(54)【考案の名称】脱着式トイレハウス

(73)【実用新案権者】株式会社テクノミズホ

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、コンテナ脱着装置付車両を利用して移動可能な脱着式トイレハウスに関する。

【従来の技術】

【0002】
特許文献1に記載の考案は、第1に、使用場所が限定されず、容易に屋外で運搬,移動,設置,使用可能であり、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、バス・トイレ用のコンテナを提案する。このコンテナBは、車載運搬可能であり、目的地の屋外で設置,使用され、内部にシャワー17付のバスユニット10とトイレユニット11が配設されている。そして、天井1上に設けられた給水タンク24,太陽熱温水器25,給湯器,太陽電池29の集光パネル26等と、給水タンク24からシャワー17,バスユニット10,トイレユニット11等に至る冷水管Cと、太陽熱温水器25や給湯器からシャワー17,バスユニット10に至る温水管Dと、バスユニット10の排水口30と、トイレユニット11の汚物処理口31と、太陽電池29のバッテリー28に接続された換気扇32や室内灯33と、を有している。
【0003】

【効果】

【0011】
本考案は以上説明したように構成されているので、本考案の脱着式トイレハウスは、重量軽減、車両への積み降ろし効率の向上、緊急設備としての利便性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態の脱着式トイレハウス1の平面図である。
【図2】脱着式トイレハウス1の正面図である。
【図3】脱着式トイレハウス1の左側面図である。
【図4】脱着式トイレハウス1の右側面図である。
【図5】脱着式トイレハウス1の底面図である。
【図6】コンテナ脱着装置付車両100に脱着式トイレハウス1が脱着される様子を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態の脱着式トイレハウス201の正面図である。
【図8】本発明の他の実施形態の脱着式トイレハウス301の正面図である。

【0013】
以下に、本考案の好適な一実施形態である脱着式トイレハウス1について図面を参照して説明する。
【0014】
脱着式トイレハウス1は、図1〜図5に示す通り、底板30と底板30の上に立設した前板31から構成される本体3と、本体3の底板30の前部下面に形成される前脚4と、本体3の底板30の後部下面に形成されるローラ付後脚5と、コンテナ脱着装置付車両100に搭載する場合に案内するため底板30の下面にガイド部材6(図5参照)と、本体3をコンテナ脱着装置付車両100に固縛するために底板30の下面に設けたピンを備えた固縛装置7(図5参照)と、本体3の前板31に固定される掛合部材8と、底板30上に並設する複数個(ここでは6個)のボックス型のユニットトイレ9と、を備えている。ユニットトイレ9へ電気を供給する発電機(図示略)を設けても、設けなくてもいずれでもよい。発電機(図示略)に代えて、コンセント、配線を介して外部から電気を供給してもよい。そして、図6に示す通り、コンテナ脱着装置付車両100に搭載されるときには、コンテナ脱着装置付車両100のフック101で掛合部材8を引っ掛けてコンテナ脱着装置付車両100の前方に移動させ、コンテナ脱着装置付車両100から降ろすときには、前記コンテナ脱着装置付車両100のフック101で掛合部材8を引っ掛けて車両100の後方に移動させる。
【0015】
前脚4と、ローラ付後脚5とが、折畳構造を備えたものでもよい。フックで底板30に掛け止めすることができる。
【0016】
掛合部材8の両側にはリブ11を設けてある。この掛合部8にフック101が掛けられて、脱着式トイレハウス1をコンテナ脱着装置付車両100に脱着する。
【0017】
図1〜図4に示す通り、ユニットトイレ9は、複数個(ここでは、6個)、底板30の上に背中合わせで設置される。ユニットトイレ9は、開閉自在の扉9aを設け施錠9bを可能としたものである。ユニットトイレ9は、大便用、小便用のいずれでもよく、適宜数が設置される。また、大便用、小便用のいずれか一方のみから構成されてもよい。さらに、追加的に、手洗い器を単独で備えたユニットハウスを設置しても良い。さらに底板30に取り外し式階段(図示略)を取り付けることもできる。このユニットトイレは、それぞれ、大便器又は小便器のいずれかと、汚水タンクと、を備えている。また、工事用等に用いられる簡易トイレを採用しても良い。なお、ユニットトイレ9の設置数、配置については適宜選択可能である。ユニットトイレ9は底板30に対して載置したものでもよいし、溶接、固定具等で固定してもよいが、脱着装置(図示略)で取り外し可能な構造としてもよい。
【0018】
底板30上に水タンク、ポンプ等を備えた水タンクユニット(図示略)を別途に設け、より多くの水量を確保するようにしても良い。
【0019】
発電機(図示略)を使用する場合には、あらかじめガソリンとオイルを供給しておくことで発電を行うエンジン内蔵型のものである。オイル給油口にオイルを供給し、燃料給油キャップを外し、注入口のレベル(給油限界位置)までガソリンを供給し、燃料給油キャップつまみを開の位置に合わせ、エンジンスイッチを運転の位置に合わせ、始動グリップを引く等によってエンジンがかかるようになっている。三相交流電源を採用する。なお、単相交流電源を採用し、2つのインバーターを直列あるいは並列に切り換えてもよい。100Vの出力、200Vの出力など各種電圧にも対応する。発電機(図示略)からの排気ガスは外部に排気する。
【0020】
実施形態の動作、作用効果を説明する。コンテナ脱着装置付車両100に脱着式トイレハウス1が積載されて移動するときには、図6に示す通り、少なくとも前脚4が畳まれた状態で、掛合部8にフック101が掛けられて、アーム102によって、脱着式トイレハウス1を長手方向に移動させて装着させる。このとき、ユニットトイレ9に水タンク、あるいは、汚水用タンクを装着しているため、底板30の積おろし傾斜角度を緩やかにする必要がある。そのため、ローラ付後脚を長くする必要から、これを折たたみ式構造としたことで、積み降ろし作業は円滑に簡単に行うことができる。前脚4に加えてローラ付後脚5も畳んで運搬してもよい。
【0021】
一方、コンテナ脱着装置付車両100から降ろされて地面に設置されるときには、ローラ付後脚5とを畳まれた状態から展開させて立設し、アーム102によって脱着式トイレハウス1を長手方向に移動させて、前脚4を展開し、コンテナ脱着装置付車両100から離脱させる。離脱作業は円滑に簡単に行うことができる。取り外し式階段21を本体3に取り付けてもよい。必要に応じて、発電機を本体3に搭載させ、ユニットトイレ9に発電機から電力供給させてもよいし、発電機に代えてコンセントからユニットトイレに電源供給してもよい。電源はトイレの温水装置、電気制御装置に用いることが好ましい。また寒冷地では暖房装置、熱帯では冷房装置を設け、電源を供給してもよい。
【0022】
以上のように、便器専用の脱着式トイレハウス1とすることで重量が軽減でき、コンテナ脱着装置付車両100を利用することで車両への積み降ろし効率を向上でき、さらに保冷コンテナ、事務所コンテナと組み合わせることで災害発生時などに緊急設備としての機動性と利便性向上を図ることができる。発電機を必要に応じて利用することで利便性を向上させることができる。
【0023】
図7に示す通り、異なる他の実施形態の脱着式トイレハウス201は、ユニットトイレ209aが大便器から構成されたものと、ユニットトイレ209bが扉のない開放型又は小扉を備えた小便器から構成されたものとを混在させて設置したものである。これらの2種類のユニットトイレ209a、209bの設置数、配置については適宜選択可能である。使用状況に応じて、ユニットトイレ209bを全部設置してもよい。また、手洗い器単独で構成されたユニットハウス209cは設けても設けなくてもいずれでもよい。ユニットハウス209cを設けないときには別途、近くに手洗い場を設置することが必要である。
【0024】
図8に示す通り、更に異なる他の実施形態の脱着式トイレハウス301は、底板330の上面に汚水槽302を設置し、その上にユニットトイレ309を設置したものである。各ユニットトイレ309の汚水がオーバーフローしたときに、有効である。また、汚水タンクのないユニットトイレの場合には必須である。
【0025】
脱着式トイレハウス1、201、301は、重量軽減、コンテナ脱着装置付き車両100への積み降ろし効率が向上し、緊急設備としての利便性向上を図ることができる。たとえば、フラット型コンテナに現存の簡易トイレを用途に応じて複数種類、簡易に並設することができ、その工業的利用価値は大である。なお、本考案は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の技術的思想を逸脱しない範囲において、当該技術的範囲に属する限り種々の改変等の形態を採り得る。
【0026】
1・・・脱着式トイレハウス
3・・・本体
4・・・前脚
5・・・ローラ付後脚
6・・・ガイド部材
7・・・固縛装置
8・・・掛合部材
9・・・ユニットトイレ
30・・・底板
31・・・前板
32・・・天板
33,34・・・側板
100・・・コンテナ脱着装置付車両
101・・・フック
102・・・アーム

(57)【要約】

【課題】車両への、積み降ろし効率の向上、緊急設備としての利便性を向上させた脱着式トイレハウスを提供する。【解決手段】脱着式トイレハウス1は、側部に扉を設けた本体と、本体の底板30の前部下面に形成される前脚4と、本体の底板30の後部下面に形成されるローラ付後脚5と、コンテナ脱着装置付車両に搭載する場合に案内するため底板30の下面にガイド部材6と、本体をコンテナ脱着装置付車両に固縛するために底板30の下面に設けたピンを備えた固縛装置と、本体の前板31に固定される掛合部材8と、底板30の上に並設するボックス型のユニットトイレ9と、を備える。


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