(54)【考案の名称】極微量成分を含んだガスの分析装置

(73)【実用新案権者】有限会社ピコデバイス

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、気液平衡している極微量成分の全量定量するためのものであり、さらに詳しくは気液平衡にあるガス体で、極微量成分についての定量装置に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、液体中にある極微量成分を定量するためには、液体を採取してその一部を液体クロマトグラフ、またはガスクロマトグラフにより定量することが実施されているが、これは液体自体が、例えば血液などの粘調で、危険性物質で、凝固しやすい化合物であるときは物で、通常の状態で前期クロマトグラフに注入を実施することは容易でない。
微量化合物の定量についてはガス体を、マイクロシリンジを用いて取り出し、ガスクロマトグラフに注入する方法や、シリンジ針の外側に吸着剤を付着させて微量ガス成分を集め次いでガスクロマトグラフに注入を実施する方法が取られている。しかしながらこの方法では、気液平衡により気化しているガス体の一部を捕集しているために測定感度が不足することや定量を実施するための測定基準を定めるために労力が必要であった。また捕集するための操作には、30分などの平衡時間が必要であった。これらを解決するものとして、気体部分をガスシリンジで全量採取するには、気体を採集するときに外部からの気体の混入を防ぐために、収縮する試料びんを採用する必要があるが、このような試料びんはいまだ実用に供されていない。
【0003】
さらにまた、内因性化合物そのものであるマーカーまたは内因性化合物から生じるマーカー、たとえば臭気を、患者が呼息したときに検出することによって内因性化合物の血中濃度をモニタリングするためのシステムが特公表2009−519467号公報(特許文献1)として提案されているが、この方法は患者の呼出した息(expired breath)をサンプリングする段階、患者における少なくとも一つの内因性化合物の対応する濃度に比例する少なくとも一つの内因性化合物マーカーの息中濃度を、センサー技術を使用して分析する段階、患者の息中の内因性化合物マーカーの濃度を計算する段階、および患者の息中の内因性化合物マーカーの計算された濃度に基づいて、患者における内因性化合物の対応する濃度を計算する段階を含む、患者における内因性化合物をモニタリングするための方法であり、4つの段階によるものである。これにより上記目的を達成しているが、本考案の極微量成分を含んだガスの分析装置としての開示は全くない。
【0004】
また、静脈麻酔薬呼気中濃度を測定し、血中濃度を求めることができる測定装置を提供する。特開2008−3046号公報(特許文献2)が提案され、静脈麻酔薬が投与された被検体Pの呼気を採取し、所定温度に加熱し保温するサンプリングラインと、一次イオン供給装置から一次イオンを、サンプリングラインから呼気を導入し、静脈麻酔薬成分と一次イオンとの反応生成物イオンを生成するドリフトチューブを有する反応装置と、一次イオンと生成物イオンから特定質量のイオンを選別するイオン選別室と、選別された一次イオンと生成物イオンの単位時間当りの個数を計数する電子増倍管と、この計数された一次イオンと生成物イオンの各単位時間当りの個数に基づいて所定の算出式により呼気中濃度を算出し、この呼気濃度と血中濃度との既知の相関値に基づいて血中濃度を算出する制御演算装置と、この制御演算装置による演算結果を出力する出力装置と、を具備しているものである。これから明らかなように呼気中濃度を測定できるが、装置が極めて複雑であり、高価な装置となることが予想されるばかりか、本考案の要件も示されていない。
【0005】
また低濃度エタノール液体試料を密閉容器中にヘッドスペースとして気相部分を残して入れ、該気相部分に固相マイクロ抽出ファイバーを挿入して、被検体溶液中のエタノールを吸着時間約1時間として吸着させことによって吸着させたエタノールを得る方法特開2011−43329に提案されている。この技術は該気体部分の一部のエタノールを吸着させており、また吸着剤への吸着が迅速に達成するのが困難であり、本案件の気相中にある化学物質を全量集める手法は示されていない。
【0006】

(57)【要約】

【課題】気液平衡している極微量成分の全量定量する極微量揮発性成分の分析装置を提供する。【解決手段】一定温度を保つための血液などの粘調な液体を入れる試料ビンと、試料ビンを一定温度とするための振動を加える振動装置と、液体上のガス成分をすべて分析に供するため、試料ビン上部のガス体の体積の2倍以上、好ましくは6倍以上のガス量を試料ビン上部に通過させる導管と、試料ビン上部から外部への導管により導かれた極微量成分を捕集する濃縮装置からなる。


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