(54)【考案の名称】表示板

(73)【実用新案権者】株式会社TANAーX

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、事務用電子機器製品の宣伝を行うための表示板に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来より、家電製品量販店等において陳列台の上に家電製品を陳列する際、陳列台上の該家電製品の横や前に表示板を設置し、該家電製品の品番や価格、特徴等といった製品情報を表示することが行われている。このような表示板には、表示内容が客の目に付きやすいように、様々な趣向を凝らしたものが用いられている。例えば、特許文献1に記載の立体表示板は、製品情報が記載された表示板部を、厚紙等で形成された基板の上に立体的に配置したものである。
【0003】
このような従来の立体表示板は、製品情報を客に対して有効にアピールすることができるという利点がある反面、陳列台の上のスペースが乏しい場合、その設置場所を確保することが難しい。そこで、このような場合は、陳列された家電製品の背面側に平面状の表示板を設置し、製品情報を表示することが行われている。
【0004】

【効果】

【0012】
本考案に係る表示板は、対象とする事務用電子機器製品の背面から給排紙トレイが突出している場合も当該製品の直後に置くことができるため、当該製品を置こうとする陳列台のスペースが狭い場合にも、使用することができる。また、本考案に係る表示板を立設した後に当該製品をその直前に置く際、背板の開口が大きいため、当該製品を傾けたりする必要がなく、そのままの姿勢で後部の給排紙トレイを開口に挿入することができる。このため、製品の設置が容易である。更に、その開口を閉鎖板で閉鎖するため表示板としての見栄えが良く、また、その閉鎖板に製品情報を表示することにより、表示板としての機能をよりよく発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】(a)本考案の一実施例に係る表示板の背板の前面を示す平面図。(b)背板の背面を示す平面図。
【図2】(a)板材収納部の展開図。(b)板材の背面を示す斜視図。(c)閉鎖板の縦断面図。
【図3】本実施例に係るベース部の斜視図。
【図4】本実施例に係る表示板をプリンターについて用いる際の工程を示す模式図。
【図5】本実施例に係る表示板をプリンターについて用いた際の、閉鎖板の取り付け位置付近の縦断面図。
【図6】(a)載置台を有するベース部の斜視図。(b)載置台を有する表示板をプリンターについて用いた状態を示す斜視図。
【図7】(a)ベース部の変形例を示す斜視図。(b)ベース部の他の変形例を示す斜視図。

【0014】
本考案の一実施例である表示板1について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、表示板1を事務用電子機器製品について用いた際に客から見える側を「前面」、その反対側を「背面」と表記する。
【0015】
本実施例に係る表示板1は、背板10、閉鎖板20及びベース部30から構成される。
背板10は、対象とする事務用電子機器製品の製品情報を表示するために、ベース部30に略鉛直に立設されるものである。背板10はスチレン製の板材から成り、幅は対象とする事務用電子機器製品の幅に合わせ、高さはその上面から数十cm程度突出するようにする。なお、幅は多少狭くしてもよいし、広くしてもよい。背板10の材質は、他のプラスチックでもよく、また、段ボールでもよい。
背板10の下端両角近くにはそれぞれ矩形状の切欠12が設けられている。切欠12は、本考案における係合部に相当するものである。
【0016】
背板10の中央には、略矩形の横長の開口11が設けられている。開口11の横幅は、対象とする事務用電子機器製品の給排紙トレイの最大横幅よりも大きくし、縦幅は、給排紙トレイの上端と下端の高低差よりも大きくする。
また、開口11の下部14は、対象とする事務用電子機器製品の給排紙トレイの根元付近と略同じ横幅を有するように狭くする。
【0017】
背板10の前面(図1(a))には、対象とする事務用電子機器製品の製品情報や、当該製品を宣伝するためのイラスト等を表示する(図示せず)。このような製品情報やイラスト等は、背板10に直接印刷して表示しても良いし、これらを印刷した紙を背板10に貼り付けても良い。
背板10の裏面(図1(b))には、開口11の上端部の中央に、補強板13が接着されている。補強板13は、後述する閉鎖板20のクリップ材23を背板10に止着した際に、背板10を損傷しないためのものである。
【0018】
閉鎖板20は、板材収納部21、板材収納部に収納される板材22、及び、板材22の背面上部に固定されるクリップ材23から成る。閉鎖板20は開口11の上部を覆ってこれを隠すためのものであり、クリップ材23によって背板10に着脱可能に取り付けられる。閉鎖板20の横幅は開口11の横幅よりもやや大きくし、縦幅は、本閉鎖板20の下端が給排紙トレイの直上に来る程度とする。
板材22は、スチレン製の板を略矩形状に切断したものである(図2(b))。
板材収納部21は薄い透明プラスチック板から成り、図2(a)に示すように、正面板21aの左右及び下方に設けた折り返し板21b、21cを、狭い溝を設けるように正面板21aの後方に折り返すことにより形成される。この溝の幅を板材22の厚みと略同等としておき、正面板21aと板材22の表面の間に表示用紙24を挟むことにより、折り返し板21b、21cの弾性力により板材収納部21が板材22に固定される。
【0019】
ベース部30は、図3に示すように、断面矩形状の細長いプラスチック製の棒材の両端をコの字状に折り曲げて形成したものである。
なお、ベース部30の材質も、プラスチックに限定されず、段ボールでもよい。
【0020】
次に、本考案に係る表示板1を、給紙トレイ41が本体背面から斜め上方に突出しているプリンター40について用いる際の工程について、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0021】
まず、ベース部30を、プリンター40が陳列される陳列台の上に置く。次に、ベース部30の両端のコの字状の桟32に、背板10の下端の2個の切欠12を差し込むことにより、背板10をベース部30に立設する(図4(a))。
さらに、陳列台の上にプリンター40の本体を置き、背板10に設けられた開口11に給紙トレイ41を挿入して、そのままの姿勢で該本体を陳列台の上をスライドさせながら進ませる。プリンター40が背板10の直前に来た時点で、プリンター40を陳列台上に載置する。このとき、給紙トレイ41の根元付近は開口11の下方の狭い部分である下部14に丁度入る(図4(b))。
最後に、クリップ材23により、閉鎖板20を背板10の開口11の上部に取り付ける(図4(c))。
【0022】
図5は、背板10における閉鎖板20の取り付け位置付近の縦断面図である。
上述したように表示板1をプリンター40について用いると、図5に示すように、プリンター40の本体背面から斜め上方に突出した給紙トレイ41の大部分が開口11をくぐり抜け、背板10の背面側にくる。このような構成により、背板10がプリンター40の本体の直後に位置することができる。従って、プリンター40を置こうとする陳列台のスペースが狭い場合にも、表示板1を用いることができる。
【0023】
図5に示すように、開口11の大部分が閉鎖板20によって隠れるため、表示板1の見栄えが良くなる。さらに、該閉鎖板20にプリンター40の製品情報を表示することにより、表示板1の表示板としての機能をよりよく発揮させることができる。
【0024】
また、開口11の下部14は、開口11の他の部分よりも狭い横幅を有し、対象とするプリンター40の給紙トレイ41の根元付近と略同じ横幅となるように設計されている。これにより、給紙トレイ41の根元付近の両端が開口11の下部14によって挟持されるため、背板10をより安定的に保持することができる。
【0025】
本考案は種々の変更が可能である。
図6(a)に示すように、ベース部30Aが、その前方に、対象とする事務用電子機器製品を載置するための載置台31を有するようにしてもよい。載置台31は、当該製品の下面と略同じ又はやや大きな略矩形の載置面を有するものとすることができる。ベース部30に取り付けられた載置台31に事務用電子機器製品を載置すれば、当該製品の重みによってベース部30A及びその上に略鉛直に立設された背板10をより安定的に保持することができる。図6(b)は、載置台31を有する表示板1Aをプリンター40について用いた状態を示す図である。
【0026】
また、図7の(a)に示すように、ベース部30Bに、その後方から突出する安定板34を設けてもよい。この安定板は、図7の(b)に示すように、ベース部30Cの前方に突出するようにしてもよい。この場合、この安定板34A上に事務用電子機器製品を載置することによりベース部30C及び背板10をより安定的に保持することができる。
【0027】
1、1A…表示板
10…背板
11…開口
12、12A…切欠
13…補強板
14…開口の下部
20…閉鎖板
21…板材収納部
22…板材
23…クリップ材
24…表示用紙
30、30A、30B、30C…ベース部
31…載置台
32…桟
34、34A…安定板
40…プリンター
41…給紙トレイ

(57)【要約】

【課題】背面から後方に給排紙トレイが突出した事務用電子機器製品について好適に用いることができる表示板を提供する。【解決手段】本考案に係る表示板1は、ベース部30と、プリンター40の給紙トレイ41の最大横幅よりも大きな横幅を有するとともに前記給紙トレイ41の上端と下端の高低差よりも大きな縦幅を有する開口11を備える背板10と 開口11の上部を覆うように背板10に着脱可能に取り付けられる閉鎖板20を有する。背板10は、該背板10をベース部30に略鉛直に立設するための切欠12を備えている。プリンター40の給紙トレイ41を開口11に挿入することにより、背板10がプリンター40の本体の直後に位置することができる。また、開口11が大きく設けられているために、プリンター40を傾けることなく、そのままの姿勢で開口11に給紙トレイ41を挿入することができる。


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