(54)【考案の名称】衝撃保護警告装置

(73)【実用新案権者】弘瀚實業股▲分▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1B

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、衝撃保護装置に関し、特に、衝突を防ぐための警告機能を有する衝撃保護警告装置(impact-protecting guard)に関する。

【従来の技術】

【0002】
日常生活でよく使用される従来の衝撃保護装置は、大きく分けて能動型及び受動型に分けることができる。そのうち能動型の衝撃保護装置は、例えば、物の接近を感知すると、警告音を鳴らしたり警告ライトを点灯したりすることにより、視覚的又は聴覚的にユーザに警告する機能を有する。それに対し、受動型の衝撃保護装置は、例えば、階段の手すりや戸口の壁に貼設された発泡体からなるクッション、又は、棚、テーブルや椅子の角に接着されたクッションといった柔らかい物により、衝突の際の衝撃を和らげる機能を有する。
【0003】
しかしながら、能動型の衝撃保護装置は、外部電源を接続したり電池を内蔵したりする必要があり、価格も高いためあまり普及していない。そのため、従来技術の問題点を解決し、能動型及び受動型それぞれの長所を兼ね備えた衝撃保護装置が求められていた。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
本考案の目的は、衝突を防ぐための警告機能を有する衝撃保護警告装置を提供することにある。

【効果】

【0006】
本考案にかかる衝撃保護警告装置は、発光して警告することや衝突したときの衝撃を和らげることができる上、硬質体及び軟質体に警告発光体を選択的に設けることにより、ユーザが所望する様々な使用方法及び機能に応じ、硬質体及び軟質体の組み合わせを変えて様々な態様の警告を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1A】本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置を示す斜視図である。
【図1B】本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置を示す断面斜視図である。
【図1C】本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が軟質体の内部全体に設けられている状態を示す斜視図である。
【図1D】本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置を示す断面図である。
【図1E】本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が軟質体の内部の一部に設けられている状態を示す斜視図である。
【図2A】本考案の第2実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が硬質体の内部全体に設けられている状態を示す断面図である。
【図2B】本考案の第2実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が硬質体の内部の一部に設けられている状態を示す断面図である。
【図3A】本考案の第3実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が軟質体及び硬質体の内部全体に設けられている状態を示す断面図である。
【図3B】本考案の第3実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が軟質体及び硬質体の内部の一部に設けられている状態を示す断面図である。
【図4A】本考案の第4実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が粘着層の内部全体に設けられている状態を示す断面図である。
【図4B】本考案の第4実施形態にかかる衝撃保護警告装置の警告発光体が粘着層の内部の一部に設けられている状態を示す断面図である。

【0008】
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。
【0009】
(第1実施形態)
図1A〜図1Eを参照する。図1A〜図1Eに示すように、本考案の第1実施形態にかかる衝撃保護警告装置Mは、硬質体(rigid body)1、軟質体(soft body)2、粘着層(adhesive layer)3及び少なくとも1つの警告発光体4から構成される。
【0010】
硬質体1は、プラスチック材料からなり、耐衝撃性、耐熱性、耐低温性及び耐化学薬品性を有し、電気性能が良好で、加工し易く、製品のサイズが安定し、表面の光沢が好ましく、透光性が高く、塗装・着色が行い易いため、衝撃保護警告装置Mの主なバックボーン(backbone)として用いるのに適している。硬質体1は、折り曲げ部11と折り曲げ部11に延設された複数の側辺延伸部12とを有する。折り曲げ部11の角度は、90度の直角でもよいが、これに限定されず、角を弧状に形成してもよい。側辺延伸部12は、実際の使用状況に応じて長さを調整することができる折り曲げ部11の延伸部分である。
【0011】
軟質体2は、可撓性及び耐磨耗性を有するプラスチック材料からなり、耐引き裂き性(tear-resistant)及び曲げ強度(bending strength)に優れ、引っ張り強度(tensile strength)及び破断伸び率(breaking elongation rate)が大きく、長期変形率が低く(low long-term deformation rate)、耐低温性(low-temperature resistant)、耐油性(oil-proof)、耐脂肪族系溶剤(aliphatic solvent-proof)、耐炭化水素系溶剤(carbon and hydrogen solvent-proof)、耐酸素性(oxygen-resistant)、耐オゾン性(ozone-resistant)及び耐老化性(anti-aging)を有し、透光性が高いため、衝撃保護警告装置Mの緩衝カバーとして用いるのに適している。軟質体2は、衝撃保護部21と衝撃保護部21に延設された複数の側辺被覆部22とを有する。衝撃保護部21及び側辺被覆部22のサイズ及び形状は、折り曲げ部11及び衝撃保護部21と略同じである。硬質体1の外側表面は、軟質体2により被覆されている。衝撃保護部21及び側辺被覆部22は、折り曲げ部11及び側辺延伸部12にそれぞれ対応するように設けられている。
【0012】
粘着層3は、硬質体1の内側表面に接続されている。粘着層3は、例えば、熱熔融型糊(hot glue)、両面テープ(double tape)、発泡テープ(foam tape)など、様々な種類のテープからなってもよい。粘着層3は、保護する物(例えば、図1Cに示すテーブルTなど)に衝撃保護警告装置Mを接着させるために用いる。
【0013】
警告発光体4は、蛍光体粒子(masterbatch fluorescent)又は蓄光粒子の塗布用接着剤(coating fluorescent agent)(SrMgAl408:Eu2+Dy3+)でもよく、図1Cでは当該部分がドットで示されている。警告発光体4は、軟質体2の内部に2種類の方式により設けられる。2種類の方式のうちの一方式は、警告発光体4を軟質体2の内部全体に設ける方式であり(図1A〜図1D参照)、他の方式は、警告発光体4を軟質体2の内部の一部(例えば、図1Eの感嘆符の部分)だけに設ける方式である。
【0014】
上述の衝撃保護警告装置Mは、粘着層3により、テーブルTの角の辺縁部に接着される。衝撃保護警告装置Mの警告発光体4の蛍光体粒子は、光が当たると発光してユーザに注意を促す警告機能を有する。また、衝撃保護警告装置Mの警告発光体4の蓄光粒子は、蓄光機能を有するため、光が当たらないときでも、人や物などが当たることを防ぐように、数時間発光し続けることができる。衝撃保護警告装置Mの軟質体2は、上述の警告発光体4の警告機能で衝突を防ぐことができず、人や物などが当たった場合に、衝突により発生するエネルギーの一部を吸収し、人が怪我をしたり物が損傷したりすることによる被害を最小に抑えることができる。衝撃保護警告装置Mは、老人が不注意により当たったり、視線の高さが低い子供が当たったりして怪我をすることを防ぐことができるように、家の中で使用すると特に効果が高い。
【0015】
本考案は、能動型の警告機能及び受動型の緩衝機能を兼ね備える上、電源で駆動させる必要もない。警告発光体は、軟質体の内部全体又は内部の一部分に選択的に設けられ、文字、記号などにより、様々な警告パターンを表示することができる。
【0016】
(第2実施形態)
図2A及び図2Bを参照する。図2A及び図2Bに示すように、本考案の第2実施形態は、第1実施形態のように、警告発光体4が軟質体2の内部に設けられているのではなく、硬質体1の内部に設けられている。第2実施形態のその他の構造は、第1実施形態と同じであるため、硬質体1、軟質体2、粘着層3及び警告発光体4についての説明は省略する。
【0017】
警告発光体4は、硬質体1の内部に2種類の方式により設けられる。2種類の方式のうち、一方式は、警告発光体4を硬質体1の内部全体に設ける方式であり(図2A参照)、他の方式は、警告発光体4を硬質体1の内部の一部のみに設ける方式である(図2B参照)。警告発光体4が設けられた硬質体1は、軟質体2により被覆されているが、軟質体2のTPU(Thermoplastic Polyurethane)材料が透光性材料からなるため、蛍光体粒子又は蓄光粒子の警告機能に悪影響を及ぼすことがない。
【0018】
(第3実施形態)
図3A及び図3Bを参照する。図3A及び図3Bに示すように、本考案の第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態のように、警告発光体4が、軟質体2だけに設けられたり、硬質体1だけに設けられたりするのではなく、硬質体1及び軟質体2の内部にそれぞれ設けられている。第3実施形態のその他の構造(例えば、硬質体1、軟質体2、粘着層3、警告発光体4など)は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0019】
警告発光体4は、硬質体1及び軟質体2の内部に、2種類の方式により設けられる。2種類の方式のうちの一方式は、警告発光体4を硬質体1及び軟質体2の内部全体に設ける方式であり(図3A参照)、他の方式は、警告発光体4を硬質体1及び軟質体2それぞれの内部の一部のみに設ける方式である(図3B参照)。また、警告発光体4は、実際の必要に応じ、硬質体1の内部全体及び軟質体2の内部の一部のみに設けたり(図示せず)、硬質体1の内部の一部のみ及び軟質体2の内部全体に設けてもよい(図示せず)。
【0020】
本考案は、構造が簡素であり、容易に製造したり使用したりすることができる。以下、衝撃保護警告装置Mの製造工程を簡単に説明する。まず、蛍光体粒子とプラスチック材料とを高温下で混合し(以下「A配合」という)、蓄光粒子とプラスチック材料とを混合する(以下「B配合」という)。続いて、二重射出成形機(double injection molding machine)を用いて、モールド金型内でA配合を硬質体1に射出成形してから、モールド金型を回転させ、B配合を軟質体2に射出成形する。その後、粘着層3を硬質体1の内側表面に貼設させ、衝撃保護警告装置Mを完成させる。上述の製造工程により、硬質体1が蛍光性を有し、軟質体2が畜光性を有する衝撃保護警告装置Mが製作される。また、上述の製造工程では、様々な警告機能及び効果を得ることができるように、硬質体1、軟質体2、蛍光体粒子及び蓄光粒子を様々な方式で組み合わせてもよい。
【0021】
(第4実施形態)
図4A及び図4Bを参照する。図4A及び図4Bに示すように、本考案の第4実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態のように、警告発光体4が、軟質体2だけや硬質体1だけに設けられるのではなく、粘着層3の内部に設けられている。第4実施形態のその他の構造(例えば、硬質体1、軟質体2、粘着層3、警告発光体4など)は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0022】
警告発光体4は、粘着層3の内部に2種類の方式により設けられる。2種類の方式のうちの一方式は、警告発光体4を粘着層3の内部全体に設ける方式であり(図4A参照)、他の方式は、警告発光体4を粘着層3の内部の一部だけに設ける方式である(図4B参照)。
【0023】
また、警告発光体4は、硬質体1、軟質体2及び粘着層3の内部全体にそれぞれ設けられてもよい。
【0024】
本考案にかかる衝撃保護警告装置は、発光による警告や衝突の衝撃を和らげる機能を有する上、実際の必要に応じ、警告発光体を硬質体及び軟質体に選択的に設けることができ、ユーザが所望する使用方法及び機能に応じ、硬質体と軟質体との組み合わせを変えて様々な警告を行うこともできる。
【0025】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を上述の通り開示したが、これらは、本考案を限定するものではない。したがって、本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で行われる各種の変更や修正は、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
【0026】
1 硬質体
2 軟質体
3 粘着層
4 警告発光体
11 折り曲げ部
12 側辺延伸部
21 衝撃保護部
22 側辺被覆部
M 衝撃保護警告装置
T テーブル

(57)【要約】

【課題】衝突を防ぐための警告機能を有する衝撃保護警告装置を提供する。【解決手段】衝撃保護警告装置は、硬質体1、軟質体2、粘着層3及び少なくとも1つの警告発光体4を備える。硬質体1は、折り曲げ部11と、該折り曲げ部11に延設された複数の側辺延伸部12とを有する。軟質体2は、硬質体1の外側表面を被覆し、衝撃保護部21と、該衝撃保護部21に延設された複数の側辺被覆部22とを有する。粘着層3は、硬質体1の内側表面に接続される。警告発光体4は、軟質体2の内部に設けられる。


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