(54)【考案の名称】インターホン用電気回路を有する照明装置

(73)【実用新案権者】株式会社テラテック

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、夜間や周囲の暗い所でも表札、名札あるいは看板等表示物(以下表示物)を照らし出す照明装置と屋内外の通信に用いられるインターホンを有機的に結合することにより訪問者が訪問先を表示物で目視確認しかつ被訪問者との対話等通信することを容易にするとともに、併せてテレビ付きインターホンでは前記照明装置の光で訪問者を照明することで被訪問者も同インターホンの映像モニターで相手の訪問者を目視確認しやすくすることにより、安全及び通信の大幅向上に寄与する電気回路を用いた技術に関する。

【従来の技術】

【0002】
訪問者がインターホンの子機に接近したり呼び出しボタンを作動させたときのみ別途設けられた照明装置を点灯したり照度を上げる方式はすでに市場に存在しているが、対象のインターホンから受電し表示物を照明する光で合わせて訪問者も照射し近接して設けられるインターホンと連動する照明装置は従来見当たらない。
【実用新案文献1】
登録実用新案第3163235号
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
従来、夜間や周囲の暗い所では表札等表示物は門灯や玄関灯の照明装置があっても光の量や方向が適切でないため訪問者が訪問先の確認を十分できないだけでなく別位置にあることの多いインターホンの所在も分かりにくく、ことにテレビ付きインターホンの場合は被訪問者が訪問者を十分照明して視認することができず不便なことがあるため、通話時このインターホンの親機と子機の間の接続線を通して用いられる電力を利用して照明に用いると便利である。しかし現状のインターホンでは通常子機側では通話用スイッチと微細な点光源だけが設けられこの接続線には待機時は同点光源点灯用のごく微小な通電しかされず通話スイッチが入った通話時のみ接続線に親機との通電がなされるように構成され、この待機時接続線印加電圧は略数ボルトの低い電圧、通話時同印加電圧は略20ボルトの高い電圧と異なる値に設定されている。前記印加電圧の切り替えはインターホン子機側の通話用スイッチが入った時接続線が短絡状態になるのをインターホン内の制御用電気回路で検知して行っている。したがって照明装置用の電力を子機端子部に平列に接続して得ようとするとき何らかの制御を設けないとこの照明装置内の電気回路を通して常に通話時と同等の通電状態となり待機状態が保持できなくなってしまい、インターホンの正しい作動ができなくなる不都合が生じてしまうため適切な回避方法が求められる。

【効果】

【0005】
本考案によれば、前項で述べたようにシステムの構成は簡単なため使用者は既存あるいは新設を問わず別途の電源引き込みが不要で親機と子機間の接続線をそのまま用いて照明装置と電気的に連結でき即座に新機能を享受できる。待機時は従来通りであるが、一端通話状態になれば訪問者は夜間や暗所においても表札等表示物が明るく照らし出されるため訪問先を容易に確認でき、被訪問者もテレビ付きインターホンにおいては親機の映像モニターで訪問者をよく視認でき両者の通信の質の向上と安全の向上が図れる。通常表札等表示物の照明用電源は別途電源工事を必要とする場合が多いが、本考案ではインターホン子機側の接続専用端子部に接続することで得られるため簡易に設置でき、かつインターホン本体とは電気制御的に独立であるため同本体の作動には影響を及ぼさず安心確実となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案に関わる電気回路を有する照明装置を用いた実施例のシステム概略図
【図2】本考案に関わる電気回路を用いた照明装置設置状態例の正面概略図

【0007】
図1に示すように本考案に関わる照明装置はその電力を対象のインターホンの親機と子機を結ぶ接続線から得られるよう同子機側の接続端子に電気的に並列となるように連結する。該照明装置には前記接続線にかかる電圧が待機時より通電時上昇する時のみ選択的に通電状態となるように設定された特性を持つバリスタやツェナーダイオード等電気素子を用いた制御用電気回路を有しこの電気入力により、予め組み込まれたLED等照明光源を駆動し近接して設けられる内蔵の表札等表示物を照明する。
【0008】
以下、本考案を図1及び図2の応用実施例について説明する。図1は本考案による電気回路を有する照明装置を用いたシステム概略図、図2は同照明装置設置状態例の正面概略図を示す。図1においてインターホンは一般的に屋内に設けられる親機本体(2)と玄関壁や門柱等屋外に設けられる子機本体(3)より構成され、両者は接続線(23)で連結され電力及び信号の授受を行う。親機本体(2)は通常は屋内電力を電気入力部(21)から入力し内部の親機制御部(22)でインターホン本体のシステム制御に供せられる。同子機本体(3)は前記接続線(23)から通常接続端子(32)を介し電力及び信号を得て内部の子機制御部(31)で主に通信の用に供せられ待機時はLED(発光ダイオード)等点光源(34)印加用の数ボルト程度の低い電圧に、通信時は20ボルト程度の高い電圧が印加されその印加電圧差は10数ボルト程度になるよう親機と子機の両制御部の連携で設定されている。本考案では照明装置本体(1)への作動用電力はその電気入力接続部(15)が該子機本体(3)の該接続端(32)に電気的に並列に接続されここに印加される電圧が前記通信時の高い電圧の時のみ選択的に通電状態となるように設定された特性を持つバリスタやツェナーダイオード等電圧依存性非直線抵抗素子を用いて構成される制御用の電気回路(16)に該子機本体(3)に設けられる通話用のスイッチ(33)が入れられ通話状態となり所定の高い電圧が印加されると通電される。なお印加電圧差は10数ボルト程度で該電気回路(16)は確実に作動できる。また該照明装置本体(1)はインターホンと電気的に並列な接続関係のため本来のインターホンの通話機能には影響を及ぼさない。
【0009】
ここにこの照明装置本体(1)は内部に上記電気回路(16)のほか表示物(11)及び照明光源(12)の照明系統と、制御部(13)、照度センサー(14)も備えて成る。該照明光源(12)は該電気回路(16)と電気的に直列に配置されLEDや蛍光灯を光源(図示せず)とし発光する(破線矢印はこの光を示す)。これに近接して設けられる表示物(11)は該照明光源(12)の光で明るく鮮明に照らし出されるよう互いに互いに最適な位置に配設される。また必要に応じて該照度センサー(14)を該照明装置本体(1)の前面に設け周辺の明るさを検知して該制御部(13)に伝送し該照明光源(12)の作動を制御しその電力は前記電気入力を用いる。昼間の明るい時は該照明光源(12)への電気入力を止めたり低減したりして電気入力の節減を図れる。
【0010】
図2は該照明装置本体(1)と該インターホンの子機本体(3)とを近接して設置した場合の例を正面から見た概略図である。該照明装置本体(1)に内蔵される該表示物(11)が照明される時内部の加工された文字や図柄は同図の例のように照らし出される。インターホンがテレビ型でその子機本体(3)がその近傍同一平面上にある場合内蔵のテレビカメラ(311)、通話用のスピーカ及びマイク(312)及び呼び出し用の押しボタン(313)は同図のように表示物を見る訪問者と向かいあう位置となる。なお、該押しボタン(313)は前述の該スイッチ(33)と機構的に連動し、これを押すと電気回路は通話に入れた状態となる。この時表示物(11)からはその照明に用いられた光のうち前面に漏れ出たり透過したりした分が前面の訪問者を照明する。この結果訪問者は表示物内容とインターホン位置の確認ができ、また被訪問者は照明された訪問者の映像を確認しながら対応できる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本考案による照明装置はインターホンの親機と子機を結ぶ接続線から電源を得る比較的簡易な方法で付加できるため表札等表示物を照明するという新規の機能分野商品を開拓でき、かつインターホンに必要とされる安全ならびに通信の確保に寄与する機能も大幅に向上するため利用者は多大な利便性が得られる。現在取り付けられているインターホンはいまだ音声のみの方式が多くテレビ付きの方式は拡大途上にあるが本考案に関わる照明機能は特に後者の方式でその効果を発揮できその普及にも寄与できる。
【0012】
(1)照明装置本体 (11)表示物 (12)照明光源 (13)制御部
(14)照度センサー (15)電気入力接続部 (16)電気回路
(2)親機本体 (21)電気入力部 (22)親機制御部 (23)接続線
(3)子機本体 (31)子機制御部 (32)接続端子 (33)スイッチ
(34)点光源 (311)テレビカメラ (312)スピーカ及びマイク
(313)押しボタン

(57)【要約】

【課題】通常のインターホンでは子機側には通話用スイッチと常時点灯する点光源だけが設けられ低電圧が引加され通話スイッチが入った通話時のみ接続線に親機との通電がなされるよう高電圧が引加される。このため照明用の電力を子機端子部に制御回路なしに電気的に並列接続して得ようとすると短絡状態を生じさせ待機との切り替えなど本来の作動ができなくなってしまう不都合が生じるのでこれを避ける適切な電気回路を有する照明装置を提供する。【解決手段】インターホンの親機と子機を結ぶ通信兼電力用連絡用の接続線の子機側接続端子に電気的に並列に接続し通話等引加電圧が高い時のみ照明装置のバリスタ等電圧依存性非直線抵抗素子を用いた制御回路が通電状態に変わり電力が供給され内蔵の照明装置を駆動し近接する表札等表示物を継続して照明するような電気回路を設け安全で正しい作動を実現する。


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