(54)【考案の名称】太陽光発電パネル全自動降灰除去装置

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、太陽光発電パネルの降灰や粉塵を取り除く為に、効果的に散水する方法に関する。

【従来の技術】

【0002】
一般に、太陽光発電システムの場合、太陽光発電パネルの受光部に、降灰等の粉塵が降り積もると、光の透過が妨げられ著しい発電量の低下をきたす事が知られている。しかしその降灰等を除去する為の、効果的な対策は取られておらず、雨により流れてしまうのを待つか、業者に清掃を委託するかが対策の実情である。
【0003】
一方、降灰除去とは違う、太陽光パネルの温度を下げる為の散水システムも知られており、例えば、温度センサーを用いた太陽光パネル散水方法が開示されている。(特許文献1参照)
【0004】

【効果】

【0011】
このような本考案による太陽光発電パネル全自動降灰除去装置による散水方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0012】
(1)降灰センサー8により降灰を検知し、自動的に降灰除去装置が作動し、灰が降るそばから除去が始まるので常に太陽光パネル上は光の透過性が良く、発電効率を損なうことがない。よって発電ロスを限りなく低く抑えることができるので、費用対効果が高められる。
【0013】
(2)降雨センサー9により雨を検知することによって、降雨時は、散水が止まるので、無駄な散水を行わない為経済性が高い。
【0014】
(3)夜間も灰が降れば散水するので、大量の降灰が夜間起こっても順次散水し除去するので、大量に積もってしまい、除去が困難になる事が防げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案の実施形態を示す太陽光発電パネル全自動降灰除去装置の主要部系統図、
【図2】同除去装置の散水ノズルの外観図
【図3】同除去装置の降灰センサー部外観図
【図4】同除去装置の降雨センサー部外観図
【図5】同除去装置の光センサー部外観図
【図6】本考案の最良の実施形態に係る主要部の動作を説明するためのフローチャート

【考案を実施する為の形態】
【0016】
以下、本考案の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】
図1に、太陽光発電パネル全自動降灰除去装置の系統図を示す。この除去装置は大別して、太陽光発電パネル1の上方に設置された散水ノズル2、と水道配管3による散水部と、水栓6、給水ポンプ5、電磁弁4からなる給水回路部、制御ボックス7による制御部、降灰センサー8、降雨センサー9、光センサー10を備える。
【0018】
散水部は、太陽光パネル1の上方に散水ノズル2を設置しそれを水道配管3で連結し、給水回路部まで接続させる。散水ノズル2は、図2に示すようにノズルS1が前方に180°開いており、水を勢い良く180°前方に飛ばすことができ、散水角度の調整ができるアダプターS2を備え、効果的に太陽光パネル面に散水できる。散水ノズル2の数は、パネル1の枚数により増減する。
【0019】
給水回路部は、水道栓6より分岐し、水源とし、制御部による回路ON、OFFにより電磁弁4が開閉し散水部に給水する。この時、場所によっては水道水の水圧が低い地域があるので、加圧給水ポンプ5を必要な場合設置する。
【0020】
制御部は、制御ボックス7で各種センサーの信号を受信するとともに、内部にタイマーが設置してあり、散水時間と散水開始と散水停止後のインターバルを設定できる。これにより、降灰量の季節的な風向きや、火山活動の頻繁さを考慮した散水時間の調整ができる。
【0021】
図3の降灰センサー8であるが、集塵部分H1が空に向かって開いており、効果的に降灰を集めることができ、その下部に光センサーH2があり、その上に灰がたまり遮光することによりセンサーH2のスイッチがONになる。ただ灰がたまった状態では、次の降灰を検知する事が出来ないので、給水回路部より、水道配管3から分岐継ぎ手H6により給水し、水噴射ノズルH4によりセンサーH2上の灰を洗浄する。また風が強い日は、センサーH2上の降灰が検知しにくい場合があるので、センサー回りは、風除けの囲いH5を設ける、これは水噴射ノズルH4の反対側は、水の排出ができるように若干開いている。なお夜間降灰があった場合には、灰が積もり過ぎて除去が困難にならないよう、夜間も降灰センサーが作動するよう集塵部分H1の中央部分に降灰の邪魔にならないようにLEDランプH3を設置する。これは、光センサー10により制御され、夜間のみ発光する。これにより、夜間も降灰を検知することができる。
【0022】
図4の降雨センサーであるが、降雨を検知すると、給水ポンプ5や、電磁弁4のスイッチ回路を遮断し、ポンプ5、電磁弁4を動かなくさせる。それによって、降雨時のむだな散水を防ぐ事ができる。このセンサーは、空に向かって開いて降雨を効果的に集める集水部分A3と水を検知するセンサー部A1からなり、集水部分A3の上面は、灰は通さず水は通すメッシュの蓋A2になっており、若干傾けて降雨センサー10を設置する事により、センサー10部分の降灰の堆積を防ぐ。なお集水部分A3の下方は、水抜きの為の水抜き穴A4が開いており、雨が止むと水検知部A1の水が排出されて次の検知が可能になる。
【0023】
図5の光センサー10であるが、降灰センサー8を作動させる為、暗くなるとセンサーが感知して降灰センサー9のLEDランプH3を点灯させる。これで夜間でも降灰センサーを作動させる事ができる。この光センサー9は、センサー部分の周りを細いガラスの筒R1で囲ってある為、センサー部R2に効果的に光が当たり、若干傾けて設置する事により灰も堆積しにくい。
【0024】
次に、本実施形態に係る太陽光発電パネル全自動降灰除去装置の作動方法を図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0025】
なお、水道栓6の元栓は開けた状態で運転開始に伴い制御盤の電源をONにする。
例えば降灰も無く、降雨もない場合は、ポンプ5、電磁弁4も作動せず、散水も行われない。
降灰が昼間にあった場合は、降灰センサー8が検知し、給水ポンプ5電磁弁4が作動し、散水が行われる。この時、制御ボックス7のタイマーが作動し、設定時間分散水が行われる。なお停止後は、設定時間分インターバルを設けることができる。その後開始状態に戻るので、降灰が続いている場合作動が繰り返される。降灰が昼間あった場合、雨が降っていると、降雨センサー10が検知し、優先で回路を遮断するため、散水は行われない。散水作動中に雨が降り出した場合も同様に回路が遮断され散水は、停止する。夜間になると、光センサー9が検知し降灰センサー8のLEDランプを点灯させる。これは、すべての動作に関係なく行われる。夜間降雨が無く、降灰があった場合、昼間と同じように降灰センサーが感知し、散水を行う、後の作動も同じである。
1 太陽光発電パネル
2 散水ノズル
3 水道配管
4 電磁弁
5 給水ポンプ
6 水道栓
7 制御ボックス
8 降灰センサー
9 降雨センサー
10 光センサー
H1 集塵部分
H2 光センサー
H3 LEDランプ
H4 水噴射ノズル
H5 風除け囲い
H6 分岐継ぎ手
A1 水検知センサー
A2 メッシュ蓋
A3 集水部分
A4 水抜き穴
S1 ノズル
S2 角度調整アダプター
R1 ガラス筒
R2 光センサー

(57)【要約】

【課題】降灰や粉塵による、太陽光発電パネルの発電効率の低下を全自動で速やかに解消させる太陽光発電パネル全自動降灰除去装置を提供する。【解決手段】太陽光パネル1の上方部に効果的に灰を除去する散水ノズル2を設置し、水源より、加圧給水ポンプ5、電磁弁4を介し、降灰センサー8、降雨センサー9、光センサー10、タイマーを組み合わせ、昼夜を問わず降灰時に効果的に散水を行う。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):