(54)【考案の名称】伝言シート及び伝言シート体

(73)【実用新案権者】株式会社スクウェア・エニックス

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、加筆することができる、キーボード自立用の伝言シート、本の頁間に挟み込む栞(しおり)、下敷き、マウスパッド、及び前記伝言シート及び又は栞を複数搭載して切り離し可能な伝言シート体に関する。

【従来の技術】

【0002】
一般にパーソナルコンピュータの操作者が離席しているときに外部から電話があり、その伝言を前記操作者に伝える手段として、伝言内容を記載したメモ用紙を卓上に置くことが行われている。
また、このコンピュータ操作者用の伝言用紙に関する技術が掲載されたインターネット上のウェブサイトとしては下記の非特許文献1が挙げられ、この非特許文献1には、上部分をメモ書きが可能な動物の形状とし、下部を横長方形状にし、キーボードのキースイッチ間に下部を挿入して自立させる伝言メモ用紙が記載されている。
また、従来技術による栞、下敷き、マウスパッドは、それぞれ、本の頁間に挿入されて目印としての機能、用紙の下に置いて筆記を容易にするための機能、コンピュータにおけるマウスの移動を高精度に検知させるための機能の本来の機能は備えているものの、他の機能は備えていないのが一般的である。
【0003】
【非特許文献1】「SHOP MOJI MOJI」がインターネットのオンラインショップのホームページに記載した「DengOn」の頁、[平成23年5月29日検索]、インターネット(http://www.hi−mojimoji.com/shop/dengon/)

【考案が解決しようとする課題】
【0004】
前述のメモ用紙を机上に置く従来技術は、紙のメモ用紙が風等によって落下したり卓上から飛ばされないようにするための文鎮等が必要になり、非特許文献1に掲載のメモ用紙は、伝言内容を加筆するために材質を紙としているため、腰がなく自立には適さないと共に前記の風等によって飛ばされる可能性があり、さらには繰り返しの利用に適さないという課題があった。
また、従来技術による栞、下敷き、マウスパッドは、それぞれの本来の機能を備え、当該個々の機能を利用者が使用することが行われているものの、他の機能との兼用が考慮されていないのが一般的である。
【0005】
本考案の目的は、前述の従来技術による課題を解決することであり、繰り返し加筆することができる、キーボード自立用の伝言シート、本の頁間に挟み込む栞(しおり)、下敷き、マウスパッド、及び前記伝言シート及び又は栞を複数搭載して切り離し可能な伝言シートを提供することである。

【効果】

【0013】
本考案による伝言シート、栞、下敷き、マウスパッド、伝言シート体は、透過性の透明基台板の一面に筆記可能な加筆透明ニスを印刷することによって、筆記領域を形成することができる。そして、この筆記領域にメモ等を記入し、消す事が可能となるため、繰り返しの利用にも適している。また、本考案による伝言シート体は、透過性且つ平板状の透明基台板の一面に筆記可能な加筆透明ニスを印刷すると共に前記伝言シート及び栞を囲む領域を囲んで切り取るためのミシン目を開孔したことによって、筆記領域を形成した伝言シート及び栞を切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本考案の一実施形態による伝言シートの使用状態を示す図。
【図2】本実施形態による伝言シートを説明するための図。
【図3】本実施形態による伝言シート及び栞を複数搭載した伝言シート体を説明するための図。

【0015】
以下、本考案の一実施形態による伝言シート及び栞と、該伝言シート及び栞を複数搭載して伝言シート及び栞を切り取り可能にした伝言シート体と、下敷き及びマウスパッドとを説明する。
本考案の一実施形態による伝言シート20は、図1に示す如く、パーソナルコンピュータのキーボード10に配置された複数のキースイッチ11の列の間隔に挿入されて自立するものであって、図2に示す如く、キーボード面に対して上方向に配置された伝言を手書き可能な伝言記入部21と、キャラクターが印刷されたキャラクター部22と、前記複数のキースイッチ11の列の間隔に挿入されて自立するための支持部23とを囲む外形状に構成され、本実施形態においては、図2に示す如く、伝言記入部21を、縦方向に伸びるキャラクター部22の上方側面から横方向にフキダシの如く突出させ、伝言シート20を自立するために支持部23の下部幅L2を上部幅L1と同じ寸法とし、上部と下部の中間部の中間幅L6を前記上部幅L1と下部幅L2より狭い幅に構成している。
【0016】
また、本考案が適用されるキーボード10のキースイッチ11は、文字等が刻印されたキートップと、該キートップを上下方向移動可能に支持する支持部と、キーボードの印刷基板の接点をオンオフする接点スイッチとから構成されており、前記伝言シート20の支持部23は、縦方向の寸法L4を前記接点スイッチからキートップ迄の縦寸法以上に設定しており、余白部分にキャラクターに対応したロゴ等のロゴ部24とキャラクターの著作権を表示する著作権表示部25とを表面又は裏面に印刷しており、前記伝言記入部21は、支持部23がキーボードに配置された複数のキースイッチ列の間隔に挿入されたときにキースイッチの高さ以上の位置になるように配置されている。前記キースイッチの高さは、一般に薄型の約5mmから通常の約10mmの範囲である。
【0017】
なお、本実施形態においては、伝言シートの外形状が伝言記入部21上部縁の上部幅L1と支持部23下部縁の下部幅L2とを同一寸法とした例を説明したが、本考案はこれに限られるものではなく、上部幅L1に比べて下部幅L2の幅寸法を大きくすることや、キャラクター部22の中間幅L6を狭くすることなく、上部幅L1及び下部幅L2を同じくした方形とすることや、上部幅が下部幅に比べて短い台形にすることや、縦長の縦長方形にすることや、縦寸法が短く横寸法が該縦寸法に比べて長い横長方形とすることや、キャラクター部22及び伝言記入部21の形状を湾曲した形状にすることが考えられる。また、支持部23の下部はキーボート内部の平面な印刷基板上に乗せるため直線状が好ましいが、櫛状他の形状であっても良い。
【0018】
本実施形態による伝言シートは、図3(b)に側面を示す如く、厚さが好適には約0.2mmの例えば透明ポリプロピレン製の透過性の透明基台板110と、該透明基台板110上に、前記キャラクター部22・伝言記入部21・ロゴ部24・著作権表示部25が印刷された印刷層120と、該印刷層120の伝言記入部21の伝言記入領域に印刷塗布され、一般の筆記用具を用いた文字の記入が可能な材質から成る加筆透明ニス層130とから構成される。本実施形態においては、図3(a)に示す如く、複数の伝言シート20〜60を配置し、各伝言シート20〜60を伝言シート外形状に沿ってミシン目により切り離し可能にしたものを伝言シート体100と呼び、この伝言シート体100は、ミシン目を開孔しない場合は紙に筆記する際に該紙の下に敷いて使う板状の文房具である下敷きやコンピュータの入力装置であるマウスの動作を良好にするための板状のマウスパッドとして使用することができる。なお、下敷きやマウスパッドの場合には、その利用に適した厚さや形状等にすると良い。また、前記伝言シート20〜60は栞としても使用することができ、このため本明細書で説明する伝言シートは栞と読み替えることもできる。
【0019】
この伝言シート体100は、例えば、図3(a)に平面を示す如く、(A)厚さが好適には約0.2mmの方形の透明基台板110に、図2に示した外形状の伝言シート20と、中央に伝言記入部31を配置し、該伝言記入部31の両側に動物のキャラクター部32を配した外形状横長の伝言シート30と、縦長の伝言記入部41の一側に動物キャラクター部42を配した外形状の伝言シート40と、横長の伝言記入部51にキャラクター部52の一部を重複させた外形状の伝言シート50と、上端の伝言記入部61の下方にキャラクター部62を配した縦長外形状の伝言シート60とを印刷技術によって印刷する工程と、(B)前記各伝言記入部上に前記加筆透明ニス層130を印刷塗布する工程と、(C)複数の伝言シートの外形状に沿って余り箇所から切り離し可能なようにミシン目を入れる工程とによって製造される。なお、前記ミシン目を開口する工程(C)は、伝言シート体100を下敷きやマウスパッドとして使用する際には不要である。また、本実施形態による伝言シート、特に伝言シート60のような縦長の伝言シートは、本の栞としても使用することができる。
【0020】
前記加筆透明ニス層130を構成する加筆透明ニスは、例えば、ポリエステル樹脂15%〜20%と、アクリルエステルオリゴマー・モノマー50%〜60%と、光開始剤5%〜10%と、マット剤15%〜20%と、その他重合禁止剤等を5%未満混合したものであって、UVオフセット印刷用透明ニスとも呼ばれ、鉛筆や油性ペンで記載した文字を消して再利用することができる。また、この加筆透明ニスは、前記した配合に限られるものではなく、他の材質のものであっても良い。
【0021】
また、前記透明基台板110の材質及び厚さは前記したものに限られるものではなく、例えば、材質はポリエチレンテフタレート(PET)や塩化ビニール他の透過性のある合成樹脂であれば良く、キーボードに自立させる伝言シートとする際には、材質や外形状に応じて自立可能な厚さであって市販のシートカット装置によってカット可能な0.1mm〜0.5mm程度の厚さが好ましい。
また、本実施形態においては印刷層120を、透明基台板110と加筆透明ニス層130と間に印刷塗布する例を示したが、これに限られず、透明基台板110の裏面(図3bにおける右側)に印刷塗布するようにしても良い。
【0022】
本考案による伝言シート、栞、該伝言シート及び栞を切り離し可能に複数搭載した伝言シート体、下敷き、マウスパッドは、透過性の透明基台板110の一面に筆記可能な加筆透明ニスを印刷することによって、筆記領域を形成することができ、特に伝言シート体は、前記伝言シート及び栞を囲む領域を囲んで切り取るためのミシン目を開孔したことによって、筆記領域を形成した伝言シート及び栞を切り離すことができる。
【0023】
10 キーボード、11 キースイッチ、
20 伝言シート、21 伝言記入部、22 キャラクター部、23 支持部、
24 ロゴ部、25 著作権表示部、30 伝言シート、31 伝言記入部、
32 キャラクター部、40 伝言シート、41 伝言記入部、
42 キャラクター部、50 伝言シート、51 伝言記入部、
52 キャラクター部、60 伝言シート、61 伝言記入部、
62 キャラクター部、100 伝言シート体、110 透明基台板、
120 印刷層、130 加筆透明ニス層

(57)【要約】

【課題】容易に自立し且つ伝言内容を記載することができる伝言シートを提供する。【解決手段】キーボードのキースイッチ列の間隔に挿入されて自立するための支持部23を有する透過性の透明基台板の伝言記入部21上に筆記可能な加筆透明ニス層を印刷することによって、筆記領域を形成する。


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