(54)【考案の名称】医療用ブラシ

(73)【実用新案権者】株式会社華祥苑

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、手術中における、特に脳内の異物を除去するための医療用ブラシに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
脳の手術の一例として脳腫瘍の場合、脳腫瘍を除去する時、神経細胞・がん細胞・脳神経等が癒着していた場合において、従来は適当な筆(ブラシ)を使用している。
【0003】
また、別の従来技術としては適当なものはないが、例えば、EMR材料を固定版に貼り付け、固定板ごとに2分間60度C以上の固定液に浸し、軽く水洗し約2分間漂白して、さらに2分間水洗し水中にて筆を用いて粘膜表面の粘液を払い落として、染色し水中で実体顕微鏡によりpit patternを観察・診断し、切除断端の判定を10数分以内に行えるようする。そうすることによって、10数分以内に病変の広がりを面として捉えることができるものがある。(特許文献1参照)
【特許文献1】 特開2001−228144号 公報

【考案が解決しようとする課題】
【0004】
上記前者が、一般的な手術ですが、発光体が近設していないため患部が見えにくく、また、ファイバースコープを近設していないため、作業に手間取ることがある。
さらに、患部洗浄用ノズルにより、確実に異物を除去することができない。
【0005】
上記後者の物は、本考案とは異なり、EMR中に切除断端を判定する方法の時に使用されるもので、目的等が異なるものである。
【0006】
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、医療用ブラシ本体に、発光体ファイバースコープ、患部洗浄用ノズルを設けることにより、患部が見え易く、作業に手間が掛かることなく、確実に異物を除去する医療用ブラシを提供することを目的とする。

【効果】

【0008】
1)、医療用のブラシ本体の先端部に発光体を設けることにより、患部が見えやすい。
2)、医療用のブラシ本体の先端部にファイバースコープを設けることにより患部の位置 が分かりやすい。
3)、医療用のブラシ本体の先端部に患部洗浄用ノズルを設けることにより確実に異物を 除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 本考案の一実施例を示す医療用ブラシの正面図。
【図2】 本考案の一実施例を示す医療用ブラシの左側面図。
【図3】 本考案の一実施例を示す医療用ブラシの使用状態図。

【0010】
1は、医療用ブラシである。
2は、軸本体2aの先端に、動物の毛(例えばPVT)によるブラシ2bを、設けてなる医療用ブラシ本体である。
3は、上記医療用ブラシ本体2の先端部(ブラシ2bの後方)に設けてなる前部にレンズ3aを設けたLEDによる発光体で、この実施例の場合LEDを8個設けてある。
4は、上記医療用ブラシ本体2の先端部(発光体3の上方)に設けてなるファイバースコープである。
5は、上記医療用ブラシ本体2の先端部(ブラシ2bの後端付近)にも受けてなる患部洗浄用ノズルである。
【0011】
なお、発光体3・ファイバースコープ4のケーブルK・K1は軸本体2a内に内設するのが望ましく、患部洗浄用ノズル5のチューブTも同様である。
【0012】
本考案の使用例について述べる。
例えば、脳内の腫瘍Sを取り除く場合、患部KBに医療用ブラシ1を近づけると同時に発光体3にて患部KBを照らし、ファイバースコープ4にて除去物質(腫瘍S)の位置をモニター(図示せず)にて確認し、必要に応じて患部洗浄用ノズル5より食塩水(生理水)Mを噴射しながらブラシ2bにて除去作業を行うものである。
【0013】
なお、上記実施例において、ブラシ2bの大きさや形状、毛の種類等は必要に応じて決めるものとする。
また、患部洗浄用ノズル5から噴出させる液体も必要に応じて決めればよい。
さらに、軸本体2aの材質等は、特に限定するものではない。
【0014】
1――――医療用ブラシ
2――――医療用ブラシ本体
2a―――軸本体
3――――発光体
3a―――レンズ
4――――ファイバースコープ
5――――患部洗浄用ノズル
KB―――患部
S――――腫瘍
M――――食塩水(生理水)

(57)【要約】

【課題】医療用ブラシ本体に、発光体ファイバースコープ、患部洗浄用ノズルを設けることにより、患部が見え易く、作業に手間が掛かることなく、確実に異物を除去する医療用ブラシを提供する。【解決手段】軸本体2aの先端にブラシ2bを設けてなる医療用ブラシ本体2の先端部に、発光体3と、ファイバースコープ4を設け、かつ患部洗浄用ノズル5を設ける。使用に当たっては、例えば、脳内の腫瘍を取り除く場合、患部に医療用ブラシ1を近づけると同時に発光体3にて患部を照らし、ファイバースコープ4にて除去物質(腫瘍)の位置をモニターにて確認し、必要に応じて患部洗浄用ノズル5より食塩水(生理水)を噴射しながらブラシ2bにて除去作業を行う。


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