はインダクタンス式タッチパネルなどのタッチパネルであってもよい。また、タッチ部は各式のタッチパネルに応じて適宜設計でき、その設計方式が公知のものであるため、その説明を省略する。また、本体17がペン状を呈するため、伝統の万年筆、鉛筆又はボールペンのように、ユーザーは無線音声機能付のタッチペン1を携帯しやすいようになる。また、ユーザーが無線音声機能付のタッチペン1を上着のポケットに挿すために、本体17はペンホルダー(又はペン掛け)を更に含んでもよい。また、本体17の内部には無線通信モジュール13、マイクロプロセッサユニット10、エコーキャンセルユニット11及び音声エンコーダ/デコーダーユニット12を設置してある基板(図示せず)を収容するようにしてもよい。基板は回路板やプリント基板、例えば両面多層基板であってもよい。また、本体17の設計方式が公知のものであるため、その説明を省略する。
【0017】
図3Aは本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンがミーティングモードで使用される状態を示す。無線音声機能付のタッチペン1をミーティングモードで動作させるようにユーザーが切り換えユニット14を操作すると、ユーザーが集音ユニット16より離れる距離から声を出すことによって集音ユニット16が集音したエコーを除去するようにエコーキャンセルユニット11は音声パラメーターを調整する。これにより、ユーザーが無線音声機能付のタッチペン1を上着のポケットに挿す状態で通話を行うことができる。また、無線音声機能付のタッチペン1をそれぞれ使用する二人以上のユーザーは遠隔で他のユーザーと同時にミーティングを行うことができる。もちろん、ミーティングモードで通話を行う際に、ユーザーが無線音声機能付のタッチペン1を手持ちしたり机の上に置いたりするようにしてもよい。
【0018】
図3Bは本考案の実施例に係る無線音声機能付のタッチペンがイヤホンモードで使用される状態を示す。無線音声機能付のタッチペン1をイヤホンモードで動作させるようにユーザーが切り換えユニット14を操作すると、ユーザーが集音ユニット16に近い距離から声を出すことによって集音ユニット16が集音したエコーを除去するようにエコーキャンセルユニット11は音声パラメーターを調整する。また、エコーキャンセルユニット11は、周囲環境による騒音やノイズを低減することによってユーザーの通話の明瞭度(articulation、即ち、通信などでの音声品質)を向上させることができる。更に、エコーキャンセルユニット11は、スピーカーユニット15が出力する音量を落とすことによって集音ユニット16がスピーカーユニット15から出力した音声を集音する際に生成されるエコーを低減させることができる。
【0019】
また、エコーキャンセルユニット11をソフトウェアの形式でマイクロプロセッサユニット10としての集積回路に整合してもよいため、マイクロプロセッサユニット10はソフトウェアによる執行に応じてミーティングモード又はイヤホンモードの音声パラメーターを調整することによってエコーキャンセルの機能を実現することができる。
【0020】
また、無線音声機能付のタッチペン1が動作するに必要な電源は電源ユニット(図示せず)から提供されるようにしてもよい。この場合、ユーザーが何時でも充電できるように、電源ユニットは充電モジュールを含んでもよい。これにより、電池切れの際に電池交換による不具合を解決することができる。
【0021】
(実施例の効果)
上述したように、無線音声機能付のタッチペンは通話モードを切り換える機能を有するため、ユーザーが切り換えユニットによって無線音声機能付のタッチペンの通話モードの切り換えを行うことができる。即ち、ユーザーは、自分で使用するように通話モードをイヤホンモードに切り換えたり、ミーティング通話を行うように通話モードをミーティングモードに切り換えたりすることができる。また、無線音声機能付のタッチペンにおけるエコーキャンセルユニットが設定した音声パラメーターは、ミーティングモードとイヤホンモードでのエコーをそれぞれ除去することができるため、ユーザーに優れた通話品質を提供することができる。また、本考案に係る無線音声機能付のタッチペンは、ユーザーにとって携帯利便性を有するとともに、タッチパネルの操作を行う操作利便性を有する。
【0022】
上述した実施例は、本考案の好ましい実施態様に過ぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではない。
【0023】
1 無線音声機能付のタッチペン
10 マイクロプロセッサユニット
11 エコーキャンセルユニット
12 音声エンコーダ/デコーダーユニット
13 無線通信モジュール
14 切り換えユニット
15 スピーカーユニット
16 集音ユニット
17 本体17

(57)【要約】

【課題】ユーザーが少なくとも二種類の通話モードで通話を行うことができる無線音声機能付のタッチペンを提供する。【解決手段】無線通信モジュールは、無線通信で音声データを送受信するためのものである。マイクロプロセッサユニットは、切り換えユニットの制御によって、ミーティングモードとイヤホンモードを含む通話モードを切り換える。音声エンコーダ/デコーダーユニットは、エコーキャンセルユニットと電気的に接続され、音声データを複号および符号化する。本体は、一端にタッチ部を有しており、無線通信モジュール、マイクロプロセッサユニット、エコーキャンセルユニット及び音声エンコーダ/デコーダーユニットを収容する。無線音声機能付のタッチペンは通話モードを切り換える機能を有するため、ユーザーが、自分で使用するように通話モードをイヤホンモードに切り換えたり、ミーティング通話を行うように通話モードをミーティングモードに切り換えたりすることができる。


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