(54)【考案の名称】紙皿

(51)【国際特許分類】

B65D 1/34 ・トレー 類似の浅い容器

(73)【実用新案権者】ペーパーウェア株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、板紙をプレス加工して各部分を全一体に形成した紙皿に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
板紙をプレス加工して、各部分を全一体に形成した紙皿は知られている。
【0003】

【効果】

【0014】
請求項1に係る考案では、紙皿上端部の周縁板部から外方且つ下方に傾斜した内側フランジ部が延出し、これの上縁部に外方且つ下方に折り曲がった外側フランジ部と、夫々外方且つ下方に曲げられた二重のフランジ部により、一次的に傾斜した内側フランジ部により、次に内側フランジ部から延出された外方且つ下方に折り曲げられた外側フランジ部によりフランジ部全体として強度が高まり、紙皿のフランジ部の保形性が向上する。
特に、外側フランジ部が外方且つ下方に折れ曲がっていることにより、内側フランジ部の外端部に縁巻部を設けたのと同様、或いはこれ以上の強度を得ることができ、紙皿の保形性が大幅に向上する。
【0015】
そして、以上を紙皿成形時に通常形成される内側フランジ部を傾斜させ、これの外端部に外側フランジ部を連続して傾斜させて成形することにより、保形性の高い紙皿を得ることができるので、金型構造、プレス装置も簡素なもので足り、保形性に優れた紙皿の成形も極めて容易であり、安価に保形性に優れた紙皿を得ることができる。
【0016】
請求項2に係る考案では、外側フランジ部の幅は、内側フランジ部の幅の0.1〜0.3とし、内側フランジ部に比べて外側フランジ部が幅狭であるため、外観性は良好である。
即ち、請求項1の効果に加えるに、内側フランジ部の幅を大きく設定しつつ、保形性に優れた紙皿の外形寸法が過大とならない外観性が良好な紙皿を得ることができる。
【0017】
請求項3に係る考案では、紙皿の底面板部の内底面から周壁板部上縁部までの高さが10mm〜15mmで、内側フランジ部の幅が20mm〜25mmとした浅皿であるから、底面板部への下向きの荷重はそれほど大きくはない。軽荷重であるので、20mm〜25mmの幅の内側フランジ部で充分な補強作用を発揮し、外側フランジ部の補強作用がこれに加わり、請求項1の効果に加えるに、保形性に優れた浅皿を得ることができる。
【0018】
請求項4に係る考案では、紙皿の底面板部には、紙皿の外形形状と類似する凸部又は凹部を形成したので、請求項1の効果に加えるに、紙皿の底面板部は凸又は凹状のリブ効果で補強され、底全体の強度が大幅に向上し、前記した内外のフランジ部の強度アップ作用と合わせ、強度が高く、保形性に優れた紙皿を得ることができる。
【0019】
請求項5に係る考案では、紙皿上縁部から外方且つ下方に傾斜した内側フランジ部が延出し、これの外端部に外方且つ下方に折り曲がった外側フランジ部と、夫々外方且つ下方に曲げられた二重のフランジ部により、一次的に傾斜した内側フランジ部により、次に内側フランジ部から延出された外側フランジ部によりフランジ部全体として強度が高まり、紙皿のフランジ部の保形性が向上する。
特に、外側フランジ部が外方且つ下方に折れ曲がっていることにより、内側フランジ部の外端部に縁巻部を設けたのと同様、或いはこれ以上の強度を得ることができ、紙皿の保形性が大幅に向上する。
また、内側フランジ部に比べて外側フランジ部が幅狭であるため、外観性は良好であり、内側フランジ部の幅を大きく設定しつつ、保形性に優れた紙皿の外形寸法が過大とならない外観性が良好な紙皿を得ることができる。
さらに、浅皿であるから、底面板部への下向きの荷重はそれほど大きくはなく、従って、収容する速品等は軽荷重であるので、内側フランジ部で充分な補強作用を発揮し、これに外側フランジ部の補強作用が加わり、保形性に優れた浅皿を得ることができる。
さらにまた、紙皿の底面板部は凸又は凹状のリブ効果で補強され、底全体の強度が大幅に向上し、内外のフランジ部の強度アップ作用と合わせ、強度が高く、保形性に優れた浅皿を得ることができる。
【0020】
請求項6に係る考案では、紙皿上縁部から外方且つ下方に傾斜した内側フランジ部が延出し、これの外端部に外方且つ下方に折り曲がった外側フランジ部と、夫々外方且つ下方に曲げられた二重のフランジ部により、一次的に傾斜した内側フランジ部により、次に内側フランジ部から延出された外側フランジ部によりフランジ部全体として強度が高まり、紙皿のフランジ部の保形性が向上する。
特に、外側フランジ部が外方且つ下方に折れ曲がっていることにより、内側フランジ部の外端部に縁巻部を設けたのと同様、或いはこれ以上の強度を得ることができ、紙皿の保形性が大幅に向上する。
また、内側フランジ部に比べて外側フランジ部が幅狭であるため、外観性は良好であり、内側フランジ部の幅を大きく設定しつつ、保形性に優れた紙皿の外形寸法が過大とならない外観性が良好な紙皿を得ることができる。
さらに、浅皿であるから、底面板部への下向きの荷重はそれほど大きくはなく、従って、収容する食品等は軽荷重であるので、内側フランジ部で充分な補強作用を発揮し、これに外側フランジ部の補強作用が加わり、保形性に優れた浅皿を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本考案に係る紙皿の斜視図である。
【図2】本考案に係る紙皿の平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3要部の拡大図である。
【図5】本考案に係る紙皿の他の実施の形態の平面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】従来の紙皿の一例を示す半裁縦断側面図である。
【図8】図7の紙皿にものを収容した状態の縦断側面図である。

【0022】
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【0023】
図1は、本考案に係る紙皿1の斜視図であり、紙皿1は板紙素材をプレス成形して得られる。
紙皿1の四隅部1a…(…は複数を表す。以下同じ)が弧状の実施例では略々正方形の浅い紙皿(略々正方形の浅皿)である。
図2、図3を参照しつつ説明すると、紙皿1の底面板部2は四隅2a…が弧状の正方形をなし、中央部に面積の大きい相似形の凸部3が一体に形成されている。
【0024】
上記した底面板部2の中央部に形成された凸部3を囲む底面板部2の周辺部2bの縁部2cから斜め外方且つ上方に、周壁板部4が底面板部2の周囲を囲むように連続して起立して一体に形成されている。
底面板部2の周縁部を囲む起立した四周の周壁板部4は、外方且つ上方への傾斜が緩やかである。
【0025】
周壁板部4の四周の上縁部4aには、該上縁部4aに連続し、外方に折れ曲がり、外方に延出される内側フランジ部5を一体に形成し、内側フランジ部5は、図4で明示した通り基部である上縁部4aが最も高く、先端部5aが低く、外方に向かって傾斜して延出し、傾斜角度θは、例えば1〜3°である。
内側フランジ部5は扁平か、或いは略々扁平に形成し、上方に幾分湾曲する大きなアール断面でも良い。
【0026】
内側フランジ部5の先端部5aには、この先端部5aに連続して内側フランジ部5よりも幅が小さい外側フランジ部6を一体に形成する。
外側フランジ部6は、内側フランジ部5の先端部5aから外方且つ下方に折り曲げられて延出され、外側フランジ部6の折り曲げ角度は、内側フランジ部5の折り曲げ角度θよりも大きい。
【0027】
外側フランジ部6の幅W2に対し、内側フランジ部5の幅W1であるが、紙皿1の外形寸法にもよるが、内側フランジ部5の幅W1が、例えば19mmであり、外側フランジ部6の幅W2は2mmである。
W1に対しW2の比率0.1〜0.3程度が好ましい。
その理由は、外側フランジ部6の幅が大きいと、食べ物等を収容する皿部分である周壁板部4で囲まれる底面板部2の寸法に対し、内側フランジ部5を含むフランジ部全体の外形寸法が大きくなり、紙皿全体の外形寸法が大きくなることから、この範囲が好ましい。
【0028】
実施例では、紙皿1は外形が略々正方形(矩形)であり、矩形の紙皿であるが、底の深さが浅い浅皿である。
例えば、図示実施例では、外形寸法(外側フランジ部を含む)が238mm×238mmの四隅をアールとし、底面板部2の内底面から周壁板部4の上縁部4aまでの高さ(深さ)が20mmの角皿である。
底面板部2の内法寸法は150mm×150mmであり、その中央部に113mm×113mm、高さが1mmの凸部3を形成した。
この凸部3が底面板部2の補強リブとして機能し、底面板部2の強度アップに資するものである。
【0029】
以上の紙皿1を構成する板紙であるが、腰のある紙板材で、表面を樹脂コーティングしたラミネート紙を用いた。
樹脂コーティングした表面を上面とし、食べ物等を収容する皿部分とした。
【0030】
図5、図6は本考案に係る紙皿の他の実施例を示す。
本実施例では、紙皿の底面板2に前記した凸部を設けることなく、底面板部2を扁平としたものである。
本実施例は基本的な構造は前記した実施例と同じなので、同一部分には同一符号を付し、説明は省略する。
【0031】
以上において、本考案では、底面板部2の周縁部2cから立ち上がった周壁板部4、周壁板部4の上端部4aから外方且つ斜め下方に延出した内側フランジ部5、これの先端部5aから外方且つ下方に折り曲げられて延出された幅が小さい外側フランジ部6とを備える。
本考案に係る紙皿1の底面板部2上に食品を載せた際、その荷重により、底面板部2が下方に撓み、下方に折り曲げられた内側フランジ部5が開いたり、上方に変形して撓んだりするように作用する。
ところで、内側フランジ部5の外端部に、外方且つ下方に折り曲げられた外側フランジ部6が一体に、連続して有するので、この部分が内側フランジ部5の変形を抑制し、内側フランジ部5を補強し、保形性が高まる。
【0032】
以上の実施例では平面視が矩形の角皿で説明したが、平面視が円形、或いは長円形の丸皿でも良く、紙皿の平面形状は自由である。
また、図1〜図4の実施例では、底面板部2の凸部3を設ける例を示したが、凸部3に代えて下方に凹出する凹部としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本考案の紙皿は、アウトドア等で食事をするのに用いる紙皿として好適である。
【0034】
1… 紙皿、2…底面板部、3…凸部、4…周壁板部、4a…周壁板部の上縁部、5…内側フランジ部、6…外側フランジ部。

(57)【要約】

【課題】紙皿の保形性を高め、簡素な構造と簡易な手法で製作可能とした紙皿を提供する。【解決手段】底面板部2、底面板部の連続して起立する周壁板部4及び周壁板部の上縁部から連続して外方に延びるフランジ部を備え、各部分を板紙をプレス加工して全一体に形成する。フランジ部は、これの周壁板部4の上縁部4aと繋がる基端部が高く、外端部を低くなるように外方且つ下方に傾斜する内側フランジ部5と、この内側フランジ部よりも小さな幅で、且つ前記内側フランジ部から外方へ、且つ外方に折り曲げられる外側フランジ部6とからなる。


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