(54)【考案の名称】ルーフ付自動三輪車

(73)【実用新案権者】株式会社レックス

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、後部座席にもルーフが設置されたルーフ付自動三輪車に係り、特に、母親が子供を送り迎えするのに好適なルーフ付自動三輪車に関する。

【従来の技術】

【0002】
6歳未満の幼児2人を乗せても十分な強度があり、安定性が確保されているなどの安全基準を満たした自転車において、3人乗り自転車が認められている。そのため、前後に子供を乗せて、幼稚園などに送り迎えをする母親などが増加している。
【0003】
ところが、自転車には傘等の用具を取り付けることが禁止されているので、雨の日の送り迎えに自転車を使用する場合、レインコートなどを着用する必要があり、運転の妨げになっている。また、自転車には、子供の安全を保護するものがないので、子供の落下や、転倒のとき、大きな怪我をすることが多く危険である。
【0004】
一方、自転車の代りに、三人乗り用の自動三輪車が特許文献1に記載されている。この自動三輪車は、三輪自転車に走行アシスト用の電動機を備えたもので、児童・幼児などを前後に乗せるように構成したものである。
【0005】
一方、特許文献2には、比較的大型の自動三輪車において、コーナリング性能を向上させて大きな荷物を積めるようにした自動三輪車が提案されている。この自動三輪車には、運転席にルーフが設けられており、雨の日の運転には支障がないように構成されている。
【0006】

【効果】

【0013】
請求項1によると、車台4の先端部から後端部にかけて上方を覆い前部に透明な窓8を備えたルーフ7を設け、運転席6の後部に乗員2人が横並びに座るように構成された後部座席9を配したことにより、2人の子供を乗せても安全に走行することができる。
【0014】
しかも、運転席6の前後ではなく、運転席6後部の一対の後輪3近傍に、乗員2人が横並びに座るので、これらの後輪3に均等に荷重が加わり易くなり、安定した駆動力が得られると共に前輪2の操作が容易になる。しかも、雨天時でも後輪3のスリップを極力防止できるので、安全に走行することができる。
【0015】
請求項2のごとく、後部座席9は、運転席6との平面形状が略T字状に形成され、該運転席6と後部座席9との境界部分に後部座席用手掴みバー14が配置され、車台4内部に後部座席9用の足置台12を備えたことにより、二人の子供を乗せても安定した状態で運転することができる。
【0016】
請求項3のように、ルーフ7お呼び車台4は、側面が開口して乗降口10が形成され、該乗降口10の内側に後部座席9用の把持用バー13を備えたことで、乗員の乗降が容易で、しかも、安全な乗車が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の車台内部を示す平断面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す側面図である。

【0018】
本考案によると、大人はもちろんの事、二人の子供を乗せても安全に走行することが可能で、特に、風雨・日射・粉塵の時にも走行が安全になるなどといった当初の目的を達成した。
【0019】
本考案は、左右一対の後輪3を駆動するモーター5を装着した自動三輪車に関するものである。本考案の基本構成は、前輪2から後輪3にかけて、乗員3人を収容する車台4を設けたものである(図3参照)。この車台4は、強化グラスファイバー製のフレーム構造とし、先端部から後端部にかけて上方を覆うルーフ7を装着している。
【0020】
図示のルーフ7は、車台4から一体的に形成された強化グラスファイバー製のもので、前部に透明な窓8を設けている(図1参照)。この窓8は、透明な合成樹脂材又は強化ガラス製とし、この窓8を後部にも設けているが、ルーフ7を軽量にするために、後部の窓8を外して開口部にしておいても良い。また、前方の窓8にはワイパー11を設けている。さらに、このルーフ7の一部を着脱自在に構成し、天気の良い日はオープンカーのように使用することも可能である(図4参照)。
【0021】
車台4内部には、前輪2を操作するバーハンドル1を備えている(図2参照)。このバーハンドル1に、オートバイクのごとくアクセルやブレーキを装着しても良いが、アクセルやブレーキを車台4内部に装着し、足で操作するように構成することも可能である(図示せず)。
【0022】
さらに、車台4内部に運転席6と後部座席9とを設置している(図2参照)。運転席6は、運転者が跨いで座るように構成している。一方、後部座席9は、運転席6の後部に
乗員2人が横並びに座るように構成したものである(図3参照)。図示例の後部座席9は、運転席6と後部座席9とで成す平面形状が略T字状に形成されている(図2参照)。そして、この後部座席9の左右に、例えば子供二人が座れるように配置している。後部座席9に座った子供らは、運転席6の両脇に、夫々の両足をそろえておくことになる(図3参照)。また、この子供らの代わりに小柄の成人が二人座ることも可能であるが、体格の大きな成人一人が後部座席9に座る場合は、後部座席9を跨いで座ることも可能である(図示せず)。
【0023】
このとき、運転席6と後部座席9との境界部分に後部座席用手掴みバー14を設けることで、後部座席9の乗車をより安全にすることができる(図1、2参照)。さらに、車台4内部に後部座席9用の足置台12を備えている。この足置台12は、後部座席9に子供が座ったときの安定を図るもので、この足置台12を高さ調整自在に設けることも可能である(図3参照)。さらに安全ベルト15を装着することで、より安全な使用ができる(図3参照)
【0024】
ルーフ7は、側面が車台4まで開口して乗降口10が形成されている(図1参照)。そして、この乗降口10の内側に後部座席9用の把持用バー13を備え、後部の乗員は、乗降時や走行時にこの把持用バー13につかまるようにしている。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本考案は、左右一対の後輪3を駆動するモーター5を装着した自動三輪車として説明しているが、電動アシスト付きの自転車や、ガソリンエンジンを搭載した自動三輪車などにも利用することが可能である。また、本考案の運転席6や後部座席9の形状や材質、あるいは、車台4やルーフ7のデザイン等は図示例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲で自由な設計変更が可能である。
【0026】
1 バーハンドル
2 前輪
3 後輪
4 車台
5 モーター
6 運転席
7 ルーフ
8 窓
9 後部座席
10 乗降口
11 ワイパー
12 足置台
13 把持用バー
14 後部座席用手掴みバー
15 安全ベルト

(57)【要約】

【課題】二人の子供を乗せても安全に走行することが可能で、特に、雨天、日射時の走行が安全なルーフ付自動三輪車を提供する。【解決手段】後二輪3を駆動するモーター等の動力装置を車台4に内蔵する。該車台4に運転席6を設ける。前輪2を操作するバーハンドルを配する。車台4の先端部から後端部にかけて上方を覆うルーフ7を備える。該ルーフ7の前後部に透明な窓8を設ける。運転席6の後部に横並びに座るように構成する。該後部座席9は、運転席6との平面形状が略T字状に形成する。後部座席9の左右に子供二人が座れるように配置する。ルーフ7は、側面が開口して乗降口10を形成する。


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